今回は、英会話の勉強にも英検の勉強にも役立つ、中学英語学習サイトの活用法について紹介していきます!
ネットなら高い英会話教材を購入しなくても良いので、普段から活用しやすいと感じている人もいるのでは?
無料で使えるなら積極的に活用すべきでしょう。ここでは、使い方をより詳しく掘り下げていきます。中学英語からやり直したいけれど活用法がイマイチわからないという人は、おすすめの活用法を参考にしてみてくださいね。
おすすめの中学英語学習サイトとは
まずは、私がおすすめしたい中学英語学習サイトについて解説します。英会話レッスンでは中学英語も満遍なく使いはしますが、後で復習したい場合に、どこをどのように習えば良いかわからなくなることはありませんか?そんな時に役に立つのは、きちんと文法別に解説されているサイトです。
日本人の英語が苦手な人に多いのが、色々な文法が混じった途端にわからなくなるということです。
逆に考えると、文法別ならわかる人は多いということ。ならば、文法別で一度きっちり理解をしてから次のステップへ進むべきです。ということで、一から学び直せるよう、文法ごとの解説がしっかりしているサイトをおすすめします。
問題を出してくれるところも悪くはないのですが、解説がなくては理解しきれません。解説があって、その後に理解度を確認するような形で問題集が付いているのであれば良いでしょう。
問題だけが載っている場合は理解しきれないことがあるため注意しましょう。家庭学習をする時にはそばに教えてくれる人がいないので、一人で理解できることが条件になります。
英会話など、スピーキングやリスニングを同時に磨きたいなら、文法解説や例文のところに発音ボタンがあるものをおすすめします。ネイティブスピーカーの発音が聞けるサイトならかなりきちんとしていますし、音慣れすることができるでしょう。
中学英語学習サイトの活用法
では、ここからは中学英語学習サイトの活用法を具体的に紹介していきます。それぞれどんなサイトを使うのかにもよりますが、一般的な使い方となるので参考にできると思います。英会話レッスンでは間違いを恐れずに話し、家では正しい言い回しを覚えるというように活用するのが良いでしょうから、その使い方に合わせた方法を紹介します。
中1から流し見してみよう!
英語は数学や理科とは違い、分野に分かれていません。1つの言語なので、どこか最初につまづく箇所があれば、それ以降文法がわからなくなることは必至です。そのため苦手とする人はいつまで経っても復習をしないために克服ができないのです。
逆を言えば、最初からきちんと真面目に授業を受けていれば理解できる教科ということです。「中1くらい分かる」と思っていても、意外な落とし穴があるとその先の理解に苦しむことになるのでせめて流し見くらいはしておきましょう。
たまに英語に自信がある人がいますが、大抵は高校に入った後に自分の実力に気付きます。周りから褒めて伸ばしてもらえていただけで実力はもっと下の方だったと気づきます。その時にすべきだったのは復習なのですが、自信を付けられたからこそ自分はそのレベルではないと認識してしまうのです。
得意意識がある人こそ、流し見をして一からの復習を重視してみましょう。途中でつまづいた時、どこに戻ったらいいかわからなくなることを防ぐのです。時間がかかっても最初からやることは重要と言えます。
学ぶ文法の順序
中学英語学習サイトに中1からの文法が学校で習った順で出ていれば良いですが、そうでないなら大体の習う順序を把握しておきましょう。be動詞がわからないのに比較級や関係代名詞がわかるはずもありませんよね。中1で主に習うのはbe動詞、一般動詞、三人称単数です。それぞれ、肯定文、疑問文、否定文がセットです。そして合間に、時間の聞き方や曜日と科目など、決まり文句や単語を覚えていきます。
中2で主に習うのは過去形、比較級、最上級です。他にも文法として名前がない言い回しをたくさん覚えていくのがこの学年です。
中3で主に習うのは受動態、現在完了、関係代名詞、分詞です。さすがに中1の復習をしながら授業をしてくれるわけではないので、ここでつまづきっぱなしという生徒さんは今でも多いです。
大体はこのような順序で学んでいけば文法力はかなり付きます。中学の時よりわかりやすいと感じられると思いますよ!その理由は、脳が大人になっているからです。
中学生の時はまだまだ脳が未発達で、授業内容が理解しきれなかった人もたくさんいます。けれど、脳が成長して様々な高度なことを理解できるようになった今なら、効率的に短時間でたくさんのことを理解できるのです。
困るとしたら、理解力が上がった変わりに暗記力が落ちることでしょうか。これは社会人になってから何か学習をするときについてまわる困ったものですが、じっくり向き合っていけば定着していきます。
だからこその喜びがあるので、時間をかけて定着させていきましょう!
ここで少し余談!
下記記事では、言語学習アプリ「duolingo」についてご紹介しています!皆さんの英語力アップにつながる素晴らしいアプリだと思いますので、ぜひ活用してみて下さい♪♪
一度理解したらノートにまとめる
中学英語学習サイトは何度でも訪れられますが、正直スマホだとしてもいちいち検索してまた同じページを表示させるのは面倒ではありませんか?もしそれが脳内にあればそんな手間はかかりませんよね。ということで、次の活用法のおすすめは一度サイトで文法を理解したらその内容をノートにまとめることです。これによって何度も同じページを検索し直さなくても良いですし、書くことで覚えることを助けてくれます。
人間は、理解したと思ったらそれで満足してしまいがちです。
しかし、サイトを見て理解した後が問題で、それが長期記憶として定着するかは別問題!つまり、何度も理解をし直して脳にきちんとその記憶を残さなければならないのです。
そのためにはノートは大変効果的です。アナログな方法ですが、手を動かし目で見ているので五感を使います。書く際には単語を読み上げながらノートを作ると、口も動かし耳で聞くのでより定着率が上がります。
そして忘れてしまったりわからなくなったら、自分でまとめたノートを見ましょう。サイトは万人にわかりやすいように書かれていますが、ノートは自分流にアレンジできるので、自分がわかりやすいようにできていきます。
この方が結果的に効率が良くなるので、特に理解しにくかったところ、また、忘れそうだと思うところはノートにまとめておくことが大切です。
文法を理解した後は英会話の練習を!
中学英語学習サイトの良いところは、それを見るだけで中学で習った3年分の文法がしっかり理解できてしまう点です。ところが、中学生の間は話す機会がないため、英会話を習っている社会人にとっては物足りないものとなってしまいます。自習としては良いのかもしれませんが、英会話レッスンでより力を発揮したいと思うのであれば、プラスαの練習をしてみましょう!
中学で習う文法は簡単なので、例文を使って発声練習をしてみるのにぴったりです。
ネイティブスピーカーの発音が聞けるサイトなら、それをシャドーイングしてみてください。自分が得意とする発音や、ちょっと聞き取りづらいリエゾンがわかるでしょう。
弱点を強化するつもりで音を拾っていくと、耳も良くなります。日本人は間違いを嫌いがちですが、例文でしっかりと、どんな文が読まれているかわかりながら取り組むこの方法は、ストレスがないと言えます。
例文の発声練習をしたら、その文法を使って自分なりに文をアレンジしてみてください。英会話はアドリブの連発です。その場ですぐに新しい文を作れるような能力を磨かなくてはなりません。
私たちは普段の生活の中で母語でならそれが当たり前のようにできますが、他言語となると途端に苦手になります。それを克服するために、突発的に文を作るトレーニングをするのです。
間違っていたとしてもかまいません。口に出して言えれば良しとしましょう。間違っているか心配なら、後で英会話レッスン中に講師に聞いてみることをおすすめします。
ただ、あまり正しさにとらわれすぎるのはよくありません。いかに自分がアドリブ能力を発揮できたかに重点を置きましょう。
おすすめの練習法は、自分が好きな国の人と近所でばったり会った設定で妄想をすることです。近所なら道案内もしやすいですし、より具体的なシチュエーションになるからです。
そこで相手の会話も自分の会話も好きなように作ってみましょう。道で話しかけられて、最初は駅までの道を聞かれたという設定にして、その道中で偶然趣味が合うことがわかって話が盛り上がる…なんて妄想も良いですね!
これらの妄想は中学英語学習サイトの例文を活用しながらやるのがおすすめです。
定着してきたなと思ったら、そのサイトを見ずに、お風呂の中などで練習してみましょう。一人でもこのように練習ができるので、できるだけ繰り返して自分のものにしていきます。
こうしてみると、中学英語だけで大抵の会話はできることに気付くでしょう。中学英語で習うことだけでも日常会話は問題なくできるので、英会話レッスンでランクが上がる日も近いはずです。
ここでまた少し余談!
下記記事では、話題沸騰中のアプリ「HelloTalk」のおススメの使い方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪
まとめ
大人の中学英語学習サイトの活用法、いかがでしたか?自分に合った方法を見つけるための参考にしてもらえれば幸いです。中学英語というと10代前半で習うことなので簡単だと思われがちですが、大人になると意外と忘れてしまっていることも多いです。
自信を持つのは良いことですが、最初に流し見をして自分がどこの文法まで理解できているかを確認してみましょう。その後、応用として英会話の練習にも使っていくようにしましょう。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。