
古い歴史のある国イギリス!一度は行ってみたいですよね。
本場のイギリス英語に親しみ、お目当ての観光を思いっきり楽しんだ後は、自分のイギリス旅行記念に、そして、日本の家族や友人にイギリスならではのお土産を買うのもまた楽しいものです。
さて、イギリスのお土産物として、イギリスでしか買えない物は何でしょうか?
ここでは、イギリスでなければ買えないお土産品として食品や雑貨を紹介し、併せてイギリスならではのグッヅや買う場所、買い方のポイントなどを解説致します。
【ジャンル別】イギリスでしか買えないお土産
お友達や家族のためのお土産として、自分の記念品としても、イギリスでの買い物はそこでしか手に入らない物がいいですね。しかも、イギリス製であって欲しいです。せっかく買ってきたのに日本でも簡単に手に入るものだったり、イギリス以外の国で作られたものだったりしたら本当に残念!
まずは「made in UK」であることを確かめて買いましょう。具体的には次のジャンル別に紹介します。
・お菓子
・雑貨・ファッション小物
食品・飲みもの
イギリスといえば、紅茶を思い浮かべる人がいるでしょう。
中でも有名な3つの銘柄と塩、ビネガーを紹介します。
■ ウィッタードの紅茶
1886年創業という古い歴史のある紅茶専門店ウィッタードの紅茶は今でも人気があります。試飲もでき、花模様、アリスなどのステキな絵柄の缶を見るだけでも楽しいです。
■ フォートナム・アンド・メイソンの紅茶
300年も続く高級紅茶は王室御用達です。日本でもとても人気があり一部手に入りますが、日本では見かけない色々な絵柄の缶入り、王室行事にちなんだ新種もあり、イギリス土産として買って帰るだけの価値はありますね。
■ ブリュー・ティー・カンパニーの紅茶
リヴァプール発祥の比較的新しい紅茶ブランドです。茶葉を刻まずにそのまま使ったおいしい紅茶です。四角いシンプルなパッケージも愛着がわきます。
■ モントンの塩
イギリス南東部、モントンで作られる塩。海水を平釜で煮て結晶にした塩は、大量生産でない素朴な味が特徴です。イギリスのシェフにも愛用されています。お土産に持ち帰るのにもピッタリですね。
■ サーソンズモルトビネガー
イギリスのフィッシュアンドチップス専門店でも使われている酢です。酸っぱいながらもまろやかさがあり、料理の味を引き立ててくれます。
お菓子
イギリスのお菓子は本当においしいです、そしてとても甘いです。
甘党ならぜひお土産に買って帰りたいですね。
■ プレスタットのチョコレート
1902年創業の王室御用達のチョコレート専門店です。イギリスらしい国旗や衛兵の絵柄も楽しく、板チョコや箱詰めトリュフもおいしそうです。イースターには卵形のチョコレートも店頭に並びます。
■ ヴォーカーズのショートブレッド
スコットランド伝統のショートブレッドです。小麦粉と砂糖、塩、バターをたっぷり使った素朴な味はいくら食べても飽きが来ません。ヴォーカーズの赤いタータン模様の箱はとても有名ですね。このほかに、スコティッシュテリアや国旗の模様もあってイギリス土産に最適です。
■ ファッジ・キッチンのファッジ
ファッジは砂糖、バター、牛乳などを原料として作ったキャンディーです。キャラメルに似ていますが、口に入れるととろけるような食感がステキです。様々な味のファッジがあり、ギフト用のパッケージもあります。
■ タノックのティーケーキ
1890年にスコットランドで創業した焼き菓子店タノックが作っているチョコレート菓子。ビスケットにのせたマシュマロをチョコレートで覆ったドーム型のお菓子で、包み紙もレトロで懐かしい感じがします。
雑貨・ファッション小物
食べ物は残らないのでイギリス滞在記念に何か残るものがいいと思う人もいますね。
持ち運びが簡単で、お友達に配るにも良い雑貨としては次のようなものがあります。
■ マグカップ
各ミュージアム、ギフトショップなどにはカラフルでステキなマグカップがたくさんあります。例えば、ロンドン交通博物館の地下鉄路線図入りのマグ、ギフトショップにあるユニオンジャック、王室紋章入りなど、イギリスならではのデザインのマグカップをお探しください。
■ エコバッグ
持ち帰りに便利なエコバッグはお土産用にちょうど良いです。マークスアンドスペンサーやハロッズ、また、V&Aなどのシンプルなバッグは日本では高価ですが、地元ではリーズナブルな値段なのが嬉しいです。長く使えるので喜ばれます。
■ キーホルダーやスプーン
ちょっとした手土産用にはキーホールダーやスプーンはいいですね。国旗、パディントン、衛兵、ロンドンバスなどイギリスにちなんだグッズなら記念品としてもぴったり。
■ ティータオル
日本人はあまりなじみがないかもしれませんが、イギリスではキッチン用のティータオルはお土産に使われています。イギリスの風景や国旗、植物などいろいろな絵柄があり、実際にキッチンで使うというよりデコレーションとして楽しむこともできます。
イギリスならではのグッズ|王室・キャラクター・スポーツチーム
イギリス以外ではまず手に入らないグッズとしては次のようなものがあります。
・イギリス独特のキャラクター
・英スポーツチーム
王室
イギリス王室ロイヤルファミリー関連グッズは根強い人気があります。
王室公式ショップはもちろんのこと、ロンドン市内のお土産店にもたくさんの種類があります。
王室絵柄の缶入りチョコレートやビスケット、王冠のデザインのキーホールダー、王室の紋章入りのマグカップ、スプーンなど日本ではなかなか手に入らないので、良い記念品になります。
キャラクター
■ パディントン・ベア
赤い帽子をかぶり、青いコートを着たパディントン・ベアはイギリス児童文学のキャラクターです。
パディントンが降りたとされているパディントン駅にはパディントンの銅像が立っていることはご存知でしょう。エリザベス女王が晩年にパディントンと動画に出るほど国民に親しまれています。パディントン駅の公式ショップをはじめデパートやスーパーでもぬいぐるみや雑貨を手に入れることができます。
■ ハリー・ポッター
映画でも人気になったハリー・ポッターシリーズは今でも大人気です。
キングス・クロス駅にはハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校行き列車が発着するというプラットフォームが再現されています。またこの駅にあるハリー・ポッターグッズ店には魔法の杖などのグッズがそろっています。
■ シャーロックホームズ
コナンドイルの小説「シャーロック・ホームズ」はあまりにも有名ですが、現在でも人気があります。ロンドンのベーカー街にあるシャーロック・ホームズ博物館内のショップにはパイプ、帽子、虫眼鏡などの記念品がたくさんあります。
スポーツチーム
サッカーファンには、マンチェスターユナイテッド、リヴァプール、アーセナル、チェルシーなどの人気クラブの記念品はお土産にうってつけです。
それぞれの公式ショップにはタオル、キーホルダー、Tシャツなどが豊富にそろっています。ロンドンのお土産ショップでも買えます。
イギリスでお土産を買うのにおすすめの場所

イギリスでお土産を探すなら次のような場所がおすすめです。
・デパート
・ミュージアムショップ
・空港
スーパーマーケット
■ マークス&スペンサー
プライベートブランド商品が多数あります。ショートブレッドや紅茶など定番のお土産がそろっています。マークス&スペンサーのエコバッグも人気です。日本で買おうとするとかなり高いので現地で調達するのが一番です。
■ ウェイトローズ
王室御用達のお店として有名です。都市部に多い中型スーパーで、クッキー、チョコレートなど自社ブランド製品が豊富です。紅茶は種類が多く、お好みのものを選べます。
■ Sainsbury’s
イギリス第二位の大手スーパーです。衣類、食料品、雑貨、などほとんどがそろっています。季節ごとのイベント用のお菓子もたくさんあります。セルフレジで効率よく買い物ができます。
■ TESCO
イギリス最大のスーパーチェーンです。価格もリーズナブルで好みのお土産が手に入ります。
デパート
■ ハロッズ
世界的に有名なデパートで、食料品コーナーには英国らしいお菓子や紅茶、高級ギフトがそろっています。
■ リバティ・ロンドン
リバティプリントで有名です。布製品やステーショナリーなどおしゃれなデザインが人気です。
■ フォートナム&メイソン
伝統的な英国の高級食料品、紅茶、ジャム、ビスケットなどのお土産があり、高級志向の人に向いています。
■ セルフリッジズ
ロンドン中心部にある大型百貨店です。ファッション、コスメ、ホームグッズまで幅広い品揃えで、観光のついでに立ち寄るのにぴったりです。
ミュージアムショップ
ロンドン市内にあるたくさんのミュージアムショップではそれぞれ特徴のあるお土産品が買えます。
■ 大英博物館
世界中の名品をテーマにしたオリジナルグッズが豊富です。ロゼッタストーンやパルテノン神殿をモチーフとした文具や雑貨などが特に人気があります。
■ バッキンガム宮殿公式ショップ
英王室の公式グッズが買えるショップです。王室紋章入り食器、スカーフ、紅茶、ベアなど他では手に入らない高級感あふれるアイテムがそろっています。
■ V&A博物館
アート性の高い雑貨が豊富です。バッグ、アクセサリー、ポスターなどデザインがステキです。実用性とおしゃれを兼ね備えたお土産を探すにはぴったりです。
■ ナショナルギャラリー
ゴッホ、モネ、ターナーなどの名作をモチーフにしたグッズが豊富にあります。ポストカード、ポスター、文具、トートバッグなどアートファンにはたまりません。
空港
■ ヒースロー空港、ガトウィック空港
帰国前にまとめて買い物をするなら空港の免税店がおすすめです。食品、お菓子、紅茶、ウイスキー、雑貨、コスメなど、いろいろなものがあります。荷物が重くなり過ぎないように気を付けて、大いにお買い物をお楽しみください。
イギリスでお土産を買うときのポイント
イギリスには本当にたくさんの魅力的なお土産品があります。
どれも買いたくなりますが、空港の税関で没収されてしまったり、途中で壊れてしまったら困りますね。イギリスで買い物をするときに気を付けたいポイントを紹介します。
肉類
イギリスの肉製品はおいしいです。
しかし、ハム、ソーセージ、ベーコンなどは検疫の対象となりますから、注意が必要です。もしどうしても持ち帰りたければ検査証明書が発行されていて、パッケージが未開封であることを確認してください。到着時には動物検疫カウンターで申告する必要があります。
賞味期限や保存方法
紅茶、クッキー、チョコレートなどは、お土産にちょうど良い品物ですが、買うときには必ず賞味期限を確認しましょう。
セールになっているものには賞味期限が迫っているものもあります。日本についてもすぐには渡せない人もいるでしょう。期限に余裕があるものを選ぶのがいいですね。
できるだけ缶入り瓶入りや密封パックになったものがいいですが、重くなるのを避けるために箱入りや簡易包装のものを買ったときには、持ち運びに注意して、帰国後も湿気の少ないところに保存するなどの工夫が必要ですね。
高額な品物やアルコール類
お土産用に高額なものを買う場合は、免税範囲が20万円であることを覚えておきましょう。
酒、タバコ、香水以外の物を買う場合は、合計が20万円以上になるとそれを超える分だけ課税されます。お酒は760mlのボトル3本までは免税ですがそれ以上は課税対象となります。高級ブランドバッグなどは注意が必要です。
割れ物
酒類やマグカップなどの割れやすいものは、機内に持ち込むのが安全です。
手荷物に入れられないときは、クッションシートや衣類などでしっかり包み、できるだけ壊れないように工夫してください。特に酒類は瓶が割れると荷物全体に影響が出るので要注意です。
限定商品
日本では手に入りにくい期間限定品はお土産に買いたいものですね。
クリスマス限定とか、王室イベント時のみの限定品(例えば、戴冠式記念グッズ)などは貴重品です。ただし、発売数が限られていますから、見つけたらすぐに買うのが原則です。
まとめ
イギリス土産には紅茶、塩、チョコレート、マグカップなどがあります。
日本では手に入りにくい王室やキャラクター、スポーツチームのグッズ もいいです。
買えるところはスーパー、デパート、ミュージアムショップ、空港などです。
持ち込み制限のある肉類や課税対象となる高額品を買うときには注意が必要です。
手荷物が多くなり過ぎないように気を付けながら、イギリス滞在記念のステキなお土産を探してください。
◇経歴
高校英語教師2年、イギリス滞在1年、帰国後幼児英会話指導員10年を経験
◇資格
英検2級
◇留学経験
国内英語研修2回
◇海外渡航経験
イギリスに1年間滞在しました。幼児がいたため学校には行けませんでしたが、イギリス人の元ラテン語教師について個人的に英会話の勉強をしました。長年の夢だったイギリス生活は毎日が冒険でしたが、イギリス人の寛容さに助けられ、英語力をつけることができました。一番の収穫は、あらゆることをグローバルな視点で考えることができるようになったことでした。帰国後は在日外国人の手助けをするなど、イギリス滞在経験を生かす努力をして、自分自身も楽しんでいます。
◇自己紹介
12歳で英語の勉強を始めて以来の英語好きです。
英語の勉強にショートカットはありませんが、やればやっただけ成果が上がるのが語学の勉強です。
現在英語を勉強している人、これから本腰を入れて勉強しようとしている人たちと、私がイギリス生活で学んだことを共有し、英語の勉強の楽しさを知っていただけたら幸いです。