英語での花言葉と共に!大切な方へ思いのこもった花を贈ろう!

花言葉、バラ、花束

記念日、誕生日、冠婚葬祭と花を贈る場面、贈られる場面は人生の中でも時々ありますが、その時に花言葉を意識したことはありますか?

私は花を買う時に花言葉を意識して買うことはありませんが、花言葉を添えて贈る、花が持っている意味を添えて伝えるとロマンチックですよね。

花たちは季節を教えてくれるだけでなく、ときに私たちの気持ちを代弁してくれます。

今日はその花言葉を英語でご紹介します。

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◆花言葉の起源について

20万種もの種類があると言われる花はその姿かたちといった品種、1年を通して開花季節が違う植物、香りの違いなどで特に女性を癒し楽しませてくれます。

アネモネやかすみ草といった可憐な花、ユリや月下美人といったゴージャスな花、道端に咲くツユクサ、金木犀など、考えてみれば花はそこら中にあります。

花占いという占いもありますね。

では、花言葉っていつからあるのでしょうか。
誰が花言葉なんてロマンチックなことを考えたんでしょうか。

それがどこから来たか、誰から始まったかは定かではないそうです。
諸説あるようですが、トルコが起源という説があります。

17世紀のオスマントルコ時代、花には神様からのメッセージが込められていると考えられ、それぞれの花や草木にふさわしい言葉がつけられ、その後18世紀前半にヨーロッパに伝わりフランスで大ブームを迎えます。

花言葉にはこんな由来があったのですね。

日本へは明治時代に伝わって来ました。
日本の近代化に伴って海外の文化と共に入って来たんでしょうね。

 

◆日本語と英語の花言葉の違い

日本語と英語の花言葉に違いはあるのでしょうか?

花言葉の起源でいったように、日本には明治時代に花言葉が輸入されました。

ほとんどの花言葉は輸入品ですが、日本独自の花言葉もあります。

明治時代以降に新しく日本で開発された品種は、開発した人が花言葉を命名したり、公募で決めたりする場合もあるそうです。

 

◆外国人は花言葉を意識して買う?

特別なイベントのときに花を買うときは花言葉を意識する人が多いのではないでしょうか?

花言葉は外国から輸入されたものですが、外国人も花言葉を意識して買うのでしょうか?

海外の友人に聞いたところ、花言葉を意識して買うそうです。

特別なときに花を贈るそうですが、買う頻度は人によるそうです。

 

◆身近な花と花言葉

世界中で最もみんなが花を買う日、そして誰かに贈る日は「母の日」だと思います。

アメリカや日本では母の日にはカーネーションを贈る風習がありますが、その花言葉って何でしょうね。

カーネーションは花の色によって花言葉が変わり、赤いカーネーション(Red Carnation)は「母への愛」=Love for motherです。

これを英語で表現すると、 The language of Red Carnation is “Love for mother”.
(赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」です。)

花言葉はLanguage of flowers(文の中では上記のように花の名前を入れましょう!)や、Flower languageと言いますが、ここでは私たちに身近な花の花言葉と、それに対する筆者の勝手なイメージとコメントをここでご紹介します。

ついでに英語で花名を覚えちゃいましょう!例文もぜひ、ご参考にしてくださいね。

 

赤いバラ(Red Rose)

情熱的なイメージがある赤いバラ、そのイメージの代表格 「あなたを愛しています」と意味の「I love you」や、「love(愛情)」、「美」という意味の「beauty」

”赤”ということで、「passion(情熱)」、そして「romance(ロマンス)」が花言葉です。

イメージ通りでした!やはり赤いバラは「愛」の象徴ですね!

ちなみに、両手で抱えられない程の大きな赤いバラのブーケをもらうことが夢です(笑)

 

例文
The bunch of the red roses is really suitable for Emma Watson as she has a passion for acting!

(演ずることに情熱を持つエマ・ワトソンには赤い花束がよく似合います!)

I am giving 100 red roses to my fiancé and will make a marriage proposal tonight!

(婚約者に100本の赤いバラを渡し、今晩プロポーズするんだ!)

愛情やロマンスという花言葉を持つ赤いバラですので、そういった感情を持たない友達には勘違いを避けるためにも贈らないほうがいいですね。

 

青いバラ(Blue Rose)

一方で青いバラの花言葉はというと、「神秘的」という意味を持つ「mystery」、「不可能なことを成し遂げる」という意味の「attaining the impossible」

そして、このフレーズはレッスンで恋愛話をする時によく使う(私だけでしょうか)「 love at first sight(一目惚れ)」の花言葉があります。

青いバラはあまり馴染みがないのですが、Love at first sightの意味があるということで、一目惚れした相手に青いバラを渡してみてはいかがでしょうか。

ちょっと怖いですかね。

 

例文
I was given blue roses, I am mysterious?

(青いバラをプレゼントされたんだけど、私って神秘的なの?)

I wonder if Mark will realise that I loved him at first sight when I give him some blue roses…

(青いバラをあげたら、マークは私が彼に一目惚れしてるって気づくかしら。)

青いバラを1本だけなんてちょっと意味深ですが、一目惚れした人には贈って様子を見てみるのも良いかもしれませんね。

 

桜(Cherry blossom)

日本の春になくてはならない、唯一無二の存在として君臨し続ける桜ですが、「精神の美」という意味の「spiritual beauty」、「優れた教育」という意味の「a good education」という花言葉があります。

私たち日本人にとって一番身近で、日本の象徴とも言える桜に優れた教育という花言葉があるとは知りませんでした!

学校に桜の木があるのはこの意味からかもしれません。

 

例文
The language of Sakura is one of a spiritual beauty – it means a matter of life and death.

(桜の花言葉は精神の美であり、生と死の大切さを意味します。)

Almost of all primary schools in Japan have a Sakura tree on their school grounds. Wishing good luck for leavers and new students but also to give a good education.

(日本のほとんどすべての小学校に校庭に桜が植えてあります。卒業生や入学生へ頑張ってという思いと、優れた教育を提供するということです。)

桜は日本人も外国人も大好きな花。春のお花見シーンには花言葉を話題にするのもアイデアです。

 

アジサイ(Hydrangea)

梅雨の時期、アジサイは各所に咲き、切り花としても存在感があるアジサイですが、「冷酷」という意味の「heartlessness」、「高慢」という意味の「boastfulness」

そして極めつけは、「You are cold(あなたは冷たい人)」という花言葉がありました。

あまり良くない花言葉が並ぶとは意外ですよね。

「移り気」という花言葉もあるようですが、これはアジサイの花が開花後に変わることからだそうです。

私はアジサイ好きです。

 

例文
Meigetsuin temple in Kamakura is very famous for its hydrangea. But do most visitors know that the language of them is heartlessness or boastfulness?

(鎌倉の明月院はアジサイでとても有名です。しかし、訪問者は冷酷または高慢が花言葉って知ってるのかしら?)

She is cold, but very attractive like a hydrangea.

(彼女は冷たい人だけど、アジサイのようにとても魅力的だ。)

悪女のような花言葉を持つアジサイ。梅雨時にしっとりと美しいですが、好きな人や上司には贈るかちょっと考えもののお花でした。

 

ひまわり(Sunflower)

続いて夏の花、ひまわりには「愛慕、崇拝」という意味の「adoration」「false riches(偽りの富)」という花言葉があります。

元気いっぱいに太陽に向かって咲くひまわりにfalse riches(偽りの富)という花言葉があることが意外でした。

 

例文
I had the feeling of adoration when I was standing in front of “Sunflowers” by Gogh.

(ゴッホのひまわりの前に立っていたとき、憧れの感情を抱いた。)

Putting one sunflower in my room makes me feel bright. I don’t mind that the language of the sunflower is one of false riches.

(部屋に一輪のひまわりを飾ると気分が明るくなった。私は偽りの富というひまわりの花言葉は気にしない。)

夏と言えばひまわり、背の高いひまわりで迷路を作っているところもあります。

偽りの富とは驚きの花言葉、プライドの高い人へは贈るのを控えるほうがいいかもしれませんね。

 

コスモス(Cosmos)

秋の桜コスモスには「調和」という意味の「harmony」、「平和」という意味の「 peace」、「謙虚」という意味の「 modesty」

そして最後は「愛や人生がもたらす喜び」という壮大な花言葉「 the joys that love and life can bring」があります。

コスモスは花通り、Harmony(調和)Modesty(謙虚)の花言葉があるんですね。

これからコスモスの時期になりますが、これらの花言葉を想って観賞するのもいいですね。

Cosmosの複数形はcosmosまたはcosmosesです。

 

例文
A Cosmos field is very beautiful and I can feel in harmony with nature.

(コスモス畑はとても美しく、私は自然との調和を感じた。)

I want to be a modest person and to have a life of harmony with people around me.Let’s buy some Cosmos!

(謙虚な人になって、私の周りの人と調和する人生を送りたい。コスモスを買いに行こう!)

コスモスにはネガティブな意味が全然込められていませんので、特に9月の誕生花として送るのもおすすめです。

 

シクラメン(Cyclamen)

シクラメンには「遠慮がちな期待」という意味の「timid hope」や、「内気、はにかみ」という意味をもつ「shyness」

そして、なぜか「退職と別れの言葉」という意味の「resignation and good-bye」花言葉を持っています。

冬の花の代表格シクラメンですが、「resignation and good-bye」(退職と別れの言葉)ということで、お別れの時に渡すと良い鉢花なのでしょうね。

例文

Cyclamen is for the Christmas season and the language is one of shyness. I’m shy so I like cyclamen.

(シクラメンはクリスマス時期のお花で、花言葉は内気です。私はシャイなのでシクラメンが好きです。)

I sent a pot of cyclamen to my colleague who is leaving next week, as the language of cyclamen is one of resignation and good-bye.

(来週、辞める同僚に、退職と別れの言葉という花言葉のシクラメンの鉢を送りました。)

あまりにも内気で気にしてしまいそうな人、または入社したばかりの人にはちょっと避けたいのがシクラメンですね!

タンポポ(Dandelion)

子どもの頃よく綿毛で遊んでいたタンポポは、「愛の神託」という意味の「love’s oracle」、「誠実」と言う意味の「faithfulness」、そして 「happiness(幸福)」という意味があります。

なぜタンポポに「神」に関する花言葉があるかというと、古くヨーロッパではタンポポの綿毛で恋占いをしていたのが由来だそうです。

一息ですべての綿毛を飛ばすことができれば「情熱的に愛されている」
少し残れば「心離れの気配がある」
たくさん残ってしまえば「相手があなたに無関心」

という占いもあるそうです。

意地でも一気に吹き飛ばしたくなりますね(笑)

 

例文
I wish you happiness and faithfulness to your wife. The Dandelion reminds you of this!

(幸せにね、そしてあなたの奥さんに誠実でいてね。タンポポがそれを思い起こさせてくれるでしょう。)

Yellow dandelions are everywhere and that brings the happiness of Spring.

(黄色のタンポポがそこら中に咲いていて、春の幸せを感じさせてくれます。)

その黄色という色からも元気の出るタンポポですが、どこでも咲く強さも持ち合わせています。綿毛のようにフラフラするプレイボーイには贈らないほうが賢明でしょう。

 

◆外国人に贈ったらダメな花

花言葉には、たくさん素敵なものがありますね。一方で悪い意味もあります。

外国人に花を贈るとき、避けるべき花を紹介します。日本では菊は主に仏花として利用しますが、海外ではどんな花がだめなんでしょうか。

 

・黄色の花

ロシア、メキシコ、フランスでは黄色の花を贈るのはタブーだそうです。

黄色の花はひまわりのように元気がもらえそうで、好きな人も多いでしょう。ロシアでは黄色の花は縁を切ることを意味するそうです。

 

・チューリップ

ドイツではチューリップは心の無い花、薄情な花と考えられているそうです。

 

・ユリ

ユリは西洋では死を連想する花だそうです。キリスト教では葬式のときにユリがよく使われるそうです。

 

・菊

南米では悪魔の花だと考えられています。

菊に対する考え方は違いますが、南米でも日本と同様に菊が贈り物としてタブーな花なんですね。

 

◆花言葉を英語で贈る時のフレーズ

お花を誰かにプレゼントする時に英語で花言葉を添えて贈ってみる!
なんてロマンチック何でしょう。

「好きな人からこの花にはこんな花言葉があるからこの花を君に贈りたくて」

なーんて言われた日にはどっかに行ってしまいそうになりますね。

Situation:
It’s Jenny’s birthday today and her boyfriend is about to give her a bouquet of red tulips.
(今日はジェニーの誕生日で、彼氏が赤いチューリップの花束を彼女に渡すところです。)

Ken : Happy birthday, Jenny! This is for you.
(誕生日おめでとうジェニー。これ君になんだ。)

(Giving her the bouquet of red tulips)
(赤いチューリップの花束を渡す)

Jenny : Thank you, Ken. These are really beautiful.
Why did you choose this one for me? Did you know I love this one?

(ケンありがとう。本当に綺麗。なんでこの花を選んだの?私がこの花好きって知ってたの?)

Ken : Well, do you know the language of them?
(えっと、この花の花言葉知ってる?)

Jenny : No, I don’t have any idea.
(ううん、知らないわ。)

Ken : True love, eternal love, and romantic love.
These are the meanings of a red tulip. Do you like it?
(真実の愛、永遠の愛、ロマンティックな愛。赤いチューリップが意味するものだよ。気にいってくれたかな?)

Jenny : That’s really sweet. I totally love it.
(なんてスイートなの。本当にありがとう。)

ーーーーーー

Situation:
Today is mother’s day. Sara bought pink carnations for her mother.
(今日は母の日。サラはピンクのカーネーションを母親に買いました。)

Sara : Hi, Mom. This is for you.
(お母さん、これお母さんによ。)

Mother : Oh, that’s beautiful. Thank you, sweetie.
(綺麗なお花ね。ありがとう。)

Sara : The flower meaning of pink carnation is a mother’s love.
You give me a lot of love and I’m so lucky to be your daughter.

(ピンク色のカーネーションの花言葉はね「母の愛」なの。お母さんは私にたくさんの愛を注いでくれて、お母さんの娘でいられて私は本当にラッキーよ。)

Mother : So am I, sweetie.
(私もよ。)

 

◆まとめ

みなさんいかがでしたか?

大切な人にお花を選ぶ時、花言葉を意識して選ぶと素敵ですね。

好きな植物名を日本語名だけでなく英語で言えるようになると、表現の幅が広がって英会話力が高まります。

植物が好きな人はオンライン英会話のレッスンで花言葉について話してみるのもいいですね。

ネイティブキャンプには100ヶ国以上のさまざまな国籍の講師が在籍しています。

さらに英会話スクールの中で唯一無料体験レッスンが7日間もあり、レッスンは受け放題です。それぞれの国で人気がある花について話しましょう。