日本の武道、英語で剣道を説明して国際交流!

最終更新日:2019-06-17

剣道、剣道部、胴着、袴

外国人の中には、日本の武道が大好きな人達が多くいます。

柔道、空手、弓道、相撲、合気道、居合道、そして剣道。

黒澤明作品やラストサムライなど映画を観てから、日本の歴史が好き、侍の武士道に憧れるなど、武道を好きになったきっかけは様々です。

武道好きの交換留学生や旅行者、日本で働いている外国人に出会ったとき、伝統的な日本文化の一つである剣道を説明できたら素敵ですね。

そこでこのブログでは、剣道にフォーカスを当てます。

剣道について、例えば剣道とはどんなもの、そしてその段位の説明の仕方、メンタルの武道という意味、海外でどれほど人気なのか、また外国人との英会話に使える”剣道おもしろチャット”など、様々な角度から剣道に関する情報を紹介してまいります。

また、それぞれの見出しの後半に英訳もありますので、確認してみてください。
(英単語やフレーズの説明もあります!)

それでは早速、日本を代表する武道・剣道の世界をみてみましょう!

 

 

英語で「剣道」は何て言う?

まず最初に、剣道って英語でなんて言うか皆さんわかりますか?

実は、日本の剣道ですが、世界のどの国でも「Kendo」と言う固有名詞で通じます。
(そのまま「ケンドー」と発音します!)

世界的に有名な辞書であるケンブリッジ英英辞典にも「Kendo」という単語が載っていて、
「a sport, originally from Japan, in which people fight using bamboo sticks」
と説明されています。

また、英語の表現にする場合は、「Japanese fencing」となります。

ただし、一部例外として、韓国ではKumdoと呼ばれる場合がありますが、ほぼ全世界でKendoで統一されています。

剣道をする人・剣道家のことは「Kendo player」と呼びます。

 

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剣道を説明してみよう!

日本の武道の一つ、剣道。
早速ですが、剣道を英語で説明してみましょう。

Kendo is one of the traditional Japanese *martial arts – Budo.
(剣道は日本の伝統的な武道の一つです。)

The way of the sword stretches back to the Heian period(8th to 12h century)when the samurai developed the skills to protect themselves and their Lords in battle.
(剣の道として平安時代、侍達が戦いから領主や自分自身の身を守るために様々な技を創り出していきました。)

The All Japan Kendo Federation was founded in 1952.
(全日本剣道連盟は1952年に設立されました。)

Kendo is now considered to be an important part of the education in Japan and it is for all ages.
(剣道はいまや、教育の一環として大切なものとなり、またどんな年齢の人でもできるものになりました。)

Kendo uses a bamboo sword(shinai)and armour(bogu)which is used to protect the body from strikes.
(剣道では、竹刀を使い、防具をつけてお互いに打ち合いをします。)

There are four strike zones – these are men(mask), do(waist), kote(gloves)and tsuki(throat)– which must be struck to achieve points during the competition.
(剣道の試合では得点になる4つのエリアとして面、胴、小手そして突きがあります。)

You don’t get a point if you just hit without using the basic principles, as it is very important that Ki-ken-tai(spirit-sword-body)is clearly evident and used correctly during the striking process in order to gain a point.
(単に打つだけでは得点になりません。大切なのは、気剣体といって、気合・竹刀の動き・体さばきが一緒になった打突になった場合にのみ得点となります。)

Other *important aspects of Kendo are manners and etiquette towards other players and opponents, *rather than simply winning or losing.
(また剣道においては、勝敗よりも他の剣道家や試合相手へのマナーと礼儀がとても大切と考えられています。)

To respect and appreciate your opponent is one of the most important points of Kendo.
(試合相手、稽古相手を敬い、感謝する、これこそが剣道において重要です。)

The way of the sword and the principle of The All Japan Kendo Federation is to develop yourself.
(剣の道として、全日本剣道連盟の理念は、”剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である”としています。)

That is why Kendo is a budo study, not just a sport.
(だからこそ、剣道は武道でありスポーツではないのです。)

*martial arts - 武道、武術
*basic principles - 基本的理念、基本原則
*important aspects - 重要な側面
*rather than~ - 〜というよりむしろ

 

剣道の段位(grade)の言い方とは

それでは、剣道の段位について説明していきましょう!

Kendo grades start from *6th kyu, to the highest grade of 8th dan.
(剣道では六級から始まり、最高位が八段です。)

There is a *condition that you have to be 46 years old or above to start taking 8th dan.
(八段の昇段審査を受けるには、46歳以上という条件があります。)

There is also another condition that you have to wait for a certain period of time to take the next grade. So you are not allowed to keep on leveling up your grades *in a rush.
(また、次の段位を受けるには、一定の時間が必要という決まりもあり、焦ってどんどん昇段しようということはできません。)

For example, you have to practice for at least three years after passing 3rd dan before you can start taking 4th dan.
(例えば、四段の審査を受ける前には三段に昇段した後に3年間はひたすらお稽古に励まなくてはなりません。)

*英語で六級という場合は「6th kyu」、八段という場合は「8th dan」と表現します。

例えば、剣道を5年やっていて二段の人は、
「I have been practicing Kendo for 5 years and I am a 2nd dan」
となります。

*condition - 条件、制約
*in a rush - 急いで

 

気合を英語で言うには?

剣道の稽古や試合を観ると、お互いに大きな声を出し合っていますね。

実はこの「気合」、剣道にとって無くてはならないものなのです。

例えば、試合相手と自分の実力が6:4で劣っていても、メンタルさえ上回っていれば、勝負に勝つ確率が高くなったりします。

打たれても動じない、勝てると自分を信じる、そんなメンタルを鍛えるのが剣道では必要です。

では、どうやるか。

有効なのは、「相手の3倍の声を出す」ことです。
大きな気合によって、集中力を高めたり、緊張感から解放されたりと、自分の剣道にとってとても良い効果があるのです。

面を打つときには「め~ん!」、
胴を打つときには「ど_お~!」、
小手を打つときには「こて~!」
と言った具合に気合を入れます。

英語での表現でも気合は同じです。

「Men!」「Do!」「Kote!」となり、剣道をしている外国人は日本語も学べるというわけです。

Kendo is called “a mental sport” which means you have to have a strong mental attitude if you are able to win against even stronger graded people.
(剣道はメンタルの武道と言われており、つまり段位が自分よりも高く強い対戦相手に勝つには精神的に強い心構えがなければいけません。)

To *strengthen the attitude is a very important part of Kendo
(その心構えを強くすることは剣道に置いて非常に重要な部分です。)

If you have a bigger Kiai three times than your opponent, there is a possibility that you can win.
Kiai *consists of  “Men!”,”Do!”, Kote! and so on.

(もし対戦相手よりも三倍の気合いがある場合は試合に勝つ可能性があります。気合いには「面」「胴」「小手」などがあります。)

*strengthen - (〜を)強くする
*consists of - 〜からなる

 

剣道用語リスト

ここで、剣道の関連用語をみてみましょう。

竹刀 Shinai
道衣 uniform
面 Men
胴 Do
小手 Kote
垂 Tare
手ぬぐい Tenugui
道場 Dojo(club)
師範 master
剣道道場(剣道場)Kendo hall
試合 Taikai (competition)

このように、剣道ではほとんどの用語が日本語と同じ表現で使われています。

 

剣道は、海外でも人気?

日本国内では、柔道の10倍ほどの人が剣道をしています。
中学校では2012年から武道の授業が必修となり、剣道もその選択肢に入っています。

それでは、海外での剣道はどういった位置にあるのでしょう。

剣道の登録は、世界で約270万人、そのうち日本は約170万人、そして韓国で約50万人と言われています。

 

ここで、柔道と比べてみましょう。

日本の柔道人口は約18万人、ところが世界では400万人ほどいます。

ここで注目すべきは、剣道はオリンピック種目に過去一度もなったことが無いという特徴です。

柔道がオリンピック競技であり、その知名度が高いことが柔道世界人口に影響しているのではと思われています。

剣道がなぜオリンピック競技になったことがないか?

これはオリンピック競技になることで、剣道が礼儀や精神を重んじる武道でなくスポーツになってしまうことを避けるためと言われています。

 

スポーツの試合では、勝った人達がその嬉しさをガッツポーズなどでよく表現しています。

しかし、剣道ではそのような行為はご法度です。

勝ったとしてもそこで一度でもガッツポーズを取れば、残念なことに審判によって勝ちが取り消しされてしまうのです。

つまり、試合の相手に自分と戦ってくれたことを感謝し、相手無しでは自分の勝ちはなかったと考えるのが剣道の理想とする「概念」だからです。

試合の勝ち負けだけにこだわるだけでなく礼儀と作法を重視した「和の精神」が剣道にはあるんですね。

こういった理由で、やみくもに剣道人口を間違った形で広げるつもりはないというのが、現代においてもオリンピック競技になっていない理由と言われています。

このような状況を考えると、剣道は特定の人には大変人気であるものの、世界的に見ると他の競技に比べるとまだまだ有名であるとは言えない武道なのです。

 

Half a million people do Kendo abroad, but it is much lesser when compared to Judo’s 4 million.
(海外では50万人の人々が剣道を行なっています。しかし柔道の400万人と比べると非常に少ないです。)

One of the reasons why there is a gap between Kendo and Judo about this is that Kendo has never been in the Olympics, as The All Japan Kendo Federation and Kendo players don’t want Kendo to become a sport, and are concerned that Kendo would have to be different.
(この剣道と柔道に関して差がある理由の一つとして、剣道は一度もオリンピック競技になったことがないことです。全日本剣道連盟や剣道の選手は剣道を単なるスポーツにしたくないと考えており、(オリンピック競技になることで)剣道が異なるものになってしますことを懸念しています。)

You can not strike a winning pose with your delight when you win because it shows disrespect towards your opponent, and your win will be taken away from you by referees due to this type of behavior.
(試合に勝った際に嬉しさと共にガッツポーズを行なうことは出来ません。何故ならそれはは対戦相手に対しての尊敬を欠くことなり、このような態度を行なった場合は審判によって勝ちが取り消しされてしまうのです。)

最後に、外国人と剣道について国際交流するときのために、剣道おもしろチャットの例文を紹介しましょう。

 

剣道おもしろチャットで外国人と会話を楽しもう!

Hiroyuki Sanada is an actor in many films, such as “The Last Samurai”, “Rush Hour 3”, “47 Ronin” and many more during his career.
He started Kendo at age 5, that is why he is very good at acting in fighting scenes as a samurai!
(俳優でラストサムライ、ラッシュアワー3や47ローニンに出ている真田広之がいるよね。彼は5歳で剣道を始めたの。だから侍として戦うシーンがあんなに上手なのよ)

If you are a fan of Japanese anime, I can recommend “Bamboo Blade”, “Musashi no Ken” and “Ruro ni Kenshin” which are all Kendo anime!
(もし日本のアニメファンなら、剣道アニメのバンブーブレード、六三_四の剣、るろうに剣心がお勧めだよ)

Normally, you are not allowed to shout but it is avoidable in Kendo since it is the place where you are requested and expected to shout as Kiai. This is very uncommon!
(普段、大声で叫ぶなんて許されないけど、剣道なら気合で叫ぶことが必要とされてるよ、これは滅多にないこと!)

Did you know that World Kendo Championship is held once every three years?
It started in 1970 and the Japan team only lost once against South Korea in 2006. Japan has won the title 15 times.
There must be a huge amount of pressure on the Japanese players, but it proves that they are mentally tough!
(3年ごとに世界剣道選手権大会が開催されているの知ってる?1970年に始まって以来、日本のチームは2006年に韓国に一回敗れただけなのよ。日本はこれまでに15回も優勝してるの。日本の剣道家には大きなプレッシャーがあると思うけど、この連続優勝で日本人がいかにメンタルが強いか証明しているわ。)

The rate of passing 8th dan is less than 1%, meaning that it is the most difficult exam in Japan, even compared to a lawyers bar exam!
(剣道八段の合格率は驚くことに1%以下、これは司法試験より難しく、日本で一番難関の審査と言えるのよ!)

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は剣道にまつわる内容を色々ご紹介してきました。

現在は、日本の文化である剣道に興味がある外国人が大勢います。
(剣道の指導を受けるために実際に日本に滞在したり、住んでいる人達もいます。)

熱い剣道チャットができるよう予習して、国際交流を楽しんでください!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

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