すぐに使えるアメリカ英語のポジティブなスラング12選

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1.スラングを学ぶメリット

英語のスラングと聞くと、悪い言葉のイメージがありますよね。

実は、英語のスラングには良い感情を表現したり、褒めたりとポジティブな言葉がたくさんあり、日常会話でもよく使われています。

特に、社交的で前向きな人の多いアメリカの人たちが使うアメリカ英語にはそういったポジティブなスラングもたくさんあります。

今回の記事でポジティブなスラングを学んで、ネイティブスピーカーの人たちと意気投合しましょう

また、映画やドラマでもスラングはたくさん出てきます。スラングは時にもとの言葉と全く違ったり、反対の意味を持ったりもするので、映画のストーリーを理解する上でもとても重要です。

映画で頻出の単語やフレーズも今回の記事に出てくるので要チェックです。

それでは、アメリカ英語のポジティブな意味を持つスラングを見ていきましょう。

2.よく使うアメリカのスラング12選

【最高!シリーズ】

アメリカ英語で褒める時に使う言葉の代表はcoolなどがありますが、その他にもたくさんありますので、今回はその一部をご紹介します。

① Fire

Fireという言葉は、「イイ」「最高」「イケてる」という意味で使います。

英語の”cool”と同義で、That’s fire = That’s coolになります。

もともとの意味でいうと”cool”と”fire”は反対なのに、同じ意味になるってスラングは面白いですね。

他にもawesome, epic, hotが同じ意味で使います。最近では、インスタグラムやツイッターで絵文字の🔥を使って、Fireを表現したりもしますよ。

例文
Your jacket is fire! (あなたのジャケット、最高)

類語
straight fire : 激アツ (fireのさらに強調)
lit fireと同義 (fireと同じくよく使う)

②Slaps

もうひとつ同じ表現で特殊なものをご紹介します。頬に平手打ちを食らったくらいの衝撃のイメージですね。こちらは動詞として使います。

例文
This food slaps. (この食事最高だね)

この例文で言うと、フォーマルな食事のときというよりかは、親しい友人と食事をしているときなどが適切な使い方です。使用タイミングは注意が必要です。

【挨拶で使えるシリーズ】

③Howdy

こちらの言葉は、”Hello”の代わりに使うことができます。”Hello”と”How do you do”を合わせた言葉で、一節によるとアメリカのカウボーイが使い始めたことが始まりではないかとも考えられています。

意味としては、「こんにちは」「やぁ」になります。

例文
“Howdy! How was your trip?” (やぁ!旅行はどうだった?)

他にも挨拶で使えるものとしては、How are you?よりも親しい間柄のときの挨拶として”What’s going on?”(調子どう?)や、主に女性がよく使う”Hiya”などがあります。

④Hit you up

このフレーズは、「後で連絡するよ」「後で電話するからね」といった意味で使われます。この表現は映画やドラマでも時々出てくる表現なので覚えておくと良いでしょう。

例文
A: “I just wonder what she is doing now” (彼女は今何しているのだろう)
B: “I’ll hit you up when she comes back” (彼女が戻ってきたら連絡するよ)

ちなみに、”Hit me up”とすると、「私に連絡ちょうだいね」という意味になるので、連絡がほしい時に使える表現です。

【相手に同意シリーズ】

⑤Retweet

「リツイート」といえば、Twitterの投稿をリツイートすることのように思えますが、この言葉は最近では「同意」という意味で使われることが口語です。

“I agree.”の代わりに、相手の意見に”Retweet”と返してあげましょう。

例文
A: “That movie was fire.”
B: “Retweet, dude.”

Twitter関連の話に戻ってしまいますが、PRTという略語があります。これは”Please retweet”の略で、「リツイート(拡散)してね」という意味でよく使われるので、覚えておきましょう。

⑥Word

Wordという言葉もよく使われます。「だよね!」といったかんじで同意する時に使います。

“I got it”の代わりなどに、より短い形としてネイティブスピーカーに使われているイメージです。

他にも、疑問形”Word? “にすると「ほんとに?」、また肯定形では「もちろん」という意味でも使われます。

例文 A: “Justin Bieber is so cool.” (ジャスティン・ビーバーってかっこいいよね)
B: “Word!” (だよね!)

【ワクワクシリーズ】

⑦Juiced

Juicedは、「ワクワクしている」という意味です。”I am excited”の代わりになる表現です。

“I am juiced for it”や”I am juiced to do it”という形で使います。

他にも”stocked”(火を焚く)という言葉もJuicedと同じ意味の表現としてよくネイティブに使われます。

例文 “I’m juiced to visit Hawaii!” (ハワイに行くのが楽しみ!)

Juiceという単語は他にもスラングとして使われることがあるので、併せて覚えてしまいましょう。

Juiceは「電気、ガソリン」という意味でも使われています。

単純な英語で言うと、”My phone is running out of battery.”となるところを、ネイティブスピーカーの場合、”I have to juice up my phone. The battery is dying.” (携帯の充電しなきゃ。もうバッテリーが切れそう。)となります。

もしネイティブスピーカーが言っているのを聞いたら、”Do you need a charger?”などと言ってあげましょう。

決して目の前のネイティブスピーカーの携帯がジュースが飲む訳ではないので気をつけてくださいね。

⑧Stan

Stanとは「熱狂的なファン」という意味です。”I stan ~/We stan ~”で「私/私達は、~の熱烈に応援しています」という意味になります。

最近の自然な日本語で言えば、「推し」ですね。stanの場合更に強く「激推し」くらいの意味になります。Stalker(ストーカー)とFan(ファン)を組み合わせた言葉です。

この言葉は実は、Eminem(エミネム)の「Stan」という曲から、より浸透し始めた言葉です。

例文
“I stan and love BTS! ” (BTS激推しだし、愛してる!)

この他にも”Bias”という言葉が同義であります。こちらもよく使う表現です。

“My ultimate bias in Arashi is Sakurai-kun”(私の嵐の究極の推しは櫻井くんよ)といったように使うことができます。

趣味などの話をするときに是非使ってみてください。

⑨TGIF

こちらの言葉は、SNSなどで金曜日あたりになるとよく目にする言葉です。

“Thank God It’s Friday”の略語です。日本語で言うと「華金/花金」ですね。日本人でもアメリカ人でも金曜日は嬉しいものなのですね。

例文
TGIF! I just can’t wait for weekend! (花金だ!週末が待ち遠しいよ!)

【便利な表現シリーズ】

⑩or naw (or nah)

どちらも「オア ナー」と発音します。相手に控えめに尋ねる時に使うフレーズになります。

文の最後に「もしくは、いらないかな?」くらいのニュアンスでつけられることが多いようです。

こちらは例文を見るとわかりやすいです。

例文
“Do you want some coffee or naw?” (コーヒー飲みたかったりする?)

⑪Easy as pie

このフレーズは、「簡単だ、朝飯前だ」という意味になります。「パイを食べるのと同じくらい簡単だ」というなんともアメリカらしい表現ではないでしょうか。

他にも同じ表現で、”a piece of cake”、”walk in the park”、”no sweat”などがあります。

何か親切をした時にさらっと言えたら素敵ですね。

例文
“I’m glad to help you. It’s easy as pie.” (君のお役に立てて良かったよ。あんなの朝飯前だよ)

⑫I could eat a horse.

皆さん、お腹が空いたときは何と英語で言うでしょうか。普段は”I’m hungry”や”I’m starving”などだと思います。

“starving”(飢える)もかなり比喩的な表現ですが、さらに想像力を掻き立てる「腹減った」があります。それが、”I could eat a horse”です。

アメリカの人たちは基本的に馬肉を食べないのですが…「それでも馬一頭くらい食べてしまうくらいお腹空いているよ」というニュアンスで良く使われる表現です。

”I could eat a cow“ というように、「牛」も使われることがあります。ちなみに、ここのcouldは「食べることができちゃった」という意味ではなく、仮定法のcouldとして使われています。

例文
Man, I could eat a horse right now. (あぁ、お腹ペコペコだよ)


ここで少し余談!

下記記事では、発音がなかなか上達せずに苦労している方に向けて、日本語発音とアメリカ発音の違いをご紹介しています!違いを理解して、少しでもネイティブスピーカーに近づいていいきましょう♪♪

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3. 番外編(略語の便利表現シリーズ)

ポジティブな表現からは少しそれますが、よくネイティブスピーカーが使用する略語もチェックしてみてください。日本でも最近の高校生たちが「了解」の代わりに「り」で済ませていたりしますよね。

ぜひ略語も覚えて、アメリカのネイティブスピーカーとチャットするときなどに活用してみてくださいね。

【日常シリーズ】

①Pls

PLSは、”Please”の略語です。「お願いします」や「頼みます」というニュアンスで使い、他の動詞と併せて使うことが多いです。

また、発音の関係から”plz” として書かれることもあるので覚えておくと良いでしょう。

例文
Pls reply. (返信ください)

②Ppl

Pplは、”people”の略語になります。単語の通り「人々」もしくは「あなたがた」「みなさん」という意味で使われます。

”Hello, ppl!”と言えば、「こんにちは、みなさん」といった意味になります。チャットやネットゲーム、SNSなどでよく使われています。

もちろんフォーマルな場面では使うのは避けたほうが得策です。

例文
“Do u know how many ppl will be at the pizza party 2nite?” (今晩のピザパーティには何人くらい来るか知ってる?)
※u=you, 2nite=tonight

③JK

JKは英語では、「女子高生」という意味ではありません。

筆者は以前アメリカにいる友人とチャットをしていて、会話の途中でいきなり“JK“と送られてきたので「何事か!?」と焦ったことがありますが、そんなことがないように、皆さんには是非ここで覚えていただければと思います。

JK=”Just kidding”の略です。「冗談だよ」という意味になります。メールやSNSで多用されているようです。”j/k”とも書きます。

例文
“I hate you! j/k.” (あんたのこと嫌いよ。うっそー!)
※親しみを込めて言っている前提です。


ここでまた少し余談!

下記記事では、海外のスタバで使える英語表現をご紹介しています!海外に行った際にスムーズにオーダーを出来るように、使える表現を学んでいきましょう♪♪

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まとめ

いかがでしたでしょうか。スラングでも、たくさんのポジティブで使いやすい言葉やフレーズがあることが伝わりましたでしょうか。

ひとつ注意していただきたい事としては、ポジティブな言葉であっても、あくまでくだけたスラング/略語であるので、フォーマルな場所など、日本よりオープンなアメリカであっても時と場合に気をつけて使って頂ければと思います。

英語を学びながら、自分も周りの人もハッピーになれたら最高ですよね。

日本の若者言葉のように、アメリカでもスラングを含めどんどん新しい英語表現が生まれています。

全部を追うことはできないですが、学んだ単語やフレーズを使いながら楽しみつつ英語力を高めていきましょう。