英語でマナーは?日本と外国のマナーの違いをご紹介

英語でマナー、日本と海外のマナーの違い、ネイティブキャンプ

海外旅行に行ったことのある人もない人も、一度は海外のマナーについて気になったことがあるのではないでしょうか。

私は正直サッカーにあまり興味がなく、テレビで試合を観戦したこともほとんどないのですが、W杯などがある度にとあるニュースを見てとても嬉しい気持ちになります。

それは、日本人のサポーターについて
「世界最高のサッカーファン」
と海外のメディアが絶賛している記事です。

つい先日フランスで行われた女子W杯。
2019年6月14日(現地時間)に日本のチームはスコットランドと対戦しました。

この時日本は初勝利をおさめたようですが、私がそれ以上に注目したのは
「日本人サポーターが試合終了後にスタジアムでごみ拾いをしていた」
という、たくさんの外国のメディアが報じた記事です。

もちろんサポーターだけでなく、日本代表の選手たちはロッカーを綺麗に片付けてスタジアムを後にしたとSNSで拡散されており、日本人の美意識の高さは再び世界から称賛されています。

今回はそんな日本と海外のマナーの違いや、気になる海外のマナー事情を紹介していきます!

マナーは英語で〇〇

マナーは英語でも日本語でもマナーと言いますが、次の2つの例文を見てどちらが正しいか答えられますか?

・They learned table manners.
・They learned a table manner.

【回答】
・They learned table manners.
(彼らはテーブルマナーを習った。)

いかがでしたでしょうか?
和製英語では「マナー」と言うので、つい単数形を選んでしまった人もいるのではないでしょうか。

しかし、単数形の「manner」は「手段・方法」と言う意味で、「way」と同じように使うことができます。
使い方が異なりますので、ここで言う「マナー」は複数形にしなければいけません。

ちなみに単数形の「manner」の例文はこのようになります。

He solved the problem in a good manner.
(彼はその問題をうまい方法で解決した。)

※この文は「good」の部分を変えるだけで様々な言い方ができますので、いくつかフレーズをご紹介します。

He solved the problem in a simple manner.
(彼はその問題をあっさりと解決した。)

He solved the problem in a swift manner.
(彼はその問題を迅速に解決した。)

例文を確認していただいたことで、2つの違いを理解していただけましたでしょうか。

さて、マナーに関する英語表現が分かったところで、続いては日本独特のマナーについてご紹介して行きたいと思います!

外国人が驚く!日本独特(?)のマナーとは?

人前であくびやくしゃみはNG?

疲れた時や眠気を感じた時に、ついつい出てしまう「あくび」

こちらは自分で止めようと思ってもコントロールできない生理現象ですよね。

日本では通勤・通学のラッシュ時に、仕事や部活などでヘトヘトに疲れた会社員・学生が大きなあくびをしているのをよく目にします。

しかしこの「あくび」、海外ではどのように思われているのでしょうか?

調べたところ、欧米を中心に
「公共の場では、あくびは失礼だ」
とされていることがわかりました。

ついあくびが出てしまった時は、必ず口を隠すようにしましょう。

あくびのマナーについて、詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

あくびと同様、ついつい出てしまう
「くしゃみ」はどうでしょうか?

日本人は普段からマスクをしていますし、花粉症でくしゃみが止まらないと言う人も多いはずです。日本では鼻と口を両手やハンカチで覆うのがマナーですよね。

ハンカチを持ち歩く習慣がない国もありますが、日本と同様、アメリカなど多くの国で口元を隠す習慣があるようです。

また、くしゃみをした人に対してアメリカでは、 「bless you」 と言うのもマナーだとされています。

こちらは「お大事に」という意味合いを込めて、くしゃみが聞こえたら自然と口に出てくる言葉のようです。

しかし、ヨーロッパなどではくしゃみをしたら、 「Excuse me」 と言う習慣があるようです。

国によって対応が異なるので、留学などで長期的に海外に住む予定がある人は、その国のマナーや習慣などを調べていくのもいいかもしれませんね。

家の中は裸足?土足?

日本で土足がOKな家は珍しいですよね。
おそらく全ての家庭で土足を禁止しているはずです。

しかし、海外ではどうでしょうか。

私は子どもの頃にアメリカのドラマ「フルハウス」を見て、D.J.やステファニーたちがベッドの上に普通に土足で寝転がっていることに驚いたのを覚えています。

そして、忘れ物を取りに行くのに靴を脱ぐのが面倒で(特にブーツを履いていた時)、膝立ちで家の中に入ろうとして親に怒られた時には「靴を脱がなくていい外国はなんて楽なんだろう。」と思っていました。

そんな私のように、海外ドラマなどの影響を受け「外国は家でも土足なんだ!」と思っている人も多いと思います。

また、外国人の友人を家に招く際、「土足禁止ってどうやって伝えればいいんだろう・・・。」と、誰もが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。

しかし、これは日本人があくまでもそう思っているだけで、意外にも土足を禁止している家庭は多いようです。

また、「泥などを踏んだ靴で家に入るなんて汚い!」と、日本人と同じように外を歩いた靴で家の中を歩き回ることに抵抗を感じている人は多いようですね。

常にマスクをしている日本人は変?

花粉症や風邪予防など、様々な理由でマスクを付ける日本人。
今や黒いマスクなどファッションとして利用している人もいますよね。

そんな日本では街中でよく見かけるマスクですが、欧米などの国では滅多に身につけている人を見かけません。
むしろマスクをしている人は、重病を抱えている人という印象を与えたり、強盗などの犯罪者を連想させたり、日本人が思っているよりも警戒心を抱かせてしまう原因になりかねません。

しかし、日本や韓国などのアジア圏ではマスクをすることに抵抗がない人もいますので、日本だけがおかしいというわけではないようです。

やはり前述させていただいた通り、自分が行く予定の国のマナーは事前に調べておく方が良さそうです。

日常生活で感じる日本と外国のマナーの違い

レストランで感じるマナーの違いとは

日常生活でマナーの違いを一番感じられるのは、食事のシーンではないでしょうか。
特に有名なのは、そばやうどんの食べ方ですね。

おそらく多くの人が知っている通り、音を立てて食べることは海外で最も嫌がられる行為となります。
日本の文化を理解している外国人は、日本人がそばやうどんを食べる際に音を立てていても文句を言わないかもしれませんし、むしろ「日本人のように食べてみたい!」という人もいるかもしれません。

しかし日本食ではないパスタやスープを、同じような感覚でズルズルと音を立てて食べるのは絶対にやめましょう。

また、カトラリーがセットされているような高級店などでは、どの順番に使えばいいのかと悩む人もいるでしょう。

テーブルマナーを習ったことがある人はご存知かもしれませんが、基本的に外側にあるものから使います。

食事の途中でフォークやナイフを置いておきたいときは、ハの字になるように置き、食べ終わったときは揃えておくというのもテーブルマナーの一つです。

置き方についてはフランス式とイギリス式がありますが、どちらも間違いではないので特に気にする必要はないかと思います。

また、日本では会計をカウンターで行いますが、海外ではウエイターがテーブルまで伝票を持ってきてくれることが一般的です。

「Check please」 とウエイターに伝え、席を離れる前に会計を済ませましょう。

日本人には馴染みのない「チップ」とは

さて、レストランでのマナーを簡単に紹介させていただきましたが、レストランなどのマナーで忘れてはいけないのが
「チップ」ではないでしょうか。

外国人にとってチップとは、労働者に対し感謝の気持ちを表す大切な文化です。
また、チップのことを考慮して給料などが決められていることもあるため、貴重な収入源になっていることも。

一方で、日本と同じようにチップが必要でない国もありますし、チップの相場も国によって様々です。

レストランやタクシーなどでは、多くの国で料金の10〜20%を上乗せしチップとして支払います。

割合の計算が極端に苦手な私は、初めてカナダに行った際に毎回チップの値段を計算していました。
(パッと計算ができないので、会計時にはチップを払えないことも多々ありました。そんな時は食べているときに計算し、帰る際にチップボックスにお金を入れると言う今思えばちょっと恥ずかしいこともやっていました。)

慣れてくると「大体このくらいかなー」と適当に払えるようになりましたし、お釣りをそのままチップボックスへ!という大胆なこともしていました。

しかし、たとえチップを忘れてしまったり、少なく入れてしまったりしても、文句を言う人は誰もいませんでした。
(もしかしたらカナダの人たちは留学生の受け入れに慣れているので、チップを払えなかった日本人に対しても寛容だっただけなのかもしれませんが・・・。)

日本人はチップの文化がないので初めは戸惑うこともあるかと思いますが、チップ制度のある国では大事な収入源になっていることもあります。

また、労働者に対する礼儀として大事にされている文化ですので、できる限り忘れず支払うようにしましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は海外のマナーについて紹介させていただきました。

留学などの長期滞在はもちろんのこと、ちょっとした旅行でもその国のマナーを知ることは、とても大切ですし守らなければいけません。

日本を訪れている外国人旅行客に対し「あの人はマナーがなっていない!」と感じることもあるかもしれませんが、ただ単にその外国人が日本のマナーを知らなかっただけであって、わざと悪いことをしようとしているとは限りませんよね。

また、海外では逆の立場になることだって考えられます。

お互いの国の特徴を理解し、受け入れることも必要ですので、ぜひ色々な国のマナーを調べてみてくださいね!

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