
「フィリピンで世界最小のメガネザルに会ってみたい!」
「ボホール島への行き方や、どこで会えるのか知りたい」
そんな方に向けて、この記事ではメガネザル(ターシャ)観光に必要な情報をまとめました。手のひらサイズの愛らしい姿を観察できるスポットから、アクセス方法、鑑賞時に守るべきマナーまで詳しく解説します。
絶滅危惧種のターシャを守りながら、素敵な出会いを楽しんでくださいね。
- フィリピンの至宝「メガネザル(ターシャ)」とは?世界最小の霊長類に会おう
- ボホール島でメガネザルに会える!おすすめ観光スポット
- ボホール島へのアクセス方法と現地での移動手段
- ターシャ鑑賞の重要マナー:繊細なメガネザルを守るために
- フィリピン・ボホール島で一生の思い出になる観光を!
フィリピンの至宝「メガネザル(ターシャ)」とは?世界最小の霊長類に会おう

フィリピンのボホール島には、世界最小の霊長類として知られるメガネザル「ターシャ」が生息しています。手のひらに乗るほど小さな体と、顔の半分を占めるような大きな瞳が特徴的な愛らしい動物です。
しかし、ターシャは絶滅危惧種に指定されており、フィリピン政府や保護団体による懸命な保護活動が続けられています。観光で訪れる前に、ターシャの生態や保護の現状について知っておくことで、より意義深い体験になるでしょう。
ターシャの不思議な生態:手のひらサイズと大きな瞳の魅力
ターシャは体長約11〜13cm、体重110〜130gほどしかない世界最小クラスの霊長類です。
最大の特徴は、直径16mmもある大きな瞳。体の大きさに対して最も大きな目を持つ哺乳類として知られ、夜行性の生活に適した進化を遂げてきました。首を180度回転させられるため、体を動かさずに後ろを見ることもできます。
主食は昆虫やトカゲで、夜間に活動して昼間は木の枝で休んでいます。指先には吸盤のような仕組みがあり、垂直の木の幹でもしっかり掴まって移動できるのが特徴です。その愛らしい見た目と不思議な能力が、世界中の観光客を魅了し続けています。
絶滅危惧種を守るために。フィリピンでの保護活動と現状
ターシャは現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。
森林伐採による生息地の減少や、違法なペット取引が主な脅威です。
1997年の大統領令(布告第1030号)で「特別保護動物」に指定され、捕獲や売買が法律で禁止されました。ボホール島ではフィリピン・ターシャ財団などが中心となり、生息地の保全と繁殖プログラムを進めています。
地元コミュニティと協力した環境教育活動も行われ、住民自身が保護の担い手になる取り組みも広がっているのです。観光施設の入場料の一部は保護活動の資金として活用され、訪れる旅行者も間接的に保護へ貢献できる仕組みになっています。
「ターシャはストレスで自死する?」鑑賞前に知っておきたい知識
ターシャはとても繊細な動物で、強いストレスを受けると自ら命を絶つという話が広まっています。実際には、ストレスによって食事を拒否したり、頭を木にぶつけるなどの自傷行為を行うことがあり、結果として命を落とすケースが確認されているのです。
そのため、観光施設では写真撮影時のフラッシュ禁止や大声を出さないこと、触らないことなどのルールが徹底されています。ターシャは大きな音や明るい光、突然の動きに敏感で、こうした刺激が過度なストレスにつながります。
静かに遠くから見守る姿勢が求められますね。正しい鑑賞マナーを守ることで、ターシャへの負担を最小限に抑えながら、貴重な出会いを楽しめるでしょう。
ボホール島でメガネザルに会える!おすすめ観光スポット
ボホール島には、メガネザルに出会える施設が2か所あります。
それぞれ立地や施設の特徴、保護の方針が異なるため、自分の旅行プランや優先したいことに合わせて選ぶとよいでしょう。ここでは各スポットの魅力と違いを詳しくご紹介します。
【フィリピン・ターシャ財団】自然に近い姿を観察できる保護区
フィリピン・ターシャ財団(Philippine Tarsier Foundation)が運営するこの保護区は、コレラ地区に位置し、ターシャの保護を第一に考えた本格的な施設です。
1996年に設立された非営利団体により管理されており、8.4ヘクタールもの広大な敷地でターシャたちが自然に近い状態で暮らしています。
施設内では100頭以上のターシャが生活しており、そのうち観察エリアで見られるのは数頭程度。広い森の中を静かに歩きながら、ガイドの案内で野生に近い姿を観察できる点が大きな魅力です。
入場料は150ペソで、営業時間は午前8時30分から午後3時30分まで。見学前には短い説明ビデオを視聴し、フラッシュ撮影禁止や静かに観察することなど、ターシャに配慮したルールを学びます。
タグビララン市から車で約30分とアクセスもよく、保護区内にはお土産ショップも併設されています。教育と保護に重点を置いた施設なので、ターシャをじっくりと観察したい方におすすめです。
【ターシャ・コンサベーション・エリア】観光ルートに組み込みやすい人気施設
ロボック地区にあるターシャ・コンサベーション・エリアは、チョコレートヒルズやロボック川クルーズといった人気観光地への道沿いにあるため、多くのツアーに組み込まれている施設です。タグビララン市からは車で30〜40分の距離に位置しています。
入場料は80ペソとリーズナブルで、30分ほどでさくっと見学できます。舗装された遊歩道を歩きながら、ガイドさんの案内で木の上にいるターシャを探していきます。
施設がコンパクトなので、限られた時間でも無理なく回れるのが嬉しいポイントですね。お土産ショップや軽食スタンドも併設されており、ちょっと休憩しながら観光を楽しめます。
ただし、この施設は営利目的で運営されており、フィリピン政府の正式な保護区認定は受けていないという指摘もあります。動物の福祉をより大切にしたい方は、コレラにある財団の施設を選んだほうがよいかもしれません。
どっちに行くべき?各スポットの特徴とアクセスの違い
どちらの施設を選ぶかは、旅行で何を優先したいかによって変わってきます。
ターシャの保護活動を応援したい、じっくり自然な姿を観察したいという方には、コレラのフィリピン・ターシャ財団がぴったり。広い敷地で野生に近い環境が整っており、学びも深い施設です。
一方、チョコレートヒルズやロボック川クルーズを含む周遊ツアーに参加するなら、ロボックのコンサベーション・エリアが便利でしょう。短い時間でさくっと見学でき、観光ルート上にあるので移動の手間もかかりません。
アクセス時間は、コレラの財団施設がタグビララン市から車で30分ほど、ロボックの施設が50分ほどです。時間に余裕があれば、保護活動に力を入れている財団の施設を訪れてみてください。
どちらを選んでも、フラッシュ撮影禁止や静かに観察するといったマナーを守って、繊細なターシャへの配慮を忘れないようにしましょう。
ボホール島へのアクセス方法と現地での移動手段
メガネザルに会えるボホール島へは、セブ島からフェリーで行く方法とマニラから飛行機で行く方法の2つがあります。
ここでは各アクセス方法の詳細と、現地での移動のコツをご紹介します。
セブ島から高速フェリー(オーシャンジェット)で行く手順と料金
セブ島からボホール島へは、オーシャンジェット(Ocean Jet)という高速フェリーを使うのが一般的です。
セブ市内のピア1ターミナルから出発し、ボホール島のタグビララン港まで所要時間は2時間ほどで到着します。1日に12便も運航されているため、朝早くから夕方まで自分の都合に合わせて乗船できますよ。
料金は座席クラスによって異なり、オープンエアクラスとツーリストクラスが片道800ペソ、ビジネスクラスが1,200ペソとなっています。ビジネスクラスは座席がゆったりしており、エアコンも完備されています。船内で快適に過ごしたい方におすすめです。
チケットは当日購入もできますが、週末や祝日は満席になることもあります。オンラインで事前予約しておくと安心でしょう。出発の30分前にはターミナルに着いて、チェックイン手続きを済ませておくとスムーズに乗船できます。
セブ島からボホール島への行き方は?移動に関する注意点・持ち物・観光スポットまで【徹底解説】
マニラからパングラオ(ボホール)空港への国内便アクセス
マニラから直接ボホール島に入りたい方には、飛行機が便利です。
マニラのニノイ・アキノ国際空港から、ボホール島のパングラオ国際空港まで国内便が1日に何便も飛んでいます。
所要時間は1時間20分から1時間40分ほどで、フェリーよりも大幅に時間を短縮できるのが魅力です。
フィリピン航空やセブパシフィック航空、エアアジア・フィリピンズなどが就航しており、料金は時期によって変わりますが、片道2,000〜4,000ペソ程度が目安。早めに予約すればプロモ運賃で安く購入できることもあります。
パングラオ空港は2018年に開港した新しい空港で、メガネザル保護区のあるエリアまで車で30〜40分とアクセスしやすい立地です。空港からはタクシーやホテルの送迎サービスを利用するのが一般的でしょう。
島内の移動:貸切チャーター・トライシクル・レンタバイクの賢い使い分け
ボホール島内での移動手段は、目的や予算に応じて選べる3つの選択肢があります。
最も快適なのは貸切チャーター。車とドライバーを1日借りれば、メガネザル保護区やチョコレートヒルズなど複数の観光地を効率よく巡れます。料金は乗用車やバンタイプで、1日2,500〜4,500ペソ程度なので、グループで割り勘すればコスパも良好です。
短距離の移動にはトライシクル(バイクタクシー)が便利でしょう。タグビララン市内からメガネザル保護区まで、1人片道50〜100ペソが相場。交渉次第で往復料金にしてもらえることもあります。ただし乗り心地はあまり良くないので、長距離移動には向きません。
冒険好きな方にはレンタバイクもおすすめです。1日600〜800ペソほどでレンタルでき、自分のペースで島を探索できます。国際運転免許証があれば借りられますが、運転には慣れが必要。バイクに乗り慣れている方向けの移動手段と言えるでしょう。
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ターシャ鑑賞の重要マナー:繊細なメガネザルを守るために
ターシャは世界でも最も繊細な動物のひとつで、ストレスに弱い生き物です。観光客の何気ない行動が、彼らの命を危険にさらすこともあります。
せっかくボホール島まで来たのですから、かわいいターシャの姿を記念に残したいと思うのは当然ですよね。でも、撮影の方法や接し方を間違えると、ターシャを傷つけてしまうかもしれません。
ここからは、ターシャを守りながら観光を楽しむためのマナーを見ていきましょう。
フラッシュ撮影は絶対NG!カメラ設定の注意点
ターシャを写真に収めるとき、フラッシュは必ずオフにしましょう。
夜行性のターシャは、暗闇でも獲物を見つけられるよう大きな目が進化しており、強い光にとても敏感です。
フラッシュの光を浴びると、目を痛めるだけでなくパニック状態に。木に頭を打ちつけたり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあります。
施設に入る前に、スマートフォンやカメラのフラッシュ機能をオフにしておきましょう。暗い場所での撮影が難しいと感じたら、ISO感度を上げる設定がおすすめです。スマートフォンなら明るさ調整機能を使うだけで、フラッシュなしでも綺麗に撮影できますよ。
静かに見守ろう:大声や接触がターシャに与える影響
ターシャは音にもとても敏感で、大きな声や騒音が強いストレスになってしまいます。
観光中は静かに話し、急な動きも控えてください。グループで訪れたときも、はしゃぎすぎないよう注意が必要です。
また、どんなに近くにいても、ターシャに触れることは絶対禁止。手のひらサイズのかわいらしい姿を見ると、つい触りたくなる気持ちもわかります。ですが、人間に触れられることは、ターシャにとって命の危険を感じるほどの恐怖体験です。
施設スタッフが指定した観察エリアから出ない、柵やロープの内側に入らないことも守るべきルール。ターシャとの距離を保ち、彼らのペースで生活できる環境を尊重しましょう。
雨の日の観光はどうなる?天候による鑑賞への影響
ボホール島は熱帯気候のため、急な雨に見舞われることがあります。
雨の日でもターシャ保護区は基本的に開園していますが、鑑賞体験には影響が出るかもしれません。
雨が降ると、ターシャは木の葉の陰や幹の裏側に隠れてしまい、見つけにくくなります。施設内の遊歩道も滑りやすくなるため、歩きやすい靴を履いていくのがおすすめです。傘やレインコートもあると安心ですね。
ただし、雨上がりの時間帯はターシャが活発になることも。運が良ければ、動いている姿を観察できるチャンスです。天気予報を事前にチェックして、できるだけ晴れた日を選びたいところですが、雨の日も諦めずに訪れてみる価値はありますよ。
フィリピン・ボホール島で一生の思い出になる観光を!
この記事では、ボホール島でのメガネザル観光について解説してきました。
世界最小の霊長類ターシャとの出会いは、フィリピン旅行ならではの特別な体験になるはずです。
観光スポットの選び方や鑑賞マナーをしっかり守ることで、繊細なターシャたちを守りながら観察を楽しめます。セブ島やマニラからのアクセスも整っているため、旅行のスケジュールに組み込みやすいのも魅力ですね。
絶滅危惧種であるターシャを間近で観察できる機会は、世界でもボホール島だけ。この記事を参考に、ぜひボホール島でターシャに会いに行ってみてくださいね!
◇経歴
・インターナショナルプリスクールでの勤務経験あり
・幼児英会話講師としての勤務経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英語検定FCE
・実用英語技能検定2級
・幼保英語検定2級
・児童英語インストラクター資格
◇留学経験
・オーストラリア(1年間)
・イギリス(1か月)
◇海外渡航経験
【旅行】
イタリア、オーストラリア、ハワイ、グアム、プーケット、バリ島、セブ島、台湾
◇自己紹介
英語と旅行に魅了され、学生時代にオーストラリアとイギリスへの留学を経験。
異文化との出会いが人生の大きな転機となる。
幼児英会話講師としての経験を積み、現在は英語や異文化の魅力を発信するWebライターとして活動中。
夢は、娘との親子留学といつかは家族で海外移住。
趣味は、週末プチ農業と地元のグルメ探し。