セブ島に留学して学生のうちから英語力をあげたいと考えている人も、多いのではないでしょうか。
セブ島への留学は欧米と比べると、費用対効果が高いと近年人気です。セブ島はリゾート地でもあることからアクティビティも充実しており、充実した留学生活を送ることができるでしょう。
この記事では、小学生から高校生向けにセブ島への英語留学について解説します。年代別の語学学校情報や、未成年が留学する際の注意点も紹介するので、ぜひ内容を確認してみてください。
セブ島英語留学の特徴と基本情報
セブ島への英語留学にはどのような特徴があるのでしょうか。フィリピンの基本情報や留学の特徴を見ていきましょう。
フィリピン・セブ島の基本情報
フィリピンは東南アジアにある島国で、日本人の英語留学先として人気です。リゾート地としても有名なので、留学しながら観光も同時に楽しむことができます。
特徴 | |
公用語 | フィリピン語・英語 |
時差 | 日本より1時間遅い |
気候 | 6月~11月:雨季 12月~5月:乾季 |
平均気温 | 25~33度 |
フィリピンは1年を通して暖かく、日本の夏と同じような気候です。時差も短い上に、東南アジアの中で最も英語が通用する国なので、日本人にとって留学しやすい国です。
セブ島留学の魅力
セブ島留学の1番の魅力は、費用の安さと充実したマンツーマンレッスンです。
留学というと、アメリカやイギリス、カナダなどの北米やヨーロッパの国を思い浮かべますが、これらの国は日本に比べて物価が高いです。そのため授業料も比較的高い傾向にあります。
一方、セブ島は発展途上国のフィリピンにあるため、日本よりも物価が低く、学費や生活費を抑えられます。学費が安いからといってレッスンの質が低い訳ではなく、フィリピン人講師のほとんどはネイティブレベルで英語を話すことが可能です。
セブ島留学ではマンツーマンレッスンが主流なため、自分のレベルに合わせたレッスンができます。近年では「スパルタ式」と呼ばれる規則が厳しい学校もあり、短期間で効率的に英語力を上げたい人には特におすすめです。
セブ島留学での生活
フィリピンの中でも、セブ島は比較的治安が良いとされているため、生活面での心配も比較的少ないです。
日本と比べるとスリなどの軽犯罪が多いですが、夜間に出歩かないようにして自分の荷物に気をつけるなどの対策をすることで、比較的安全にできます。
セブ島に留学する際は、30日以内であればビザが基本的にいりません。またフライト時間も直行便で約5時間なので、学生が長期休みを利用して留学するのに特に適しているでしょう。
高校生におすすめのセブ島英語留学
高校生がセブ島で英語留学をするのは、グローバルな視点を養い、英語力を飛躍的に向上させる絶好の機会です。比較的短い期間でも効果を実感しやすく、将来の進路選択にも良い影響を与えるでしょう。
高校生がセブ島留学を成功させるためのポイントは、以下の3つです。
それぞれの特徴とおすすめの学校について解説していきます。
夏休みを利用する
高校生にとって、長期休暇である夏休みは留学に最適な時期です。学業に支障をきたすことなく、集中的に英語を学ぶことができます。
夏休みには、世界各国から同年代の学生が集まります。違う国の学生との交流や海外生活がきっかけで視野が広がり、将来海外で活躍したいという意欲や英語を使った仕事への関心が高まることも考えられるでしょう。
複数人部屋がある寮を選ぶ
初めての海外生活で不安を感じる高校生にとって、複数人部屋の寮は安心できる環境を提供してくれます。仲間と情報交換をしたり困ったときに助け合ったりすることで、協調性を養うことも可能です。
複数人部屋の寮がある学校を選ぶ際は、部屋の人数や設備、ルームメイトの国籍や年齢層を事前に確認しておきましょう。寮のルールは学校によって異なるので、情報を事前に集めておくことで渡航準備がしやすくなります。
キャンパス型の学校を選ぶ
高校生がセブ島留学する際は、キャンパス型の学校を選ぶこともおすすめです。
セブ島はフィリピン国内でも比較的治安が良いとはいえ、日本に比べると軽犯罪が多発しています。キャンパス型の学校を選ぶことで、授業がある日は必要最小限の外出にとどめて犯罪に遭うリスクを減らすことができます。
キャンパス型の学校を選ぶ際は、学校内の設備を事前に確認しておきましょう。図書館や自習室、カフェテリア、スポーツジムなどの設備が整っていると、平日に学校の外へ出なくても充実した生活を送ることができます。
【おすすめの学校】EV Academy
EV Academyはセブ島ではじめてスパルタ式を取り入れた語学学校です。
スパルタに比べて規則が緩いセミスパルタも選べるので、自分の学習スタイルに合わせて英語漬けの日々を送ることができます。
EV Academyのキャンパスには、プールやジム、カフェテリアなどの娯楽施設も併設されています。寮は1〜4人部屋まで選べるので、自分の学習スタイルに合わせた留学プランで渡航できます。
中学生におすすめのセブ島英語留学
中学生が海外で英語を学ぶ経験は、語学力向上はもちろんのこと、自立心や国際感覚を養う上で非常に貴重な機会となります。
セブ島は温暖な気候で、自然と触れ合うアクティビティもたくさんあるので、中学生にとって好奇心をくすぐる体験ができるでしょう。
中学生がセブ島留学する際には、以下のポイントを重視して学校選びをしましょう。
おすすめの学校と一緒に詳しく見ていきましょう。
15歳未満の受け入れに対応しているか確認する
中学生が留学する際には、学校がその年齢層の学生を受け入れているかを確認することが最も重要です。
フィリピンでは、15歳未満の人が保護者を伴わずに入国する際に「WEGビザ」と呼ばれるビザが必要になります。そのため多くの語学学校では、15歳を基準に入学者に対する年齢制限をしています。
年齢制限に加えて、適切なサポート体制が整っているかを確認することが最も重要です。
若い学生が安心して生活できるよう、食事の提供、寮の管理、健康管理、カウンセリングなどのサポート体制が整っているかを確認しましょう。学校内のセキュリティ体制や、緊急時の連絡体制もあわせて確認すると良いでしょう。
親子留学を検討する
中学生が初めて海外留学をする場合、親子留学という選択肢も有効です。保護者も一緒に滞在し英語を学ぶことで、安心して留学生活を送ることができます。
特にセブ島は、自然に触れ合える観光地がたくさんあるのも魅力です。親子留学することにより、英語力の向上だけでなく、日本とは異なるスケールの大きな大自然を体験して家族の絆を深められます。
アクティビティが豊富な学校を選ぶ
アクティビティが豊富な学校を選ぶことも、中学生がセブ島留学する際には考慮したいポイントです。
中学生にとって、机に向かっての学習だけでなく、様々なアクティビティを通して英語に触れることは、学習意欲の維持や異文化理解を深める上で非常に重要です。
アクティビティを選ぶ際は、学校のウェブサイトなどでアクティビティの種類や頻度を確認しましょう。
ボランティアや遠足など、他の学生や現地の人と交流する機会になったり勉強の息抜きになったりするアクティビティは、中学生にとって最適な異文化交流になり、英語学習のモチベーションも高まります。
【おすすめの学校】ELSA
ELSAは、セブ島の中心部から30分ほど離れた郊外にある語学学校です。緑が多いキャンパスでは満点の星空を楽しむこともでき、自然に囲まれた環境で留学したい中学生におすすめです。
ELSAでは、10歳から単身留学に対応しています。現地の人が通う学校も運営しているので、中学生をはじめとするジュニア留学に特化した学校運営が特徴です。
小学生におすすめのセブ島英語留学
小学生にとってセブ島での英語留学は、早期に英語に触れ、国際感覚を養う素晴らしい機会となります。異文化に触れながら英語を学ぶ経験は、将来の可能性を大きく広げるでしょう。
小学生をセブ島留学に送り出す際は、以下のポイントを抑えて学校を選びましょう。
おすすめの学校とあわせて、詳細を見ていきましょう。
英語学習以外のカリキュラムも確認する
小学生のための語学学校選びをする際は、英語学習以外のカリキュラムも確認しましょう。小学生の留学では、単に英語を学ぶだけでなく様々な体験を通して知的好奇心を刺激するカリキュラムが重要になります。
水泳やダンスなど、体を動かしながら自然や現地の文化に触れ合うカリキュラムは特におすすめです。フィリピンの気候や文化を活かしたカリキュラムでは、欧米への留学にはない経験ができます。
授業中の保護者と子どもの距離感を確認する
授業中の保護者と子どもの距離感を確認することも、小学生のセブ島留学を準備する際に必要です。親子留学の場合、授業中に保護者がどのように関わるかは、子どもの安心感と自立心を育む上で重要になります。
小学生の場合、最初は保護者が一緒に授業に参加したり、近くで見守ったりすることで、安心して学習に取り組めるでしょう。慣れてきたら徐々に保護者は別室で待機するなど、少しずつ距離を置いていくことで自立心を育めます。
現地移住やインターナショナルスクールへの編入サポートを確認する
セブ島への移住や現地インターナショナルスクールへの編入を検討している場合は、学校がそのサポートを提供しているか確認することが重要です。
移住やインターナショナルスクールへの進学は、グローバルな視点と語学力を養うための教育を与えることができます。
まだ具体的に検討していない場合でも、現地の生活情報やビザ情報、インターナショナルスクールの情報を豊富に提供してくれる学校を選べば、選択肢が広がります。移住や進学のカウンセラーがいるかどうかも確認すると良いでしょう。
【おすすめの学校】SMEAG エンカント校
SMEAG エンカント校は、リゾート地でゆっくりと親子留学をしたい人におすすめです。授業中は個室ブースではなく開放的なドアのないブースで勉強できるので、子どもの学習を自然に見守れます。
授業内では、体を動かしながら英語を学ぶアクティビティもあります。マンツーマンクラス、グループクラス、アクティビティがほとんど同じ割合で行われるので、バランスよく楽しみながら国際感覚を身につけられます。
未成年が留学する際の注意点
未成年がセブ島へ留学する際には、以下の点に注意しましょう。
それぞれについて詳しく解説していきます。
保護者の同意と緊急連絡体制を確立する
未成年が留学するにあたっては、保護者の同意が不可欠です。また、緊急時の連絡体制をしっかりと確立しておくことが非常に重要になります。
15歳未満の外国人が、親の付き添いなくフィリピンに渡航する際は、WEGビザが必要です。
WEGビザは保護者の同意に関する書類を提出して申請します。子どもを単身で留学させる場合は、国に対する同意に加え、留学する学校とも緊急時の対応を確認しておきましょう。
留学先の法律や規則を守る
留学先の法律や規則を守ることも、未成年が留学する上で大切です。日本とは違う文化や慣習がある環境で過ごすため、現地の法律や学校の規則をきちんと守ることがトラブルを防ぐのに有効です。
特に学校が定める規律は、必ず守るように指導しましょう。学校の規則は子どもの安全を守るために定められているので、規則の意味を子どもに理解させることが安全な留学につながります。
健康管理を徹底する
未成年が留学する際には、健康管理が大人以上に大切です。
慣れない海外生活では、体調を崩したり、予期せぬトラブルに巻き込まれたりする可能性も考えられるので、渡航前から体調を整えておきましょう。
出発前に予防接種や健康診断を受けておくことが、特に子どもの健康管理につながります。渡航前に体調を万全にした上で、子どもが普段使っている風邪薬や胃腸薬を持たせると安心です。
まとめ
この記事では、小学生から高校生向けにセブ島への英語留学について解説しました。セブ島は、日本からの距離や学習環境などが未成年の留学に適しています。
未成年が留学する際に注意する点は、以下の3つです。
事前に子どもとコミュニケーションをとりながら準備しておくことで、現地での留学生活をトラブルなく終えられる可能性が高まります。年代に応じて学校を選び、セブ島で英語力と国際的な視点を養いましょう。

◇経歴
学習塾での英語指導経験、英語を使用した外国人への日本語指導経験あり
◇資格
TOEIC 835点、英検準1級
◇留学経験
フィリピン・セブ、3週間、IDEA ACADEMIA
◇海外渡航経験
旅行で台湾、韓国、語学留学でフィリピンへの渡航経験あり
2025年8月にニュージーランドへ移住予定
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
小学校のALTがきっかけで英語に興味を持ち、英語の専門学校へ入学。
在学時から学習塾で子供たちに英語を指導してきました。
現在は日本語教師として英語で外国人に日本語を教えながら、私生活では海外移住に向け英語を勉強中。