GTEC Core スピーキングを徹底攻略!勉強法や対策法とは

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GTECという試験はご存知ですか?通信教育で有名なベネッセコーポレーションが運営する英語4技能テストです。

GTECには複数の試験と問題タイプがありますが、今回の記事では、中学生・高校生向けのGTEC Coreのスピーキングテストについて、試験内容から、具体的な対策方法まで、わかりやすく解説していきます。

「学校でGTEC Coreを一斉受験することになったが、そもそもGTECってどんな試験なの?」

「英語力に自信はないため、事前に対策はしっかりしておきたいが、どうしたら良いのか…」

そのような疑問やお悩みにお答えする記事となっています。

この記事を読み終わった後、記事に書かれていることを実践するだけで、高得点が目指せると思います。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

GTEC Core スピーキングの試験内容と採点基準について

※GTEC試験内容については、2021年4月時点の内容です

GTEC 試験とは?

「英検やTOEICは聞いたことあるけれど、GTECは知らない」という人に向けて、そもそもGTEC試験とは何か?について簡単にお伝えします。

GTECとは、ベネッセコーポレーションが運営する英語4技能テストです。GTECの試験は、大きく3種類に分かれ、それぞれの試験において問題タイプが複数存在します。

GTEC試験

-GTEC Junior(小学生〜中学1年生向け) : 問題タイプがJunior1, Junior2, Junior Plusに分かれる

-GTEC (中学生・高校生向け):問題タイプがCore, Basic, Advanced, CBTに分かれる

-GTEC (大学生・社会人向け):問題タイプがAcademic, Business, Business公開会場版に分かれる

上述の通り、中学生・高校生向けのGTECの問題タイプは4種類に分かれており、活用時期の目安は下記の通りになっております。

GTEC(中学生・高校生向け) 問題タイプごとの活用時期の目安

※学年による受験タイプの制限はありません

-GTEC Core : 目安として、主に中学1年生から高校1年生のレベル

-GTEC Basic:目安として、主に中学3年生から高校3年生のレベル

-GTEC Advanced : 目安として、主に高校1年生から3年生のレベル

-GTEC CBT:目安として、主に高校2年生後半から3年生のレベル

いずれの試験も、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能のテストがあり、4技能合計のスコアが算出されます。

英検のように級ごとに「合格」「不合格」が判定されるのではなく、自分の英語のレベルを示すスコア(点数)が提示され、全体の中での自分のレベル感がわかるようになっています。

GTEC Core スピーキング 試験形式

スピーキングの試験はパートA,B,C,Dの4つに分かれます。

-パートA: 音読 2問

-パートB: 質問を聞いて応答する問題 4問

-パートC: ストーリーを英語で話す問題 1問

-パートD: 自分の意見を述べる問題1問

パートAは、5センテンス程度の英語の文章を音読することが求められます。30秒の準備時間の後、30秒の間で文章を声に出して読みます。同様の問題が2問出題されます。

パートBは、画面上のイラストや文章などの情報について、英語で質問され、それについて回答することが求められます。

自身の回答を述べる問題と、与えられた情報をもとに適切に答える問題があります。10秒の準備時間の後、質問が提示され、10秒ほどで回答します。同様の問題が4問出題されます。

パートCは、4コマ漫画のストーリーを英語で伝えるという問題です。30秒の準備時間の後、40秒ほどで回答します。

パートDは、質問に対して、自分の考えとそう考える理由を英語で述べる問題です。1分間の準備時間の後、40秒ほどで回答します。

質問例) What is your favorite school subject? Choose one and explain why.

GTEC Coreスピーキング 採点基準

パートごとに、下記の採点基準があります。

<パートA>

-Fluency & Pronunciation(発音・流ちょうさ)

<パートB>

-Goal Achievement(図示された情報を読み取り、それに関する質問を聞き取って、適切に応答する力)

<パートC>

-Goal Achievement(図示された情報を読み取り、それに関して必要な情報を盛り込んで伝える力)

-Language Use(適切な語彙・文法を利用できているか)

-Fluency & Pronunciation(発音・流ちょうさ)

<パートD>

-Goal Achievement1(自分の意見を明確にわかりやすく伝える力)

-Goal Achievement2(意見を述べる理由を、自分の経験などを交えながら説得的に伝える力)

-Language Use(適切な語彙・文法を利用できているか)

-Fluency & Pronunciation(発音・流ちょうさ)

GTEC Coreスピーキングで求められる力

GTEC Coreスピーキングの試験の概要と採点基準を説明しましたが、どういう力が求められるのかについて改めて整理していきます。

正確な発音・流暢さ

採点基準にもある通り、自分の意見や情報を正確に伝えるために、適切な発音で話すこと、そして言葉に行き詰まることなく、スラスラと話す力が求められます。

単語・文法の知識

採点基準にもある通り、自分の意見や情報を正確に伝えるために必要な単語・文法を身につけていることが求められます。

質問を瞬時に理解する力(リスニング力)

そもそも質問の内容を把握できないと、それに対して話すことはできません。質問の内容を瞬時に理解するリスニング力が求められます。

自分が伝えたいと思ったことを、英語に瞬時に変換する力

「単語も文法も勉強しているけれど、実際に英語を使って話すとなると、パッと出てこない…」そんな人も多いのではないでしょうか。

「単語・文法の知識」を蓄えた上で、自分の口から瞬時に話せるようになっている必要があります。


ここで少し余談!

下記記事では、GTEC Coreのライティングについて解説しています!サンプル問題を含めて攻略法をご紹介していますので是非子参考にしてください♪

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GTEC Coreスピーキング 高得点を狙うための勉強法

シャドーイング

シャドーイングとは、聞こえてくる英語の音声を、聞きながらその瞬間に真似して発音していく勉強法のことです。

筆者は、英語勉強歴 10年以上ですが、シャドーイングは最強の勉強法と確信しています。

少し余談になりますが、学生の頃、どうしてもネイティブスピーカーのような発音を身につけたくて、英語のCDの入ったカセットテープにしがみつきながら、シャドーイングを繰り返していました(笑)。

自分の発音がネイティブスピーカーと全然違うことに失望しながらも、泥臭い努力を続けた結果、英語が得意科目になりました。全てはシャドーイングをしていたおかげだなと感じています。そんな最強の勉強法を、具体的に解説していきます!

伸ばすことができる力

シャドーイングという勉強法の凄いところは、英語に関するあらゆる力を一気に身につけることができる点です。

シャドーイングによって、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能のすべてを伸ばすことができます。

今回は、GTEC Coreスピーキングテストで求められる力に話を絞ると、

-正確な発音・流暢さ

-単語・文法の知識

-質問を瞬時に理解するリスニング力

上記の3つを一気に高めることができます。

具体的な勉強法

①シャドーイングをする音声・題材を探す

シャドーイングをする題材には、簡単すぎず、難しすぎず、自分のレベルにあったものを選ぶことが重要です。

学校の授業で使っている教材のCDがあれば、それでもいいと思いますし、もしなければ、NHKのラジオ講座や、市販のリーディングやリスニング教材の中から、CDがついているものを探してみるものいいでしょう。また、Youtubeで探すのもおすすめです。

②初めは、シャドーイングせず、リスニングする

1回目は、シャドーイングせず、英語の音声を聞き、内容を理解することに意識を集中してください。もし、1回で理解できない場合、何度も聞いてみてください。

③シャドーイングをする

英語の音声が聞こえてきたら、その瞬間に発音していきましょう

初めは、聞こえてくる音声のペースについていけないなど、難しいと思いますが、何度も挑戦しているうちに、だんだん慣れてきますので、辛抱強く頑張りましょう。

④同じ題材で何度もシャドーイングする

1度シャドーイングしたら、違う題材に切り替えるのではなく、同じ題材を何十回もシャドーイングしましょう。

最初は、ただ音声を真似して発音してみるだけで精一杯だと思いますが、慣れてきたら、意味を考えながら発音して見たり、発音を綺麗に発声できるように工夫してみたり、試行錯誤していきましょう。

⑤暗唱する

同じ題材を何度もシャドーイングすると、自然と文章を覚えてしまうと思います。

暗唱できるか、チャレンジしてみましょう。もし、暗唱できなかったら、再度シャドーイングに戻ってみて、また暗唱するという形で往復するのも効果的です。

日本語をみて英語でスピーキングするトレーニング

先ほどご紹介した、シャドーイングの勉強法は、すごく万能なのですが、GTEC Coreスピーキングテストで求められる、「自分が伝えたいと思ったことを、英語に瞬時に変換する力」を身につけることができません。

その力を身につける上で、すごく効果的なのが、日本語を見て、すぐに英語に訳してスピーキングするトレーニングです。それでは、詳しく解説していきます!

伸ばすことができる力

-単語・文法の知識

-自分が伝えたいと思ったことを、英語に瞬時に変換する力

具体的な勉強法

①英語に言い換えるための日本語の題材を探す

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という市販の教材を活用するのがおすすめですが、例えば教科書や問題集に載っている英作文の問題文(日本語)を見て実践する形でもいいでしょう。

②日本語を英語に言い換えてみる

最初は、すぐに英語で話すことができず時間がかかってしまうと思いますが、最終的には、日本語をみた瞬間に英語が出てくるようになることを目指しましょう。

③正しい英語の表現を確認する

問題集の答えを参照し、正しい英語の表現を確認し、自分の文章との違いを確認しましょう。文法が間違っているのか、こういう違う表現もできるのかというように、振り返ってみましょう。

④何度も発音する

正しい表現を確認した後、次に似たような文章が出てきたときには瞬時にスピーキングできるように、英語の文章を何度も発音しましょう。


ここでまた少し余談!

下記記事では、GTEC CBTのスピーキングについて解説しています!COREとCBTで出題傾向が多少異なりますが、同じ試験のスピーキングなのでいい練習になりますよ♪

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最後に

今回の記事では、GTEC Core スピーキングテストのスコアアップのための勉強法について、お伝えしていきました。いかがでしたか?

今回ご紹介した勉強法を全て実践するのは難しいと思いますが、小さいところから、少しずつ始めてみてください。