手話を英語で言ってみよう!海外との違いもご紹介!

手話を英語で、日本と海外の手話の違い、ネイティブキャンプ

コミュニケーションツールとして、喋る・書く・聞くということが当たり前のように普段使っていますよね。

しかし、中には生まれつき3つのツールのどれかが不自由な方もいます。

不自由な方々がコミュニケーションツールとして、普段使っている中の1つ『手話』を今回はフォーカスを当ててご紹介!

海外で手話って通じるの?
日本と何か違いがあるの?
日本で使っているけど、海外では使ってはいけない手話ってあるの?
そもそも、手話って英語でなんて言うの?

普段使うことの無い人からしてみれば、手話って知らないことが多いと思いませんか?

少しでも読者の方に、身近に感じてもらえるように紹介していきます!

手話って英語でなんというの?

タイトルにあるように、『手話』って英語でなんというのかご存知でしょうか?

手話
Sign Language(サインランゲージ)

英訳にある、Languageというのはご存知「言語」という意味。

Signは、日本語でも良く使う
「サイン=標識・表示・記号」という意味ですよね。

『手話』というのは、言語の1つであるということが単語で分かると思います。

この他にも、Body Languageなどとも言いますよね。

このように、手話は耳が聞こえない・耳が不自由な方、いわゆる『聴覚障碍者』の方々が使うコミュニケーションツールであるということなのです。

テレビでも、右下に手話で通訳を行っている通訳者がいるので”コミュニケーションツール”というのは、何となく分かっているとは思いますがここで皆さんに覚えておいてほしいのは手話は言語の1つである、というところなのです。

聴覚障害者の方々からすると、これは無くてはならない大切なコミュニケーションツールということが分かりますよね。

ちなみに、手話は「SL」と略されることがあります。

日本手話:Japanese Sign Language=JSL
アメリカ手話:American Sign Language=ASL

というように、略されて使われていますので知っておいてもいいかもしれませんね!


ここで少し余談!

異文化にカルチャーショックを受けることは多々ありますよね。そこで今回は、異文化のカルチャーショックに関して紹介している記事を載せておきますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

nativecamp.net


手話と世界と日本

手話のことを、深く考えたことはありますか?

筆者も正直なことを言うとありませんでした。

しかし、この記事を書かせていただくことになり知ったことがたくさんありました。

その情報を、お届けさせていただきます。

まずはじめに、前項で手話は言語の1つであるとご説明しました。

聴覚障害者の方々が使う、コミュニケーションツールであり言葉である手話には、まだまだ研究途上にあるというのが手話の面白いところではないでしょうか。

というのも、何やら西日本と東日本で手話が違っていたりするこがあるのだとか。

手話にも方言があるということになります。

これも、どこから来てどうしてこうなったのかまだまだ解明されていないと言われています。

更には、日本において手話はかつて言語と見なされず特別支援学校でも使われず1990年代まで「口話法」(相手の口を見て言葉を読み取る方法)を教えていたそうですが、この「口話法」は習得が難しく、手話よりも困難を極めた方法でした。

そこで、2000年代から手話を積極的に取り入れもっと簡単に全ての人とコミュニケーションが取れるよう、改正されていったのです。

手話って世界共通じゃない!?

そんな歴史をもつ『手話』って世界共通・・・だと思いますよね?

実は、世界共通ではありません。

なぜかというと、ここで覚えておいてほしいと伝えていた”手話は言語の1つ”という言葉がでてきます。

日本人である私たちが話す言語は・・・当然日本語ですよね。

アメリカの方々が話す言語:アメリカ英語
イギリスの方々が話す言語:イギリス英語
ブラジルの方々が話す言語:ポルトガル語

というように、世界各国の言語が世界各国で存在しています。

手話が言語の1つであるということは、既にお分かりの方もいるかもしれませんね。

実は、手話もこれと同じように日本には日本の手話、アメリカはアメリカの手話と各国で違うのです。

そう。手話は口で話す言語と同じように差があるということなのです。

では、日本で使われている手話は何といわれているのかというと…日本手話と日本語対応手話の2種類が使われています。

それぞれの違いとして 日本手話
手話の1つで、日本で使われている手話のこと

日本語手話
日本の文法・語順などに手話を当てはめた手法のこと

日本で使われているからそれぞれの頭に“日本”とついているというわけです。

韓国で使われていれば韓国手話、台湾だと台湾手話となるのです。

では、1つも共通の手話はないのか?とふと疑問に思う方もいるかもしれません。

例えばオリンピック・パラリンピックや各スポーツのワールドカップなどの際も、手話は無くてはならないコミュニケーションツールですよね。

ここまで国の差があると、通じないのでは?と思いますが大丈夫です。

そうした国際的なイベントや催し物の際は、国際手話と呼ばれる手話を利用します。

手話は言葉と同じように、世界各国様々な手法があるので国際的なイベントには不向き。

そうしたときに、各国の人々同士が困ることの無いように国際手話という手法が作られたのです。

どんな障害があろうとも、世界中の人々が世界中の人々とコミュニケーションを取ることが出来るようにと作られた国際手話というわけです。

世界の手話と日本の手話の違いとは?

前項でお伝えした、日本語手話とその他の国が使う手話はどう違うのでしょうか?

具体的な違いに迫っていきましょう!

実は、結構な違いがあったことに筆者も今回初めて知ることとなりました。

そもそも手話は、単語もありますが動作を取り入れられていることが多いです。

「食べる」という手話は、日本では二本指で箸を作り反対側の手でお椀を作って箸を口まで動かすしぐさをしますが・・・

アメリカは、パンを食べるしぐさで「食べる」を表現しますので、国独自の文化と手話は大きな関係を持っているということが分かりますよね。

「ありがとう」とい手話は、日本はお相撲さんでおなじみの「手刀」を使いますが、アメリカでは、顎に手を置き投げキスのしぐさをする事で表します。

「青」という色を表現したいときは、日本ではちょっと面白い所から動作を入れています。

「ヒゲを剃ると青く残る」という所から、片方の指を揃えて顔に当て顔のラインに沿って後ろに引く動作をします。青を表現するのに、ヒゲを剃った後の色を表現するってちょっと面白いですよね!

一方アメリカでは、手をハケの形にしてペンキの色を塗るようなしぐさを表します。

こうしたように、1つの単語でも表し方が鮮明に違うものなのですね・・・。

アメリカ以外の国はどう表すのかも気になるところです!

更には、顔の表情も重要なポイントになってきます。

質問をする際、日本では私たちでも首を傾げたりしますがアメリカだと質問や疑問を問いかける際には、眉間のしわを寄せるのだそう。

例えば、アメリカ手話で「お手伝いします」という手話は手のひらの上に親指だけ立てた方てを乗せて表しますが、笑顔で言うと「お手伝いしますよ!」という意味に。

しかし、困った表情で言うと「お手伝いできません」と伝わるそう。

同じ手話なのに、表情で相手の理解が異なることになるという興味深い手話も存在します。

手話のように、手先だけでなく私たちと同じ表情を意識することも大切なのだという事ですね。

これはNG!やっちゃいけない手話を知っておこう

言葉にもジェスチャーにも、NGワード・NGなジェスチャーがあります。

有名なのは、日本で「こっちおいで」というジェスチャー。これは皆さんどういうジェスチャーを言葉と共に行いますか?

手の平を手首を使って上下に振り下ろす動作をしていませんか?

実はこれ、海外では「あっちいけ!」と相手を邪険に扱うような意味で取られてしまう可能性があります。

海外での「こっちおいで」は、手の平を自分に方に向けたまま指を前後に動かします。

日本では、ドラマなどで相手を挑発するときにする仕草で有名かもしれません。

しかし、海外ではその使い方が正しい意味なのです。

こうしたように、日本と海外で大きく違う意味に取られてしまう手話があります。

親指だけを立てる

日本では・・・ダメ・禁止
アメリカでは・・・OK!Good!

片手の中指だけを立てる

日本では・・・お兄さん
アメリカでは・・・Fuck You!
※こちらは、タブーサインとされていますので要注意!!

この二つは特に注意して知っておきましょう。

もちろん、その他にも同じ手話でも意味が違う手話はたくさん存在しますので、もし勉強をするという時には、頭に入れておくと良いかもしれません。


またまた少し余談!

日本と海外では様々な文化が異なります。

そこでマスクに関する日本の文化と海外の文化を紹介する記事を載せておきます!気になる方はぜひチェックしてみてください!

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手話という単語を使ってみよう!

Sign Languageという言葉を使って、いくつか例文をご紹介しますので使ってみましょう!

海外で使う、友達と会話する時に使えるかもしれませんよ!

I learned sign language.
私、手話を習ったの!

Would you like to learn sign language?
よかったら、一緒に手話を習わない?

I want to communicate a lot using sign language!
手話を使って、たくさんコミュニケーションしたいの!

Sign language is wonderful. Because you can talk even if you don't hear your voice.
手話って素敵よね。だって、声が届かなくても会話ができるんだもの。

It's hard to remember sign language, but I will learn to my best.
手話って、覚えるのが大変・・。でも、頑張って習うわ!

Why learn sign language? Of course, I want to talk to people from all over the world.
どうして手話を習うのかって?それはもちろん、世界中の人々と会話がしたいからよ。

まとめ

オリンピック・パラリンピック、スポーツワールドカップなど国際的なイベントは世界中で開催されています。

もし、あなたが世界へ行ったときに道を尋ねた人が聴覚障害者だったら?と想像してみましょう。

あなたが手話での会話ができると知れば、相手はとても喜んでくれるはずです。

近年、スマホでの翻訳機能を使う事も多いですよね。

しかし、手話は何年も昔から人々のコミュニケーションを支えてきました。

そうした文化を取り入れて、スマホも手話も上手に両方を使っていきましょう!