基本動詞Haveの使い方6選!日常会話で使える便利な表現を紹介

have、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

中学校で習う基本動詞「have」には「〜を持つ」という意味以外にも複数の意味があり、ネイティブスピーカーの会話で最も使われる動詞の1つです。

今回の記事では、そんな覚えておくと便利な「have」の使い方について詳しく解説していきます。ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。

「have」の基本の意味

「have」の基本の意味は「〜を持つ」です。

日本語だと「持つ」というと目に見えるものを手で持っているようなイメージが湧きますが、英語の「have」はより広い意味で使われます。

「I have a book.(本を持っている)」など、目に見えて分かる”物”を「持っている」と表現する以外にも、「I have black hair.(私は黒い髪の毛を持っている=私は黒髪だ。)」「I have a cold.(私は風邪を持っている=私は風邪をひいている)」といったように、幅広い意味で使うことができます。

①食べる・飲む

何かを食べたり、飲んだりする時に「have」を使って表現できます。

「eat」が「食べる」を表す直接的な表現なのに対し、「have」は「食事をとる」といったニュアンスに近いです。

「I had bagels for lunch.(昼ごはんにベーグルを食べた。)」「I’d like to have coffee.(コーヒーを飲みたいです)」など、「eat」「drink」の代わりに使うことができます。

I already had lunch.

もうすでに昼ごはんを食べました。

I’ll have a cheese hamburger and Coca-Cola, please.

チーズバーガーとコカコーラをお願いします。

I had a big breakfast. I’m still full.

朝ご飯をたくさん食べたからまだお腹いっぱいだよ。

We had coffee in the cafe.

そのカフェでコーヒーを飲みました。

②出来事・イベント

「have」を使って、特別なイベントや出来事について話すこともできます。

例えば「I have a meeting.(会議がある)」など、会議・パーティー・デート・病院の予約・授業などの出来事・イベント・予定がある時に「have」を使って表現します。

I’ll have a party next weekend. Can you come?

来週パーティーを開くんだ。来れる?

I have 3 meetings in the afternoon.

午後に3つ会議がある。

I had a Spanish lesson in the morning.

午前中にスペイン語のレッスンがあった。

Do you have a day off today?

今日は休み?

He had a date yesterday.

彼は昨日デートだった

We had a medical check-up on Friday.

金曜日に健康診断があった。

③特徴・状態

人の特徴を表す時に「have」を使って表現ができます。

「She has long hair.(彼女は長い髪を持っている=彼女は長髪だ。)」など、目に見える特徴について使うことができる他、「He has a lot of knowledge.(彼は知識をたくさん持っている=彼は知識が豊富だ。)」など、目に見えない事柄に対しても使うこともできます。

また、風邪や病気などにかかっている時も「have」を使って表現します。

She has blue eyes.

彼女は青い目をしている。

He has brown hair.

彼の髪の毛は茶色い。

She has long eyelashes.

彼女のまつげは長い。

My grandpa had cancer.

私の祖父はガンでした。

I have a cold. I can’t go today.

風邪をひいちゃった。今日は行けないや。

I have a pollen allergy.

私は花粉症です。

また、人に対してだけではなく物に対しても使えます。例えば、「Soy has a lot of protein.(大豆はプロテインを豊富に持っている=大豆はプロテインを豊富に含んでいる)」といったように、物が持っている特徴を「have」で説明できます。

The car has luxury seats.

その車には高級なシートが付いている

The hotel has a fantastic view.

そのホテルは眺めが最高だ。

This store has a large selection of items.

このお店は品揃えが豊富だ。

This TV has a lot of functions.

このテレビにはたくさんの機能がついている。

④動作

「have + a 名詞」の組み合わせで、動作・行動を表すこともできます。例えば、以下のような使い方があります。

have a seat(腰掛ける)

have a try(試す)

have a bath (お風呂に入る)

have a trip(旅行する)

have a look(見る)

have a talk(話す)

have an accident(アクシデントがあった)

have a picnic(ピクニックに行く)

have a fight(喧嘩する)

友人・家族同士の日常英会話でよく使われるカジュアルな表現です。

Please have a seat.

どうぞおかけになってください。

Have a try! It’s nice.

試してみてよ! すごく美味しいよ。

I’ll have a picnic with my family.

家族とピクニックに行く予定です。

I don’t want to have a fight.

喧嘩はしたくないよ。

She had a trip with my sister.

彼女は私の妹と旅行をした。

We should go and have a look.

私たちは見に行くべきだ。

⑤〜しなければならない

「have to + 動詞の原型」で、「〜しなければならない」という義務を表します。

I have to call him tonight.

今夜彼に電話をかけなければならない

We have to go now. The train is coming.

今すぐ行かないと。電車がきてるよ。

You have to take off your shoes here.

ここで靴を脱がなければなりません。

She has to work tomorrow.

彼女は明日働かなければならない。

I have exams next week. I have to study.

来週試験があるんだ。勉強しないと。

否定形「don’t have to〜」では、「〜しなくてもいい」という意味になります。「〜してはいけない」という意味ではないので注意しましょう。

You don’t have to worry. It’ll be alright.

心配しなくていいよ。なんとかなるから。

You don’t have to carry it. I’ll do that.

それを運ぶ必要はありません。私がやります。

She didn’t have to say anything.

彼女が何かを言う必要はありませんでした。

I didn’t have to do that.

私がそれをする必要はなかった。

また、「had better」も「〜しなければならない」という意味で使われる一般的な表現です。

「had better」には「〜しざるを得ない」「仕方ないから〜をする」「〜しないと大変なことになる」といったニュアンスが含まれ、ネガティブな結果を避けるために「〜しなければいけない」という場面で使われます。

例えば、「I had better go. I wanna catch the last train.(行かなきゃ。終電に間に合わせたい。)」など、「仕方なく〜しなければならない」というシーンで使えます。

I had better get back to the office. I have a lot of things to do.

オフィスに戻らないと。やらなきゃいけないことがたくさんある。

You had better go to see a doctor.

病院に行くべきだよ。

The train has already left. We had better go by taxi.

電車はもう出てしまった。タクシーで行くしかない。

I had better call her.

彼女に電話しないと。

⑥〜をさせる〈使役動詞〉

「have」は、「◯◯に〜してもらう」という使役動詞としての役割もあります。この場合、「have + 目的語(人・物)+ 動詞の原型」で表現します。

「誰かに〜をさせる」というイメージがある使役動詞ですが、「have」には強制的なニュアンスがなく、「〜を頼む」「〜をやってもらう」という意味で使えます。

I had my mom cook lunch.

母親に昼食を作ってもらった。

I'll have my brother pick me up at the station.

兄に駅で拾ってもらう。

My sister had me press her shirt.

妹にシャツのアイロンがけを頼まれた。

使役動詞の使い方については、過去のネイティブキャンプブログでも詳しく解説しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。

https://nativecamp.net/blog/20200924_Grammar

haveの使い方をマスターしよう!

今回は、基本動詞「have」の使い方を解説しました。

【 まとめ ーhaveの使い方ー 】

①食べる・飲む

②出来事・イベント

③特徴・状態

④動作

⑤〜しなければならない

⑥〜をさせる〈使役動詞〉

今回紹介した「have」の使い方は、どれもネイティブスピーカーが日常会話でよく使う表現です。

覚えておくと様々なシーンで使えるとても便利な動詞なので、ぜひ使い方をマスターして英会話力アップに役立ててみてくださいね。

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