在宅勤務の英語表現ご紹介!テレワーク?リモートワーク?

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新型コロナウイルスの影響を受け日本の企業でも「在宅勤務」という、比較的新しい働き方が注目され、続々と導入されてきています。海外に拠点がある企業では、現地の働き方を参考にして日本でも導入されていることが多いようです。

このブログを読んでいる読者の方々も、自分の会社でも導入し始めて在宅勤務を経験したという方も多いと思います。

海外では、リモートワークやテレワークなんていう言い方をされますがこの違いって何でしょうか?

最近よく聞くけれど、違いが分からないなんてことはないですか?「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」この3つのキーワードを基に、掘り下げていこうと思います!

「在宅勤務」のメリットとデメリットって?

冒頭でも記載したように、日本からしたら、新しい働き方というように着目されていますが海外ではいたって普通の働き方のようで、大手企業では取引先やビジネスでも積極的に取り入れるところが増えてきました。

ところで「在宅勤務」のメリットは一体なんでしょうか?さらにデメリットって?

このところ日本に限らず世界の情勢を鑑みると、接触を避けるというメリットを多く掲げていることが多いですが、働き方として見たときにどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

当然、在宅ですから同僚や上司、取引先の営業担当など様々な人と連絡を取る手段は、電話やチャットなどのオンラインツールに変わります。日常会話は成り立つけれど、社員同士で仕事の話は成り立つのでしょうか?

主に言われているメリットとデメリットをご紹介します。

デメリット
プライベートと仕事のOn・Offが切り替えにくい
コミュニケーションを取りづらい(特に海外との時差の関係)
誘惑に負けてしまう
勤務管理への支障
セキュリティ問題

メリット
通勤時間がない
勤務地に縛られることがない
家庭と仕事の両立がしやすい
作業効率の向上を見込める
良い人材に巡り合いやすい
生産性の向上
経費削減

ざっと挙げてみましたがいかがですか?思い当たる項目はありましたか?

実は筆者も最近、「在宅勤務」を開始しました。上記に挙げた項目は実際に筆者が経験して実際に思ったり感じたりした項目も追加しています。

プライベートと仕事の切り替えに関しては、デメリットとしてよく挙げられる項目かもしれません。ご家族と同居していてお子さんがおうちにいる場合などは余計に切り替えにくいかもしれません。独り暮らしであっても、環境が違えば切り替えにくいこともありますよね。

誘惑に負けるといった項目は、お菓子や飲み物がすぐ手に取れる位置にあったり、普段なら絶対仕事で観れない番組をダメとは分かっていてもつい観てしまったり…なんていうのが誘惑ですね。

筆者の同僚も、「在宅勤務」をしていた時はお菓子の食べすぎで太った・・・と愚痴をこぼすほど誘惑に負けてしまったと言っていました。

あとは、セキュリティ対策のデメリットは大きいかもしれません。企業によっては体制が整わないままやむを得ず「在宅勤務」へと以降したという会社もあると思います。そういう場合はセキュリティ対策が不十分であることも。

メリットとしては、通勤時間が無くなるので時間に余裕ができ、生産性が上がるという場合も大いにありますし、勤務地に縛られることが無いので、全国(海外含め)からいい人材を採用できる可能性があります。

メリットデメリットは、実際に経験してみて初めて分かることが多いです。環境が整っていなければ何をやってもデメリットしか生まれない場合もあれば、時間を有効に使えることでメリットになり、生産性やモチベーション維持に繋がることもあります。

もし経験したら、何が自分にとってメリットデメリット何かを考えてみるのも良いかもしれません。

「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」この違いってなに?

ニュース番組でも、「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」と3つのワードが使われることが多いかと思います。この言葉の違いって一体なんでしょうか?どれも同じと思っていませんか?

実は、ちょっとした違いがあります。その違いをご紹介したいと思います!言葉の違いは、字を見ていくと分かってきます。

「在宅勤務」
文字の通り、在宅をしながら勤務をすることです。ここでいう「在宅」は、自分の家(従業員の家)ですので家に居ながら仕事をすることをいいます。

「テレワーク」
これは、tere(離れた所)とwork(働く)を掛け合わせた言葉です。「在宅」とは違い、職場とは離れた場所で働くという意味です。あくまで、在宅ではなく、サテライトオフィスやレンタルオフィスなどオフィスで働くイメージです。

「リモートワーク」
remote(遠隔・遠い)とwork(働く)を掛け合わせた言葉です。「テレワーク」とさほど違いはありません。在宅ではなく離れた場所から働くという意味です。どちらかと言えばオフィス以外の場所で働くときに使います。

この3つの言葉をみると分かるように、「テレワーク」と「リモートワーク」に大きな違いはありません。意味合いは同じで、在宅ではなくシェアオフィスやサテライトオフィスから仕事をしたり、あるいはカフェやホテルなどから仕事をする事も上記の2つを使います。

しかし日本では、「テレワーク」という言葉の方をよく使いますよね。
これは「テレワーク」と「リモートワーク」にさほど意味合いの違いが無いということが定着してきているからではないでしょうか。

日本と海外の「在宅勤務」の違い

コロナの影響で、やっと日本も「在宅勤務」の制度が増えてきたとはいえ、海外に比べればまだまだ日本はメジャーな働き方ではありませんよね。では、海外はどうなのでしょうか。日本と比べて何が違うのか。そういった点をご紹介します!

アメリカでは、日本よりも非常にテレワークが一般的な働き方として取り入れられています。年々、リモートワークの導入企業が増加傾向にあるアメリカではなぜそこまで定着してきているのでしょうか。

そもそも大きな違いは、評価の違いが挙げられるようです。日本とは違い、アメリカでは個人の仕事内容と成果が求められており責任が明確に個人にあります。

一方の日本は、個人というよりもチームワークに重点を置き1つを皆で取り組み結果を得るような評価の形が多いので、テレワークに移行してしまうと評価しにくいという懸念点が挙がってしまうのです。

アメリカの他に普及率が高いのがカナダやヨーロッパです。カナダもテレワークを導入している企業が多く、ヨーロッパもeWorkと呼び様々企業がテレワークを導入しています。

しかし、カナダやヨーロッパは労務時間に厳しい法律が課せられており経営側とすれば調整が難しい場面も多いようです。日本のように残業は禁止。さらに月の労働時間は厳しく厳守しなくてはいけない法律があるので調整が難しいという理由はここにあるという訳です。ですが、それさえ守れば自由な働き方が出来るという考えもできますよね。

近年では、海外でも最近では出社を求める企業も増えているようです。完全なテレワークだけではなく、現場で直接やり取りすることも重要だと認識されてきていて、これからの日本のようにテレワーク×出社の組み合わせを行っていく企業が増えていくかもしれません。


ここで少し余談!

下記記事では日本の「上下関係」についてご紹介しています!ここもかなり海外と違う部分なので、外国人に日本だとこういった仕組みがあるという事を説明してみましょう♪♪

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「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」の英語表現を知ろう!

近年、日本でも増えてきた新しい働き方の英語表現を知り今流行りのオンライン飲み会で海外の友人や知り合いと英会話してみましょう!

キーワードを覚えましょう!

「在宅勤務」 = Work from home
「テレワーク」 = Telework
「リモートワーク」 = Remotework

Today is a work-from-home day.
今日は在宅勤務の日です。

I will be working from home tomorrow, so please contact me via email or chat.
明日は在宅勤務ですので、連絡はメールかチャットでお願いします。

I'm going to be working from home three days a week from now on.
これから週3日は在宅勤務になるんだ。

I'm very grateful for the ability to work from home while raising my kids.
子育てしながら働ける在宅勤務はとてもありがたいよ。

I'm having trouble getting my company to allow me to work from home.
会社に在宅勤務を認めてもらえなくて困ってるよ。

My company is very easy to work for because I can use both flexible hours and work from home.
私の会社は、フレックスタイムと在宅ワークの両方が使えるので、とても働きやすいです。


ここでまた少し余談!

下記記事では「ガジェット」に関する英語表現をご紹介しています!よく聞く言葉だけど、説明するとなるとあまり良く分からないですよね。。ぜひ下記記事を参考にしてみてください♪♪

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キーワードを使いながら文章を作って伝えてみましょう!

「テレワーク」の始まり。
そもそも、総称として使われている「テレワーク」という言葉はいつ提唱されたのかご存知ですか?1973年に、当時カリフォルニア大学のディレクターをしていたJack Niles氏が提唱しました。

簡単に言うと、彼はNASAのプロジェクトを担当していたそうで”テクノロジーが進化したおかげで仕事は自宅で出来るようになったのに、なぜ職場に行く必要があるのか」と考えたそうです。

1973年と言えば、47年前の話です。その頃から既に「テレワーク」は始まっていたということになりますね。

当時は「テレコミューティング」と呼ばれていましたが、ほとんど理解されませんでしたが1980年代になり、カリフォルニア州政府が導入を検討した矢先に地震に見舞われました。しかし、テレワークをしていた社員の業務が迅速に遂行できたことから本格的に導入されたという経緯があるのです。
詳しくは、こちら(https://president.jp/articles/-/35786?page=2)ー参考 president woman

IT技術の進歩とともに「テレワーク」が広がっていったのですね!日本でも、もっとこうした新しい働き方が広がり柔軟な選択ができる働き方になっていくのかもしれません。