日常的にかなり役立つカジュアルな英語表現を学んでおこう!

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日本で英語の教育を受けた学生のほとんどは、なかなかカジュアルな英語を学習できません。

どうしても「正確」で「正解」である必要があり、それは受験戦争を勝ち残るために必要だと思われています。このような理由で、実際に使って変ではない言い回しを学ぶ機会をなくしてしまうのは悲しいですよね。

今まで身に付けてきてしまった使うと変な言葉は、実際にネイティブスピーカーと話をする場面になった時に、変だと思われない為にも、今日この記事を読んで新しい言い回しに変えてしまいましょう!その方がずっと自然で英語上級者に近づけるはずです。

カジュアルな表現を使ってはダメな人や場所とは

英語のカジュアル表現を学ぶ前に、それを使ってはダメな人と場所について知っておきましょう。

でないと、せっかく習ったのに礼儀を知らない人、なれなれしい人と思われてしまい印象が悪くなってしまいます。基本的には、日本で生活していてカジュアル表現はまずいなと思う相手は英語圏でも同じです。

身近なところで言えば職場の上司ですね。日本には敬語があるのでわかりやすいですが、一応英語でも上司にはカジュアル表現は使いません。くだけた表現、省略語は基本的には使わないと覚えておきましょう。

カジュアルな表現を使ってはいけない場所については、少し日本と違いがあるかもしれません。会社の他に、病院や教会、銀行、市役所、高級デパートなどがあるからです。

日本だと、相手が初対面やそこまで親しくないからという理由で敬語を使うと思いますが、英語圏ではカジュアル表現が似合わない場所というものがあるので気を付けましょう。

カジュアルな表現を使っていい人

日本語と英語の大きな違いの一つに、敬語の有無があります。

英語にもフォーマルな表現とカジュアルな表現はありますが、しっかりとした敬語という文化はありません。けれど、それがないおかげで多少の年齢差は気にしません。

日本だと、一つ年上でも敬語を使わなければならないなど結構厳しい暗黙のルールがありますよね。

初対面だと相手の年齢を聞かないことにはどのような言葉で話せば良いのかわからないというくらい年齢を気にします。先輩後輩の関係が厳しい部活があり、子どものころからその感覚は植え付けられます。

ところが、英語圏の場合は仲が良ければ年の差は関係なくカジュアルな表現で会話します。

個人的なことを言わせてもらえれば、英語圏は敬語がないこと、年の差を気にしないこと、これらのおかげでとても過ごしやすい環境だなと感じます。それを知ってしまうと日本は年齢一つで面倒だなと思ってしまいますね。

学校で習った例文を崩してカジュアルにしてみよう

それでは、早速学校で習ったきちんとした例文を崩してみましょう。

日本語でも省略が使われるように、英語でも省略するとカジュアルになる法則があります。省略語を使うと仲の良い友人同士で使える表現になり、よそよそしい感じがなくなります。けれど、今から紹介するフレーズは目上の人や初対面の人に使うとなれなれしいと思われるので注意してください。

仕事の場面で使える英語ではなく、あくまで日常生活で使う英会話表現となります。

例えば、どこかに行く人を見れば、私たちは普通こう言うでしょう。

・Where are you going?
どこに行くんですか?

見慣れた英単語で、中学で勉強したと思います。ところが、これがカジュアルな英語になると…

・Where you goin’?
どこ行くの?

こんな風に省略されます。

あろうことかbe動詞がなくなっていますよね。英語は「主語+動詞」としつこく言い聞かされてきた今までは何だったのと言いたくなります。けれど、カジュアルな表現方法というとこれはかなりよく使われるもので、ingもin‘と表されているところが特徴的です。

発音としてはもともとgoingの最後のgが聞こえにくいのであまり変わりませんが、文にしてスペルが見えるようにしてみると省略されているのがわかりやすいですね。

この言い回しの場合、whereとyouを続けて読むと、消えたareの音が若干聞こえます。whereの最後の方の音がそう聞こえるのでしょう。これでいい感じに省略されて口語表現となるのです。

他にも私たちがよく使いがちな表現の中には以下のような例文があります。

・How can I call you?
何とお呼びしたらいいですか?

やはり違和感のない文ですね。初対面の相手に対して使われることが多いものです。これをカジュアルにしてみると…

・How do you go by?
なんて呼んだらいい?

こんな感じで動詞が変わります。

実は、callは少し硬い表現になるので、ここを柔らかめのgo byにしています。初対面の人の前だと必ずしも丁寧になる必要はありません。

子ども同士の会話であったり、既に仲間だけれど深くは知らなかった相手に対して使ったりします。以前から知っていたけれど名前を呼ぶ機会が少なかった時などにも使えますね。

実はお堅い単語!よりカジュアルに言うには?

では、ここからは文ではなく単語編と行きましょう。

私たちが主に中学で習った単語の中には、普通に使うと変に思われるものもあります。

お堅い単語で、論文の中に出てくるものだと思われるものも。英会話をする時に使うのはちょっと変かなと思う単語のうち、よく使ってしまうものを紹介します。

children 「子どもたち」

この単語はよく知っている人も多く、一般的に使っている人もいるかと思います。

けれど、実はネイティブスピーカーはkidsの方をよく使うので、真似をしてよりナチュラルな言い回しをするようにしてみましょう。

例)
The kids went to school, so I‘m looking forward to listening to their stories.
子どもたちが学校に行ったので、話を聞くのが楽しみだ。


どちらも習う単語ではありますが、どちらかというとchildrenの方が馴染みがあるのではないでしょうか。

けれど、実際にはよく使われる方はkidsの方なので最初は使う時に少し違和感があるかもしれません。

moreover 「さらに」

この単語も教材によく出てきませんでしたか?

読解が好きな日本教育では不自然ではないことかもしれませんが、この言葉を習ったら口語でも使えるのかなと思ってしまうのは仕方のないことです。

この場合、案外簡単で私たちも普段耳にする英単語が代わりとなります。それはplusです。

例)
Can you bring some tea, plus the cake you bought yesterday, please?
お茶と、それから昨日キミが買ったケーキも持ってきてね。

覚えやすさでいったらplusの方が圧倒的でしょうけれど、意外にもスペルを覚えた記憶がない人も多いようです。

それくらいmoreoverの方が見慣れているのでしょう。カジュアル表現ならこれからplusの方を積極的に使って行くべきです。

much・many 「多くの」

「多くの~」と言いたい時、muchやmanyは非常によく使った単語だと思います。

けれど、カジュアル表現だとあまり言わず、どちらかというとa lot ofやlots ofで表すことが多いです。

学校で英語を習った時、同じ意味を表す単語を複数学んだかと思いますが、その違いは教えられなかったことも多いでしょう。

意味に違いがないのであれば、フォーマルかカジュアルかという違いがある場合が多いです。どんなシチュエーションで使うのが適当かまで理解するには、今の時点だと学校ではなく実践で英会話をしないと学べません。

例)
I have lots of tasks to do!
やらなくちゃいけない仕事がたくさんある!

intelligent 「賢い」

賢いという単語も複数習ったかと思いますが、中でもintelligentはフォーマルな言い方です。

カジュアルに言いたいならsmartを使います。スマートと言うと日本語では痩せているイメージが強いでしょうけれど、英語圏では違う意味になるので注意してくださいね。

例)
She is so smart! I want her to teach me maths.
彼女って本当に賢いよね!数学を教えてもらいたい。

ここで少し余談!英語力を伸ばしたい方、伸び悩んでいる方、下記記事必見です!英語のスピーキング力を向上させる方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください♪♪

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知っておきたい省略語

今までにも例文の中で省略語は出てきましたが、今度はネイティブスピーカーがよく使う名詞の省略語を知ってみましょう。

これを使いこなせれば、相手もかなり勉強してきたなと感じるはずです。学校の授業では習わないので、これを知っているということはかなり英語慣れしている人だなという印象があります。

ただ、やはりカジュアル表現にはなるので使いどころを間違えないようにはしてくださいね。論文などでは絶対に書かない表現です。

university→ Uni(大学)

大学は、単語がそれだけで長いことから省略されることがあります。

単語の頭だけが取られた形なので覚えるのには苦労しませんね。

海外ドラマや映画を見ていてやたらと「ユニ」と言うけれどどういう意味だろうと調べてみると、実は大学を表すuniversityだったということもあります。会話が繰り広げられるドラマ内ではよく言う言い回しなので覚えておきましょう。

vegetable →veggie(野菜)

長い単語であればこれもそうですね。

vegetableも省略して話されることがあるので、知らない単語が聞こえたと思っても実は簡単な名詞だったりします。

身近にあるものほど口にする機会は多くなるので、省略語が出てきたら覚えるようにしておきましょう。使う機会はすぐにやってきます。

telephone→phone(電話)

電話を表すphoneですが、これはtelephoneの略であることを知らずにそのまま使っている人もいるのではないでしょうか。

大学のuniversityと違って、略する時に単語の後ろを取った形ですね。略し方は統一されているわけではないので、一度ネイティブスピーカーから聞いてから真似するようにしましょう。


ここでまた少し余談!下記記事では、「イギリス英語とアメリカ英語の違い」について詳しく解説しています!これから英語を習得していこうと思っている方にとっては重要なポイントとなるので、ぜひご覧ください♪♪

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まとめ

カジュアルな英語表現、残念ながら学校ではなかなか教えてもらえない部分なので、この記事でいくつか知ってもらえたら幸いです。

ネイティブスピーカーがよく使うのに、それとは違う表現を使っていたらもったいないですよね。

間違いではないけれど、聞いている方からしたらちょっと変に思われる表現はたくさんあります。

基本的に日本人は口語ではなく文語表現を多く学んでいるので、英会話をするとなるとそれが表に出てしまうのです。

ネイティブスピーカーとたくさん話して、「こんな省略語もあるのか!」、「こっちの単語の方をよく使っているな」と色々発見をしてみてくださいね。

そうすれば、真似することによってよりネイティブスピーカーに近づいていきます。