英語での住所の書き方とは。海外あてに荷物を送るときの注意点も

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海外に物を送りたい、送る予定があるという方はいらっしゃるでしょうか。

最近では通販等で海外から物を買ったり、中には逆に海外へ物を販売しているという人もいるかもいるかも知れません。

そんな、海外への発送や荷物のやり取りを行う上で必要になる知識として、住所の書き方があります。

本日は日本の住所の書き方と、英語で住所を書く場合の違いや注意点などについてまとめてみました。

日本の住所を英語で書くには

それでは、今日は住所の書き方について学んでいきますが、まずはじめに日本の住所を英語で書く方法に関して見ていきましょう。

海外から物を送るときには、ぜひ知っておきたいこととなります。

英語の住所は、まず最初に〇〇を書く

日本式の住所の書き方しか知らなかった人には驚かれるかもしれませんが、実は英語での住所の書き方になると、まず最初に一番小さい単位である部屋番号建物名が先頭に来ます。

その後、住所表記では ①部屋番号
②建物名
③番地
④○丁目など
⑤区など
⑥町名
⑦市名
⑧都道府県名
⑨郵便番号
⑩日本(Japanと書く)
となります。

つまりは日本の住所表記の、全く逆の順番だと覚えておいてください。

例がないと少しわかりにくいと思いますので、いくつか考えてみましょう、

例1. ○丁目で終わる場合

建物の名称:
赤坂サカス

日本の住所表記:
〒107-0052 東京都港区赤坂5丁目

英語の住所表記:
5 Chome-3-6 Akasaka, Minato City, Tokyo 107-0052, Japan

例2. ○丁目のあとに番地が来る場合

建物の名称:
東京スカイツリー

日本の住所表記:
〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1-2

英語の住所表記:
1 Chome-1-2 Oshiage, Sumida City, Tokyo 131-0045, Japan

例3. マンション等で部屋番号まで記載する場合

建物の名称:
六本木ヒルズレジデンス C棟 3206号室

日本の住所表記:
〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1 C棟 3206号室

英語の住所表記:
#3206, Tower C, 6 Chome-11-1 Roppongi, Minato City, Tokyo 106-6108, Japan

※マンション等の部屋番号まで記載する場合には、英語表記の場合#のあとに部屋番号を記載するのが一般的です。

このように、日本での住所表記とは全く逆で、細かい方から順番に書いていくと考えていただければ、英語での住所表記は8割押さえたようなものです。

さらに細かな部分の英語と日本語住所表記の違いについては、次で解説していきます。

海外の住所、日本と違うところは?

結論としては、〇〇市は〇〇 City と訳すのが無難です。

厳密に言うと、まず英語で住所を記載する上でのポイントとして、
「日本人と外国人のどちらが読むのか。それとも両方が読むのか」
という部分を意識するとよいでしょう。

他にも、〇〇区、〇〇県などを英語表記する際の訳を一覧としてまとめてみました。

〇〇区: 〇〇 Ward
〇〇市: 〇〇 City
〇〇町: 〇〇 Town
〇〇県: 〇〇 Prefecture

また、下記のサイトを使うと英語での住所表記へと一発で変換してくれるため、非常に便利です。

急ぎの方はぜひ一度活用されてみるといいかもしれません。

JuDress~日本語住所を英語表記へと一発変換~

海外に荷物を送る方法は?

さて次に、海外に荷物を送る方法に関して見ていきましょう。

国際郵便や海外への荷物の発送をお考えの方は、郵便物の種類や発送方法によっては対応していない国や地域があるようですので、事前にインターネットなどで調べておくことをお勧めします。

また、最寄りの郵便局に行って国際郵便・国際発送が可能かどうかを確認してみるのも良いでしょう。

実際に、海外に手紙や書類等を送る場合だと国際スピード郵便のEMSが利用可能となっており、1週間ほどで到着する国もあります。

到着までの日数については送り先の国や送る物の種類、発送方法、そして発送期間がホリデーシーズン中かどうか等によって左右されます。

海外に荷物を送る際の注意点。

ここで、海外に実際に荷物を送る場合、正常に荷物を届けるために注意すべきことをまとめてみました。

・到着までどの程度の日数がかかるのかを最初に把握しておく

まず荷物を発送する上で前提として言えるのが、発送にかかる所要日数です。

仮にあなたがギフト等を相手に送ってあげたい、と思っても仮に相手が短期滞在で、さらに発送まで2週間や3週間といった長期間が必要となる場合には、きちんと相手に届くかも不明です。

「送ったものが現地に届いたのが、相手が日本に帰ってきてからだった」となって時間や労力を消費してしまわないよう、所要日数には入念に把握しておきましょう。

また、日本以外の国では発送に時間がかかったり、トラブルにより配送スケジュールが変わることも多いため、所要期間は多めに見積もっておきましょう。

・送り先の国で禁止されているものを送らない

例えば中東などのイスラム教の国にお酒を送ってしまうなど、送り先で禁止されているものを送った場合は、税関等で没収され届かない可能性があります。

事前に送ることができるものに関して、日本郵便の窓口などで聞いてみるのが良いでしょう。

・相手の国のホリデーシーズンを避けた上で発送する

特にクリスマス時期など、相手国がホリデーシーズンに突入する場合は国際郵便等も大幅に時間がかかってしまいます。

ギフトの配送で混み合うだけでなく、ホリデーシーズンには国全体の仕事がストップする可能性が考えられます。

そうなってしまうと通常スケジュールでの発送とはかけ離れた状態となってしまうので、混み合う時期を把握した上で時期がかぶらないように発送すると良いでしょう。

・相手が確実に受け取れる住所であることを入念に確認する

最後に、基本中の基本とも言えることですが、送り先相手の滞在先についてしっかりと事情を把握しておきましょう。

例えば、仮に相手がバックパッカーなど旅をしている場合は、教えてもらった現在の宿から数日後に移動することも考えられます。

そうなってしまった場合、相手が送った荷物を受け取れなくなってしまう可能性もあるため、
「今の宿には、いつからいつまでいるのか」
「○日には、どの宿へと移動しているのか」
「相手が毎日宿を変えるような状況であっても、確実に受け取れる場所はどこなのか」

ということに関して、やり取りの上の確認はしておきましょう。

海外から日本へ荷物を送る方法とは

海外から日本へ荷物を送ることも、もちろん可能です。

方法については少し難しく感じる方もいるかもしれませんが、調べてみると国内において海外発送の代行サービスを受け付けている会社がいくつかあります。

実際に海外から日本へと書類を送ったことがある筆者の体験として、国際郵便の手続きはそこまで難しいものではありませんでした。

日本と同じように郵便局に行き、送るものを見せておおよその所要日数を聞き、普通郵便か速達にするかを決め、あとは相手先の住所とこちらの住所を記入し、最後に料金を払って終了という流れでした。

日本国内で物を送った経験がある方なら、そこまで困ることなく進められると思います。

知っておいていただきたいポイントとしては、通常配送と速達では所要日数も費用も大きく変わります。

急ぎであったり確実に届けたい場合には、間違いなく速達(EMS=国際スピード郵便)をおすすめいたします。

普通郵便で注文した場合は、国にもよりますが、念のためかなりの日数がかかると覚悟しておいたほうがいいでしょう。

海外通販を利用する際の注意点や住所の書き方

最近では、海外の通販サイトを使ってお買い物をする方も多いのではないでしょうか。

洋服だったり食品であったり、何かのグッズであったりと海外からしか手に入らないものも数多くあるため、海外サイトでのお買い物にハマってしまったという人もいるかもしれませんね。

そんな、海外サイトを使って物を購入する場合に気をつけていただきたいことは2つです。

それは、カスタマーレビューを入念にチェックすること。そして信頼性のあるサイトかどうかを確認してから購入するということです。

有名でない海外サイトの中には、残念ながら詐欺のようなサイトも存在します。

騙されないためには、購入前にサイト自体が信頼できるかどうかについてを事前調査してみるといいでしょう。

そこで実際にサイトを利用し、商品が届いたユーザーの体験談をいくつか見ておくことで、詐欺に合うことを未然に防止できます。

また、信頼できるサイトが見つかった場合にも、次は商品に関してのレビューを見ておくべきです。

実際にあなたが欲しい商品を買った他のユーザーからのレビューは、欠かさずにチェックしておきましょう。

特に海外通販だと服のサイズ感覚がわからなかったり、また実際に注文してみても発送が遅いなどのトラブルが起こり得るものですが、他の人のレビューを見ておけばいい点も悪い点もある程度明らかになるため、クオリティなども購入前に予想できるでしょう。

みなさんはトラブルに対して入念に対策された上で、海外通販を存分にお楽しみください。