最近は、個人でビジネスをしている方が多いかと思います。
また、インターネットが急速に普及したおかげで、海外に行かずとも、自宅でビジネスができてしまいます。
そんなビジネス上の取引をする時に、必要な書類がありますよね。
例えば、見積書、納品書、請求書、領収書、発注書、受領書など。
中でも納品書とは、日付、商品名、合計金額などが記入され、商品などを受け取りましたと!いう証拠になるものです。
ということで今回は、英語での納品書のあれこれについてお伝えします!
納品書は英語で○○!
「納品書」と直訳できる英単語はいくつかあります。
statement of delivery
delivery note
delivery slip
“statement of delivery”のstatementはたくさんの意味を持っています。
そのなかの1つに、「報告書」という意味があります。
deliveryというと、「配達」という意味が思い浮かびましたが、「納品、荷渡し、交付」などの意味も持っています。
delivery noteは「受領書」という意味もありますが、納品書という意味で使われることもあります。
どちらかと言うと、Statement of deliveryよりも、カジュアルな印象とされています。
また、delivery slipは、「出庫伝票」という意味もありますが、こちらも納品書という意味で使うこともあります。
それでは、「納品書」を使った例文をご紹介します。
ビジネスの時にメールなどでも使えるフレーズなので、ぜひ参考にして下さい!
★A delivery notice is enclosed.
納品書を同封しております。
★Please send a statement of delivery.
納品書を送ってください。
★Could you send a statement of delivery?
納品書を送付していただけますか?
★I have lost the statement of delivery.
納品書を紛失しました。
★We need a statement of delivery for returns.
返品の際には、納品書が必要になります。
★Have you received the statement of delivery?Please get in touch with me.
納品書は届きましたか?おりかえし連絡下さい。
以上が「納品書」を使ったフレーズになります。
続いては、「納品」を使った例文も紹介していきます!
「delivery」は納品という意味を持っていましたよね。
★Please tell me a desired delivery date.
希望の納品日を教えて下さい。
★That has been delivered.
それは納品されています。
★I will deliver that to you next week.
私は来週あなたにそれを納品します。
★Delivery cannot be made by the specified date.
ご指定の期日までに納品をすることができません。
★I asked Ann to please rush the delivery.
私はアンさんに、納品を急いで下さいとお願いしました。
これらのフレーズもビジネスなどで活用できると思いますので、ご参考にして下さい!
納品書を英語で作成しよう!
取引先が海外の場合は、英語で納品書を作成しなくてはいけないことがあるかもしれません!そんな時には、 英語版の納品書のテンプレート を無料でダウンロードすることができます。
記入欄に沿って、英語で記入するだけで完成なので簡単です!
しかし見たことがない英単語の用語が書かれていると、何を記入すればいいのか分からなくなりそうと不安な方!安心してください!
納品書に書かれている用語の訳をご紹介します。
・MESSRS:
Mr.の複数形として主に書き言葉で社名の前に用いられるそうです。
日本語では、「御中」という意味合いに近いと言われています。
相手の住所や会社名などを、記入する部分に書かれています。
・COMPANY NAME:会社名
・ADDRESS:住所
・PHONE:電話番号
・DATE:日付
・ORDER:注文品
・PAYMENT TERM:支払い条件
・SERVICE DESCRIPTION:
サービス記述
・AMOUNT:合計
※各商品の金額の合計などに使われます。
・PRODUCT NAME:商品名
・SIZE:サイズ
・QUANTITY:数量
・UNIT PRICE:単価
・NOTE:備考
ADDRESS(住所)を記入する欄がありますが、住所を英語で記入する法則をご存知でしょうか?
法則は簡単です!
日本語の住所を逆から書けば良いのです!
例えば、「〒000-000 兵庫県神戸市○○区1丁目7-2-202」という住所を英語で記載します。
「♯202, 1Chome-7-2 ○○Ward, Kobe City, Hyogo 000-0000, Japan」 となります。
また、日本の住所に必ず出てくる単語もご紹介します。
・prefecture:県
・city:市
・ward:区
・town: 町
話はそれましたが、以上が納品書に書かれている主な用語になります。
ぜひ、参考にして下さい!
海外との取引には納品書は必要?
日本で使われている納品書の英語版のテンプレートが存在することは、分かりました。では、実際に海外との取引には納品書は必要なのでしょうか?
調べてみると、海外へ荷物を送る時には、「invoice」(インボイス)という書類が必要ということです。
インボイス?と首を傾げたくなりますよね。
このinvoiceの意味を辞書で調べると、 「送り状」 と記載されています。
しかし、送り状だけの役割ではなくて、納品書や請求書などの役割を持っているのです。
ということは、納品書を発行しなくても、インボイスを添付すれば良いということになります。
インボイスに記入する詳細は、販売した商品名、数量、サービスの品名、金額、代金の支払い方法、保険に関する事項などです。
このインボイスは、貿易用語なので、あまり耳にしない言葉ですよね。
また、海外との取引で必要な書類は、このインボイスの他に、「packing list」(パッキングリスト)という書類が必要になります。
こちらも、納品書と同じ役割をもっているそうです。
それなら、インボイスだけで良いのでは?と思いますが、荷物がコンテナなどで運ばれる場合は、インボイスだけで確認するのが難しいという事情があるようです。
インボイスとパッキングリストのどちらも必要不可欠ということですね。
この他にも、会社によっては必要な書類があることもありますので、事前に確認が必要です。また、前に書いたように、インボイスは、納品書、送り状、請求書などの役割を果たしていますが、二重課税や脱税を防止するための書類でもあります。
おもに、消費税に複数の税率を導入している国で、使われているそうですが、現時点では、日本はインボイスを必要としない方式が採用されています。
しかし日本では、今年の10月から消費税が10%に引き上がり、消費者の困惑はもちろんですが、商売されている方々の苦労が連日のようにテレビでも放送されていましたよね。
さて、この消費税が増税された後は、納品書を記入する際にも影響がでるのでしょうか?
ここで送り状が出てきましたので、「送り状」に関する記事も載せておきます!ぜひ参考にしてみてください!
増税後の納品書を書く時の注意点は?
消費税が10%に増税されたことで軽減税率制度も実施され、対象品目は新聞と、飲食料品です。
これらを扱う業者や店舗は複数の税率に対応しなくてはいけません。
これは、8%と10%と区別しなくてはいけないため、テレビのニュースでも流れていましたが、お店などが、レジなどの対応で追われていましたよね。
また、レジなどの他に、納品書も区別して記入しなくてはいけなく、何か複雑そうだな、と感じますが、既にこれに対応した納品書があるようです。
このような納品書は 「区分記載納品書」 と呼ばれており、テンプレートをダウンロードすればすぐに使うことができます。
この区分記載納品書の納品書を見てみると、どの商品が8%の対象になっているか、分かりやすくなっています。
ちなみに区分記載納品書は、2種類あります。
1つは、税率毎に、小計を記入して、一番下の段に合計額を記入する形式です。
2つ目は、8%の税率対象の商品に、マークを付けて区分する形式で、下の欄に、8%税率対象合計と、10%税率対象合計を記載します。
また、このように、納品書で区分記載をしなくても、請求書で記載を行っていれば、後に処理する時に困らないようです。
納品書は納品の度に、発行されますが、請求書はひと月分をまとめて発行することが一般的だからです。
納品の度に、区分記載をするより、請求書で区分した方が効率的かもしれません。
どちらにしろ、今までより、手間がかかりますが、慣れることで処理しなくてはいけませんね。
また、納品書と関連して請求書の記事も載せておきます!こりちらも増税後の記事ですのでぜひ参考にしてみてください!
まとめ
今回は、納品書についてお伝えしました。
海外との取引をはじめてみたい方、仕事で納品書を扱う必要がある方など、初心者の方に、ぜひ参考にして頂きたいと思います。
納品書を英語に訳すと、
「statement of delivery」
「delivery note」
「delivery slip」
となります。
また、海外との取引には、「invoice」(インボイス)と「packing list」(パッキングリスト)という書類が必要になります。
どちらも納品書の役割を果たしています。
こちらも英語で記入をしなくてはいけませんが、記入する内容は決まっていますので、事前に確認しましょう!
今回のテーマは、これから海外と取引するようなビジネスをしたいと考えている方は、覚えておきたい情報ですよね。
書類が多くて、大変なイメージがありますが、1つ1つ整理をしていけば、できそうな気がしてくること間違いなし!
少しずつ、このような知識を増やして、自分の可能性を広げていきましょう!

出身は仙台市。 大学を卒業後、化粧品会社に入社。 結婚や出産後、現在は子育て中心の生活をしながら、子供英語教室の講師をしています。 この仕事がきっかけで、学生時代で終わっていた英語学習を再スタート。 夢は英語を話して世界中の人々と繋がること。 英語を使った仕事を生涯すること。 英語学習に奮闘中の日々です。 一緒に英語学習を頑張りましょう!