今回は、引っ越しは英語で何というのかをご紹介していきます!
引っ越しの途中に使える英語表現や、使う道具についても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。引っ越しの手続きや、周りに引っ越すことを伝えるときに使える表現が満載です。
引っ越しにまつわる英単語を覚えよう
まずは、引っ越しにまつわる英単語を覚えておきましょう。
「引っ越し○○」という言葉は多いですが、意外と英語ではサッと言えないもの。見れば納得できる単語も多いので、語彙力強化のために例文を見てここで覚えてみてくださいね。
Moving(引っ越し)
こちらは最初に覚えてもらいたい英単語です。「動く」という意味のMoveが元になっています。
ちなみに、動詞で「引っ越す」と言いたいならMoveでOKです。
「動く」という訳では中学英語の範囲ですが、「引っ越し」と日本語が意訳されるとなかなかたどり着けないのではないでしょうか。
Moving company/Moving service(引っ越し業者)
引っ越しをすべて自分で行う人は今や少ないので、多くの方は引っ越し業者に依頼するのでは?
その引っ越し業者は、Moving companyと言うこともできますし、Moving serviceと表現することもできます。
「会社」と言うか、「サービス」と言うかの違いですが、根本的にはすることは一緒なので同じ意味に取ってもらって構いません。
Moving costs(引っ越し費用)
引っ越しには費用がつきもの。ということで、引っ越し費用と言うならMoving costsと言いましょう。
もし英語圏で引っ越しをするなら、サイトを見てこのMoving costsを比較することになるでしょうね。Costが複数形になっているところにも注意しましょう。
a housewarming(引っ越し祝い)
海外でも引っ越し祝いという言葉はあります。
Housewarmingは、直訳すると「家を暖める」ですね。暖かい歓迎を受けるという意味にとらえれば、そこまで覚えにくくはありません。
ただ、HouseとWarmingの間にスペースを空けないように注意です。
furniture/property to be moved(引っ越し荷物)
引っ越し荷物はFurniture to be moved、あるいはProperty to be movedと言います。
Furnitureは「家具」という意味で、Propertyは「所有物」という意味です。単語さえわかれば意味はとれますね。「引っ越しされるためのもの」という直訳になります。
procedures for moving(引っ越し手続き)
引っ越し手続きはProcudures for movingです。
Procuduresは「手続き」という意味なので、知らなかった方は今ここで暗記しておきましょう。引っ越しの手続きはたくさんあるので、ここでは複数形にしています。
Packing/unpacking(荷造り/荷解き)
新居に引っ越す前にするのがPackingで、新居に着いたらUnpackingします。
何かを詰めることをPackingと言うので、段ボールに荷物を詰める荷造りという意味にもなります。荷解きはその対義語なので、英語の否定形Un-を使って逆の意味にします。
動詞のMove「引っ越す」の使い方
ここからは、動詞のMove「引っ越す」の使い方をご紹介していきます。
引っ越しをすることを誰かに伝えたり、どこに引っ越すのか言いたいときなどに便利な言い回しがあります。これらを学んでいきましょう!
基本的な使い方は、Moveの後ろに適切な前置詞を置くだけです。どんな前置詞でどんな言い回しができるのか見ていきます。
in
inは、目的語を取らずに引っ越し先をシンプルに言いたいときなどに使います。時間を入れることが多いですかね。
I moved in last month.
先月引っ越ししたんだよね
例文を見ると目的語がないことがわかりやすいですね。
to
どこに引っ越しをするのか伝えたいときは、方向を表す前置詞toを使います。
こちらも目的語はないので、単にどこどこに引っ越したと言いたいときなどに便利です。
He moved to the U.K a week ago.
彼は1週間前にイギリスに引っ越したんだ
引っ越し先は国名でも都市名でもエリア名でもOKです。
into
もっとエリアを限定し、アパートやマンションに引っ越したなどと言いたいならintoにしましょう。
I moved into my new flat last week.
先週、新しいアパートに引っ越したんだよね
move out in
こちらのフレーズを使うと、いつマンションやアパートなどを出ていくのかを伝えることができます。
「出ていく」はoutを使って表現するので、大家さんなどに伝えるときに使えます。
I’ll move out in July.
7月に引っ越しすることにしました
ちなみに、もっと詳しく日付を言いたいのであれば、前置詞はinからonに変わることに注意しましょう。
move in on
引っ越し前の大家さんに出ていくことを告げたら、今度は新しい大家さんにいつ引っ越してくるかを伝える表現も必要ですよね。そんな時にはoutの代わりにinを使いましょう。
I’ll move in on July.
7月に引っ越してきます
本当はこちらも時を表す前置詞にはinを使いたいところですが、そうなるとMove in inと、同じ前置詞が2つ重なってしまうのでここではonを使っています。
伝わらなくはないかもしれませんが、ずいぶん語感が悪い文になってしまいますね。
move out for
引っ越しをする理由を言いたいときは前置詞forを使って表します。
I’ll move out for family reasons.
家族の事情があって引っ越すんです
ここで使ったfamily reasonはネイティブスピーカーもよく使う表現で、日本語だと「家族の事情」という風に訳すことが多いです。
離婚や介護など、ハッキリと理由を言いたくないときや、言いづらいときに便利な表現です。forは「~のために」と習ったと思うので、家族のために引っ越すんだと言い換えて覚えると暗記しやすいかなと思います。
引っ越し手順を追いながら英語を覚えよう
次は、引っ越しの手順を追いながら、その手順で使う英語を覚えていきましょうか。
物件を探して引っ越しが完了するまでには、いくつもの手順があります。そこでどんな表現が使えるのかを見ていきましょう。
search for a new~「新しい~を探す」
引っ越しを決めたならまずは新居探しですね。
そこで使えるのがこちらの表現。Searchは前置詞forと一緒に使うのでセットで覚えましょう。
例外として、ネット内を探す場合はSearch the Web siteと言ったりするので、ネットだけは前置詞がいらないと覚えておくのがポイントです。
I am searching for a new flat. Do you know some?
新しいアパート探してるんだよね。いいとこ知らない?
豆知識ですが、イギリスではアパートのことをflatと言い、apartmentというとマンションのようなイメージになるので注意が必要です。
find an available room「空き部屋を見つける」
availableはとてもよく使われる便利な表現で、人に使えば「都合が良くて空いている」となりますし、上記のように物に使えば「使用可能な」といった意味合いになります。
日本語よりもイメージで覚えた方が早そうな単語ですね。よって、availavle roomというのは空いていて使用できる部屋という意味になります。
I’ve finally found an available room!
ついに空き部屋を見つけた!
view the room「内見をする」
部屋の内見のことはviewingといいます。see the roomと言い換えることも可能。今回は、viewを動詞に使って「内見する」としてみました。
なかなかサッと英語に言い換えられないかもしれませんが、こうして見ると簡単な単語で構成されていることがわかりますよね。直訳すれば「部屋を見る」ですので簡単です。
Would you mind if I view the room tomorrow?
明日その部屋を内見しても構いませんか?
make a contract「契約する」
contractは「契約」という意味で、TOEICなどでも頻出します。
「契約する」のであれば、動詞はmakeを使うと簡単です。不動産購入など、大きな買い物には契約がつきものですね。
Next step is to make a contract.
次のステップは契約になります
close my electricity and gas account「電気やガスを止める」
引っ越しが決まれば、最後の段階で電気やガスを止めますよね。これはcloseという単語を使います。
逆に、また電気とガスを通すのであればその対義語になるopenを使います。
accountは「取り引き」や「口座」という意味があることも覚えておきましょう。銀行口座もbank accountと言います。
Did you close your electricity and gas account?
電気とガスは止めた?
まとめ
「引っ越し」は英語でMovingで、「引っ越しする」と動詞になればMoveを使います。
あとは、前置詞の意味を考えつつMoveの後に置くことでいろいろな意味を追加していくことができます。
引っ越し作業の中で使う英語表現もたくさんあるので、知らない単語やフレーズがあればこの機会に覚えてみてくださいね。海外で引っ越しし、荷物をまとめる際などにも役立ててください。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.