カタカナ英語の発音はカッコ悪い!どうやったら直せる?

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英会話を学習する上で大切になってくるのが発音ですよね。

いくら文法に強くたって、会話となればカタカナ英語ではいけません。正しい文法でも相手に伝わらないからです。

これではコミュニケーションすら危ういので、上達をするなら早急にその発音を直さなくてはなりません。

ということで、今回は多くの人が勘違いしているカタカナ英語の発音や、発音を直す方法、おすすめの教材などを紹介していきますよ!

間違えやすいカタカナ英語の発音

ではまずは、多くの人が間違って覚えてしまっているカタカナ英語と、英語圏での正しい発音の仕方から紹介していきます。

日本にも外来語はたくさん入ってきていますが、全てがカタカナに置き換えられているので間違ってしまうのも最初は仕方ありません。

英語に触れていくと自然に知れるものですが、機会がないという場合は以下の間違えやすい発音を一気にまとめて正しく覚えてしまいましょう。

theme 日「テーマ」、英「スィーム」

こちらは議題という意味で使ったり、テーマパークで言う「テーマ」という意味の単語です。

けれど、発音は「スィーム」というように、いわゆるthの発音になっています。だから最初は「テ」とは聞こえません。

スペルからしてなかなか「テーマ」と読めないように、発音も異なるので注意しましょう。これを知らないと、相手からこの単語を言われた時に何と言っているかわからなくなりますよね。

もちろん、自分から言った時も相手には伝わりません。

virus 日「ウイルス」、英「ヴァイラス」

ウイルスと言えば英語で伝わると思っている人も多いですが、実はこれは典型的なカタカナ英語です。

正しくは「ヴァイラス」のような発音になります。これは一定レベルの人なら既に知っているかもしれませんね。

カタカナ英語であることが有名なので、気を付けるべき単語として学校で習ったかもしれません。この単語だけ耳にするとやはり最初からウイルスを意味しているとは思わないでしょう。

button 日「ボタン」、英「ボトゥン」

ボタンもカタカナ英語です。正しく発音してくださいと言われてなんとなくこうだろうなと予測がついた人はある程度まで学習が進んでいますね。

最後の「トゥン」というところは独特な音を持っており、日本語のように母音がないので注意が必要です。

「t」の音さえあまり聞こえないかもしれません。何度も聞いて自分で発音をする練習をしてみてください。

alcohol 日「アルコール」、英「アルコホー」

アルコールもよく知られたカタカナ英語です。海外のお店でアルコールと言ってもまったく通じないので注意してくださいね。

英語では「h」を発音し、最後の音は消えていくのでほとんど聞こえません。

water 日「ウォーター」、米「ワーラー」

水はカタカナ英語と知っていてもなかなか英語で発音できない人が多いですね。

イギリスだと比較的日本語的な発音に聞こえなくもなく、しっかりと「t」を発音する地域もあるのですが、アメリカだと違います。

基本的にアメリカ人は「t」は「r」の発音をするので、カタカナで発音を表すなら「ワーラー」が近いです。飛行機内でお水をもらうなど、使う機会も多いので正しく言えるようにしておきましょう。

発音のおすすめの直し方

どうしてもカタカナ英語になってしまうというのであれば、おすすめの直し方があるのでぜひ試してみてください。

カタカナの呪縛から解き放たれよう!

まず心に留めておいて欲しいのは、英語を勉強する時には日本語を忘れ去ってほしいということです。

実際にはできませんが、できる限り日本語は使わないと決めます。そうすることによって脳がだんだん英語脳になっていくからです。

日本人はどうしても英語をカタカナで捉えてしまう節があります。だから日本人が話す英語は英語のネイティブスピーカーからすると母音が多く聞こえてしまうのです。

まずはとにかくこのカタカナの呪縛から解き放たれる必要があります。そのために日本語をできるだけ使わないでほしいのです。

ひたすらに音だけを真似る!

それができたら、次は聞こえてきた音をただひたすらに真似てください。気分はモノマネ芸人!

聞こえるままに自分の口で言ってみることができれば、それはかなり英語に近づいてきているはずです。

聞く量を増やし、言う量を増やす。これを繰り返していけば週間にもなり、急に日常英会話レッスンを受けることになってもサッと正しい発音で言えるようになります。

実践で使えるようになるにはかなりの練習量が必要になりますが、一気にしても意味がありません。

口や脳に正しい音を定着させるには継続しなければなりません。一日に少しずつ始め、その経験を蓄積させることで発音は矯正できます。

子どもが余計な知識を持たないうちに言語を学ぶように、大人になってからも文法などの余計なことは考えずただひたすらに音に集中してみてください。

長い文のシャドーイングも効果的

単語だけだと非効率的なので、余裕がある人は例文をシャドーイングしてみてください。

これで短文もとっさに出るようになりますし、自然な流れの中でリエゾンを意識した発音ができるようになります。

特別な教材を持っていなくても、CDやラジオを流してそれを真似ることで練習になります。スピードが速いと感じたら、ワンランク下のものから始めてみましょう。

けれど、ネイティブスピーカーの話す速さに慣れておくとよりナチュラルな発音がわかるので、レベルが違う音源を交互に聞くのも良いでしょう。

あまりスピードが遅いと、自然な速さの英語を聴いた時に発音が違って聞こえてしまう恐れがあります。ここにだけ気を付けて練習を続けてみてください。


ここで少し余談!

下記記事では、英語のスピーキング力を向上させる方法をご紹介しています!ぜひ英語学習に役立てて下さい♪♪

nativecamp.net


発音矯正のためのおすすめの教材

それでは、ここからは発音矯正のためのおすすめ教材を紹介します。

「ただ真似ると言われてもやっぱり難しい!」、「どうしてもカタカナ英語になってしまう!」そう思っているならルールに従って発音の仕方を覚えるという方法が合っているかもしれません。

英語の発音ルールのことをフォニックスと言い、英語圏の子どもたちが学んでいます。このフォニックスを取り入れた教材を一つ見てみましょう。

「CD BOOK フォニックス〈発音〉エクササイズBOOK」ジュミック今井 (著)

こちらの本は30日で正しい発音が身につくように考えられています。1ヶ月かければ基本は身につくので、そこからシャドーイングなどに移るのも良いですね。

フォニックスは英語のつづりとその音の関係を教えてくれるので、スペルを知っていれば発音を教えてもらわなくてもその単語が読めるようになります。

英語の単語の読み方にルールがあることを知らない人も多いですし、日本ではあまり馴染みがないものです。

幼児や小さい子向けの英語学習塾ならフォニックスを使って教えているところも多いのですが、学校で習ったという人はほとんどいないでしょう。
私たちは学校で新しい単語が出る度、その発音を丸暗記してきたわけです。

こちらの本は第一部と第二部とに分かれており、第一部では単語編で母音と子音について学びます。第二部も同じく単語編ですが、アクセントとリズムを学べる構成です。

ちょっと興味がある人、フォニックスを学んで知らない単語を読めるようになりたい人におすすめです。

間違った発音を使っている場合のデメリット

間違った発音を使っていると、色々とデメリットがあります。

英会話を学ぶなら発音がキレイでないと恥ずかしいので、デメリットを知ってやる気を鼓舞させましょう!

文法が得意でも信用されない

いくら文法が得意でセンター試験で満点を取っていたとしても、TOEIC満点でも、英検1級でも、英語の発音が悪ければ英会話はできないのではと信用されないでしょう。

学校の英語の先生でも、生徒より発音が悪い人はいませんでしたか?
教えてもらう側としてはやはり発音が良い人の方が良いですよね。

英語を頑張っているのに発音が悪いことで周りからの評価が低くなるならやはり発音矯正をした方が良いでしょう。

思うように会話ができない

発音が悪ければ、日本人には伝わるカタカナ英語でもネイティブスピーカーには伝わらず、思うように会話ができません。

これではフラストレーションが溜まります。自分ではきちんと伝えていると思っているのに、それが発音の悪さのせいで伝わらない。これでは屈辱的でしょう。

日本人的なカタカナ訛りから早く脱却し、聞き返されることのないようにしないとスムーズなコミュニケーションが取れません。

カタカナが定着して正しい発音が定着しにくくなる

大人になればなるほどそうですが、一度こうと覚えたものに上書きするのは難しいものですよね。

カタカナ英語も、一度そうだと思い込んだらその上から正しい発音を上書きするのは困難です。特に長い間間違え続けていたのだとしたら、なかなか定着しないでしょう。

早くに間違いに気付き、それをすぐに吸収しなければカタカナ英語のままになってしまいます。会話は常にアドリブですから、とっさに正しい発音が出ないといけません。

そこまでに上達させるなら、とにかく間違った発音を知ることから始める必要がありますね。


ここでまた少し余談!

下記記事では、英会話をするうえでかなり重要な「リアクション」についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

カタカナ英語と知らなかった単語はありましたか?

知っていたものも、いざ正しい発音をしようと思うと結構難しいかもしれませんね。

上記で挙げたような単語はまだまたたくさんあるので、レッスンや実践の中で学んでいってみてください。

音を聞くことに集中することが無理ならフォニックスで論理的に学ぶ方法もあります。自分がやりやすい方法で発音矯正をしてみましょう。

せっかく英語をやっているのなら、発音だけでもキレイにして相手に伝わりやすい英語に磨き上げてみませんか?

その際には、自分の好きな国の訛りを取り入れてそこの住民になりきるのも良いですね。地域によって偏りはあるので、一般的な発音を学ぶなら教材についている音源を頼りにしてみてください。