一週間のイギリス旅行の費用は?総額や項目ごとの目安をご紹介!

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日本からイギリスまでは直行便で約12〜13時間、乗り継ぎ便で17時間ほどかかるので、 旅行日程は一週間(5泊7日)以上で組む人が多いです。

今回は、一週間のイギリス旅行にかかる費用を項目ごとに詳しく紹介します。

また、物価上昇や円安の影響が大きいので「イギリスに行きたいけど高くて行けないかもしれない」と不安な人もいるでしょう。

イギリスの旅行費用を抑えられる時期や、節約するコツも紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

イギリスの通貨・物価事情

イギリス旅行の費用を計画する際にはまず、通貨の種類や物価の状況について確認しておきましょう。

・イギリスの通貨は「ポンド」
・表記記号は「£」
・国際通貨コードは「GBP」
・補助単位は「ペンス(p)」※1ポンドは100ペンスに相当

2025年現在の為替相場では、1ポンド200円程度で取引されています。

地域や商品による違いはあるものの、昨今の物価高騰と円安の進行によって、イギリスにおける物価水準は日本の約1.5倍〜2倍です。

また、イギリス国内でも2021年から2022年にかけ、前の年より10%以上も物価が上昇しました。その後一度は落ち着きましたが、2025年に入ってから再び値上がりする動きが見られています。

イギリス旅行を計画する際は、余裕を持って予算を決めると安心です。

一週間のイギリス旅行の費用相場(総額)

日本からイギリスに行くには直行便で約12〜13時間、乗り継ぎがある場合は17時間ほどかかるので、しっかり楽しむには一週間(5泊7日)は必要でしょう。

一週間(5泊7日)のイギリス旅行でかかる費用の目安は、大人1人約30万円〜</spanです。
以下の内訳例も参考にしてみてください。

項目 目安費用
航空券(往復) 15万円~
ホテル代(スタンダードホテルの場合) 7万円~
食事代 5万円~
交通費 1万円~
Wi-Fi・通信費 3,000円~
観光やツアー費用 3万円~

上記の他には、海外保険費用やお土産代がかかるでしょう。

また、2025年1月から日本国籍の人がイギリスに観光や短期滞在で渡航する場合、ETA(電子渡航認証)の取得が必須です。取得費用は1人16ポンド(約3,250円)かかります。※2025年11月のレートで計算

参照:ETA(電子渡航認証)|在英国日本国大使館

【項目別】イギリス旅行にかかる費用

イギリス旅行にかかる費用を項目別に詳しく見ていきましょう。

航空券

東京からロンドンまでの航空券の料金は、直行便よりも乗り継ぎ便の方が安いケースが多いです。

1回だけでなく2回経由する便を選ぶと、さらに安いチケットが見つかるでしょう。

ただし、乗り継ぎ便は20時間を超えるフライトになることが多く、直行便と比べて所要時間が長くなります。

直行便を利用すれば、東京からロンドンまで約14時間です。
一週間以下の日程でイギリス旅行に行く人は、直行便がいいでしょう。

直行便と乗り継ぎ便の往復の目安料金は以下の通りです。※エコノミークラスの場合

直行便:20万円~25万円(安い時期)、22万円~56万円(高い時期)
乗り継ぎ便:15万円~22万円(安い時期、)22万円~50万円(高い時期)

航空券の価格は、出発日が近づけば近づくほど高くなるので、スケジュールが確定したらなるべく早く予約することをおすすめします。

宿泊費

イギリス滞在中のホテルの費用は、選択するホテルのグレードによっても大幅に変わります。

ロンドンの中心エリアの場合、低価格なビジネスホテルはあまりなく、高級ホテルが多い傾向にあります。

宿泊費をできるだけ節約したい人は、ロンドン中心部から少し離れた場所でホテルを探してみましょう。

ホテルのグレード別の料金は、以下の表を参考にしてみてください。

ホテルのタイプ 大人2名1室の場合の料金(1泊)
スタンダード(2~3つ星) 約1万円~
スーペリア(3~4つ星) 約2万円~
デラックス(4~5つ星) 約5万円~
ラグジュアリー(5つ星) 約10万円~

交通費

イギリス旅行の交通費の目安はバスや地下鉄、トラムなどの公共交通機関を使う場合で、1日あたり約1,500円〜です。

タクシーを主な移動手段とする場合は、1日あたり約2,000円を見込みましょう。

ちなみにイギリスではロンドン市内をはじめ、ほぼすべての地域においてバスでの現金乗車はできません。

完全なキャッシュレスなので、イギリス交通ICカードである「オイスターカード」やタッチ決済が可能なクレジットカードを準備しておきましょう。

また、複数都市を移動する場合は高速鉄道を利用する方法が便利ですが、その場合少し交通費が高くなります。

例えば、ロンドンからマンチェスターまでは、片道約1万円前後かかります。
※利用日時や予約時期、座席クラスにより変動あり

食費

イギリス旅行の食費の目安は、1日あたり約1万円〜です。

イギリスの物価水準は日本と比較して全般的に高いので、少し多めに見積もっておくと安心です。

またバーでのお酒や、少し高めのレストランでのコース料理を楽しみたい人は、さらに多めに予算を考えておきましょう。

特にロンドンでの外食は費用が高いため、テイクアウトやスーパーで買い物をして自炊する日を作れば節約できます。

ただし、主要観光スポットから離れるとレストランの価格帯は安くなるので、都市部ではない所で探すのも一つの方法です。

ちなみにイギリスにはチップを渡す習慣があります。レストランで食事をする際は注意が必要で、食事代金の10〜15%を上乗せして支払うのが一般的です。

しかし、レシートに「Service charge is included」と記載があれば「サービス料が含まれています」という意味なので、チップの支払いは必要ありません。

そうでなければ、お札で支払ってお釣りを受け取らない、もしくはテーブル会計の場合はテーブルにチップ分を置いて席を立つ方法もあります。

また、チップを渡すお店の判断基準はウェイターさんがいるお店で、ファストフード店やコーヒーショップでは基本的に不要です。

観光費

イギリスにあるミュージアムは無料で入れる場合が多く、ミュージアムを中心に観光すれば、観光費はかなり抑えられます。

ただし、人気観光スポットのバッキンガム宮殿やセントポール大聖堂などは、いずれも入場料が4,000円〜6,000円ほどかかります。世界的に見ても高めの料金設定です。

しかしバッキンガム宮殿の衛兵交代式の見学や、ビッグベンの前で記念撮影のみでよいという人であれば、費用はかかりません。

ちなみに、施設によって入場できる期間が決まっているケースもあるので、中を見たい場合は事前の確認や予約がおすすめですよ。

イギリス旅行が安い時期


イギリス旅行の費用を抑えられる時期は、1月〜2月頃または10月〜11月頃のオフシーズンです。

冬なので少し寒いですが、東京の冬と同じくらいなので、通常の防寒対策をすれば十分楽しめます。

また、オフシーズンは観光客が減り、人気の観光地も比較的ゆったり楽しめるのがもう一つのメリットです。

ちなみに、イギリス旅行へのベストシーズンは3月〜8月です。ただし、春は朝晩が冷え込むので、温度を調節しやすい服装を準備しましょう。
夏は湿度が低いため、日本よりも過ごしやすいですが、日中は30度を超えることもあるので、熱中症対策は必須です。

加えてイギリスの気候の注意点として1つ、一年を通して降水量が多い点を覚えておきましょう。折りたたみ傘やレインコート、ウィンドブレーカーなどがあると安心です。

イギリス旅行で節約するコツ

円安や物価高騰の影響で、イギリスへの旅行費用は以前よりも高い傾向にあります。

少しでも節約したい人は、以下のコツを参考にしてみてください。

ツアーを予約する

イギリス旅行はツアーを予約すると、旅行費用を節約できます。

航空券やホテルなどを一括予約できるので、個別に予約するより楽な点もメリットです。

さらに、旅行代理店で年に数回実施されるセール時期を狙えば、費用を抑えられる可能性もあります。ちなみにセール時期は通常、夏と年始のタイミングが多いですよ。

ただし、お得なセールは枠が決まっている場合がほとんどなので、買い逃さないように販売開始時刻をしっかりチェックしましょう。

公共交通機関の利用時はオイスターカードを使う

イギリス旅行で公共交通機関を利用するときは「オイスターカード」と呼ばれる交通ICを利用すると、通常の乗車券代の約半額に抑えられます。

乗車券を都度購入する必要がないため、スムーズに移動ができます。

オイスターカードの購入場所は、駅構内のチケット販売機やコンビニです。チケット販売機であれば、日本語表示に切り替えられるので安心ですよ。

最初のカード購入時は、デポジットとして5ポンド(約1,000円)とチャージしたい金額を一緒に支払います。デポジットと残ったチャージ額は、カードを返却すれば返金してもらえます。

コンビニで店員さんにチャージしてもらう場合は、英語でお願いする必要があり「Can I Top-Up my oyster card?(キャン アイ トップアップ マイ オイスターカード?)」と聞けば対応してもらえるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

無料の博物館や美術館を回る

イギリスには無料で入場できる博物館や美術館が多くあります。

世界的に有名な大英博物館やロンドン自然史博物館、ナショナル・ギャラリーなどが特に人気です。 大英博物館は1日では回りきれないほどの広さなので、かなり満喫できますよ。

無料で入場可能な博物館や美術館を中心にすれば、観光代はほぼゼロ円です。

ロンドンパスを活用する

ロンドンパスは、ロンドンの複数の主要観光地を回る観光客向けのパスです。

ロンドンにある約80ヶ所の観光地が含まれていて、入場料が割引価格で購入できるうえに、都度入場料を支払う手間が省けます。

ロンドンパスは1〜7日または10日間の中から、旅行日数にあわせて選択できます。

最大50%もお得になるので、ぜひチェックしてみてください。

詳細はこちらの購入サイトで確認できます。

B&Bやゲストハウスに泊まる

イギリスでの宿泊先を、ホテルではなくB&Bやゲストハウスにすると費用が抑えられます。

B&Bとは民泊のような感じで、基本的には朝食もついているので、イギリスの家庭料理に触れられる機会にもなりますよ。

ゲストハウスは、B&Bより規模が大きく客室数も多いので、もう少しホテル寄りの雰囲気です。

B&Bやゲストハウスはイギリスの郊外にあることが多いので、都会の喧騒から離れたローカルな雰囲気を楽しめます。

他の宿泊者や大家さんと仲良くなることもあるので、ホテルとはまた違う新鮮な体験が旅行の思い出を深くするでしょう。

まとめ

イギリス旅行でかかる費用の目安は、一週間(5泊7日)で大人1人約30万円〜です。

物価の高騰や円安の影響があるため、余裕を持った予算計画が必要です。

しかし、以下のようにイギリス旅行費用を節約するコツはあります。

・1月〜2月頃または10月〜11月頃のオフシーズンに行く
・ツアーを予約する
・公共交通機関は交通IC「オイスターカード」を使う
・無料の博物館や美術館を回る
・ロンドンパスを活用する
・ホテルではなくB&Bやゲストハウスに泊まる

自分の予算にあわせて満喫できる旅行計画を立てましょう。

 

 

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