GTEC Basic リーディングの対策方法を知ろう!

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英語の試験には色々ありますが、今日はその中でもGTEC Basicというものにどう対応していくべきかをご紹介していきます。

GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施している英語の検定です。TOEICと違って英語の4技能をはかってくれるところが特徴です。また、大人向けだけでなく小学生や中高生向けのテストがあるので、各年代に応じたテストが受けられるようになっています。

では、その中のBasicのリーディング対策はどうしたらいいのでしょうか。リーディングが苦手という方はぜひ参考にしてみてくださいね!

GTECとは

先ほど少し紹介しましたが、GTECはベネッセコーポレーションが実施している英語の検定です。小学生や中高生が受けるなら英検の方が知られているため、まだまだマイナーな試験という印象があるかもしれませんね。けれど、年間126万人が受験しており、今勢いがある試験です。

今の自分の4技能をはかれるところが人気ですね。日本の英語教育では特にスピーキングとライティングが弱くなってしまうので、GTECの対策をすることでしっかりと満遍なく英語が身につくというわけです。

GTEC Basicは中学3年生~高校2年生が対象

GTECは小学生向けも社会人向けもありますが、特に今回着目するのはBasicです。これは中学3年生~高校2年生が対象で、問題数は36問、試験時間は45分となっています。

ちなみに、中高生向けの試験のうち、Basic以外にはGTEC Coreというものがあり、中学2年生〜中学3年生が対象です。また、GTEC Advanced高校1年生〜高校3年生が対象です。GTEC CBT高校2年生後半〜高校3年生レベルの試験です。

GTECのリーディング対策はどう行うべきか

さて、GTECのBasicのリーディング対策を行うとすると、どんな勉強法が一番効くのでしょうか。まず考えるべきは、Basicの対象学年です。これを見ると、一番年上で高校2年生とあります。

となると、やはり最低でも高校2年生までに習う英語の文法はしっかりと頭に入れておくべきと言えます。時折改定があるので学ぶ内容が変わることはありますが、英語は1つの言語なので、変わると言っても学ぶ文法の順序が以前と異なる、単語数が多くなるくらいのものです。

学校の授業を聞くことが最大の対策

高校2年生までに習う内容なら、一番良い勉強法は、何よりも学校の授業を真剣に聞いて定期テスト対策をすることでしょう。リーディング対策は学校でもしっかりやっています。むしろ、学校ではあまり力を入れないライティングやスピーキングなら苦手意識を持っている人は多くても、リーディングなら普通に授業を受けていればさほど苦戦しないと言えます。

中学生なら高校受験のためにリーディング強化を行うことだってありますし、高校生なら大学入試をするためにかなり長い文章を読むこともあるのでは?英語力の基礎は学校が全て教えてくれるので、ここで良い成績が取れていたらGTECの試験も余裕で目標スコアを取ることができるでしょう。

もし、今まであまり学校の英語の授業に力をいれていなかったとなれば、その時点でGTECを受けても納得のいくスコアにはならないでしょう。よって、これから受けるのであれば、今からでも良いのでしっかり学校の英語の授業を聞くようにしましょう。もちろん、途中からだとついていけないことも多々あるため、自宅学習も必要です。では、次はどのようにして自宅学習をすべきかを紹介することにしましょう。

リーディングの前に単語と文法を強化しよう

リーディング対策ならいきなり文章を読んでみたくなるかもしれませんね。けれど、基礎力がないのにそれをしてもあまり意味がありません。単語や文法がわからなくて読めないからです。まずはその基礎力を付けるために、語彙を増やすこと、そして高校2年生までに習う文法を完璧にしていきましょう。

語彙力アップに関しては、日々こまめに覚えていくしかありません。1日に一気に覚えられたとしても、それは脳からすぐに零れ落ちていってしまいます。重要なのは、一度にどれだけ覚えられるかではなく、何年経っても忘れないくらい定着させることです。そして定着させるには、繰り返し単語を暗記して地道な作業を続けるしかありません。これは皆嫌いなことです。しかし、言語の習得には単語が必要不可欠なので、やらない人はいつまで経っても上達しません。1日5分でも良いので、単語を覚える時間を作るように工夫してみましょう。

おすすめは通学時間を活用することです。隙間時間がもったいないので、その時間を有効活用してやるのです。イヤホンで単語の正しい発音を聞きながら、単語帳やアプリでスペルとその意味を確認してみましょう。通学時間は友達と喋るという場合などは、それ以外に隙間時間を見つけて日々の生活に組み込むことが必要です。定期テスト対策として時間割を作るように、自分のライフスタイルに合った隙間時間はどこか見つけてみましょう。

文法強化に関しては、今まで学校でやってきたところの中で、自分で苦手意識があるなと思うところから取り掛かることをおすすめします。ただし、例外は英語が苦手で、土台が出来上がっていない人です。言語は基礎ができていないとその先へと進めないため、一からやり直す方が良いでしょう。しかし、少なくともこの土台はできているというのであれば、苦手なところから取り掛かった方が効率的です。

リーディングには様々な文法が組み込まれており、どれが出るかはわかりません。文脈を理解するためには文法はわかっていた方が断然有利なので、特に難しい高校生で習う文法はしっかりやっておきましょう。テキストは学校の教科書や問題集で全く問題ありません。

ちなみに、語彙力と文法力がつけば自然と読むスピードも速くなります。よって、制限時間が限られていても見直す余裕が出てくるはずです。こうなるまでにはかなりの時間が必要となるので焦る必要はありませんが、時間がないことで悩んでいるなら、それは勉強を続ければいずれ必ず解決するものだと覚えておいてくださいね。これは私の実体験からも言えることです。センター試験も、勉強を続けて社会人になってから新聞で見て解くと、すぐに解けて「こんなに簡単だったっけ?」と思ったほどです。

GTEC過去問題集 Basic/Advancedを使う

語彙力と文法力がある程度ついてきたら、次の段階で行うのはいよいよリーディングそのものです。色々な解き方がありますが、まずはその教材がないと始まりません。学校からもらっているものは文法書や参考書が多いため、ないならGTEC専用の過去問をおすすめします。これなら、実際にGTECとはどんなものなのか肌で感じることができるので、本番にも強くなります。出題の仕方も過去に出たものと同じなら安心ですからね。

過去問を解く際に意識してもらいたいのは、答え合わせをする時間を大切にすることです。解き終わると達成感があり、勉強から解放された感じがあるのでそこで満足してしまう人も多いです。しかし、本当に大切なのはここから!答え合わせをして、間違っていたらどうして間違っていたのかを知るまでが勉強になります。やりっぱなしではせっかく解いた時間も無駄になりかねないので、しっかりと解答を見るところまで勉強として含めましょう。

特に解説には重要なことが書かれています。自分が知らない単語やイディオム、文法があるなら印をつけてしっかりと覚えましょう。自分だけのノートを作って勉強するのも良いですね。苦手をノートに集めれば、最高の参考書が出来上がります。万人向けの参考書ではなく、自分だけの参考書になるため究極的に効率的です!

リーディングは、国語のように設問を読んで文章のどこを見るかが重要になります。「どうしてそこに目を付けたのか」、解答からそれがわかるようになれば良いですね。まだ感覚がつかめないようであれば、設問中にあるキーワードを探し、その付近を読むよう心がけていきましょう。何はともあれ、「習うより慣れよ」といったスタンスで取り組んだ方が良い人もいるので、ここは自分がどれだけ英語が得意かに応じて勉強方法を変えていっても構いません。

学校の先生に個別指導を仰ぐ

中高生向けの試験であることから、受験するならあなたの周りには強い味方がいるはず。それは学校の先生!英語の今の先生でなくても、他学年の英語の先生を指名できるので好きな先生に声をかけてみるのも一つです。GTECを受けたいという旨を話して、リーディングのコツを聞いてみましょう。

リーディングは、人によって解き方に差があります。設問を読んでから文章を読む人、文章を読んでから設問に取り掛かる人。学校では教えない詳しいリーディングの解き方を一通り教えてもらい、自分で試して最もしっくりきたもので解いてみましょう。どれが良いのかわかるまでには何問も解く必要がありますが、そのうち点数を見比べることでどれが自分流なのかわかってきますよ。勉強法が確立されると自信もわいてきます。


ここで少し余談!

下記記事では、GTECのその他の種類のリーディングについて解説しています!試験の種類は違いますが、同じGTECのリーディングなので勉強して損はありません。こちらも是非ご覧ください♪


まとめ

今回は、GTECのBasicのうち、リーディングに特化した勉強法について述べてみました。第一に学校の勉強、それで足りない分は自宅学習が基本ですね。学校での英語の授業では足りない部分、中学生だけど受けてみたいという場合には、自宅で過去問を解いたり、学校の先生に聞いたりして対策をしておきましょう。

解く時間より解答を理解する時間を大切に!どうせ受けるなら一発で良い結果を残したいものです。準備万端、自信満々で臨めるように正しい対策方法を知っておきましょう。