みなさん、焼き鳥屋によく行かれるでしょうか?
日本でも金曜日や週末などはいたるところで焼き鳥屋がにぎわっていて、実際に同僚や友達・家族などで行くという方も多いのではないでしょうか。
焼き鳥はそこまで高価な料理というイメージはないものの、焼き鳥屋に行けば美味しくてヘルシーな焼き鳥を食べながらお酒も飲むことができるので、気軽に行くことができるのも魅力の一つかと思います。
実はそんな中、最近では海外でも焼き鳥が注目されているのですが、ご存知でしょうか。
欧米などでは焼き鳥が最近焼き鳥の人気がどんどん上昇中と聞き、実際に多くの外国人が 焼き鳥を食べるようになってきているそうです。
寿司やラーメンに始まり、日本食文化はここ10年間で世界的に広まっているのだとか。
そんな中、もしかしたら外国人の友達やゲストがいるという方は日本の焼き鳥屋や、海外で現地の焼き鳥屋さんに行くということもあるかもしれません。
そんなシチュエーションに備えて、この記事ではあなたがメニューの内容を英語で伝えることができたり、他にも例えばここはどんな肉なのかという各部位の説明についても、外国の方へ説明できるようにまとめてみました。
焼き鳥とは英語で◯◯
さっそくですが、焼き鳥を英語でいうとどんな言い方になるのでしょうか。
Baked chicken?
Chicken stick?
Chicken BBQ?
それともYakitori?
とにかく伝えたいポイントとしては 「一本の串ごとに決まった鶏肉の部位が刺さっていて、それにタレや塩などの味をつけて焼いたもの」 という事なのではないでしょうか。
とはいえ、焼き鳥の概念を英語で的確に伝えようと思うと、なかなかハードルが高かったりします。
それでは、シンプルに伝わるものから、いくつかの単語を使って的確に焼き鳥について説明する文章まで合計3ステップを見ていきたいと思います。
焼き鳥を英語で説明しよう
初級
Yakitori
Japanese Chicken BBQ
Chicken Kebab
実は、意外かもしれませんが上記のような簡単な英語でも通じる人には通じます。
欧米でも焼き鳥は知れ渡っているのでYakitoriだけでも通じることもあれば、西洋など、ケバブが人気の地域ではJapanese Kebabなどということでも通じます。
(ケバブというと、薄いパンのようなで巻かれたものを想像しますが、高級なケバブ店に行くと実際には串焼きのお肉が出てくるとのことで、ヨーロッパの人にはJapanese Chicken Kebabなどというと通じやすいのだとか。)
中級
Grilled chicken skewers
Grilled chicken on a skewer
ここでのskewerとは、金属や木などでできた串を意味し、”Grilled chicken skewers”で「焼いた鶏肉の串焼き」となります。
焼き鳥のイメージにぴったりですね。
初心者っぽい言い方を卒業したい方にはおススメです。
上級
bite-size marinated pieces of beef, seafood, or chicken on skewers
(マリネした牛肉やシーフード、鶏肉を一口サイズに切って、串に刺して焼いたもの。)
※この文章で使われている単語の意味
・bite-size
一口サイズ
・Marinated
マリネしたもの。
※マリネとは、肉を料理する前に調味液に浸す調理技法です。
・skewers
くし、 焼きぐし
この文章のように説明されると、確かに焼き鳥の調理工程にも少し触れており、調理の全体像が把握できそうです。
欧米には、串物の文化がないといわれていますが、それでもこの文章であれば焼き鳥を見たことがない人でもある程度のイメージはできそうですよね。
焼き鳥の部位を説明しよう
あなたは焼き鳥といえば、どの部位を一番よく注文しますか?
僕は、やはりモモとせせりと軟骨です。
中でも、レモンをかけた状態でのせせりと軟骨を焼きたてで頂いた時には、喜びもひとしおです。
人によってそれぞれ好みは異なるかと思いますが、やはりトータルで言うと焼き鳥が好きな人は多いのではないかと思います。
小さいころなど、夏祭りで売っていた焼き鳥などを懐かしく思う人もいるかもしれません。あれはあれで、夏の思い出として最高ですよね。(笑)
そんな焼き鳥の部位の英訳と、簡単な英語説明を用意してみました。
もも Thigh
ねぎま Negima
Thigh meat skewered with pieces of leek
(もも肉の間に長ネギを挟んだもの)
かわ Skin
つくね Meatball
Skewered meat balls made of minced chicken
(鶏のひき肉に調味料を加え団子状にし、串刺ししたもの)
レバー Liver
砂肝 Gizzard
ハツ Heart
ガツ Stomach
せせり Neck meat
なんこつ Cartilage
ぼんじり Pope’s nose
Meat of chicken tails
手羽先 Chicken wings
焼き鳥屋のメニュー名を一覧で確認!
他にも、外国人のゲストと一緒に海外の焼き鳥屋さんに行ったときなどの為、英語でのメニューも読めるようになっておきましょう。
一覧はこちらです。
フードメニューを英語で
焼き鳥 Yakitori
(Grilled chicken skewers)
焼き野菜 Grilled vegetables
一品料理 À la carte
ご飯もの Rice
もも(タレ・塩)
Thigh (Sauce / Salt)
お好きな焼き鳥盛り合せ5本
Assorted Yakitori (5 favorite skewers)
長ネギ Japanese leek
エリンギ Eringi mushroom
たまねぎ Onion
しいたけ Shiitake mushroom
ししとう Shishito pepper
茄子 Eggplant
オリジナルサラダ Original salad
漬け物 Pickles
キムチ Kimchi
塩辛 Shiokara
冷奴 Cold tofu
塩キャベツ Salted Cabbage
焼きそば Fried noodles
ミニビビンバ Mini bibimbap
ドリンクメニュー
ジントニック Gin and Tonic
モスコミュール Moscow mule
スクリュードライバー
Screwdriver cocktail
カシスオレンジ
Cassis orange cocktail
カシスソーダ Cassis soda cocktail
カシスウーロン
Cassis oolong tea cocktail
マリブオレンジ Malibu orange
ファジーネーブル Fuzzy navel
レゲエパンチ Reggae punch
ライチオレンジ
Lychee & orange juice cocktail
ライチグレープフルーツ
Lychee & grapefruit juice cocktail
シャンディーガフ Shandygaff
焼酎 Shochu
日本酒 Japanese Sake
ウィスキー(ロック・お湯割・水割・ストレート)
Whiskey (On the rocks / With hot water / With water / Straight)
梅酒(ロック・ソーダ割)
Plum wine (On the rocks/ With soda)
生ビール(中ジョッキ)
Draft beer (Medium beer mug)
瓶ビール Bottled beer
ノンアルコールビール
Non-alcoholic beer
黒烏龍茶 Black oolong tea
緑茶 Green tea
ジャスミン茶 Jasmine tea
オレンジジュース Orange juice
林檎ジュース Apple juice
ミックスジュース Mixed juice
グレープフルーツジュース
Grapefruit juice
カルピスソーダ Calpis soda
コーラ Coke
サイダー Soda
ドリンクは、比較的簡単かと思います。
海外に似たものはあるのか?
「海外で日本の焼き鳥に似たものはありますか?」 と言われて、あなたは何を思いつくでしょうか。
「なかなか焼き鳥に似たものと言われてもピンとこない、しいて言うならアメリカの串焼きBBQかな?」 といったところでしょうか。
私は2年ほどフィリピンに住んでいるのですが、その中で意外に思ったのは、少なくとも焼き鳥と似たようなものは他の国にも存在するということです。
例えば今日も私は晩御飯にポークバーベキューを食べたのですが、現地のお店では本当に焼き鳥のように、(実際には豚肉なのですが)串に刺さっていて炭で焼かれており、さらに焼き始める前にはタレを塗るという本当に日本の焼き鳥そっくりなスタイルとなっています。
少し違うのは、日本だと一応ネギまがメジャーだとは思うのですが、こちらではネギが挟まったチキンはなかなか見ません。
こちらでは豚肉をメインにしており、串に刺さった肉の一番最後には、なんと四角く切ったココナッツの一切れがついています。
そのおかげか、焼き上がった時には歯ごたえと少し甘みがが感じられるという、少し南国テイストな焼き鳥となっています。
他にもタイでもフィリピンの焼き鳥に似ているものを見つけ、食べたことがあります。
また、インドカレーのお店に行くとまた似たようなチキンスティックがメニューにあることが多いのですが、食べたことがある方はいらっしゃるでしょうか。
ということで、東南アジアだけではなくインドや中東でも焼き鳥のようなものは存在しています。
一方、遠く離れた欧米ではどうでしょうか。
アメリカでは、BBQというと鉄の串に刺した大きな肉や野菜をガツッと焼くのが印象的です。
また、シーフードも同じやり方で焼いているのを目にします。
食べたいものを豪快に焼いて食べるのがなんとなくアメリカのBBQのイメージではないでしょうか。
他にもフランスでは最近チーズに牛肉を巻いて焼いて食べるという新しいスタイルの焼き鳥が流行っているそうです。
これは食前酒のおつまみとして食べられるのが流行ってきているそうで、牛肉にチーズとは何ともフランスらしく、上品です。
オシャレな焼き鳥で、いかにもワインに合いそうですよね。
ネットで調べると実際に画像も出てくるので フランス文化が好きな人は是非試してみてください(笑)
まとめ
では振り返りとして、この記事でお伝えしたことを復習していこうと思います。
1. 焼き鳥は簡単な英語で言うとJapanese Chicken BBQでも通じる 。
2. 焼き鳥の各部位の言い方をマスターすると、きっと焼き鳥屋に行ったときに外国人から感謝されること間違いなし 。
3. 海外にも 日本の焼き鳥と似たようなものがあり、特に東南アジアには現地流の焼き鳥:Satay(サテー)がある。
4.欧米にはもともと串焼きの文化はバーベキューやケバブくらいしかないが、 日本の焼き鳥はかなり流行ってきており、今では寿司・天ぷら・ラーメンなどに次いで人気を誇っている。
あなたに外国人の友達がいるなら、日本を訪れた際にはぜひあなたが知っているとびきりおいしい焼き鳥屋にでも連れて行ってあげてみてください。
20歳の時にアメリカひとり旅を経験する。カリフォルニア西海岸の美しい日差しに惹かれ、将来海外移住することを決断。 現在は常夏の国フィリピンに移り住み、在住歴2年となる。英語に関して特にこれといった勉強はしてこなかったが、高校生の時から趣味で洋楽を歌い始めたことがきっかけで英語にハマる。 趣味はカラオケで、洋楽や邦楽問わずラップを愛する。将来の夢はロサンゼルス移住し、最高の夕日が見えるベニスビーチで遊ぶこと。