「わからない」にあたる英語表現!シーンによって使い分けが大事?

「わからない」にあたる英語表現!シーンによって使い分けが大事?

英語学習をしている人は「わからない」と伝えたくなることがよくあるのではないでしょうか。特に英会話レッスンでは、たくさん使うことになるでしょう。

ですが、英語には「わからない」にあたる表現がいくつかあることはご存知ですか?しかも、それぞれニュアンスが異なるため、使い分けがとても大事なのです。

そこで今回は、英語で「わからない」を正しく言えるようにするために、「わからない」にあたる基本的な英語表現をご紹介していきます。あなたの伝えない「わからない」が正確に伝わるようにするために、ぜひこちらを参考にしてくださいね。

「わからない」は使い分けが大事!

冒頭のとおり、「わからない」と英語で言いたいときは使い分けがとても大事です。

私たちが「わからない」という時、それはどんなことを意味しているでしょうか。「知識がなくて知らない」「理解できない」「正確にはよくわからない」など、ひとことで「わからない」と言っても、実は色々状況や意味が異なりますよね。

日本語ではそのすべてを「わからない」と言ってしまっても意味が通じますが、英語では、それぞれ使う動詞が異なるのです。

たとえば常に「I don’t know.」というフレーズを使っていると、言いたいことが相手に伝わらなかったり、誤解を招いてしまうこともあるでしょう。ですから、「わからない」にあたる表現を正確に知って、使い分けることはとても大事なのです。

次からは意味別に「わからない」にあたる英語表現をご紹介していきます。

知識がない・知らないという意味の「わからない」

「わからない」という英語表現で代表的なのは「I don’t know.」でしょう。

これは「わからない」の中でも、知識がないことや、それについて知らないということを表しています。「I don’t know.」という言い回しは多くの人が知っているでしょうけれど、会話例文でおさらいしてみましょう。

A: What time is your sister coming?
B: I don’t know. I didn’t ask her.

A:お姉さん(妹)は何時に来るの?
B:わからない(知らない)。聞かなかったから。

A: What would you like to eat for dinner?
B: Hmm… I don’t know yet. Let me think.

A:夕食に何を食べたい?
B:うーん、まだわからないな。考えてみるよ。

どうでしょうか。例文1の方は「知らない」という意味で「I don’t know.(わからない)」と言っているのがすんなり理解できるかと思いますが、例文2の方は「知識がない」「知らない」とはあてはまらない気がするかもしれませんね。

ですが、こちらも「まだ自分が夕食に何を食べたいか、考えていなかったから知らない」ということですから、「I don’t know.」で間違っていません。

オンライン英会話や英会話スクールなどでのレッスンで、言われたことや聞かれたことが理解できなかった時に「I don’t know.」と言ってしまったことがある人もいるかもしれませんが、その使い方は間違いなので気をつけましょう。

理解できないときに使う「わからない」

では、次は何かが理解できないときに使う「わからない」についてみていきましょう。

この場合の代表的な英語フレーズは「I don’t understand.」ですね。すでにこのフレーズを、英会話レッスンなどでたくさん使っているという人もいるでしょう。こちらも会話例文で正しい使い方をおさらいしておきましょう。

A: You need to use “present perfect” here.
B: But I don’t understand how to use it.

A:ここでは「現在完了」を使う必要があります。
B:でも、どうやって使ったらいいのかわからないんです。
>A: Were you listening to me?
B: Yes but I didn’t understand.

A:私の話を聞いていましたか?
B: はい、でもわかりませんでした(理解できませんでした)。
A: I always can’t understand you.
B: Yeah, we are too different.

A: 私はいつもあなたのことがわかりません(理解できません)。
B:うん、私たちはあまりにも違いすぎるね。

こうして見ると「I don’t know.」との違いは明らかですね。

「I don’t understand」は、知識どうこうは関係なく、何かが理解できなかった時に使う「わからない」です。ですから、英会話レッスンで言われたことが理解できなかったときなどは「I don’t understand」を使います。

ただし例文1の場合、現在完了をまだ習っていなくて、どうやって使うのか本当に知らない場合は「I don’t know how to use it.」が正しい表現となります。

習っている、ある程度知識はあるけど、よく理解できていないという場合に「I don’t understand」を使うので、その微妙なニュアンスの違いをしっかり使い分けられるようにしましょう。

そのほかの「わからない」にあたるフレーズ

英会話レベルが中級くらいまでの人が日常英会話をする中でなら、上記の2つ「I don’t know.」「I don’t understand.」をうまく使い分けることができれば、ひとまず問題ありません。

しかし、もっと深い内容について話したり、ビジネス英会話をしたりなど少し高度な英語力が必要になってくると、この2つのフレーズだけでは不適切な場合もあります。

また、どちらのフレーズも少し直接的すぎて、ビジネスシーンやフォーマルシーンでは失礼になってしまうこともあります。ここでは、よくネイティブスピーカーが使っている「わからない」にあたるその他のフレーズを紹介します。

I have no idea. / I have no clue.

「I have no idea.」と「I have no clue.」は「I don’t know.」に近い表現ですが、「全くわからない」というニュアンスになります。

どちらのフレーズもほぼ同じ意味ですから、どちらも覚えればいつも同じ表現ばかり使わなくてすみますね。

「I have no idea.」には「idea」という単語が使われていますが、「アイディア(発想)が出てこない」という意味では使われないため、混乱しないようにしましょう。

A: What time is your sister coming?
B: I have no idea. (I have no clue.)

A:お姉さん(妹)は何時に来るの?
B:さっぱりわかんない。

「I don’t know」で使った例文ですが、この文章は「I have no idea/I have no clue」と置き換えてもおかしくありません。

I’m not sure.

もう一つの表現の「I’m not sure.」は「よくわかりません」という感じで、「I don’t know」を若干和らげたような表現になります。

「I don’t know.」と言ってしまうとキツく聞こえることもありますから、あまり親しくない相手と話している時などにちょっと表現を和らげたいときにも便利ですよ。ビジネスシーンでも使いやすい表現です。

A: What would you like to eat for dinner?
B: Hmm… I’m not sure yet. Let me think.

A:夕食に何を食べたい?
B:うーん、まだちょっとわからないな。考えてみるよ。

意見や見解を求められているときなどにはぴったりな表現なのですが、本当に知識の有無を聞かれているときにはやはり「I don’t know.」の方がぴったりなこともあります。

また「I’m not sure.」は何かに対して確信が持てないときに使うため、「I don’t understand.」とも置き換えが可能な場合もあります。

A: You need to use “present perfect” here.
B: But I’m not sure how to use it.

A:ここでは「現在完了」を使う必要があります。
B:でも、どうやって使ったらいいのかよくわからないんです。

「I’m not sure.」はとても便利なフレーズですから、ニュアンスをちゃんと理解できればかなりさまざまな場面で使えるでしょう。

まとめ

今回は「わからない」を英語で表現する場合のフレーズをご紹介しましたが、上手く使えそうでしょうか。

ほかにも「わからない」にあたるフレーズはたくさんありますから、英語学習を進めていく上で、それぞれのニュアンスを理解しながら習得していきましょう。

もちろんネイティブキャンプの講師相手に練習するのもおすすめ!もしも使い方を間違ってしまったら、ちゃんと訂正してもらえますから、使いながら覚えたい人は、ぜひネイティブキャンプの講師たちに頼ってみてくださいね。


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