みなさん、こんにちは。今日は、英検2級の勉強法を紹介します。
日本人に一番馴染みのある英語の試験が英検だと思います。
英検は、英語での日常会話を元にした試験内容で作られています。
また、海外留学などを考えている方は多くの場合TOEICやTOEFL、IELTSなど試験を受ける必要があります。
しかし、その前の段階で英検を受ける人も多いかもしれません。最近では、小学生も試験に挑戦しているようです。この記事を読み、あなたも合格に向けての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。一緒に対策をたてていきましょう。
英検2級合格のための勉強法
英検2級は、高校卒業レベルと言われています。
一次試験と二次試験があり、筆記試験とリスニング試験、二次試験では面接試験が行われます。一次試験に合格しないと二次試験に進むことはできません。
では、英検2級に合格するにはどう勉強すれば良いのか紹介していきます。
①問題傾向を知る
まれに、英語の授業を聞いているだけで何も対策せずとも受かってしまう人がいます。しかし、級が上がるに連れてそれではパスできなくなってきます。
まずは、どんな問題が出るか知っておくことが合格の秘訣です。特に、2次試験の面接ではどんな問題が出るのか、対策をしておくことを強くおすすめします。
そしていくつか答えのパターンを用意しておくことで本番も緊張せず落ち着いてテストを受けることができるでしょう。それでは、具体的にどのような問題が出るのか傾向を教えます。
1次試験はリーディングとライティングで85分間、リスニングは、25分間行われます。
英検2級のリーディングは、短文と長文がそれぞれ出されます。短文や会話文、説明文、Eメールの内容などが出題されます。3級や4級と出題の傾向は変わりません。しかし、内容が難しくなります。
英検2級のライティングは、文章の内容を英語で要約することと、指定された内容に関しての意見を英語で答えていく形式です。自分の意見とその裏づけとなる根拠を話せることが重要です。
英検2級のリスニングは、会話の内容に答える形と物語や説明文などパッセージの問題に対しての問いが出題される形の2つの形式で出されます。
リーディングとリスニングのコツは、「先に問いを読む」ことです。先に問いを読んでおくことで話の内容がよりわかりやすくなり、答えに近づくことができます。
2次試験の面接では、全部で7分間で入室から退室まで全て英語で行われます。
受験者一人につき、試験官は一人です。60語程度の英語の文が渡され、それを音読します。その英文に対しての質問の他に、3コマのイラストに対しての質問やカードの内容に関連した内容で自分の意見が聞かれる質問、内容に関連しない内容で自分の意見を言う課題が出されます。
主な課題例としては過去に、環境に優しい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギーについて、サプリメントについてなどがお題として出されました。
②単語力
「単語を制す者は、英検を制す」と言っても過言ではありません。英検2級の勉強法として単語は非常に重要です。英語は単語を知っているかどうかで力の違いがでます。
究極を言うと、多少の文法がわかっていなくても単語で救われることはたくさんあるでしょう。
準2級の英単語は3600語でした。2級の単語はそれより1400語多い5000語と言われています。
③英検2級勉強法 ノート
英検2級の勉強法として単語を覚える際にノートを使うのも一つの手です。
ノートに書く、手を動かすという作業は、頭の中を整理でき、アウトプットに非常に役立つと言われているからです。
また、単語を覚えるには「繰り返す」作業が必要です。ノートを作成することで何度も開く習慣ができるとより覚えることに繋がります。おすすめは、単語、熟語、特別な表現で分けることです。また、形容詞、名詞、動詞などと分けてノートを作ることもよさそうです。
また、ノートにまとめるのが好きな人は単語以外でもノートの活用を試みてください。ライティングの対策にノートを活用したり、間違えたところだけをノートにまとめたりするのもおすすめです。
④苦手分野の強化
みなさんは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングどの分野が得意ですか?
英検には4技能全てが必要とされます。まずは過去問や問題集を解きながらどの分野が苦手かを把握しましょう。
その上で、その苦手分野に集中して取り組む時間を設けると点数は徐々にあがります。英検はパターンがあるので繰り返していくうちにコツを掴むことができます。
⑤英検2級勉強法参考書
英検の勉強法として参考書には、旺文社から出ている「英検過去問6回分」を使うのがおすすめです。
実際の英検と同じ問題を解くことで力がつきます。ある程度、過去問をやってくると自分の苦手分野がわかってくると思います。
特に英検2級ともなるとレベルが高くなり、勉強していても落ちることもあります。そんな経験のある人は苦手の分野に特化している参考書を買うのも一つの手です。
期間別!英検学習のコツとは?
英検を受けるために勉強時間は、高校生であれば約100時間、社会人であれば約150時間あると良いと言われています。
1日1時間英検の勉強ができるとしたら、1ヶ月から3ヶ月あると望ましいです。
しかし、中には忙しくて勉強できなかったなんて人もいるでしょう。まだ試験前ならチャンスはあります。諦めずに今できることをやっていきましょう。
①英検2級勉強法・・・英検まであと2ヶ月
英検まで2ヶ月ある方は、リスニングのシャドーイングを行いましょう。
シャドーイングとは聞いた英語の文章をそのまま声に出して繰り返すことです。とても地道な作業ですが、この作業が一番英語が伸びると言われています。
リスニングは中々伸び悩むと思いますが、このシャドーイングを続けることでぐんと英語が伸びます。また、シャドーイングを続けることで、リスニングだけでなく、他の技能にも力がつくと言われています。
②英検2級勉強法・・・英検まであと1ヶ月
残り1ヶ月しかないという方は、リーディングとライティングに特化すると良いと言われています。
そのためには、単語量を増やすこと、そして多くの長文を読んで慣れること、ライティングのパターンを覚えることに特化してください。
英検2級の合格率は、およそ受験者の30%です。そして、それぞれの技能で60%越えることが求められています。
もし、仮に今回受からなくても次回のために爪痕を残すんだという気持ちで精一杯勉強しましょう。直前1ヶ月向けの対策参考書も売られているので興味のある方は、調べてみてください。また、どうしても合格が必要な方はスクールにいくことを検討しても良いでしょう。
さらにここからは、対象別に英検勉強法を紹介します。
状況別!英検学習のコツとは?
①英検勉強法・・・高校1年生なら
英検2級は高校卒業レベルなので、高1で受かるのは、授業を真面目に受けているだけでは合格は難しいです。対策が必要です。
しかし、高1の時点で合格しているとメリットがあります。それは大学入試です。大学入試では、推薦入試やAO入試で加点や免除の対象になることがあります。
また、一般入試でも英語の試験科目が免除になるなど有利です。英検は一度合格すると期限切れがないので、早めに合格しておくとそれだけ有利になります。仮りに高一の時点で合格できていなくても、試験を早めに受けることは有利に働くでしょう。
②英検勉強法・・・社会人
社会人で英語のスコアを必要とする人は多いです。職場でスコアがあると何かと便利ですが、社会人で英語の勉強を始める人が多い一方で、社会人で英語の勉強をすることはとても大変です。
まずは、何より時間の確保と継続することを目標に頑張りましょう。
1日に1時間でも時間を割くことが大事です。社会人が英検2級に合格すると、履歴書に書くことができます。高校卒業レベルの英語を復習する感覚で勉強してください。
効果的な英語の学習方法5選!
以上を踏まえて、効率的な学習法を考えました。
①短期間で伸ばせるのはライティング
試験まで期間が少ないあなたには、ライティングに集中して勉強することをおすすめします。
残念ながら、リスニングは地道な訓練が必要なためコツコツするのが大事です。よって、リスニングは勉強しても伸びるのに時間がかかることもあります。一方、ライティングは短期間でも勉強すれば確実に伸びます。
②過去問を繰り返す
時間がない時の一番の効率良い勉強は過去問を繰り返すことです。過去問がそのまま本として販売されています。その過去問を何度も繰り返すことをおすすめします。
そして、その過去問ではわからない ところはなくなるまで勉強してください。ただし、一回分だけは試験の数日前まで残しておくのもいいかもしれません。初見でどこまでできるか確かめる意味でも、当日の初見の感覚を感じる意味でも良い学びになると思います。
③単語を覚える
先ほども言いましたが、大切なことなのでもう一度言います。「単語を制す者は、英検を制す。」です。単語を知っているかどうかで英検の合否は左右します。
問題傾向を知ることも、過去問を繰り返すことも大事ですが、そこまでできたら、後はどれくらい単語を覚えているかどうかで合否が変わります。できるだけ単語を覚えていってください。
④反復練習
単語を覚えるには反復練習あるのみです。ただ反復するのが好きな人はそのまま練習あるのみですが、苦手な人もいると思います。そんな人には、英語の本を読んで文章で覚えるというのも一つの手です。
またトイレやお風呂など自然に見える位置に単語リストを貼っておくのも良いです。英検でよく出る英単語はある程度決まっているので調べてみても良いと思います。
⑤パラフレーズを攻略する
英語には、パラフレーズというものが存在します。英語と英語をくっつけて熟語で意味をなすものたちのことです。
単語から連想できて「なるほど」と理解できる物もあれば、単語から連想できずに「なんでこんな意味に?」というものまであります。
アメリカの大学に進学を決めた筆者の友人も高校時代は、パラフレーズを覚えることに専念していました。パラフレーズを覚えておくととても強い武器になること間違いなしです。
⑥アプリや単語帳を活用
最近では、英検に便利な携帯のアプリや単語帳アプリもあります。それらを隙間時間に活用して勉強するのも良いでしょう。
英検の試験当日の注意点と心構え
試験当日は、試験前に英語を聞いておくことをおすすめします。内容は何でもいいです。
音楽でもラジオでも英語であれば好きなのを聞いてリラックスしてください。
英語を聞いておくと耳が慣れ、いざ試験になったとしても英語を聞くことに抵抗なく進むことができるでしょう。
また、試験の時間になるまで勉強をすることができます。学校などの団体受験でない場合は行ったことない会場などにいくため、早めについてしまうことも考えられます。時間になるまで単語帳や今までやった問題などの参考書を持っておくことをおすすめします。
その際のポイントは「できないことはやらない」です。試験直前は緊張しているので、できないことよりもできることを確認する意味で勉強をしてください。
まとめ
いかがでしたか?英検2級の具体的な勉強法について解説しました。最近は、日本社会でも英語が重要視されるようになりました。
英検2級を合格していると、大学入試の優遇措置があったり、奨学金をもらえる可能性があったりと利点がたくさんあります。受けて損はなしです。この記事を読んだきっかけに、少しでも勉強してみようとなってもらえたらうれしいです。
◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。