自信をもって臨もう!英検二級の面接対策方法伝授!

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みなさん、「英語検定」という試験、きっと一度は聞いたことありますよね。

英語検定、通称「英検」は、中学や高校受験、大学受験を控えている学生の皆さんや教員採用試験を受ける人、職場での取得が義務づけられている方など、さまざまな理由で受験する人がたくさんいらっしゃると思います。

英検2級は筆記試験と面接試験の二部構成になっており、筆記試験を合格した人にのみ面接試験を受ける権利が与えられます。

もちろんまずは一次試験である筆記試験に合格をしないと二次試験の面接試験は受けることができないのですが、面接試験は筆記試験と違い、直前の対策が効きません!

面接試験の前日に徹夜で面接の練習をしたからといって、筆記試験のように本番で結果が出せるとは限らないのです。

日頃から英語でコミュニケーションをとるための練習や、最初の挨拶の仕方、試験の流れや問題の傾向、種類などを頭に入れたうえで、実際に問題を見て、質問に対する答えを自分の中である程度ストックしておかなければなりません。

また、直前には先生や英語の得意な友人などにお願いして、面接のシミュレーションをする時間も必要になってくるでしょう。

でも安心して下さい!英検2級の面接は、しっかりと順を追って対策をしていけば絶対に受かることができます。この記事では、絶対に受かるための英検2級の面接対策の仕方を詳しく紹介していきます。

面接試験の試験内容

音読:60語程度のパッセージのカードを渡されるので、読む。 問題数1
パッセージについて質問:音読で読んだ文章について質問されるので答える。問題数1
イラストについて質問:3コマで表されているイラストの内容を説明する。問題数1
受験者の意見を話す:あるトピックに関して書かれたカードを渡されるので、それに対する自分の意見を述べる。 問題数1
受験者自身の意見を話す:ごく一般的な日常生活に関することを聞かれるので自分の意見を述べる。ただし、カードのトピックに関連する質問とは限らない。 問題数1

<面接形式>
面接官一人と受験者の一対一。

<評価のポイント>
応答内容、発音、語彙、文法の正確さ、語法、情報量、積極的にコミュニケーションをとろうとする意欲や態度をみて面接官は評価をします。

<出題される問題の主なトピック>
環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメント等。

どれも、今世の中で話題になっているトピックばかり出題されていますね。

このような世の中の課題に対して常に目を向けて、自分ならどう考えるか、どの立場に立ってどんな意見を主張したいか考える練習をしておくのがおすすめです。

世の中の問題や話題になっているニュースなどを知るために、筆者がぜひおすすめしたい方法があります。それは、「SNS」特にインスタグラムを活用する方法です。

ここでちょっと!国内外で話題のニュースを知るためのインスタグラムアカウント紹介

その① Brut

国内外で起きているニュースや話題のトピックを映像で分かりやすくまとめ、伝えてくれています。

映像の語り掛け方も視聴者が考えさせられるような口調なので、内容がどんどん頭に入ってきます。ぜひチェックしてみてください。

インスタグラムのアプリを持っている人はアプリのハッシュタグ検索画面から、アプリを持っていない人はウェブ版インスタグラムから入り、同じくハッシュタグ検索画面より、”Brut”と検索してみてください!

その② Greenpeace Japan グリーンピース ジャパン

こちらのアカウントは国際環境NGOが運営しています。

主に、地球環境問題に関すること、例えばSDGsの達成すべきゴールについて、いま世界で起きている大気・海洋汚染の現状や今後の予想、動物たちが苦しんでいる姿をリアルな映像や分かりやすいイラストで私たちに訴えかけています。

環境問題系の質問は面接で頻出しますので、日ごろからチェックしておくと
本番に意見を求められたときにすらすらと言いたいことをまとめられると思いますよ。

面接室に入室するところから退室までの流れ

出題される問題の種類や形式を把握したところで、次は実際に面接官に名前を呼ばれ、面接室へ入室するところから終わって退出するまでの一連の流れを紹介したいと思います。

実際の流れを把握しておくと、一番力を入れたい面接のやり取り自体に集中ができ、力を出すことができますよ。入退室で困ることや焦ることの無いように、以下の流れをしっかりと頭に入れておきましょう。

約束① 面接室に入ったら、面接官とは常に英語で会話を行います。
約束② 面接中にメモを取ったり撮影したり、録音録画などはしてはいけません。詳しい決まりごとは、当日配布される注意事項を参照してください。

係員に名前を呼ばれ、面接室の前まで誘導されます。係員の指示に従い動きましょう。ドアを開け、面接室に入ります。この時、面接官に軽く挨拶ができると印象がいいでしょう。

この時使える英語の表現:
Hello. May I come in?
Hi. It’s pleasure to meet you.
Hello. It’s nice to see you.

面接官に面接カードを手渡しましょう。

この時使える英語の表現:
Here you are.
This is my ○○.

面接官の指示に従い、椅子に着席します。
指名と受ける級の確認と簡単な挨拶をします。

簡単なあいさつでは、今日の気分や、どうやって面接会場に来たかなどを聞かれることが多いです。

これもある程度答えられそうな英語を頭の中で準備していくと混乱せず、その後の面接に集中できます。ウォームアップだと思って気楽にやり取りをしましょう!

面接官より問題カードを受け取りましょう。
3コマの絵が描かれた問題カードを手渡されます。それを受け取りましょう。

この時使える英語の表現:
受け渡されたときに一言 “Thank you,”と言うと印象がいいですよ。

書かれているパッセージの音読をします。
黙読をした後、面接官の指示の後にすぐ、カードに描かれているパッセージを音読します。

大きな声で、発音がしっかり伝わるようはっきりと読みましょう。普段から、英語の抑揚や子音母音個々の発音、イントネーションと強弱を意識しながら練習するといいでしょう。

音読後に、面接官がパッセージのことに関する質問を4つ聞きます。
カードの文章や絵に関する質問なら、そのカードを見ながら答えても大丈夫です。もし質問が聞き取れなかったり、わからない単語があった場合には遠慮なく面接官に聞き返しましょう。

自然な聞き返し方であれば原点の対象にはなりません。

この時使える英語の表現:
Could you repeat the question?
Could you say that one more time?
What does ○○ mean?

No.2の準備時間 (20秒)

イラストの展開説明問題

No.2では、描かれているイラストの展開を自分の英語で説明します。まず、絵を見て考える時間が20秒ほど与えられます。20秒経ったら問題に描かれている言いだしの英語表現を使ってそのまま説明を始めましょう。

問題カードを裏返しましょう。
これ以降の問題では、カードを見て答えることができません。面接官がカードを裏返すよう指示してくれるので、カードを机に伏せておきましょう。

受験者自身の意見を聞かれる問題

No.3とNo.4では受験者自身の意見や考えを聞かれます。

聞かれる質問内容は、No.2で使用した問題カードに関する質問の場合もありますし、まったく関係のないトピックに関する質問の場合もあります。

ただし、聞かれる質問の内容は国内外で話題のニュースや問題に関連していることが多いです。先ほども述べたとおり、このNo.3とNo.4で頻出するトピックに関連する情報を普段から得るようにし、それに対する自分の意見を言えるように訓練しておくことが大切です。

ここでちょっと!自分の意見の言い方の型紹介

実は、英語で自分の意見を言うときは、結論から先に伝えるほうが一般的です。

その後、なぜそう思うのかの理由を複数述べて、自分の意見の主張をサポートします。これをわかりやすくあらわすと…。

私は○○だと思います。/○○という意見に賛成ですor反対です。

理由は以下の3つです。

理由① ○○○○だからです。
理由② ○○○○だからです。
理由③ ○○○○だからです。

以上の理由から、私は●●だと思います。/ ●●に賛成or反対です。
※●は◯の言いかえやパラフレーズ

面接の問題がすべて終了した後は、問題カードを面接官に返します。

椅子から立ち、退出前に一言挨拶を。
日本語の面接とは違うので、退出まで黙ったまま教室を出るのは不自然です。フレンドリーに挨拶を交わしてから教室を出ましょう。

この時使える英語の表現:
It was nice to meet you, ○○. See you!
Thank you so much, see you, ○○.

退出したらそのまま速やかに試験会場から出て帰宅しましょう。他の受験者に話しかけたり、控室に戻ることは禁止されています。


ここで少し余談!

下記記事では、英検2級の筆記試験の対策方法をご紹介しています!面接の対策と一緒に筆記試験も対策していきましょう!

nativecamp.net


普段からできる!英検2級面接対策紹介

それでは最後に、普段から気軽に取り組むことのできる英検2級の面接の対策について少し紹介したいと思います。

勉強というよりは、インターネットやSNS、テレビなどを使ってリラックスしながら行える対策なので気軽に試してみてください。

対策法その① Instagramの英検対策アカウントをフォロー

筆者も実際にフォローしている、英検の面接で使える英語の表現などをわかりやすいシチュエーション例や動画で紹介してくれているアカウントがいくつかあります。

ハッシュタグ検索機能を使って、「英検二次試験対策」や「英検面接」などと検索すると、有力な情報や問題に関する投稿をしてくれているアカウントがたくさんみつかりますよ!ぜひお試しください。

対策法その② ニュースを見ながら自分の意見を簡単に英語でまとめてみよう

ニュースを見る言語は、日本語でも英語でも構いません。

大事なのはニュースに対して自分の意見を持ち、それを一文もしくは2・3分でもいいので英語で表してみること。その際、以下の定型を参考に描いてみるといいでしょう。

1文目:I think it’s ◯◯(形容詞). / I feel ○○ (形容詞). 
※ニュースを見てどう思ったかまたはどう感じたかを一言で表す。
2文目;There are ◯(理由の数) reasons.
3分目~;First, ~~~~. Second, ~~~. Finally, ~~~.

このような型を使って自分の意見と理由を述べることに慣れていくことで、面接本番でも同じような型に意見と理由を当てはめて答えることができます。

意見と理由を複数用意すればいいだけなので、シンプルかつ簡単ですよね!


ここでまた少し余談!

下記記事では、英検準1級の筆記試験の対策方法をご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

今回は英検2級、二次試験の面接対策について紹介しました。いかがでしたでしょうか。本番前に準備することとして、以下のことを心がけましょう。

・面接の問題の内容と形式をしっかり理解しておくこと
・入室から退場までの一連の流れを頭に入れておくこと
・日ごろからSNSやニュース番組、ラジオなどで、国内外で話題のニュースやトピックに触れ、自分の意見を持つこと。それを英語にして、文を参考に当てはめて書く練習をしておくこと。

今回紹介した対策を取っておけば、本番でどんな質問が来たとしても落ち着いて、型に当てはめて自分の意見を英語で述べることができるでしょう。みなさんが英検2級の二次試験合格できますように!