英語で茶道を説明できる?日本人でも難しい茶道英語を学ぼう

英語で茶道を説明、茶道の知識、ネイティブキャンプ

茶道は日本を代表する伝統文化・芸術のひとつです。

外国人の中にも茶道に興味がある人は多いのではないでしょうか。

しかし日本人でも茶道を習った経験でもない限り茶道の歴史や文化について知らない人も多いのではないでしょうか。

茶道のことを外国人から説明してほしいと頼まれても日本語でも答えれる人は少ないかもしれません。

私は幼少期に茶道を少しならっていましたが、それでも茶道は奥が深いため考えれば考えるほど茶道については分からなくなってしまうのも正直なところです。

しかし一般的な外国人に説明するなら茶道の一般的な基礎知識とよく使う英語を覚えておけば十分でしょう。

日本人として、最低限知っておきたい茶道の基礎知識と英語表現をご紹介します。

茶道(Sado)は英語でtea ceremony

茶道、または茶の湯は英語で
tea ceremonyです。

特に日本の茶道ならJapanese tea ceremonyと言えば誤解もありません。

英語で柔道はjudoなどそのまま使う言葉も多いですが茶道はsadoだけでは伝わらないことも多いため、英語ではtea ceremonyと一般的に言うと覚えておきましょう。

日本人も知っておきたい茶道の歴史

日本の茶道の歴史は9世紀ごろからはじまり、日本史でも習う遣唐使の最澄や空海がお茶を日本に伝えました。

しかしお茶は当時、非常に貴重なものであり、僧侶や貴族などの限られた人のみがお茶を飲むことができました。

このときのお茶は漢方薬の一種で、薬のような扱いだったと言われています。

その後、全国各地で栽培されるようになり武士階級にまで広まり、武士の間で茶を飲みながらお茶の飲み比べをする遊びなども流行りました。

しかし、娯楽要素が強かった当時のお茶は禅の思想の影響を受け、お茶は世俗を離れた茶の湯の様式が生まれました。

禅の影響を受けた村田珠光は、それまで唐物中心の茶道具に日本の素朴な茶陶を取り入れていきました。

少しずつ大陸の影響が強かった茶道の様式は禅の素朴な思想のもとで独自の発展をしました。

そして織田信長、豊臣秀吉の二人の天下人に仕えたことでも知られる千利休によって、あえて簡素的な美を表現する茶室や茶道具、作法を一体とする茶の湯の世界を大成しました。

茶道と呼ばれる日本だけのお茶の文化がその後、日本各地で広まっていきました。

日本人も知っておきたい茶道の流派

茶道には長い歴史があり流派は500以上もの種類があると言われています。
その中でもよく知られているのが三千家の3つです。

・表千家
・裏千家
・武者小路千家

表千家は千利休を祖とする流派で、保守的で伝統を重んじる流派だと言われています。

裏千家は伝統を重んじながらも新しい形式を取り入れてく形で大衆化した流派で最も多くの茶道教室が裏千家です。

裏千家は表千家よりも所作・茶道具も華やかで裾野が広いのが特徴であり、武者小路千家は表千家によく似ていますが無駄のない動きをします。

最低限、茶道には三千家があることを覚えておくと良いでしょう。

日本人も知っておきたい茶道の道具

茶道には数々の茶道具があります。
全てを覚えることは難しいですがお茶を飲むための茶碗と、お茶をたてる時に使う茶筅があれば抹茶を飲むことはできます。

難しい様式にとらわれなくても茶碗と茶筅で抹茶を用意するだけでも外国人の多くは日本文化に触れることができるのではないでしょうか。

本格的な茶道を楽しむ場合は掛け軸、香りを楽しむ香合、季節を楽しむ花入、お湯を沸かすための釜、抹茶を入れて茶席に持ち出すための様々な茶器(茶碗・茶筅をはじめ水差・蓋置・柄杓など)もあります。

主なものに絞って簡単にご紹介します。

茶碗 (tea bowl)
お茶を入れて飲むための碗のこと

茶筅 (tea whisk)
湯を加えた抹茶をかき回して点てるための道具

水指 (container for fresh-water)
釜に水を足したり、茶碗などを水洗ったりするための道具

蓋置 (lid rest)
茶釜の蓋や柄杓を乗せるための茶道具

柄杓 (ladle)
湯や水を汲み取るための柄のついた容器

 (hanging scroll)
床の間に掛けて鑑賞するためのもの

香合 (incense container)
お香を入れるための小さな器

花入 (vase)
人を招く時に季節感のある花を入れます。

 (kettle)
お湯を沸かすための道具

ここに紹介したもの以外にも茶道具はあります。

しかし多岐にわたるため実際に茶道を体験しながら必要なものは、その都度覚えていきましょう。

茶道を英語で説明してみよう

茶道を英語で説明してみる前に日本語で説明できるでしょうか。

私は試しに日本人の数人の友人に「茶道について説明できる?」と聞いてみました。

友人A:抹茶を飲むんでしょ。

友人B:茶道?日本の伝統文化でお茶を飲んだりお菓子を食べたりするんでしょ。

友人C:茶道?千利休でしょ。

日本語でも外国人が納得がいく内容の説明は難しいのではないでしょうか。

茶道を習ったことがない日本人なら仕方がないのかもしれません。

まずは日本語で茶道の簡単な説明ができるようにしましょう。

英語で茶道を説明しよう

日本語で説明できないものは英語でも説明するのは難しいでしょう。

一般的な茶道の説明をできるようになるのが第一歩です。

・We call the Japanese tea ceremony “Sado”.
(日本のお茶の様式を茶道と呼びます。)

・Sado is a Japanese traditional culture.
(茶道は日本の伝統文化です。)

・Sado is the ceremony of serving and having tea.
(茶道ではお茶を点てて飲みます。)

・The green tea used for sado is called matcha and it is beautiful green powder.
(茶道で使われる緑茶は抹茶と呼ばれ、綺麗な緑色の粉末です。)

・Usually, a host invites several guests to a small room and serves matcha.
(普通は小さな茶室に数名の客を招き、茶を点ててもてなします。)

・Japanese sweets called “ocha gashi” are served with green tea.
(抹茶とともにお茶菓子と呼ばれる和菓子もいただきます。)

茶道でよく使う英語表現

茶道は日本人でも経験がなければ正しい作法をするのは難しいのではないでしょうか。

外国人を誘って英語で茶道を体験してみるのも良い経験になります。

そこで茶道の場で使えそうな英会話のフレーズをいくつかご紹介します。

・Please take the ocha gashi.
(お茶菓子をどうぞ)

・Please have the tea.
(お茶をどうぞ)

・How should I drink it?
(どうやって飲むんですか)

・You can do it your way.
(自分のやり方でやっていいですよ)

・I’ll show you how, so copy me.
(やり方をお見せします。真似して見て下さい。)

・Place the tea bowl in between the next guest and say ‘’Excuse me for going before you”
(隣の人との間に茶碗を置いてお先に頂きますと言ってください)

・Take the tea bowl with your right hand , place it on your left palm, turn the tea bowl clockwise twice.
(右手で茶碗をとって左手にのせます。そして茶碗を時計回りに2回回します)

・Thank you for making the tea.
(お茶を頂戴します)

・Excuse me for going before you.
(お先にいただきます)

・I have been satisfied with the tea. Please finish it up.
(十分、頂きました。どうぞおしまい下さい)

・Thank you very much for showing us the beautiful and precious Tea utensils.
(素敵な茶道具を拝見させて頂きありがとうございます)

・You are welcome.
(どういたしまして)

日本人も知っておきたい茶道の精神

千利休の教えでは茶道の心得は
「四規七則」と説いています。

・・・お互い仲良くする
・・・お互い敬う
・・・心を清らかにする
・・・どんな時も動じない

これが四規「和敬静寂」
(わけいせいじゃく)です。

茶道の心は日本の文化そのものです。

そして七則は茶の極意で 一、茶は服の良きように点て
(飲む人にちょうど良いお茶を点てる)

二、炭は湯の沸くように置き
(炭は湯がよく沸くほどうまく置き)

三、花は野にあるように
(花は自然にあるように)

四、夏は涼しく冬は暖かに
(快適な室温で)

五、刻限は早めに
(決められた時間より早めに)

六、降らずとも傘のようい
(あらゆる状況に対応し)

七、相客に心せよ
(同席した人に気を気張りなさい)

千利休は茶の極意を聞かれたときに、この七則を答えました。

すると尋ねた人がそんなことは誰でも知っていると言いましたが、「この当たり前のことが難しいのが茶道なのだ」と諭しました。

茶道は一見、単純でものすごく奥の深い日本の文化です。

日本人の美や心が茶道の中から垣間見ることができます。

外国人にも日本の茶道のおもてなしの心で接したいものです。

まとめ

茶道は日本人の美や心が垣間見れる文化です。

しかし、茶道を経験したことがない人は外国人に聞かれても詳しく答えるのは難しいのではないでしょうか。

茶道は奥が深く日本人でも一朝一夕で身につくものではありません。外国人の一般的な疑問に答えられる程度には茶道のことを知っておきたいものです。

外国人と一緒に改めて日本文化を学ぶために茶道を体験してみても良いのではないでしょうか。

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