英検準2級「面接」対策。コツと流れを掴んで合格を目指す!

英検,準2級,面接対策

英検3級と2級のあいだに「英検準2級」があります。

英検準2級では一次試験で筆記・リスニング、一次を通過した人だけが二次試験の面接を受けることになります。

さて、面接というと皆さん緊張しませんか?

「どんな流れで行なわれるんだろう」
「何を聞かれるの?」
「質問にしっかり答えられるかなぁ」

これらについては事前の対策が必須です。

この記事では、英検準2級の「面接」について解説します。面接の内容や流れを確認し、合格するための試験対策をしましょう。

受験を具体的に考えている方も、英検に興味のある方もぜひご参考にしてください。

まず、英検準2級のレベルを確認

英検準2級の合格率ですが、一次試験は約40%、二次試験は80%以上になります。

ちなみに英検3級を見てみると一次試験は約60%、二次試験は90%以上です。

英検3級までと英検準2級になると不合格者がでてくるということになります。これは英検3級までと英検準2級には明確な違いがあり、しっかりとした準備と練習が必要であることが分かります。

まずは、英検準2級とはどんなレベルなのか確認します。

公益財団法人 日本英語検定協会のオフィシャルサイトからご紹介しましょう。

準2級の取得目標は「使える英語で世界へ」とし、大学入試レベル・履歴書で評価されるレベルになります。

受験の目安は高校生の中級程度。出題は、長文の穴埋め問題、大学入試に最適な問題形式、文部科学省による高校卒業時の英語力達成目標としています。

審査基準ですが、「日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」とあります。

引用元:
公益財団法人 日本英語検定協会
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/

これら目標と基準を見ると、自分のレベルはどうなんだろうと迷ってしまうことがあるかもしれません。

中学英語がしっかりと理解され、高校1年~2年程度の英語力があると準2級にチャレンジできると考えましょう。

TOEICのスコアと比べることも分かりやすいかもしれません。

英検準2級は402スコア程度となり、これは一般的には限定的な意思疎通、資格としてはまだアピールできないというレベルと言われています。

準2級のレベルのイメージが掴めたところで、次は実際の面接内容を確認していきます。

英検準2級の面接内容とは?

一次試験を突破したら二次試験の”面接”が待ち受けています。

勝負は6分!話題はすべて日常生活に関するものになります。

この6分は面接委員1人による個人面接の形式がとられ、コミュニケーションはすべて英語です。

試験内容は以下になります。問題数はいずれも1問です。

1. 50語程度のパッセージを読む黙読と音読
2. 音読をしたパッセージについての質問
3. イラストを見て人物の行動を描写
4. イラストを見て人物の状況を説明
5. カードのトピックに関連する内容についての質問
6. 日常生活の身近な事柄に関連する質問

ここからは、それぞれの課題について詳しく解説していきましょう。

注意ポイントと対策ポイントも合わせて紹介します。

1. 50語程度のパッセージを読む黙読と音読

英検の過去問からお借りし、実際の問題サンプルをみてみましょう。

Sample: Recycling These days, recycling is becoming common in people’s daily lives. Most towns and cities collect cans and plastic bottles for recycling. Many families use products made from recycled paper, and in this way, they try to make the environment better. It is becoming more important to take care of the environment.

まず20秒を使ってまず黙読、そして面接委員の指示に従い音読をスタートします。

音読には時間制限がありません。このパッセージについて質問が1問ありますので、全体として何が言いたいのか理解するように音読をしましょう。

なお、英検でもTOEICでもenvironment(環境)という単語を覚えておくことは必須でしょう。

<注意ポイント>
- 黙読は音読のための準備作業
- 音読の際は、”タイトル(Recycling)”を読むことをお忘れなく!
- 音読は大きな声ではっきりと読む!
- コンマやピリオドで少し間を取る。
- 採点項目のひとつ”態度・姿勢”も見られていますので、分からない単語があってもとりあえず読み、途中で諦めず続けることが重要!

<対策ポイント>
- 対策本など問題集や参考書を使い、とにかく声に出して練習!
- 自分の音読を採点してくれるAIを使ったアプリを活用!

2. 音読をしたパッセージについての質問

音読をしたパッセージについての質問があります。
例えば、
「According to the passage, how do many families try to make the environment better?」といった質問です。

受験者は”パッセージの文章のなかから”解答を探します。

According to the passage「この文章によると」という定型句ですので気にせず、それ以降の英文の答えを見つけましょう。

正解は、 「use products made from recycled paper.」ですが、how(どうやって)とありますので、by(~によって)を付け加えた形で解答すると以下になります。
「by using products made from recycled paper.」
byの後には動名詞がくるのでuseがusingに変わっています。

<注意ポイント>
- 質問はhowやwhyで始まるため、一言目をしっかり聞き取ろう。
- 質問が聞き取れなかった場合は、”Excuse me?”または”sorry?”で、もう一度言ってもらおう。
- 解答はhowならby、whyならbecauseで始めよう。
- 黙読中に”in this way”を見つけたら、質問はきっとhowのはず。
- 文章を作れないときも諦めず、単語でも良いので答える。

3. イラストを見て人物の「行動」を描写

イラストを見て解答をするパターンですが、まずイラスト内の人物が何をしているのか答えます。

質問例としては、
「Now, please look at the people in Picture A.」で始まり、「They are doing different things. Tell me as much as you can about what they are doing.」となります。

解答には、イラスト内の人物の主語、A woman, A man, A boyなどで始まる文章で答えます。

また、質問が現在進行形ですので、解答も現在進行形で合わせます。

A boy is riding a bicycle. A woman is planting some flowers.

<注意ポイント>
- 主語には必ず”冠詞”をつける。
- 進行形を使う。単数・複数などbe動詞の一致を忘れない。
- 文章はなるべく5つの語彙を使って作成しよう。
- 使いやすい動詞(walking, standingなど)を選んで文章を作るのもアリ。

<対策ポイント>
- 普段の生活で誰もが普通にしている家事などの「行動」を英文にする癖をつけ、独り言のようにぶつぶつ呟きましょう。

4. イラストを見て人物の「状況」を説明

ここでは、イラスト上の人物の状況について質問されます。

質問は、
「Now, please look at the girl in Picture B.」で始まり、「Please describe the situation.」と続きます。

模範解答のパターンがあります。
「The girl/She ○○.」と状況を説明、そして「because XX.」とその理由を述べる形です。

例えば、このような感じです↓
She can’t buy a drink because there are many bicycles in front of the vending machine.

<注意ポイント>
- 質問が誰についてのものなのかしっかり聞き取ろう。
- A because B.のパターンで答えよう。
- A so B.のパターンもアリ。

5. カードのトピックに関連する内容についての質問

これまで使ったカードについて、さらに関連する質問がされます。
この質問は、受験者の意見を問うものになります。

質問は、例えば、
「Do you think drinks in plastic bottles will be more popular in the future?」ときます。

受験者はまず「yes」か「no」か、自分の意見を決めます。すると、面接委員がyes→why?またはno→why not?と、その理由を聞いてきます。

Becauseでその理由を表現する必要があります。

正解例をご紹介しましょう。
Yes. Because people can carry drinks easily in plastic bottles.
No. Because it is not easy to recycle plastic bottles.

<対策ポイント>
- 意見を述べる質問ではあるが、本当の意見でyes・noというよりも理由を答えやすい方を選ぶ。

6. 日常生活の身近な事柄に関連する質問

この質問がラスト!です。

それまでの問題とはまったく関係のない個人への質問となります。

お題は身近な事柄ですが、過去の出題例としては食品フェア、映画祭、プリペイドカードやボランティアガイドなどがあります。

例えば、
「There are many kinds of newspapers in Japan today. Do you usually read a newspaper?」

ここでも受験者はまず「yes」か「no」か、自分の意見を決めます。すると、面接委員がyes→why?またはno→why not?と、その理由を聞いてきます。

Becauseでその理由を表現する必要があります。

正解例をご紹介しましょう。
Yes.
(面接委員:Please tell me more.)
I think reading a newspaper became my routine. I can get a lot of news and information every day.

No.
(面接委員:Why not?)
Because there is so much news on the Internet and many newspapers are free. I like to catch up on the news as it happens.

<注意ポイント>
- 意見を述べるときは「I think」、好きなものなどについて述べるときは「I like」で話し始めよう。
- Do youで始まる質問には現在形で答えよう。
- 無言だけは絶対避けよう。面接委員とは簡単な言葉でもいいのでコミュニケーションを取れれば”態度”でポイントを稼げます。

<対策ポイント>
- どんなトピックになるのか、問題集などで情報収集するとともに、コミュニケーションが取れるように練習します。コミュニケーションの練習ならオンライン英会話の日本人講師のレッスンが大変おすすめです。

英検準2級の面接内容や抑えるべきポイントがイメージできたでしょうか?

ここからは、当日の流れを確認していきましょう。


ここで少し余談!

下記記事では、英検3級の筆記試験の対策方法についてご紹介しています!これから英検に挑戦しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


英検準2級の面接の流れとは?

いよいよ面接当日が来ました。

試験会場でどのような流れで進んでいくのか、事前に頭に入れておくと緊張感が和らぎます。

小学生や中学生が受験することもありますが、保護者の同伴は受付で受け取る「面接カード」を記入するときまでになります。

面接自体は6分ですが、面接会場に入る前にすることがあります。

では、順にみていきましょう。

(入室前)

1. 受付で面接カードと携帯電話収納ケースを受け取る。

2. マークシート式の面接カードに生年月日、受験番号、氏名、会場名など必要事項を記入する。

3. 受験者控え室で待機する。

4. 指示があったら入室。入室前にはマナーとしてノックをする。

(入室後)

5. 面接委員と挨拶をする。はっきりと笑顔で挨拶、ここから面接は始まっています!

6. 面接委員に促されたら着席。ここでThank you.というのも必須。荷物は足元に置く。

7. 面接委員と簡単なやりとりをする。まず面接委員が名乗り、受験者の名前を聞いてくるのでMy name is ○○.とサクッと答えましょう。

8. 受験級の確認があるので、間違いなければYes.と返答する。

9. How are you, today?と聞かれたら、I’m fine. Thank you.などと返答、Thank youを付け足すこともお忘れなく。

10. 問題カード(パッセージと2枚のイラスト)を受け取る。受け取ったときもThank you.と言いましょう。

※ここから実際の面接問題、”パッセージの黙読”~”日常生活の身近な事柄に関連する質問”が始まります。詳細は上述したとおりです。

11. パッセージの黙読(20秒)
面接委員:First, please read the passage silently for 20 seconds.

12. パッセージの音読(時間制限なし)
面接委員:Now, please read the passage aloud.

13. パッセージについて、問題カードの質問1問

14. イラストについて、質問2問

15. 問題カードを裏返す。
面接委員:Now, please turn the card over.

16. 受験者の意見を問う質問2問

17. 面接終了。問題カードをThank you.と言いながら返し、退室する。

18. 退室後は会場から退場する。

このような流れです。問題カードを手渡されるタイミングなど確認できましたね。

バーチャル二次試験とは?

バーチャル二次試験とは、上述した試験会場での流れが動画になったものです。

入室から退室まで分かりやすく説明されていますので、さらにイメージできるでしょう。

日本英語検定協会オフィシャルページの以下から見ることができます。試験前にはぜひ活用してください。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/detail.html#anc02-01

英検準2級「面接」突破は過去問の練習と好意的な態度で

旺文社「二次試験 面接完全予想問題」など、面接の過去問を練習できる教材が多くあります。

質問問題の傾向を把握するとともに、何度でも口に出して練習をすることが重要です。

誰かに手伝ってもらい、面接形式でシミュレーションすることもおすすめです。

事前は、数多くの練習に限りますが、当日はどうでしょう。

英検準2級の面接には「態度・姿勢=アティチュード」と呼ばれる採点があります。

挨拶をきちんとしない、砕けすぎた表現を使わないかなどは減点の対象になり、逆に、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢が評価されます。

面接委員は入室したところから、あなたの面接に挑む姿勢をみています。


ここでまた少し余談!

下記記事では、英検準2級の筆記試験の対策方法についてご紹介しています!「面接」の対策と一緒に「筆記試験」も対策していきましょう♪♪

nativecamp.net


英検準2級「面接」対策まとめ

英検準2級「面接」は6分で、スピーキング力とコミュニケーション力を図るテストです。

オンライン講師に面接委員になってもらえば本番にかなり近い形で練習できます。

しっかりとした対策をして受験に挑み、それまで勉強してきたものを最大限出せるような積極的な気持ちで挑戦します。良い結果を出し、英語力の自信をさらにつけてください。