
「フィリピン留学に行きたいけど、セブやマニラ以外にどこかいい場所はある?」
「セブもいいけど、もっと穴場のリゾートはないのかな?」
そんな風にお考えではありませんか?
マニラから車で約2時間半、青い海と豊かな自然が広がるスービック。スービックは、美しいビーチやアクティビティ、ショッピングなどを楽しめる穴場スポットです。
この記事ではスービックの基本情報や観光スポットを詳しく紹介します。
スービック留学のメリット・デメリットについても触れているので、ぜひ最後までチェックしてください!
スービックとは
スービックの基本情報や気候、治安などを詳しく紹介します。
まずは、スービックについて理解を深めましょう。
スービックの基本情報
スービックはフィリピンのルソン島に位置する経済特区で、マニラから車で約2時間半の場所にあります。
かつてアメリカ海軍の基地として利用されていた地域を改良した都市です。
正式名称はスービック市で、人口は約12万人。
そのうち約80%が外国人居住者という国際色豊かな地域です。
スービックでは、総面積約60,000ヘクタールの跡地を活用し、複合リゾートの開発が進められています。
観光インフラの整備も活発に行われており、ホテルやレストランをはじめ、ゴルフ、乗馬、テニス、クルージングが楽しめる施設や免税店などが充実しています。
また、スービックは語学留学先としても注目のエリアです。欧米の教師によるマンツーマン指導が受けられるため、質の高い英語教育を求める留学生にとって理想的な場所といえます。
スービック留学のメリットやデメリットについては記事の後半で詳しく紹介するので、ぜひご確認ください。
スービックの基本情報をまとめると以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | スービック市 |
| 人口 | 約12万人(外国人居住者が約80%を占める) |
| 年間平均気温 | 23~34℃ |
| 公用語 | 英語、フィリピノ語(タガログ語) |
| 電圧/電源プラグ | 電圧220V、プラグタイプA、B、Cの3種類 |
| 日本との時差 | -1時間 |
地理・気候
スービックは、フィリピン最大の島であるルソン島の西中央部に位置し、スービック湾に面しています。
天然の港が広がり、周囲は山々に囲まれた自然豊かなエリアです。
気候は熱帯性で、一年を通じて高温多湿な環境が続きます。乾季は12月から5月で、平均最高気温は33℃ほど。
3月から5月は暑さが厳しくなりますが、晴天の日が多く、観光に適したシーズンです。
一方、6月から11月は雨季に入り、スコールのような短時間の豪雨が降ることがあります。乾季の平均最高気温は約31℃と、年間を通じて大きな寒暖差はありません。
治安
スービックはフィリピンの中でも治安がよい都市の一つとされています。
警察官の比率が高く、街の出入り口では警察による検査が行われるため、安全性が高いです。
さらに、かつてアメリカ海軍の重要な基地として利用されていたことから、インフラが整っていることも特徴です。
しかし、都市部を離れると注意が必要な場面もあるため、基本的な防犯対策は欠かせません。
スービックへの行き方
日本からスービックへの行き方は、東京(成田または羽田)からマニラやクラークを経由するルートが一般的です。
マニラ・クラーク到着後のスービックまでの移動方法は、以下の通りです。
<マニラからスービックへの行き方>
マニラからスービックへ行く方法はいくつかありますが、最も快適なのは運転手つきのバンをチャーターする方法です。
滞在先から直接スービックまで移動でき、所要時間は約2時間半ほど。移動のストレスが少なく、荷物が多い場合にも便利です。
費用を抑えたい場合は、公共バスの利用もおすすめです。
バスを降りた後は、ジプニーやタクシーを使って目的地まで移動する必要があります。
<クラークからスービックへの行き方>
クラークからスービックへの行き方も、運転手つきのレンタカーを利用する方法が便利です。
直接スービックまで送ってもらえるため、所要時間は約1時間です。
公共交通機関を利用する場合は、ダウ・バスターミナルからオロンガポ行きのバスに乗る方法があります。
オロンガポ・バスターミナルに到着した後は、ジプニーやタクシーで目的地へ向かいます。
フィリピンで車やバスを利用する際の注意点としては、渋滞が挙げられます。フィリピンは渋滞が激しいことで知られており、特にマニラ周辺では移動時間が大幅に伸びることがあります。
余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
スービックの観光スポット
スービックの主な観光スポットは、以下の5つです。
インフレータブル・アイランド (Inflatable Island)
オーシャン・アドベンチャー (Ocean Adventure)
ツリー・トップ・アドベンチャー (Tree Top Adventure)
スービック・ベイ・ヨット・クラブ(Subic Bay Yacht Club)
それぞれ順に紹介します。
ズービック・サファリ (Zoobic Safari)
ズービック・サファリは、フィリピン唯一のタイガーサファリです。
専用ジープに乗りながら、野生同然に暮らすトラを間近で観察できます。
ホワイトタイガーやライオン、ワニ、ニシキヘビなども飼育されています。
ペッティングゾーンでは、鹿やミニチュアホースと触れ合えるので、子どもにも人気のスポットです。
また、ナイトサファリも開催され、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
インフレータブル・アイランド (Inflatable Island)
インフレータブル・アイランドは、スービック湾にあるアジア最大級の浮遊型プレイエリアです。
水に浮かぶトランポリンや滑り台、クライミングウォールなどが設置されており、水上アスレチックを思いきり満喫できます。
遊び疲れたら、バリ風ビーチクラブでリラックスするのもおすすめです。パステルカラーのビーンバッグに座り、ココナッツドリンクやフルーツシェイクを楽しみながら、のんびりと過ごせます。
小さな子どもが安全に遊べるプールエリアがあるのも嬉しいポイントです。
子どもはもちろん、インスタ映えを狙う若者やリラックスしたい大人も楽しめる場所です。
オーシャン・アドベンチャー (Ocean Adventure)
オーシャン・アドベンチャーは、スービック湾にあるアジア初のオープンウォーターマリンテーマパーク。
家族連れや動物愛好者に人気の観光スポットです。
このパークでは、イルカやアシカのショーを楽しんだり、海洋生物の保護や環境について学んだりできます。
また、イルカと一緒に泳げるプログラムが用意されており、イルカの知性や魅力を間近で感じられる貴重な体験ができます。
イルカとのふれあいを通じて、自然保護の重要性を学べるのも魅力です。
ツリー・トップ・アドベンチャー (Tree Top Adventure)
ツリー・トップ・アドベンチャーは、スービック湾に位置する人気のアドベンチャーパークです。
自然の中でさまざまなアクティビティを楽しめます。
注目のアクティビティは、スリル満点の体験ができるジップラインです。周囲の美しい自然を一望しながら体験するジップラインは、冒険心をくすぐること間違いありません。
ほかにも、木の上を進むアスレチックコースや、スリリングなバギージャンプなど、ここでしかできない体験が揃っています。
小さな子ども向けのトランポリンもあるので、家族連れでも楽しめるでしょう。
スービック・ベイ・ヨット・クラブ(Subic Bay Yacht Club)
スービック・ベイ・ヨット・クラブは、宿泊やマリンアクティビティ、ダイニング、イベントスペースなど、多彩なサービスを提供しているレジャー施設です。
クラブ内には、広々とした客室をはじめ、バルコニーやおしゃれなアメニティが完備されています。
施設から眺められる素晴らしい景色も見所です。
また、複数のプールもあり、家族や友人と一緒にリラックスすることも可能です。ほかにも、スービック・ベイ・ヨット・クラブでは、ヨットクルーズや釣り、スキューバダイビングなどの水上アクティビティも楽しめます。
食事も楽しみの一つで、海を眺めながら地元の料理や新鮮なシーフードを堪能できます。
スービック留学のメリット
スービック留学には、以下のようなメリットがあります。
質の高い教育を受けられる:欧米のネイティブ講師によるマンツーマン授業が受けられる。ビジネス英語や実践的な英会話に特化したプログラムも充実
留学費用を抑えられる:留学費用が欧米に比べて安価
勉強と観光を両立できる:自然豊かな環境で、シュノーケリングやハイキングなどのアウトドア活動も楽しめる
スービックは治安が良好で、留学生活を安心して送ることができます。
「初めての海外で不安」「安全な親子留学先を探している」といった方にもおすすめできるエリアです。
留学費用は欧米と比較して安価なため、高いコストパフォーマンスを期待できるのも魅力です。また、スービックの自然環境を活かして、学業の合間にリラックスしたり、アウトドアアクティビティを楽しんだりできる点も大きな魅力でしょう。
スービック留学のデメリット
スービック留学には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
以下に主なデメリットをまとめます。
日本人コミュニティが少ない:日本人留学生の数が少なく、孤独感を感じる可能性がある
経済特区外の治安面が心配:特区外では治安が不安定な場所があるため、注意が必要
スービックは治安がよい反面、都会的な刺激は少ない傾向にあります。マニラやセブ島のような活気のある都市生活やナイトライフを楽しみたい方には、スービックの静かな環境が退屈に思えるかもしれません。
また、日本人コミュニティの少なさも、スービックで留学する際の課題となり得ます。
日本語を使う機会が限られており、他の留学先に比べて日本人同士の交流が少ないため、ホームシックになる可能性があります。
とはいえ、これらのデメリットは英語を学習する環境としては有益になる場合も。
誘惑が少なく日本語を使わない環境で生活することは、英語学習に集中できる利点ともいえます。
英語を使わざるを得ない状況が続くため、効果的に語学力を向上させやすいでしょう。
まとめ
この記事では、スービックの基本情報や観光スポット、スービック留学のメリット・デメリットを紹介しました。
日本人の少ない穴場スポットを探している方や、治安のよいエリアに留学したいと考えている方は、ぜひスービック留学を検討してみてください。
また、語学留学を成功させるためには、日本での事前準備も大切です。英語学習が不十分なまま留学をすると「急なトラブルで留学を楽しめなかった…」「思ったように話せず上達を感じられなかった…」と悔しい思いをする可能性も。
留学前には“オンライン英会話・ネイティブキャンプ”で英語力を底上げしましょう!
レッスンは回数無制限で受講できるため、英語に多く触れられますよ。まずは7日間の無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。
◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。