中国のレストランで中国語で注文できるようになろう!!

Chinese

皆さんはいま中国語の勉強を始めようと思っておられるでしょうか?

もしかしたらもうすでに始めておられるかもしれませんね。

中国語の習得はやはり楽ではないです。

でも習得は可能ですし、工夫すれば楽しく学んでいくことだってできます。

今回は“楽しく”、“自然に”中国語を勉強したい、そんな方に紹介したい勉強法があります。

自分を中国に置いてみよう!

今はコロナウイルスの影響で海外に行くことが難しくなっていますね...。本当に早く良くなってほしいものです。

本来なら実際に中国に行っていろいろなことを見聞きしたり、現地の人と触れ合いながら中国語を習得していくのがベストなのですが、残念ながら現状ではそうもいきません。

でも実際に中国に旅行や仕事で行けなくても、自宅での学習で習得できることはたくさんあります。

上手に工夫すれば、自宅に居ながら実際に中国に行ったとほぼ同程度の言語経験値を積むことだって不可能ではありません。

今回は“自宅に居ながら中国を体験する”というコンセプトで勉強法を紹介します。

中国の飲食店でメニューを注文してみよう!

少し考えてみてください。あなたが中国へ旅行へ行くとします。

実際に中国に旅行に行ったとして必ずすることがあります。それは何でしょうか?

それは外食です。

せっかく海外に旅行に来ているのですから現地の食べ物は必ず食べますよね。

特に中華料理は世界的に高く評価されてますから中国に行って現地の料理を食べないわけがありません。

というわけで今回の記事では、中国の飲食店でメニューを注文するときに用いる中国語の表現とそこで遭遇しうる場面、対処方法について紹介したいと思います。

これから記事を読み進めていく際にはぜひ自分が実際に中国にいるかのように想像力を働かせながら読んでみてください。

フレーズを実際に口に出して見るのもよいかと思います。

後半部分ではマクドナルドなどの日本で日常的に見かけるカフェやファーストフードのお店について紹介します。

レストランについて

まず一般的に中国語でレストランという場合には 餐厅[cān tīng]
餐馆[cān guǎn]
と言います。

饭店[fàn diàn] と呼ばれるものもありますが、この場合は宿泊施設などを含む場合があります。

※豆知識:中国では酒店[jiǔ diàn] という呼ばれ方をする場所も多く見かけますが、この場合はホテルなどの宿泊施設を意味します。

居酒屋でも酒屋でもありません。

そして注文するときにはメニューが手元にないといけませんね。

中国ではテーブルの上にメニューがないケースが結構あったりします(特に規模の小さいお店の場合)。

メニューのことは中国語で菜单[cài dān] と言います。

メニューをくださいという場合は、「请给我菜单[qǐng gěi wǒ ] 」といえばメニューを渡してくれます。

実際にメニューを頼むときは“我要[wǒ yào](メニューの名前)”で大丈夫です。

この基本構文はあらゆる場面において用いますので是非ここで覚えておきましょう。

例を挙げますと、

我要餐巾纸 [cān jīn zhǐ] :ティッシュが欲しいです

我要茶水 [chá shuǐ] :お茶が欲しいです

我要啤酒 [pí jiǔ] :ビールが欲しいです

我要菜单 [cài dān] :メニューが欲しいです

というように自分が必要なもの、欲しいものに関してはすべてこの“我要[wǒ yào]〇〇”のフレーズで事足ります。

さらに、食事中にお箸やスプーンなどを落としてしまうこともあるかもしれませんね。

そんな時にはこのように言うこともできます。

我要筷子:[kuài zi]: お箸がほしいです

我要勺子:[sháo zi] :スプーンがほしいです

我要盘子:[pán zi] :お皿がほしいです

“我要[wǒ yào]〇〇”のフレーズだけでこれだけのお願いを店員さんにすることができます。

ちなみに店員さんのことは中国語で“服务员[fú wù yuán]”と言います。

店員さんに声をかける時には“服务员!”と呼べば来てくれます。

お願いの表現

食事中は店員さんに何かとお願いすることが多くありますね。

そんな時はとにかく“请[qǐng] +○○”といえば成立します。

レストランなどでは基本的に何かを持ってきてもらう、提供してもらうことになりますから“请给我(ほしいもの)”のフレーズもよく用います。この言い回しも覚えておきましょう。

支払い

日本でもそうですが、お店によっていつ支払いするかは様々です。

事前に支払いをする場合もあれば、食後に支払うケースもあります。

中国語で支払いのことは “结账[jié zhàng]
买单[mǎi dān] ”
と言います。

さて、支払いの方法ですが、今の中国では圧倒的にスマホ決済が多くなり、現金での支払いがますます少なくなっています。

中でも主要なのが“アリペイ(支付宝)”“wechat(微信)”による支払いです。

小さいお店では国外のクレジットカードに対応していなかったりするので前もって支払い方法についてはよく確認しておきましょう。

あれ?中国にもある!!日本でよく行くチェーン店

皆さんはよく飲食店のチェーン店に行きますか?

実は今中国では日本で見かけるチェーン店がたくさん進出しているんです。

皆さんの行きつけのお店も中国で見かけることができるかもしれません。

ここではどんなお店が進出しているの?中国ではなんと呼ばれているの?そんな疑問にお答えします。

マクドナルド→麦当劳 [mài dāng láo]

マクドナルドはこのように表記され、発音されます。もはや中国ではどこにでも存在するようになりました。

さて、マクドナルドと言えばハンバーガーですね。

中国語ではハンバーガーのことを“汉堡[hàn bǎo] ”と言います。

そしてファーストフードのお店で注文するときは単品ではなくセットで頼むことが多いと思います。

中国語でセットは“套餐[tào cān] ”と言います。

ケンタッキー・フライド・チキン→肯德基[kěn dé jī]

中国においてマクドナルドよりも多く見かけるのがこのケンタッキーです。

ケンタッキー・フライド・チキンと言えばその名の通りチキンが主なメニューですね。

日本でもよく食べられているチキンナゲットのことは“鸡块[jī kuài] ”と言います。骨付き太もも肉のことは“鸡腿[jī tuǐ] ”と呼びます。

バーガーキング→汉堡王 [hàn bǎo wáng]

このバーガーキングも数多く進出しています。中国の空港や駅などでも見かけるようになりました。

バーガーキングと言えば牛肉のハンバーガーが人気ですが、中国語では“牛肉汉堡[niú ròu hàn bǎo] ”と言います。

そして、こうしたファーストフードのお店ではポテトが付いてきますね。ポテトのことは中国語で“薯条 [shǔ tiáo] ”と言います。

ポテトは欠かせないという人は多いと思いますが、中国でもポテトはみんなに愛されています。


ここで少し余談!

下記記事では日本語と中国語で漢字が同じなのに、意味が全く違うフレーズをご紹介しています!間違った意味で使ってしまってトラブルにならないようにしっかり押さえておきましょう!

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ファーストフードのお店で必ず聞かれる質問

こうしたチェーン店の接客はマニュアル化されていますから店員さんが必ず聞いてくる質問があります。

事前に何を聞かれるかわかっていれば安心して受け答えができますよね。

まず、レジに立った時に聞かれるのが

你要什么[shén me]

意味は「何にしますか?」ですね。

こうしたファーストフード店にありがちなのが、急いで注文しないといけないような雰囲気に飲まれそうになることです。

焦ってしまうとせっかく覚えた中国語も出なくなってしまいますからここではまず一呼吸おいて自分を落ち着かせましょう。

自分は外国人なので注文が遅くてもしょうがないと割り切ることも必要です。

注文の仕方はレストランの時と同様“我要[wǒ yào]〇〇”といえば大丈夫です。

そして注文を終えたときに必ず聞かれるのが、

在这儿吃还是带走?[zài zhèr chī hái shi dài zǒu ]

日本語でいうと「店内でお召し上がりになりますか?それともテイクアウトになさいますか?というお決まりのフレーズです。

“带走”というのが持ち帰りの意味です。

これらの質問に答えられれば中国のファーストフードのお店で注文が可能です。意外と覚えるフレーズは少ないですね。

ちなみにその他の中国で見かけるチェーン店は以下の通りです。

すき屋[shí qí jiā]

吉野家[jí yě jiā]

スターバックス[xīng bā kè]

サイゼリヤ[sà lì yà]

これらのお店のメニューと味付けは基本日本の物と同じなのですが、やはり中国になると独特のメニューや味付けが存在します。

例えばサイゼリヤのパスタメニューには(マーラーパスタ[má là yì miàn ] といったものがあったりします。

さて、こうした日本で見かけるチェーン店の他にも中国の小さな飲食店があります。

いわゆる現地の方が普段行きつけているお店で“兰州拉面”“沙县小吃”などのお店は中国のどこに行っても存在するといわれています。

中国に行ったら是非こうした、普段地元の人が言っているお店にも行きたいですよね。

次にこうした系列のお店でよく出くわすパターンについて紹介します。

まず、店に入るなり 「你要什么[shén me] !何するの?/何になさいますか?」 と聞かれます。

特に中国の個人で経営している麵屋さんや小さな食堂の場合、よくあるケースです。

「何にするのって、今店に来たばっかだし!?」と当然戸惑いますよね。

中国では本当によくあるんです...このパターン。

なので、このように言われた場合にどのように答えるかをシュミレーションしておきましょう。

この場合は 「等一下[děng yī xià] (ちょっと待ってね)」 もしくは 「我看看[wǒ kàn kàn] (今メニューを見るから)」 といった簡単な返しで大丈夫です。

店員さんはちゃんと待ってくれます。あとはゆっくりメニューを見て決めたらいいですね。

ただ、初心者の場合、中国語だらけのメニューを見るだけで結構疲れますし、読み方のわからない漢字があると発音できません。

そんなときはメニューを指さして「これ!(这个[zhè ge] )」といえば通じますので大丈夫です。

日本で見かけるチェーン店に行くのも悪くないですが、こうしたお店にも入って中国の雰囲気を味わいたいですよね。


ここでまた少し余談!

下記記事では中国語の会話内で出てくる「動詞」の使い方についてご紹介しています!文法もしっかり押さえて、中国語学習を効率よく進めていきましょう♪♪

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最後に

今回は中国で見かけるレストランやファーストフード店での注文について考えました。

普段私たちが利用するものなのでイメージがしやすかったと思います。

今日紹介させていただいたお店を利用する時に「中国語ではなんて言ったっけ?」と思い返してみると良いかもしれませんね。

中国でメニューを注文するということを考えるだけでいろいろな単語やフレーズを学習できます。

少し変わった学習法でしたが、是非皆さんに楽しみながら学習していただけたらと思います。加油!