いざ英語の勉強を始めようと思った時、やっぱり人気が高いのは英会話となります。
学校の勉強のように机に向かうタイプではなく、人とおしゃべりするタイプだから話せれば楽しいはずですからね。
しかし、いざオンライン英会話を始めようと考えても、対人となると頭が真っ白になって何も話せないのでは…と不安を抱く人も少なくありません。
「コミュ障だからあまり話せず終わりそう…。」
「英語を話せたらかっこいいけど、すぐに言葉が出てこない!」
「マンツーマンだと沈黙が怖い…」
そんな悩みがあるならば、この記事を読んでみてください。英会話をする際に困らないコツをご紹介します!
いざという時にぜひ役立ててみてくださいね。
- ★学校の勉強法は忘れて英文法から解放されよう!
- ★沈黙回避をするなら事前準備をしておこう!
- ★英会話中はとにかく表情とジェスチャーで伝えよう!
- ★スムーズな発言は英語と母語を切り離せた時に実現する!
- ★まとめ
★学校の勉強法は忘れて英文法から解放されよう!
英語学習をする際、英会話であれば学校で習った文法から解き放たれた方が会話しやすいですよ。
これが第一のコツです。
英語力を上げようと思うと、どうしても学校で習った勉強を思い出して文法力を強化する人がいるのですが、その習慣はあくまで学校の定期テストや入試向けの勉強方法であることを意識しましょう。
つまり、今まで習ってきた英語と今から習う英会話は別ものなのです!
なぜ英会話レッスンを受ける時などに文法を忘れた方が上手く行くのかというと、
・文法を頭の中で組み立てながら話すのは至難の業だから
・会話はいつだってアドリブ!ごちゃごちゃ考えている時間がないから
・実は単語だけでも十分伝わるから
この3つの理由があるからです。
学校で習った文法を勉強し直したら、きっと達成感や満足感は得られるでしょう。
しかし、講師やネイティブスピーカーと話す時になるとそれを思い出す速さが別で必要になってきます。
文法通り正しく話すレベルに達するまではまだその方法は置いておき、初心者であれば
「自分の言いたいことをとにかく相手に伝えること」
これだけに集中してみてください。
すると、始めは会話と言えなくても、単語や身振り手振りだけできちんと意図は伝わることがわかるはずです。
アドリブ勝負の会話では文法を考える時間はむしろ邪魔です。
だから、簡単な文から言えるようにトレーニングをしていき、
「習うより慣れよ!」
の精神で突き進むのです。
特に日本人は他言語を話す時、正しい文法を見つけ正解を導き出さなければ気が済まないという人が多いです。
完璧主義は悪いことではありませんが、会話をする際にはそこをもう少し柔らかく考えると上手く行くでしょう。
日本の英語教育では、今まで「正しい答え」でなくてはなりませんでした。
だからどうしてもミスをしないように注意深くなり、時間をかけて英語の文を作る癖がついてしまっているのです。
その結果、世界的に見ても日本は英語の文法力が高くなっていますが、その反面英会話となるとかなり下のレベルになってしまっています。
これだけが原因ではなく、カタカナがあることなど色々な要因が挙げられていますが、ともかく英語に対するスピード力がないのは事実です。
だから深く考えるのではなく、英会話は楽しむことをモットーに、とにかく何かしら単語を発する、これくらいで軽く考える方がおすすめですよ!
★沈黙回避をするなら事前準備をしておこう!
英会話レッスンを受ける際、いきなりがっつり発音の練習や英語学習を行うとは限りません。
最初や途中に少しフリートークを設ける時間があります。
講師が主導で会話を導いてはくれますが、それでもマンツーマンでの沈黙が怖いという場合には英会話前の事前準備をしておきましょう!
事前準備と言っても身構えることはありません。すべきことはたった1つ!
「短文を3つ作っておく」
これだけです!
どんな内容で3文用意すれば良いかわからない場合には、以下の例を参考にしてみてください。
・今日あった出来事について
・自分の好きなことや趣味について
・飼っているペットについて
・行きたい旅行先について
もし講師や話し相手が海外のネイティブスピーカーであった場合、日本の芸能やテレビに関することを伝えるのは難しいです。
日本ではそれがかなりの話題になりますが、相手が知らないことを伝えるのは難易度が上がるので最初は世界中でポピュラーな話題から用意しておくことをおすすめします。
今日あった出来事については毎回同じ講師である場合に有効ですし、その内容についてつっこんで聞いてくれるので話の幅が広がります。
自分の好きなことや趣味については饒舌になりやすいので沈黙の心配が減るでしょう。これも単語だけの会話でOKです!
ペットは海外でも親しみのある動物なので相手も話に入ってきやすいですし、旅行も同様に世界中で誰もが一般的にしていることなので会話が広がりやすいです。
これらの理由から、上記の話題について簡単な文を作っておくことは沈黙回避にとても有効と言えるでしょう。
しかし、慣れてきたら話題が尽きるかもしれないという心配が出てくる人もいるでしょう。
そんな時は、今日あったことを掘り下げてどうにか簡単に言えないか考えてみましょう。これも英語学習の一環です。
ここで少し余談!
オンライン英会話が気になっているけどなかなか始められてない方!下記記事でオンライン英会話の気になる部分をご紹介しています♪♪自分の中の疑問点を明確にしていきましょう!
★英会話中はとにかく表情とジェスチャーで伝えよう!
「言いたいことがあるのに言葉が出てこなくて相手も自分も困ってしまう…!」
そんな時には、まだレベルが足りていないのだと理解して今できる対策を考えましょう。そのために有効なのは
「表情とジェスチャーを交えて話すこと」
です。
これは母語を話す時でもやっているでしょうけれど、他言語を話す時にはより必要になってくるものです。
というのも、実は人がコミュニケーションを取る時、相手の言いたいことを理解するのに表情でほとんどのことを理解していると言われているからです。
表情ほどではありませんが、ジェスチャーでの理解度も高く、言語が果たす役割というのはそこまで多くないのです。
とても意外かもしれませんが、だからこそ他言語を使う時には顔と身体で語らなければ難易度は跳ね上がります。
もし英会話を音声のみで行うとなれば、いくらクリアな音が聞こえたとしてもかなり難しいですよ。だから相手が見えるレッスンはとても重要なのです。
ちなみにこれはこぼれ話ですが、日本人が英語を話すと性格が変わる、陽気になると言われていることを知っていますか?
これは性格が変わるというよりは、表情やジェスチャーを入れれば伝えたいことが容易に伝わると無意識で知っているからなのです。
話す相手がネイティブスピーカーであればなおのこと、しっかりと表情を作ってみましょう。
意識せずにできる人も多いですが、普段あまり顔の筋肉を動かさないというのであれば少し大げさにしてみてください。
これだけでもかなり違うはずです。
マンツーマンのことが多いですし、たとえグループレッスンであっても知り合いはいないのですから恥ずかしく思う必要はありません。
★スムーズな発言は英語と母語を切り離せた時に実現する!
ある程度のレベルまで英語に慣れてきたら、今度はよりスムーズな会話ができるように練習してみましょう!
これは段階的に上げていけばかなり上達できるので、レベル別にしておきます。
レベル①:名詞をイメージ化する
レベル②:形容詞をイメージ化する
レベル③:名詞と形容詞を使った文を1分で何文言えるか練習する
レベル④:他の品詞が入った文でも同じように練習する
皆さんは、英語を話そうとする直前に日本語を思い浮かべますか?
もしそうであれば、それは日本語を英語に変換するための時間が脳内で必要になってくるため、英会話をする際にはかなりの時間ロスとなってしまいます。
これではスムーズな会話は無理でしょう。
理想は、英語を話す際に母語を考えないことです。
これが始めからできる人もいるのですが、できない場合には上記のようにレベル①から練習を始めると良いですよ!
イメージ化というのは、例えば「apple」という名詞を「りんご」と捉えるのではなくて、「赤くて甘酸っぱい果物」と頭の中でイラストを描くことを言います。
appleを別の言語で言い換えることは禁止です。
レベル①が名詞のイメージ化となっているのは、このように名詞ならイラストにしやすいからです。
形容詞は名詞に比べて少し難易度が上がりますが、たとえば「beautiful」だったらピカピカしたイメージやモデルさんを思い浮かべてみると良いでしょう。
この両方を組み合わせたのがレベル③です。
名詞と形容詞はそのまま組み合わせることができるので、「The apple is beautiful」とbe動詞で繋げてしまいましょう。
この意味を日本語を介さずイメージだけでいかに理解できるか、1分という短い時間の中で集中してできるだけ多くの文を作りましょう。日本語禁止令は忘れてはダメですよ!
このトレーニングをたくさん積み重ね、大分できるようになってきたら他の品詞を入れた少し長めの文章もイメージ化させます。英語を発する時に日本語が介入しないよう締め出す練習ですね。
こうすれば、英会話をしている時に日本語をまず作る癖がなくなり、それを英語に変換する時間がなくなるのでとてもスムーズな会話となります。
イメージを直接英語にできるため言いたいことをすぐに言える、まるで母語のように扱える状態になります。
英語が得意な人は、誰に言われなくても最初からこの方法を実践している人だったりします。
ここでまた少し余談!
皆さん現在の英語学習頻度は本当に適切ですか?下記記事で、最適な英会話学習頻度をご紹介しています!ぜひ参考にして下さい♪♪
★まとめ
英会話をする前に感じる不安、これでいくらか軽減できたでしょうか。
・学校で習った英文法は忘れる!
・短文3文の事前準備で沈黙回避!
・表情とジェスチャーを大げさに!
・イメージ化トレーニングで英語に日本語を介入させない!
これらを意識してみると英会話に対する不安が和らぎますよ。
一度に全部をやろうと思うと大変なので、1つずつ徐々にやってみることをおすすめします。
上達すればどんどん楽しくなっていくのが英会話ですから、時間をかけて慣れていきましょう!
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。