TOEICは何点から履歴書に書ける?就活には何点から高評価になるのか!

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英語力を測る試験として知名度の高いTOEIC

「就活でTOEICスコアを活用したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。

ビジネススキルのひとつとして英語力がある人材を求める企業が増えており、TOEICスコアは就活での大きな武器となります。

ただし、TOEICスコアであれば何点でも良いわけではなく、高評価に繋がるボーダーが存在します。

今回の記事では、「履歴書に書けるTOEICスコアは何点からか?」と言う疑問に詳しくお答えしていきます。

スコア別TOEIC勉強法も紹介していくので、ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね!

英語力を判断するTOEICとは?

TOEICとは、日常生活やグローバルビジネスにおける、活きた英語の力を測定するテストです。

正式名称は『Test of English for International Communication』で、略して『TOEIC(トーイック)』と呼ばれます。

世界160ヶ国以上で実施されており、信頼性の高い英語試験です。

特に日本では知名度が高く、企業の採用や昇進の参考に用いられることも少なくありません。

実際に、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が行った「英語活用実態調査」によると、新卒採用において約半数の企業がTOEICのスコアを「要件としている」もしくは「参考としている」と回答しています。

こうしたことからも、TOEICで高スコアを取得しておくことは就活において強いアピールポイントになることが分かります。

参考:英語活用実態調査

https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2019/pdf/katsuyo_2019_corpo.pdf

言語能力は目に見えるものではないため、TOEICスコアという数値化された結果があることで、英語スキルの客観的な証明になります。

TOEICで高スコアを取得しておけば、英語力が求められる企業への就職で有利になるのはもちろん、特に英語力を求められない職種であっても、「目標に向かって努力できる人材である」という点をアピールできます。

TOEICの種類

TOEICには、大きく3つの種類のテストがあります。

1つ目がリスニング力とリーディング力を測る「TOEIC® Listening & Reading Test」、2つ目がスピーキング力とライティング力を測る「TOEIC® Speaking & Writing Tests」、3つ目がスピーキング力のみを測る「TOEIC® Speaking Test」です。

簡単に、それぞれのテストの特徴を紹介していきますね。

TOEIC® Listening & Reading Test

「TOEIC® Listening & Reading Test」は、英語のリスニング力とリーディング力を測る試験です。日本でTOEICと言えば、多くの場合がこの試験を指します。

リスニング試験約45分間、リーディング試験75分間で構成されており、990点が満点です。

日常やビジネスシーンを想定した問題が出題され、英語でのコミュニケーション能力を測ることができます。

TOEIC® Speaking & Writing Tests

「TOEIC® Speaking & Writing Tests」は、スピーキング力とライティング力を測る試験です。

スピーキング試験約20分間とライティング試験約60分間で構成されており、IPテストの場合はどちらか片方のみの受験も可能。

各テストの満点は200点です。

日本ではあまり受験者が多くありませんが、「TOEIC L&R」だけでは測れない英語での発信能力を測ることができるのが大きなメリット。「英語のアウトプット力を向上させたい」という方におすすめの試験です。

TOEIC® Speaking Test

最後に、「TOEIC® Speaking Test」スピーキング力のみを測る試験です。

約20分間のテストで、満点は200点です。

TOEICは何点から履歴書に書ける?

履歴書に書けるTOEICスコアの目安は、650点以上です。

なぜ650点以上のスコアが必要かと言うと、TOEIC受験者(日本)の全体平均スコアが610点前後だからです。

参考:TOEIC Program DAA2024

https://www.iibc-global.org/hubfs/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.pdf

履歴書に書けるTOEICスコアに明確な決まりはありませんが、英語力をアピールするのであれば最低でも平均点以上であることが求められます。

650点より低いスコアの場合、逆にマイナスな印象になってしまうこともあるので書かない方がベターです。

また、求められるTOEICスコアは企業によって異なります。

英語を使う職種や大手有名企業の場合は700点以上、外資系企業の場合は800点以上を取得しておくことが望ましいです。

TOEIC L&Rスコア別勉強法

最後に、TOEIC L&Rの対策勉強法について紹介していきます。

TOEICは、レベル別に受験級が異なる英検とは違い、初級者から上級者までが同じ問題に回答する試験です。

そのため、「TOEIC対策」と言っても、レベル毎に必要な対策学習は異なります。

効率的にスコアアップを目指すなら、自分の現状レベルと目標スコアに合った対策が必要です。

ここからはスコア別の勉強法を紹介していくので、ぜひTOEIC対策の参考にしてみてくださいね。

TOEIC 600点の対策

TOEICを初めて受ける方や学習初心者の方にとって、最初の目標となるのがTOEIC600点突破です。

日本人受験者の平均TOEICスコアが610点前後なので、600点以上であれば大体平均点となります。

また、650点以上であれば履歴書に書いて英語力を就活でアピールできるので、「TOEICスコアを履歴書に書きたい」と考えている方にとって、まず目指すべきスコアと言えるでしょう。

【おすすめの勉強法<リスニング編>】

・発音記号を学ぶ

リスニング力を最短でアップさせるには「発音学習」が鍵。

TOEIC L&Rではスピーキングテストがないので発音学習が後回しになりやすいですが、正しい発音を知っているとリスニングが劇的にしやすくなります。

TOEICのリスニングパートで使われる文章は、そこまで難易度が高いものではありません。

特に前半の問題は、初心者でも「文章を読めば理解できる」というものが多いです。

それでもリスニングになると分からなくなってしまうのは、正しい発音が理解できていないから。まずは発音記号を学び、英語の正しい音を理解することがリスニングスコアアップの近道です。

また発音記号に加えて学んでおきたいのが、「英語の音声変化」です。

英語では単語と単語を繋げて発音したり、特定の音が脱落したりといった音声変化が起こります。

例:「I have a pen.」という文章の場合

「have」「a」がつながって「ハヴァ」のような発音になる

こうした音声変化にはルールがあるので、これを知っていると聞き取れる音が格段に増えます。

まずは発音記号と音声変化をマスターして、リスニング力の底上げをしていきましょう。

【おすすめの勉強法<リーディング編>】

・基礎語彙・文法を覚える

TOEICでスコアを上げるために重要なのが語彙力と文法力です。

TOEICのリーディングパートでは、語彙力と文法力を直接測る問題が出題されますし、長文を正しく読むためにもこれらの能力が欠かせません。

600点超えを目指す場合、まずは高校レベルの基礎的な語彙・文法を徹底的に覚えましょう。

TOEICにおける語彙学習のポイントは、優先順位をつけて覚えること。TOEICでは高校では学習しない難しい単語やビジネス用語も出てきますが、600点突破のためにはまず高校レベルの単語・文法を完璧にすることが優先です。

TOEICのスコア別単語帳なども売っているので、それらを活用して語彙力強化を図りましょう。

TOEIC 700点の対策

一般的に、700点以上が「ビジネス英語レベル」とされています。

大手有名企業や英語を使う職種への就職を希望する場合、TOEIC700点以上のスコアが求められることが多いです。

【おすすめの勉強法<リスニング編>】

・ディクテーション

すでに英語の基礎力があり、700点以上の高スコアを目指す方におすすめなのが「ディクテーション」です。

ディクテーションとは音声の聞き取りトレーニングのことで、音声のみを聞いて自分の聞き取った音を紙に書きだす学習です。

ディクテーションを行うメリットは、自分の聞き取れていない音を明確にできる点。

実際に自分が聞き取った音と正解の音声を照らし合わせることで、自分が聞き逃している音など弱点を見つけることができます。

また、このトレーニングを繰り返すことで英語のイントネーションや音声変化に慣れることができますし、音声を正確に聞き取る力が養われます。

【おすすめの勉強法<リーディング編>】

・TOEIC頻出単語・文法を覚える

TOEIC700点を突破するには、基礎語彙・文法に加えて、TOEIC頻出単語や文法をおさえることが重要です。

TOEICには繰り返し出題される頻出単語や文法があるので、それらを優先的に覚えていきましょう。

・多読トレーニング

700点以上を目指す上で必要となるのが長文読解力です。

TOEICの最後のパートで出題される長文読解問題で点数をとるため、素早く正確に文章を読める力を身につけましょう。

読解力の向上におすすめなのが多読トレーニングです。

多読とは、その名の通り文章をたくさん読むトレーニングのこと。

多読トレーニングと言っても、長い文章を無理にたくさん読む必要はありません。

英語のニュース記事やコラムなど、自分の興味のあるトピックの文章を毎日少しずつ読んでみましょう。少しずつでも何度も繰り返し英文に触れることで、読むスピードと精度が着実に上がっていきます。

TOEIC 800点の対策

TOEIC800点以上のスコアがあれば、外資系企業への就活でも有利になります。

TOEICの公式評価では860点以上を「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができるレベル」と定義しており、高い英語力がある証明となります。

【おすすめの勉強法<リスニング編>】

・課題に合わせた対策

800点以上を目指す学習者に求められるのは、問題音声をほぼ完璧に理解できるレベルまでリスニング力を上げることです。

公式問題集を繰り返し解いて、自分がどういった問題を間違えやすいのか傾向を掴みましょう。

特定の音を聞き間違えている、会話になると聞き逃しやすい、知らない単語があると間違えてしまうなど、課題によって対策方法は異なります。

音を聞き間違えてしまう、あるいは聞き逃してしまう場合に効果的なのは音読練習です。

自分が発音できない音は、聞き取りが難しいもの。イントネーションや強弱も含めて自分で正しく発音ができるようになれば、リスニングでも正しく聞き取れるようになります。

また、知らない単語で間違えてしまう場合には語彙力の強化が必要です。

TOEICのリスニングパートで使われるシチュエーションやトピックには出題傾向があるので、そうした傾向を踏まえて単語学習をすると効率的にスコアを伸ばせます。

【おすすめの勉強法<リーディング編>】

・模擬問題を解く

リーディング対策では、時間を測って模擬問題を解くトレーニングがおすすめです。

模擬問題を繰り返し解くことで出題形式に慣れることができますし、時間を測って問題を解くことで時間配分の感覚が掴めます。

リーディングパートで高スコアを取るには、素早く問題を解くことが鍵。

各パートの時間配分の目安は、パート5が合計10分、パート6は合計8分、パート7が合計54分です。

各問題ごとに自分がどのくらい解答に時間がかかっているのかをチェックし、早さと正答率の両方を上げていきましょう。

また、TOEICのリーディングパートは75分間と長丁場です。

最後まで集中力を切らさずに問題を解けるよう、75分間測って問題を解いてみるなど、本番同様のトレーニングを取り入れるのもおすすめです。

長時間問題を解き続けることに慣れておけば、疲労によるケアレスミスが減り、点数の底上げに繋がります。

まとめ

今回の記事では、「履歴書に書けるTOEICスコアは何点か?」という疑問にお答えするとともに、TOEICのスコア別勉強法について解説しました。

就職活動の際に英語力のアピールとして使えるTOEICスコアは、平均点以上である650点以上が目安です。

ただし、就活でTOEICスコアを使って英語力をアピールする場合、応募企業によって求められるスコアは異なります。

自分が希望する企業や職種はどのくらいのTOEICスコアが必要なのか、事前にリサーチしておきましょう。

また、TOEIC対策にはネイティブキャンプのオンラインレッスンがおすすめです。

TOEICのスコア別対策を講師とマンツーマンで行えるので、効率的にスコアアップを目指せます。7日間の無料体験期間もあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!

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