英検3級の筆記対策はどうしたらいい?効率的な勉強法を教えます!

f:id:nativecamp_official:20210217145310j:plain

日本ではとてもメジャーな英語の試験、英語検定、通称英検

英検3級は中学卒業程度のレベルに設定されているので、義務教育を受けた日本人なら誰でも合格できるレベルということになります。しかし、今から英語をもう一度勉強したいと考えている人にとってはこのレベルは最適ではありませんか?

中学の英語を再度確認できるレベルということは、大人の脳にとっては適切だと言えます。そこで今回は、英検3級の筆記をどう効率的に勉強していくべきかを紹介していきます!

まずは英検3級の筆記内容を知ろう!

早速英検の対策と行きたいところなのですが、対策を知るにはまず英検の筆記内容を知らなくてはなりません。

英検3級の筆記試験は、リーディングとライティングの計50分になっています。

意外と早く終わるなと感じた人もいるのでは?以前英検にも改定が行われ、ライティングも入るようになりましたが、微々たるものなので実質未だリーディング重視となります。

日本人に人気の英検とTOEICはどちらも受け身のリスニングとリーディングに力を入れており、自発的に自分の意見を言えるようになるライティングやスピーキングはそもそもない、またはほんの少ししかありません。

ですから、そこまで苦手意識を持たなくても大丈夫です。

リーディングは大問3つ、ライティングは1問、それにリスニングが入ります。

リーディングは皆さんも中学時代によく解いた定期テストや受験勉強に似ているので、今からやり直しても十分対応可能です。

ライティングは英作文で、解答時間の目安はおよそ15分です。質問が1つ出されるのですが、それについての自分の考えなどを英語で書きます。けれど、全体でも35語程度とごく短い文章です。

リスニングの効率的な対策方法は?

英検の筆記ではリスニングが出てきますが、これが苦手という人は多いですね。

リーディングなら時間をかけて何度も読み返せるのに対し、リスニングは最高でも2回しか読まれないから、聞き逃してしまって答えがわからないという難しさがあるのです。

また、学校では文法を中心に教えるのでリスニングやスピーキングといった英会話的要素がなく、もともと日本人は不慣れだという理由もあります。

英検を突破するためには、このリスニングが鍵を握ります。

3級なら中学で出て来る語彙力があれば十分なので、まずは日々単語を覚えるクセを付けましょう。

暗記は夜寝る前がおすすめです。記憶をつかさどる脳の中の海馬は、寝ている間に記憶を整理するので、朝起きたことよりも夜起きたことの方が記憶しやすいのです。

また、英語を聞くという習慣も日々の中に取り入れてみてください。

リスニングはなかなか上達している感覚がつかめないので、途中で飽きてしまう人が続出します。

けれど、それを乗り越えられなければいつまで経っても英語を聞けるようにはなりません。要は、継続できるかできないか、それだけです。

聞く英語は、英検3級の合格だけを視野にいれて効率的に行きたいなら、英検3級専門のテキストを買ってそこに付属しているCDを聞くべきでしょう。

最近の教材はQRコードが付いているので、それをスマホで読み取って音源をゲットできます

この音源をひたすらリピートして、まずは英語の音そのものに慣れましょう。何を言っているのか初めはわからなくても、それを聞き続けてください。

教材を見て答え合わせをしたり、原稿を見たら何と言っているかはわかるので、その後でその音源を繰り返し聞くようにしても良いです。

長時間集中して聞くよりは、毎日こまめに時間を取って聞く習慣を付けるほうが実は効率的です。

一気にがっつり聞いても、脳はそれを忘れてしまうからです。継続することによって英語の音をじっくりと脳に染み付かせていきましょう。


ここで少し余談!

下記記事では、おススメの英文法教材をご紹介しています!分かりやすさに特化してご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


リーディングの効率的な対策方法は?

英検の肝となるリーディングの効率的な対策方法は、文法編と読解編にわかれます。

リーディングをしようとしても、文法がわからなければどういった内容かわかりませんからね。

ということで、これらの対策法を早速見ていきましょう!

文法対策は高校受験用の教材を活用しよう

ある程度の文法がわかっているならいきなり高校受験用の教材に取り組んでみても良いですが、ちょっと復習したいというのであればまずは文法書と、覚えたことをアウトプットできる練習教材を買いましょう。

英検3級のテキストでも良いのですが、問題数が少ないことや、文法に特化しているわけではないことを思えば別のテキストで一から学ぶ方法も効率的でしょう。

いきなり英検3級のテキストをやっても、途中でわからない文法が出てきて調べる手間ができることもあります。効率的にやるなら、遠回りに見えてもまずは文法を一通り理解しておきましょう。

中学卒業程度の内容ということなのですが、具体的な文法のうち難しいのは関係代名詞や分詞です。これは中3で習うもので、生徒たちにとっては理解するのに時間がかかる場所になります。

しかし、大人の脳なら素早く1回でも理解できるレベルなので、理解できたらあとはどんなパターンがあるのかを練習して慣れていくようにしましょう。

文法は一度理解できたら満足してしまうのですが、英検当日にサッとその内容が思い出せなければ時間が足りなくなってしまいます。

時間をかければ完璧に思い出せるというレベルではまだ勉強時間が足りない状態なので、もし受験をするのであれば頭に染み込んですぐに使いこなせるレベルになるまでもっていきましょう。

そのために大切なのは、時間をかけて繰り返すことです。一度で習得できてもそれは単なる記憶

それを使えるようになるにはどうしても一定の時間は必要になります。焦って早く理解し終わろうと思うのは厳禁です。

読解の仕方のコツは?

英検の試験内容を見てみると、単に文章が長々と書いてあってそれに関する設問を解くだけではありません。

よくあるのが表から必要な情報を読み取る力です。

しかし、表であろうと英語が正しく読めれば出題形式が多少変わっても問題ないはずです。ここで急に苦手になるならまだ練習時間が足りていないか、勉強法が間違っているというサインです。

読解にかける時間は英検の中ではかなり多いですが、時間配分を間違えると今度はライティングができなくなります。

素早く読むことが合否をわけるので、設問を読んでから本文を読む方法か、文章全体を集中して読んでから設問を読むのか、どちらが自分に向いているのかを見極めてみてください。

よく、どちらかに絞って「こっちの方法にすべし!」と言う講師や教師がいますが、どちらが向いているかは人によります。

実際私が塾講師として中3を教えている時も、その子によって得意不得意が異なり、自分から「こっちの方法でやってみた方が解きやすかった」と感想を述べています。

誰かがおすすめした方法ではなく、自分に向いている方法を知るためにどちらの方法でも読解をしてみて、しっくりくる方を追求してみましょう。その経験値が英検当日に生きてきます。

ライティングの効率的な対策方法は?

英検のライティングは微々たるものですが、それでも一応は対策しておかないと点数が足りずに不合格なんてこともありますから、解き方のコツを知っておきましょう。

質問が英語で出されるので、それに対しての自分の答えとその理由を2つほど答える形式が多いです。

長くても35語程度なので短文で構いません。配点はどのように行われるのかというと、英文の構成や語句、文法が正しく使われているかどうかによって決まります。

もちろん、出題された質問に適切に答えられているかも見られます。

これくらいの短いライティングであれば、文章構成を考えるまで行きません。

とにかく質問に対する答えを明確に持ち、それを英語で表現します。

短い文なので全て日本語で考えて、それを英語にしていく方法も取れます。英語で考えるまでいかない人はこの方法でやってみてください。

多少時間は取られますが、正確さで言えばかなり精度が高くなるのではないでしょうか。

ライティングのコツは、難しい言い回しや自信のないスペルを全力で避けることです。あえて難しい文法を使うよりは、簡単な文法や語句を使って言いたいことを明記した方がケアレスミスを防げるからです。

よっぽど自信があれば良いですが、そうでないなら別の言い回しでもっと簡単なものはないか探してみましょう。短い文が並んで不格好だと思っても、自信がある方を選んだ方が無難です。

日々強化するなら、つらつらと文章を書くより英検に特化した評判の良い商品、問題集・参考書を何度も解く方が良いでしょう。

単純な英語力を伸ばすなら日記を書くなどの対策でも良いのですが、英検3級に合格するために効率重視でいきたいのであれば時間がかかりすぎてしまいます。

英検に特化したテキストの方が質問に対して適切に答える能力が身につくので、より多くの問題を解くことによってミスを減らすことが出来ます。

自分が言いたいことを英語で表現するにはまだ難しいと思ったら、意訳して別の言い回しを考える練習にもなります。こうしてライティングへの対応力を着実に付けていきましょう。


ここでまた少し余談!

下記記事では、大学受験の英語を効率よく乗り越える方法をご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

英検3級の筆記対策ですが、リスニング、リーディング、そしてライティングへの効率的な対策方法で得るものはあったでしょうか。

どれも日々トレーニングを重ねて時間をかければ受かるものですが、その毎日コツコツと勉強に取り組むことが、簡単なようで難しいのですよね。

社会人になると特に時間を取るのが難しくなりますが、毎日20分ずつでも良いので英語に取り組む時間を捻出してみてください。

会社勤めの方なら通勤時間、主婦の方なら家事の合間、隙間時間を上手く使うと意外と成長できますよ!1回で合格して受験料を節約しちゃいましょう!