
週末を使って弾丸で海外旅行に行きたいと考えている人は多いのではないでしょうか。アジアを中心に、1泊2日の短期間でも海外旅行を楽しむことは十分に可能です。
この記事では、関西から海外旅行に行くことを想定して、おすすめの旅行先の国を紹介します。また、1泊2日で効率よく海外旅行を楽しむためのコツも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
関西の空の玄関口「関西国際空港」とは?

関西国際空港は、大阪にある国際空港であり、国内外の各都市への航空便が就航しています。国内線は12路線が、国際線は70路線が利用可能です。
国内旅行や海外旅行をする日本在住者の利用はもちろん、海外から日本を訪れる外国人観光客の利用も多く、西日本を代表する空港の1つだといえます。
関西国際空港は、第1ターミナルと第2ターミナルから構成されています。
第1ターミナルは主要ターミナルとなっており、関西空港駅から直結している点が特徴です。LCC以外のすべての国際線および国内線が発着するターミナルであり、鉄道やリムジンバス、タクシーなどの手配、外貨両替所、コンビニやカフェ、レストランなども利用できるなど、必要なサービスが一通り揃っています。
一方の第2ターミナルは、第1ターミナルから4kmほど離れた場所にあるターミナルです。そのため、第2ターミナルを利用する際は、まず第1ターミナルへ行き、そこから無料連絡バスを使って移動する必要があります。
先述の通り、こちらの第2ターミナルは、国内外のLCC便が発着するターミナルです。平屋建ての建物となっており、1つのフロアに、国内線のゲートエリアのほか、国際線のチェックインエリア、国際線のゲートエリアが入っています。第1ターミナル同様コンビニや飲食店、外貨両替所など必要な施設は一通り揃っています。
1泊2日で海外旅行をする人の中には、LCCを使って近隣諸国に行く人もいるでしょう。第1ターミナルだけでなく、第2ターミナルも覚えておいてください。
関西から1泊2日で行ける海外旅行先
ここでは関西から1泊2日で行ける海外旅行先の国とおすすめスポットを紹介します。週末を使って海外旅行したいといった人はぜひ参考にしてください。
韓国
日本からもアクセスしやすい海外旅行先の代表格ともいえるのが韓国です。韓国のソウルは、関西国際空港からだと直行便で1時間半〜2時間で到着します。新幹線を使って東京から大阪に移動する時間よりも短いため、気軽に海外旅行をしたい人におすすめです。また、関西国際空港からは、LCCを含めた各航空会社が就航しているため、コストを抑えつつ旅行をするといったこともできます。
グルメやショッピング、美容、カフェ巡りなど、さまざまな楽しみ方ができる点は韓国の魅力の1つです。そんな韓国で1泊2日の旅行をするなら、明洞は外せません。
明洞は、韓国・ソウルでも屈指の繁華街であり、トレンドや食文化、歴史などをまとめて体感できる人気スポットです。食べ歩きをしたい人も、買い物を楽しみたい人も、韓国の雰囲気を味わいたい人も、誰でも楽しむことができるでしょう。また、周辺には韓屋村や南大門市場などのスポットもあるため、1泊2日の韓国旅行でも十分に楽しめます。
明洞でホテルを予約しておけば、チェックインしてすぐに遊びに出かけることもできるほか、夜遅くまで遊んでもすぐにホテルに帰ることも可能です。
そのほかにもおすすめしたいのが弘大です。独特の雰囲気を持つ弘大は、文化とアートが息づく街として知られています。カフェやレストランも多いので、散策をしながら食事を楽しむ、カフェ巡りを楽しむといったこともできます。伝統的な屋台料理も楽しめるため、こちらもぜひ訪れてみてください。
台湾
台湾も関西から1泊2日で訪れやすい場所の1つです。関西国際空港から台湾の台北までは約3時間で到着します。機内で睡眠を取ったり、映画を見たりしている間にあっという間に到着するでしょう。
また、関西国際空港からは、LCCやフルキャリアなどさまざまな航空会社が就航しているため、予算やサービスなどのニーズに応じた選択ができる点も特徴です。利用する航空会社や予約のタイミングなどによっては往復2万円台で訪れることも不可能ではありません。
台湾を訪れる際は、世界4大博物館の1つである「国立故宮博物院」は外せないスポットの1つです。有名な美術品が多数展示されているほか、70万点の収蔵品のうち約6,000〜8,000点が常時展示されているため、長時間過ごしても飽きることなく楽しめるでしょう。
また、グルメを楽しみたい人には、士林夜市がおすすめです。こちらは、台湾でも最大の夜市となっており、フライドチキンが有名な「士林豪大大雞排」やふわふわかき氷で知られる「辛發亭」も出店しています。
夜市の屋台は台湾文化の1つであり、グルメも堪能できるため、1泊2日の短い旅行でも十分な満足感を得られるでしょう。また、食べ物以外にもお土産物や洋服なども販売されているため、ショッピングを楽しみつつ食べ歩きをするといったことも可能です。
グアム
南国を楽しみたい人におすすめなのが、日本から一番近い南国の海外リゾートと言われるグアムです。グアムは、日本から約2,500kmの場所に位置するリゾートアイランドです。時差は1時間しかないため、時差ぼけしにくく、1泊2日の短い旅行にもぴったりだといえます。
グアムはアメリカですが、グアムに関してはESTAが免除されているため、手間がかかりません。関西国際空港からは3時間45分ほどで到着します。
グアムは非常に小さく、2時間程度あれば島内を一周できるため、1泊2日の旅行でも十分に楽しめます。また、南国のリゾート地ということもあって、シュノーケリングやバナナボートのようなビーチアクティビティもおすすめです。ビーチで何もせずに横になってゆっくり過ごしてもいいでしょう。中でもタモンビーチは、グアムでも特に活気のあるビーチといわれているため、ぜひ訪れてみてください。
そのほかにも、観光の定番スポットとして挙げられる「Two Lovers Point(恋人岬)」もおすすめです。展望台からは絶景が眺めることができ、明るい時間帯は青い海と綺麗な空を、夕方はオレンジ色のサンセットを楽しめます。
香港
香港は、関西国際空港から4〜5時間程度で行くことができます。中国の文化とイギリス統治時代の文化が融合するなど、他の中華圏の国にはない国際色豊かな雰囲気を楽しむことができるでしょう。また、香港ディズニーランドがある点も特徴です。ディズニーランド目的で旅行を計画している人もいるのではないでしょうか。
香港といえば、香港映画が有名ですが、その軌跡を辿ることができるのが「アベニュー・オブ・スターズ」です。こちらでは、「尖沙咀海濱花園」の一画に香港映画スターの銅像や手形などが展示されています。みて楽しむのはもちろん、写真を撮って楽しむのもおすすめです。
また、買い物やグルメを楽しみたい人には、巨大モール「ハーバーシティ」をおすすめします。こちらは、香港最大級の複合商業施設となっており、450以上のショップと70以上のレストラン、さらには映画館も有しているなど、1つの施設内でさまざまな楽しみ方ができます。また、屋上デッキではハーバービューを楽しむことも可能です。
そのほかにも、女性向けの商品を扱う店が多く並ぶ香港随一の屋台街「女人街」もおすすめスポットの1つです。お昼頃から夜まで、約1kmの中で100以上の露店が並んでいます。小物やアクセサリー、雑貨などさまざまなアイテムを扱っているため、みているだけでも楽しめるでしょう。
マカオ
マカオは、正式には中華人民共和国マカオ特別行政区といい、香港の隣に位置しています。関西国際空港からは4時間前後で到着します。面積は33km²と非常に小さいこともあって、1泊2日の短い期間でもしっかりと観光を楽しむことができるでしょう。また、マカオは1999年にポルトガルから中国に返還された経緯があるため、東洋と西洋の文化の融合を感じられる点が特徴です。
そんなマカオでおすすめなのが、セナド広場です。こちらは、世界遺産エリアの中心にあたる広場で、ポルトガル風の波模様の石畳やパステルカラーの建物が並ぶなど、ヨーロッパのような街並みを楽しめます。写真映えするスポットでもあるため、ぜひ訪れてみてください。
また、絶景を楽しみたい人には、マカオタワーがおすすめです。マカオタワーは東京タワーよりも約5m高い338mの高さを誇り、展望台からマカオ市街を一望できます。また、61階では地上233mの高さからのバンジージャンプにも挑戦可能です。
そのほかにも、マカオはカジノでも有名であり、カジノ収益は世界トップクラスを誇ります。そのため、IR(統合型リゾート)も多くあります。例えば、ウィンマカオはカジノホテル、レストラン、ショップが集まった複合施設となっているため、カジノを楽しんでご飯を食べるといった楽しみ方もできます。
限られた時間で効率よく旅行するコツ
1泊2日でも海外旅行を楽しむことは十分可能ですが、ここでは限られた時間の中で旅行をする場合、どうすれば効率がいいのか解説します。具体的なコツとしては以下のような点が挙げられます。
・送迎サービスを利用する
・eSIMを使う
・オプショナルツアーを活用する
1泊2日の旅行は時間が短いため、空港からの移動は送迎サービスを使って時間に無駄がないようにしましょう。空港でタクシーを探す、時間をかけて電車で移動するといったことをしていると時間をロスしてしまうため、事前に送迎サービスを調べておき、手配しておきましょう。
また、現地到着直後から、情報検索や地図の確認など、スマートフォンを使用する機会が多くなると考えられるため、事前にeSIMを設定しておくことをおすすめします。eSIMがあれば、空港到着後にSIMカードを購入して交換するといった手間が省けます。
そのほかにも、旅行会社が提供するオプショナルツアーを活用するのもおすすめです。ツアーを事前に予約しておけば、有名なスポットを効率よく回ることができます。日本語ガイド付きのツアーであれば、海外初心者の方でも安心して楽しめるでしょう。
まとめ
今回は、関西から1泊2日で行けるおすすめの海外旅行先を紹介しました。1泊2日となると、韓国や台湾などのアジア方面が中心ですが、グアムに行くこともできます。また、関西国際空港からはLCCをはじめとした各航空会社の便が就航しているため、航空券代を抑えつつ旅を楽しむことも十分可能です。
週末や連休を使って海外旅行を楽しみたいといった人は、ぜひ今回の内容を参考にしてください。
◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。