大学受験の英語を効率良く乗り越えるためには

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自分の人生を左右する大学受験。それに挑むためには入念な準備が必要ですよね。

今回は、大学受験に特化した形の英語をどう勉強していくか、そこに注目してみたいと思います。

まさにこれから大学受験という人も、文法力や読解力を上げるために一からトレーニングをしたいと思っている人も、効率的な勉強方法を知っていれば自分が目指す高みまで登って行けますよ!

志望校の受験情報を整理する

大学受験の英語を突破するためには、まず志望校の受験情報を整理してみましょう。

ただ英語力を上げるだけなら闇雲に勉強するのも悪くはありませんが、効率重視で行くなら必要のない勉強は省いた方が良いでしょう。ということで、まずは志望校がどのような受験形式を採用しているのかを知るところから始めるのです。

例えば、私立なら共通テストを使わず一般入試という名前で特定の科目に絞って受験できるところがありますよね。対して、国公立は共通テストの結果で合否を出すところが多いです。

中には、共通テストの点数と、その学校オリジナルのテストの点数を半分ずつ取り入れるというユニークなところも。ここから、自分はどのテストに特化すれば良いのかを探ります。

必要科目も少なくなるのなら、そこに絞るのも手です。第二希望など、滑り止めとして受ける大学も同じ科目の受験で良いならより効率的です。

英語はどの大学でも必須科目となっていることが多いので、文系・理系関係なく勉強しなければならないことが多いでしょう。

受験できる回数も要チェックです。3回チャンスがあるところもあれば、2回が限界というところもあります。

それぞれテスト形式が異なるので、もし1回目で受からなかったら次の対策もできるように配慮する必要があります。

ざっくりとスケジュールを組んでみて、対策するならどの受験のどの科目で、それぞれにどれだけの時間を割くべきかを計算してみましょう。

第一志望の大学の1回目の試験で受かることを目的とするならば、その受験形式で受かる算段を立てます。

この勉強を8割とし、残りの2割はもし1回目で受からなかった時の対策や、第二志望の大学の対策に回しましょう。

第一志望の大学の1回目の試験に振り切るのも良いですが、もしものことを考えると少しリスキーです。特に、科目が異なるなどの大きな変更がある場合は気を付けましょう。

問題形式が変わるくらいであれば、しっかり力が付いていればどんな問題を出されてもある程度は解けるはずです。できれば、どの試験も受験科目は変わらないもので統一しておきたいですね。その方がより効率的に勉強ができます。

長文読解の方法は2種類ある

では、大学受験の英語で難関と言われる長文読解の解き方について説明していきましょう。

多くのテストではここの配点が大きいため、落とすとかなり痛いです。逆に、英文読解が得意になれば受かる確率は一気に上がるので手は抜けません。

長文読解の方法には2種類あるので、以下で紹介しますね。どちらか自分が好きな方をやってみましょう。

どちらが良いかわからない場合は、実際に2つの方法で問題を解いてみて、向いていると思った方に決めてみてください。

この2つの方法は、実際に高校生を教える先生にも好き嫌いがあり、先生によって教え方が異なる場合があります。自分でどちらが良いか早めに見極めておくと良いでしょう。

品詞を覚え論理的に読解する方法

長文読解を論理的に解いていくなら、品詞を覚えて文の成り立ちを理解する方法があります。

これは、どちらかというと英語をニュアンスで理解することや意訳が苦手で、理系的な脳を持っている人におすすめする方法です。

国語のようにやんわりした解答ではなく、数学のように確固たる答えが欲しい、そんな時に答えまで導く方法になります。

品詞を覚えて文を解読していく方法は、たくさんの本で解説されているので教材を探す際にはどのような作りになっているかを確認してから買いましょう。

構文を覚えるための記号などを先に暗記し、それを文の下に書いて文法的に理解するトレーニングが付いているものもあります。

構文を理解して文を読解する方法のメリットは、常に文型を意識できるのでもやもやと曖昧に感じることがなくなる点です。

国語的な要素を含む英文読解は、答えを見てもなんとなくしか理解できないことはありませんか?

言われてみたらそうかもしれないけれど、自分の解答でも合っている気がする…。そんなことが多くあるなら構文を意識してみる方法が向いているかもしれませんね。

実際に文の下に品詞の記号を書いてみると、長い文もスッキリとして設問がさしている箇所が見えてきます。

同じ文型のところを探せば答えが近くにあることも多いですし、これで見にくかった英語という他言語が理解できるものになっていきます。

塾の先生でも、このやり方を好む場合は文章のそれぞれの単語の下に品詞を書いてくることを宿題として出したりもします。英語を一から理解させるためにも良いからです。

ただし、この方法で読解をするデメリットは、正しく品詞を理解するのに時間がかかってしまうという点です。

文章を時間をかけて理解するのには向いていますが、大学受験は当然限られた時間の中で解くことになるので速読はできません。

早く読むにはよほど練習しなければいけないので、日頃文法を理解するために使うのには良いですが、本番でこれを丁寧に使うなら瞬時に頭で理解できるようになるまで練習しなければいけません。

英語脳で読解しニュアンスをつかむ方法

長文読解のもう一つの方法は、英語脳がある人におすすめのニュアンスをつかむ方法です。

悪い言い方をすれば「なんとなく」の感覚で解くことですが、国語が苦手でも英語なら得意という人は、自分でも無意識のうちにこの方法を使っていたりします。

英語が初めから得意という人の中には、英語という言語を瞬時に頭の中で組み替えて日本語をほとんど使わず理解できる人がいます。

つまり、英語をそっくりそのまま理解しているのです。これには学習方法に具体的な方法がないのがデメリットです。

その人がもつ本質に関係していることで、後から付随させることが難しいからです。

それでもこの方法を身につけたいとなると、ひたすらトレーニングするしかないでしょう。文章を読んでそれを英語だけで理解する、これをただ繰り返します。

できるだけ日本語を介さないように注意しながら、英書を読んだり自分のレベルにあった教材を解きまくる他ありません。

もしこのニュアンスをつかむ方法で読解ができたなら、大幅な時間短縮になります。これは大きな武器となり、どのような試験でも長文は出題されるのでどこでも対応可能となります。

なかなか上達しているかわかりづらく、モチベーションが上がらない分野かもしれませんが、ここを突破したら第一志望は一気に近づいてくるでしょう。

ちなみに、完全に日本生まれ日本育ちの私は、読解するとなると完全にニュアンス型です。

しかし、帰国子女で東大出身の知り合いは構文を理解して解く論理型で、人に教える時には「なんとなく解くのはやめましょう」と言っているくらいです。どちらが正解ということはありません。自分に合った方を探すところから始めてみましょう。


ここで少し余談!

英語を勉強するとなると、お金がそれなりにかかってくる場面も出てくるかと思います。下記記事では、無駄なお金の消費をしない為に、コスパ抜群の「NHK語学」を活用した英語学習方法をご紹介していきます♪♪

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英単語は寝る前30分で覚える

さて、読解についての話がありましたが、それは語彙力があってのものですよね。となると、英単語はいつ覚えたら効率的なのでしょうか。これは、ズバリ寝る前の30分間です!

なぜこうも断言できるのかというと、人間の脳は物を覚える時に寝る前のことを記憶しやすいからです。

皆さんも、こんな経験はありませんか?寝る前にスマホなどでゲームをしていたら、夢でそのゲームに関することが出てきたというような経験。私はよくありますよ。ということは、やはり寝る前にしたことというのは朝や昼にしたことよりも覚えやすいのです。

これは脳の記憶をつかさどる海馬という領域が関係しています。海馬は寝ている間に記憶を整理し、いる情報といらない情報をふるいにかけています。

だからもし朝に英単語を覚えたとしても、それを夜起きたことがカバーしてしまうので効率が悪いわけです。英単語に限らず、勉強をするなら暗記は夜、計算や読解は朝と相場は決まっているのです。

寝る前となると、いつもスマホをいじっているなど習慣が決まっているとそれを勉強する時間に変えるのはちょっと難しいですよね。

もし、今からその習慣を変えるなら、せっかく覚えた単語が別の記憶でカバーされないよう寝る直前の習慣だけを変えることにしましょう。

夜に暗記をすれば良いのだと英単語を覚えた後、動画を見てしまったらその効果も半減してしまいます。動画を見てから英単語を覚える、この順序を守りさえすればその前は何をしていても自由です。

入試や模擬試験はあらかじめ日程がわかっているもの。その時に合わせていくなら効率的に勉強した方が良いですよね。

人より短い時間で濃い内容を理解できたり、経験値を積み上げられたならもっと勉強できます。そうすれば第一志望にも近づけます。

学力が高い大学を目指したい人なら、最初の第一志望よりさらに上の大学だって目指せるかも…!人生を左右する大学受験は、このように効率的な学習方法を知っているかいないかで成功するか失敗するかが決まると言っても過言ではありません。


ここでまた少し余談!

下記記事では、発音上達のカギをご紹介しています!日本語発音とアメリカ発音の違いを理解して、少しでもネイティブスピーカーに近づきましょう♪♪

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まとめ

今まで勉強してきたことを出し尽くす大学受験。

緊張もするでしょうし、勉強している間にも多くの不安が渦巻くと思います。しかし、この緊張や不安を拭い去るためには勉強あるのみです!

力が付いてくれば自然と自信になりますし、準備が整えば整うほどに緊張と不安は遠ざかります。

短時間で学習できるよう、効率的な勉強法を身につけてふんばりましょう!健康にだけは気を付けて、無理をしすぎず頑張るのがポイントですよ!