日本人の私たちが話すそれ、実は失礼な英語かも?!言い換えて表現してみよう

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英語学習者の皆さん、こんにちは。今回この記事では、「実は失礼に当たるかもしれない、普段私たち日本人が使っている英語表現」について紹介していきたいと思います。

実を言うと、中学英語や高校英語の授業で習った基本的な表現や、文法書や教科書に例文として扱われているフレーズや構文の中には、普段ネイティブスピーカーは用いることがほとんどないものや、会話の中で使うと不自然なもの、失礼に聞こえてしまうものが含まれているんです!

知らず知らずのうちに学校教育で教えられたまま日常英会話の中でそれらを使ってしまっていませんか?でも、大丈夫。もし使ってしまっていたら今からでも決して遅くはありません。失礼に当たる表現は、別の言い方に直してから発言すれば怖くありません!

まずは、日本人の英語学習者が普段やってしまいがちな不自然に聞こえてしまったり失礼に当たる表現をいくつか紹介していきます。その上で、それらを言い換えるにはどのように表現すればいいかも一緒に学習していきましょう!

これを読めば、ネイティブスピーカーとの会話もリラックスして楽しめること間違いなしですよ。

学校でならう「How are you?」「I'm fine, thank you.」

まず紹介するのは、日本の学校教育で英語を習うと必ず最初に習う、「How are you?」「I'm fine, thank you.」と言うお決まりのやりとり。このやりとりの何が不自然かというと...。

率直に言って、このやりとりを行うネイティブスピーカーはほぼいません!そもそも「How are you?」と聞き合う時の感覚は、日本語で表すと「やっほ〜!久しぶり〜!」「まじで久しぶり〜!やっと会えたね〜!」のようなとてもリズミカルでテンポの良いやりとりなんです。

なので、誰かと毎回会うたびに「How are you?」「I'm fine, thank you, and you?」と言う堅苦しいやりとりはまず行わないと言っても過言ではないでしょう。

では、ネイティブスピーカー同士の挨拶はどのような感じで行われるのでしょうか?例を見てみましょう。

例①

「Hey! How have you been?」

「Hi buddy, I've been good. It's been a while.」

(会話がそのまま始まる)

例②

「Hi, what's up?」

「Hey, how are you doing?」

「I've been trying to find a new job but...」

(会話がそのまま始まる)

上記の例のように、大切なのはテンポ感やリズム感です。「How's it going?」や「How have you been?」と聞かれたらあまり考え込まずに、特に言うことがなければすぐに「Not bad.You?」などと答えればいいし、反対に何か言いたいことやニュースがあればそこでそのまま話始めればオッケーです。

一番不自然なのは、先ほど紹介した「I'm fine thank you, and you?」のような定型分をだれにでも使いまくることや、店舗を見出すように考え込んでなかなか答えないような振る舞いをすることです。

慣れないうちは、「How are you?」等の問いかけのバリエーションを知り、その答えとしてつかえそうなものをたくさん練習しておくと良いでしょう。

わからない時の「I don't know.」

何か聞かれた時や質問をされた時、誰でも答えがわからない時や答えが確かではないときがありますよね。そんな時に日本人の英語学習者がよくやってしまいがちな答え方が、「I don't know.」です。

え?I don't knowと答えることのどこがいけないの?と思った方も多いかもしれませんね。これには、日本の英語教育では英語のニュアンスまで教えきれていないと言う問題が顕著に表れています。

実は、質問に対して「I don't know.」と答えることはネイティブスピーカーの耳には失礼に聞こえてしまう恐れがあるんです。と言うのも、「I don't know.」と言わると多くのネイティブスピーカーは、「あ、この人はこの質問に答えたくなさそうだな。」「この質問に興味がなさそうだな。」と言う印象を抱いてしまうかもしれないからです。

それほど、「I don't know.」には冷淡で冷たい印象があるのですね。では、「I don't know.」と言う表現を言い換えるにはどうすれば良いでしょうか?例を見てみましょう。

例①

「Excuse me, sir. Would you mind if I ask you how to go to the embassy?」

「Hi, I am sorry, but I'm not sure about this area. I am a tourist.」

例②

「Hey, do you know when we should submit this document to the professor?」

「Well, I have no idea.」

上記の例のように、「I don't know.」を冷たい印象を与えずに伝えるには「I'm not sure.」や「I have no idea.」を用いることができます。

参考資料:

【日本人のありがり英語NG集】危険で失礼な英語表現を正解付きで解説 | たのしく英語!

https://gomaenglish.com/ng-phrase/

頼み事をするときの「Can you~?」

お次に紹介するのは、人に何か頼み事をするときによく使ってしまうことの多い「Can  you ~?」と言う表現です。もちろん、「Can you~?」と言う表現の英語自体が間違っているわけではありません。時と場合に合わせて、「Can you ~?」という表現を用いることは可能です。

ただし、気をつけて欲しいのは「Can you ~?」はある程度親しい間柄や友人、家族同士に対して用いるべき表現だと言うこと。初めて会う人や目上の人、年上の人に突然、「Can you~?」と言う表現を用いるのは失礼だと思われてしまわれかねません。

例えば、「その塩をとってもらってもいいですか?」と初対面の人に言う場合は、「Could you pass me that salt, please?」と言うのが適切でしょう。「Can you pass me that salt?」だと、「その塩とってくれる?」と言うニュアンスで伝わってしまいます。ちょっと馴れ馴れしいですよね。

その他、以下の表現も丁寧に頼み事をする時に使うことができますよ。

Would you〜?

「Would you stop the car, please?」

Is it okay for you to~?

「 Is it okay for you to stop by my house when you head home this afternoon?」

May I ask you〜?

「May I ask you to tell your daughter that she needs to bring lunch tomorrow?」

I was wondering if~?

「I was wondering if you could call me sometime?」

参考資料:

「〜してくれません?」英語で頼み事できる?お願いするときに役立つ英語表現 | English Lab (イングリッシュラボ) | レアジョブ英会話が発信する英語サイト

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20190515/

日本語話せるの!?の「Can you speak 〇〇?」

日本を訪れる海外旅行客や、留学生が増える中、街で彼らに道を聞かれたり、レストランやバーで仲良くなったり、学生であれば留学生たちと交流する機会もたくさんあると思います。

彼らと会話をする中で、なぜ日本にきたのか、なぜ日本を選んだのか、日本語はいつ学んだのかなど、聞きたいことがたくさん出てきますよね。中でもよく私たちが聞きがちなことが「日本語は話せるのか」ということ。

この質問、注意をしないと相手にとても失礼な質問になりかねません。特に英語でこの質問をする際は、Can you speak Japanese?」とは聞かないようにしましょう。「日本語を話すことができるかどうか」聞きたいがために、「できる=Can」とそのまま英語に訳して質問をする人がたくさんいます。

しかし、この表現は上から目線だったり、ちょっとお高いニュアンスを含んでいるということを知っておきましょう。代わりに、「Do you speak Japanese?」と聞くことで、失礼なニュアンスはなくなります。

参考資料

【失礼な英語9パターン】アイドンノーではなく「I'm not sure」を言えないと...

https://acthouse.net/column/xenglish/

まとめ〜ニュアンスをよく理解して失礼のないように気をつけよう〜

ここまで、英語学習者が無意識に使いがちな失礼な英語表現の紹介と、その表現の言い換え方をお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか?

学校の英語の授業で習ったから安心して使い続けてきているあんな表現やこんな表現が、実は失礼で不自然な英語だったということに驚いたのではないでしょうか?それだけ、教科書で習う英語とネイティブスピーカーたちが使うリアルな英語には違いがあるということですね。

今回紹介したのは最もベーシックな言い間違いや失礼な表現たちです。そのほかにも、無意識に私たちが使ってしまっている本当は使われない英語表現は存在しています。普段からそれらを意識して過ごすには、海外ドラマや映画を日本語字幕を使って視聴してみたり、ポッドキャストなどでリアルな英会話表現を知るのも効果的ですよ。

英語によるコミュニケーションをさらに楽しむために、「失礼になってしまう英語表現」を普段から意識して学習してみましょう。

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