TOEICパート3の対策がしたい!有効な方法は?

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企業も採用や昇進にTOEICのスコアを気にする時代、スコアアップを狙ってキャリアアップしたいという人もいるのではないでしょうか?

ビジネスに限らずとも有名な試験ですから、学生さんも主婦の方も、気軽に受けることができます。

今回はそんなTOEICの中でも、リスニングパートとなるパート3の対策方法をご紹介していきます。

リスニングは上達しているのか分かりにくいという人もいますが、毎日の勉強方法がわかれば点数アップが期待できます!どんな方法が有益か見ていきましょう。

TOEICパート3の問題形式

対策を練るには相手を知るところから始めなくてはなりません。ということで、まずはTOEICパート3が、どのような問題形式になっているのかをまとめます。

パート3の問題数は39問と決まっており、その中に13の会話があります。これだけ聞くとかなりのリスニング量だなと思うのではないでしょうか。

TOEICはリスニングとリーディングで点数を稼いでいくテストなので、ここで取れなければ厳しい戦いとなってしまいます。しっかりと英語耳を作っておく必要がありますね。

13の会話の中には、それぞれ3つの設問があるのもパート3の特徴です。

解答用紙には設問が書かれていますし、解答となる4つの選択肢もあるので目を頼りにすることもできます。

マークシート式なので、最悪分からなければ4つの中から適当に数字を選ぶこともできる仕様です。

会話は、2人の会話、3人の会話、図業に関する会話の3種類に分けることができます。

2人なら、男女の場合声質で誰が喋っているかを判別しやすいですが、3人となると男性か女性が2人となるのでしっかりと聞き分けることが必要になります。

声質で誰が喋っているかを判断するのではなく、しっかりと内容を聞いて聞き分けられているかを試すことができる問題です。

また、パート3の会話のシチュエーションにも特徴があり、その多くはビジネスでの出来事や、お店の中での出来事になっています。

社員が話すであろうこと、店員と客が話すであろうことを意識しておくと良いでしょう。

パート3の対策法

敵の傾向がわかったところで、次は具体的な対策を練りましょう。

英語ができる人であれば、リスニングをひたすらしていれば自然に分かるようになるかと思います。ですが、今度のTOEICで点数を出したいという場合など、時間に迫られることもあるでしょう。

そこで以下では、悠長に構えていられない場合の対策として有効なものを紹介します。

設問と選択肢を先に読んでおく

リスニングで最もネックとなるのは、リーディングのように自分が納得するまでじっくりと取り組めないところです。

聞き逃した音は戻ってきませんし、次の問題へ行くまでの時間がないので慌てることになります。

この時に重要になってくるのが、リスニングパートは先に全て目を通しておくということです。先読みとも言いますね。

これは中学生の時からやってきた基礎ではないでしょうか。忘れてしまった人はこの方法を思い出しておきましょう。

ちょっとでも時間に余裕を持たせようと、リーディングに手を付け始めたらリスニングの英文に目を通せず点を落とすことにもなりかねません。

やり直しがきかないからこそ、リスニングには慎重を期さないといけないのです。

13の会話それぞれの3つの設問があるのですから、熟考することはできません。それこそ時間がいくらあっても足りないからです。

ですから先ほどは、「目を通す」という表現を使いました。設問の意味を最低限理解し、選択肢はサッと見る程度で抑えましょう。

もちろん、その人のレベルによるのでリスニングに慣れてきたらこの作業時間を減らしても構いません。

逆にリスニングに自信がない人は、リーディングの時間配分を考えた上で、ギリギリまで読むようにしましょう。

設問が理解できると、どんな内容の英語が流れてくるのかなんとなく想像がつきませんか?

単語がキーワードとなることもありますし、内容から会話を推測することもできます。情報を多くつかめるので、ここがリスニングでは大きなアドバンテージとなるのです。

普段はリスニングが得意という人でも、試験を受けているという慣れない場では緊張してしまい、集中力が続かず聞き逃すことがあります。

設問と選択肢を先に読むことを習慣としておくと、TOEICパート3への対策はもう半分できたようなものです。

普段からの対策法

TOEICパート3の具体的な対策法がわかったところで、今度は普段からの対策として他に何ができるかを考えていきます。

リスニング力をすぐに上げるのはとても難しいので時間がかかることが前提ですが、それでも塵も積もれば山となることを信じ、継続できた人が勝ち残る努力型のゲームと思ってみましょう。

人は言葉を使ってコミュニケーションを取る生き物ですから、他の言語に全く馴染めないことはありません。時間をかければ英語力は必ず成長していきます。

問題慣れする

リスニング力だけを鍛えている人がいきなりTOEICパート3の問題を解いたらどうなるでしょう。

次の設問を読むまでの時間が短く、いくら聞く力があってもいくつかの問題には対処しきれないかもしれません。

設問を読みながら聞くことが難しいので、会話を聞いてから設問を読もうとするも時間がなく、結局答えられないということも。

こうならないためには、どうしても問題慣れする必要があります。

確かにリスニング力は必須なのですが、問題を解くことに慣れておかないとTOEICの実践ではその能力も生かしきれないのです。

ということで、日頃からやってほしいことはTOEICパート3の問題集を買い、実際にたくさん解いて経験値を積むことです。

学校の授業の内容はよく理解できても、定期テストになると力が発揮できない生徒がいますが、これはテスト慣れしていないから。ケアレスミスが多発しますし、問題文を読み違えるミスなども多い傾向にあります。

これと同じで、TOEICもしっかりと問題慣れをしてたくさん問題に触れることが大切です。その際には、先に設問を読むという習慣を忘れずに実行しましょう。

このリスニング方法が当たり前というまでに身体に染み込んだら、TOEICだけでなく他の英語の試験でもその力を発揮できるようになります。

リスニングは多くの英語の試験に出て来るので、TOEFLやIETLSなど、留学に必要な試験でも役立ちます。英検に挑戦するのにも良いでしょう。

会話内容を一度聞いて解説を読めば、それでもう内容は覚えてしまうので繰り返しがしにくいのがリスニング対策の難点ですね。

もし問題集をやりきったら、その音源は問題慣れに使うのではなく音慣れとして使ってみてください。

問題慣れをもっとやりたければ別の問題集に移るべきです。本番では聞いたことがない会話内容に対応するので、それと同じ環境をできるだけ多く作っておくべきです。

毎日10分のリスニング習慣を付ける

問題慣れをしつつ、追加でしてほしいのは隙間時間にもできる音慣れです。

ここでいう音慣れとは、問題慣れと違って耳だけでできる英語の音を聞き分ける練習です。

通勤電車の中で英語を聞いたり、家事の合間に自分のレベルに合った会話を聞いてみることなどが音慣れに当たります。

問題集が手元になくても良いので、音源さえあればどこでも気軽にできます。

ですから、自分のライフスタイルの中で、10分だけリスニングの時間を作ってみてください。

スマホアプリを使えば音源は簡単に手に入るので、無料でリスニング対策ができます。

単語を覚える時に単語帳に書いてある例文を音源として利用することも良いのですが、特にTOEICのパート3の対策にこだわるなら、それに似た会話形式の音源を聞くことをおすすめします。

1文を聞くことに集中するだけではなく、複数人の会話を聞くのでパート3の形式そのままを練習できます。

リスニングは聞き流すのが良いのかしっかりと集中して聞くのが良いのか意見がわかれますが、個人的にはTOEICの対策であれば集中して聞くことを心がけてほしいなと思います。その方が試験の環境と似ていますからね。

聞き流すだけでも英語の音に慣れるという意味では効果があるのかもしれませんが、それだけでテストで点数が取れる力が付くかというと、少し疑問が残ります。

これを長期間続けて、まるで海外にいるかのように浴びてみたとしても、自分に話しかけている外国人を前にどうにかしなきゃという環境ではないので、意味を持たないただの音として流れていってしまう可能性があります。

海外にいて英語ができるようになる人は、周りの音を聞き流しているわけではなくて、相手とコミュニケーションをとるからこそ会話ができるようになるのです。

よって、リスニング習慣を付けるなら、10分間集中して会話音源を聞くことがおすすめです。

何を言っているかわからなかった場合には、机の上で勉強をする際に音源のスクリプトを見て理解し直せば不明点もなくなりますよね。

聞きっぱなしよりは、こうしてわかることを増やしていった方がモチベーションアップにもつながるのではないでしょうか。

継続しなければ意味がないので、自分がモチベーションダウンになると思うようなことは、1つ1つ潰していきましょう。


ここで少し余談!

下記に、英語の試験に役立つ記事をピックアップしました!これから英語の試験に臨もうと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい♪♪


まとめ

TOEICのパート3の問題形式は、13の会話それぞれに3つの設問があるので39問であることをお伝えいたしました。それぞれの設問には4つの選択肢があるので、それを先読みしておくことで、リスニングで点を落とさないように対策ができます。

問題慣れをたくさんするには問題集もたくさん必要ですが、問題を解いた後の音源は繰り返し聞いて音慣れに使ってみましょう。

毎日10分で良いので集中して英語の会話を聞く時間を設ければ、継続することで得点アップに必要なリスニング力も備わってきます。

成長が感じられないと思うこともあるかもしれませんが、語学とはそういうもの。

諦めずに継続してみてくださいね。