現在・過去・未来に分けて、中国語の時制表現をご紹介します!

中国語の時制表現、中国語の時制の決まり、ネイティブキャンプ

時制とは主に動詞によって表される動作が 現在・過去・未来 のどれにあたるかを表現するものです。

一つの文章を過去、現在、未来のどれかを見分ける方法として、日本語では動詞の活用によって表現することがあります。

例えば、食べるという動詞では、食べた、食べました、という活用形は過去を表し、食べます、となると未来形になります。

さらに、食べています、では現在進行形になるのです。

このように動詞を変化させることで日本語は時制を表しています。では中国語はどうでしょうか?

そもそも漢字で組み立てられる言語なので、漢字そのものの字体を変えることはできません。

ですので、時制を表す漢字を文中に付け加えることで時制を表すことができるのです。

実際の例文を見てみましょう。

時制表現の文の形

下雨了(雨が降った・雨が降り出した)

下は降るを表す動詞です。目的語は雨なので、雨が降るということになります。ポイントは時制を表す了です。

了があることで、過去や変化を表すことができます。その他の漢字は変化させる必要がありません

このように、時制を表す漢字を加えることで時制を表します。

また、これが変化なのか過去なのかはこの文だけでは見分けがつきません。

中国人と会話しながらその中の会話の流れや、状況で決まっていきます。

英語ほど文法ルールが少ないといわれている言語なので、意味を理解するには文法の意味だけにとらわれるのではなく、言葉の情景をイメージしていくことで理解する言語だと思うといいでしょう。

時制表現での動詞の役割

時制を表現するときに、動詞はどんな役割があるのか見ていきましょう。こんな例文があります。

我吃饭了 = 私は昼ご飯を食べました

:わたし、:食べる、午餐:昼ごはん)

前に説明したようには完了を表すので、食べました、という表現になります。

でも、変化を表すこともできます。

例えば 『吃饭了!』 というと、変化を表す了なので 『ご飯よー!』 という意味になります。

このように文末に置かれる了は完了や変化を意味すると考えましょう。

では 『我吃了饭』 はどうでしょうか?動詞のすぐ後ろの了は動作の完了を表します。

なので、『ご飯を食べた』、となるのですが、食べるという動作が完了しても、食事が終わったかどうかは分かりません。

それで 『我吃了饭了』 と表現して、了を二つ使うことで、食べる動作が完了し、食事も終わったということを表します。

完了形の表現方法

動詞のすぐ後ろに了を置く方法、この方法は初級の方がすぐに使える簡単な方法と言えるでしょう。

この方法で動作が完了したことを表せます。例文を見てみましょう。

我看了一部电影 = 私は一つの映画を見た

:見る、一部电影:一つの映画)

她买了一辆自行车 = 彼女は一台の自転車を買った。

:買う、一辆自行车:一台の自転車)

動作の完了ですから、動詞のすぐ後ろに了を置くのは比較的分かりやすいかも知れません。

助詞と副詞の文法の役割

中国語の助詞 『着・了・呢』 という時制を表す漢字があります。これらの漢字を使って時制表現、特に動作の進行や持続を表します。

具体的な例文は後ほど取り上げます。

副詞は述語部分つまり、動詞や形容詞を飾るものです。

『也(-も)・都(すべて)・多么(こんなに)・恐怕(恐らく)』 このような副詞があります。

こうした副詞は主語の後~動詞または形容詞の前に置かれます。

例文

・他也是学生 = 彼も学生です

:彼、 :です)

・同学们都来了 = クラスメートたちがみんな来た

同学们:クラスメートたち、 :来る)

・她多么漂亮 = 彼女はこんなにきれいだ

:彼女、 漂亮:きれい)

・他恐怕不来 = 彼はおそらく来ないだろう

:彼、 不来:来ない)

例文にあるように状語つまり、主語と動詞の間、または主語と形容詞の間の位置に副詞を置くことで動詞や形容詞を飾ることができます。

さらにこの位置に時制を表す漢字を置くことで、進行形を表すこともできます。具体的な表現は次に取り上げます。

進行形の表現方法

進行形の表現は基本的に 『正・在・呢』 を使います。動作の進行を表すので、動詞述語文にも使われます。

動詞述語文は、主語+状語+動詞+目的語なので、正や在は状語の位置に置かれます。例えばこのような例文があります

・我在打篮球 = 私はバスケットボールをしています

:進行形、:-をする、篮球:バスケットボール)

主語(我)+状語(在)+動詞(打)+目的語

・我正在学习呢 = 私はまさに勉強をしているところです

正在:進行形、学习:勉強をする)

主語+状語(正、在)+動詞(学习)

「正」

まさにー、とは現在進行形の強調で使われますが、これに相当するのが「正」という字です。

日本語でも、まさに、と読むことができるように、中国語でもこの字は「今―をしているところ」という動作の進行を強調するときに使われます。

「在」

正に続く「在」ですが、これを状語の位置、特に動詞のすぐ前に置くことで動作の進行を表します。

進行形の強調ではないですが、進行を表すときに普通使われる漢字です。

「呢」

では「呢」とは何でしょうか?この漢字も進行形の時に使われます。

動作の進行を表す「在」と一緒に使われることもあります。さらに単独で使われることもあります。例えば、

『我吃饭呢』

この文は、私は今ご飯を食べているところだ。という意味ですが、進行形の「在」がありません。

最後の「呢」を使うだけでも動作の進行が表せるのです。

最後に置くだけでいいので、ネイティブスピーカーでもよく使われる便利な表現です。

持続表現

進行形には2パターンあります。

・ある状態が続いている
・動作が進行している

それぞれに異なる漢字を使いますが、共通して使われる漢字もあります。例文を見ていきましょう。

着と在の関係

・门开着呢 = 門が開いている

:ドア、 :開く、 :持続を表す、 :進行を表す)

・躺着看书 = 寝そべったまま本を読む

:横になる、 :持続、 看书:本を読む)

寝そべるとか、開いているという表現と、先ほど学んだ、バスケットボールをしている、という表現を比べてみてください。

この違いは、動きがある動作の進行かどうかという点です。

動きがある動作の進行形は基本的に「在」を使い、動きのない進行は「着」を使います。置く位置も異なります。

「在」は状語の位置でしたが、「着」は動詞のすぐ後ろに置きます。このようにして中国語では動作の進行と持続を表すのです。

それに呼応する形で最後に 着を置くことがあります。進行形の表現として一緒に覚えておくといいでしょう。

例文

・我在椅子上坐着 = 私は椅子の上で座っている

在椅子上:椅子の上で、 :座る、 :持続を表す)

・他们在开会呢 = 彼らは会議をしているところです

他们 :彼ら、:進行を表す、 开会:会議を開く、 :進行を表す)

どちらも進行ですが、使っている漢字が違います。

上では持続を表す「着」で進行を表し、下の文は「在」を使っています。

先ほど考えた、動きがあるかないかだけでは当てはまらない部分もあることでしょう。

なぜ会議なのに「在」なのでしょうか?このように線引きだけでは説明できない例外もあります。

進行形を使えるようになるにはこのように進行表現を表している中国語の例文をたくさん見ることで自然と目に慣れさせることが必要でしょう

『我喝酒呢』

この例文はどんな意味でしょうか?

正解は『お酒を飲んでいるところ』です。

『我吃饭呢』

で取り上げたように、お酒を飲んでいるところ、という場合でも「呢」を使って進行表現を表します。

繰り返しますが、「呢」は文末に置くことで動作の進行を表せる簡単な表現です。実際の会話文でもよく出てきます。


ここで少し余談!下記記事で中国語の特徴と勉強方法をご紹介します♪♪

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状態補語文の時制表現

状態補語文とは 主語+動詞(または形容詞)+得_ で構成されます。

つまり動詞や形容詞を後ろで説明する時に使う文型です。

この場合の過去や変化の表現も了を使って表すことが多いです。

例文

・他吃辣椒吃得脸都红了 = 彼は唐辛子を食べて顔が赤くなった

:彼、:食べる、:顔、:すべて、:赤い)

最後に了を使って変化を表しています。

・大家高兴得多了 = みんなとっても嬉しかった

大家:みんな、高兴:うれしい、:程度を強調)

ここでも了を最後に置くことで過去や変化を表します。

未来の時制表現

動作が発生する未来を表すとき、中国語はどのように表現するのでしょうか?

未来と一言で言っても、日本語では 「まもなくー」
「もうすぐー」

というように、近い未来を表すこともあれば 「来年北京に行きます」 というように、遠い未来もあるので、中国語での文法ルールも注意して学習しないといけません。

動作がもうすぐ発生する場合

以下の漢字を使って動作が間もなく発生することを示します。

要 ― 了、快―了、快要―了。間に動詞を入れることで表現できます。

例えば、

・快出发了(まもなく出発します)

・要来了(もうすぐ来ます)

・快要走了(そろそろ行きます)

どれも「まもなくーする」の意味がありますが、最後の快要―了の方が時間的にかなり差し迫っていることを表します。

未来の可能性を示す会

『他明年会去北京』 = 彼は来年北京に行きます

文型を見てみましょう。これは動詞述語文です。つまり 主語+状語+動詞+目的語 で表します。

主語である、他(彼)、と行くを意味する動詞の去の間に明年と会の漢字があるのが分かると思いますが、明年は来年を意味し、会は未来の可能性を示します。

どれも状語に置きます。会という漢字によって未来を表すのです。


ここでさらに余談!下記記事で、最速で中国語が理解できるようになる方法をご紹介します!

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まとめ

時制表現はたくさんの方法があります。

過去、未来、現在を表すにはどうしたらいいか簡単に説明しましたが、その他にも過去の否定や現在の否定表現など、時制を区別するのに使う単語がありますし、過去を表現するのに、了という漢字の他に、別の単語を使うことで、さらに過去を強調することもできます。

調べるとまだまだ見つかる時制表現なので、今ここですべてを説明することはできません。

それに知っていることと使えることはまた別問題です。今日習ったことを中国語会話の時に使ってみてネイティブチェックをしてもらうのもいいでしょう。

結局の所ネイティブが自然だと思う表現こそがほんとうの意味で自然なアウトプットなのです。

たくさん作文をしてネイティブチェックを受けてもらうのもいいかもしれません。

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