AIが発展すれば会話はいらなくなる?

 

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人の顔のイラスト

「多くの仕事がAIに奪われる」

最近こんなフレーズを耳にする機会が多いのではないでしょうか。
自分の今の仕事やこれからなりたいと思っている職業が、将来無くなるのかなと不安になりますよね。

そんな中、あの世界的なIT企業のGoogleが開発した「AlphaGo」というAIが、囲碁のトップ棋士に対局で勝利した、というニュースが世界中で話題になりました。

今まで半信半疑だった「AIが人を超える」時代の到来が、現実味を帯びてきたとも言えるでしょう。

最近は各社から発売しているスマートスピーカー(AIスピーカー)や、iPhoneアプリの「Siri」のような会話を通じて人間をアシストするような「会話型AI」や、企業への問い合わせをチャットを通じてAIが質問に回答するようなサービスなど、新しいビジネスモデルも次々と産み出されています。

そんな空前のAIブームですが、英会話業界も決して他人事ではありません。

そこで今回は、「AIと英会話の関係」についてご紹介します。

 

筆者も前職は大手英会話スクールの教室長をしていましたが、英会話業界全体がAIの発展にはかなり危機感を感じていました。

AIの発展によって、単純な「スピーキング・リスニング・発音」の繰り返し練習のような従来の英語学習にも、非常に大きな変化が予想されます。

大手英会話スクールも、人間相手でなくAIを相手に会話練習をするようなアプリの開発をすすめています。

それと同時に

「せっかく英語の勉強を頑張っても、AIが発展すればそもそも英会話自体がいらなくなるんじゃないの?」

と不安に思われている方もいると思います。
(不安というより、期待かもしれません笑)

結論から言ってしまうと

「英会話をAIが置き換えることは、まだ当分は難しい」

と言えます。

しかし、そもそもAIとはどのようなものなのでしょうか。
まずはAIについてご説明いたします。

 

1.AIとは

AIの正式名称はArtificial Intelligenceで、日本語でいう「人工知能」という意味です。

人工的にコンピューター上で人間と同じような知能を実現させ、さまざまな業務を人間から代替することを実現するために、研究・開発が進められている技術のことを言います。

 

2.AIのこれまでの発展

近年、世界的にも様々な分野でAIが注目され、まさにAIブームといえる状況です。
しかしAIの歴史を紐解けば、実は過去に2回ほどAIブームがありました。

第一次AIブーム

そもそもこの「人工知能(AI)」という言葉は1956年のダーマス会議で、ジョン・マッカーシーによって命名されました。

コンピューターは簡単なパズルや迷路など、ルールやゴールが決まっているゲームの中で、答えを推論し探索する事が出来るようになり1950年代後半〜1960年代に第一次AIブームが起こります。

しかし、当時のAIは、単純なパズルや迷路などのゲームを扱うことはできても、ルールが決まっていない複雑な現実社会の課題を解くことはできないことが明らかになり、AIブームは過ぎ去りました。

第二次AIブーム

その後、第一次AIブームから20年後の1980年代に、第二次AIブームが起こりました。

第一次AIブームで課題だった複雑な情報の処理をこなすために、専門的な情報を「知識」として教え込ませ、AIを実用的なものに発展させようと試みました。

この事を「エキスパートシステム」と言い、様々な専門分野の知識から推論することで、コンピューターが専門家のように振る舞うシステムが生み出されました。

しかし、当時のコンピューターは必要な情報を自ら集めたり、蓄えたりすることが出来なかったので、必要な情報は全て人がコンピューターに一つ一つ教える必要がありました。

あまりにも莫大な量の情報をコンピューターに教え込ませなければならなかった為、1990年代中頃には再びAIブームは過ぎ去さりました。

第三次AIブーム

そして2000年代から第三次AIブームが始まり、今日まで続いています。

第二次AIブームでの課題だった「必要な情報を自ら集めたり、蓄えたりする」という能力は、「ビッグデータ」などと呼ばれる大量のデータを用いることで「機械学習」を可能とさせ、実用可能レベルまで発達させました。

そして知識をAIが自ら学習する「ディープラーニング」の登場が、現在のAIブームの背景にあると言われています。

 

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AIが発展すれば英会話はいらなくなるのか?

筆者が英会話スクールで教室長をしていた時の生徒様からも、

「AIが発展すればこれだけ頑張ってレッスンを受けていても将来的にはあんまり意味なくなるのかな・・・。」

というお声をよくもらいました。

確かに、ドラえもんのひみつ道具の「ほんやくコンニャク」のような未来が実現するなら、英語に限らず「語学学習」自体が不要になりますよね。

今の英会話スクールの形態は大きく分けて「通学型」「オンライン型」に分けられますが、AIの発展によって自動通訳が完璧になれば、このような「英会話業界」自体が消滅する可能性さえあります。

もしそんな未来が実現するなら、筆者も英語の通じない国にもどんどん積極的に旅行にいきたいものです(笑)

ではAIの発展により、果たしてそんな夢のような未来が訪れるのでしょうか?

 

翻訳技術の現状と将来は?

翻訳技術の現状

技術発展が著しいAIですが、翻訳分野においての現状はどうなのでしょうか。
AIは「ほんやくコンニャク」になり得るのでしょうか。

従来は音声を翻訳してテキストとして出力していました。

近年ではAIを用いて、音声を音声で翻訳する「リアルタイム音声翻訳」に関しての研究がすすめられています。

このような動きに対応して、リアルタイム翻訳を身近にする「AIイヤホン」のようなツールも続々と販売されています。

さらに、Google翻訳の画像翻訳も最近注目されています。

これは、スマホで文字画像を撮影すると、その文字がリアルタイムで翻訳され、スマホ画面に映し出されるというものです。

日本においても、2020年のオリンピックイヤーに向けて政府主導で翻訳技術の推進を行っており、NECや富士通といった日本を代表する企業も音声翻訳機の開発や発売を急ピッチですすめているようです。

このように、AIを活用した翻訳は非常に活発な状況ですが、翻訳精度としてはまだ不十分であるといえるようです。

例えば、Google翻訳では2016年に「ニュートラルネットワーク」を使用した翻訳アルゴリズムを導入したことになり、翻訳精度は飛躍的に高まったと言われています。

それでも、少し難しい文章になると、翻訳精度としてはかなり怪しくなります。

例えば先程の文章の一部をGoogle翻訳で、日本語⇒英語⇒日本語に翻訳してましょう。

【日本語(原文)】
日本においても、2020年のオリンピックイヤーに向けて政府主導で翻訳技術の推進を行っており、NECや富士通といった日本を代表する企業も音声翻訳機の開発や発売を急ピッチですすめているようです。

【英語(Google翻訳)】
Japan also promotes translation technology towards the Olympic Year in 2020, and Japanese companies such as NEC and Fujitsu seem to be promoting the development and release of voice translators at a rapid pace .

【日本語(Google翻訳)】
日本はまた、2020年にオリンピック年に向けて翻訳技術を推進しており、NECや富士通などの日本企業は、音声翻訳の開発とリリースを急速に進めているようです。

いかがでしょうか?

一昔前と比べると、かなり翻訳精度は向上しているように感じますが、やはり言葉の壁を完璧に取り払うにはまだ不十分だと感じます。

翻訳技術の将来

現状の翻訳精度は、まだまだ不十分だとお伝えしましたが、一方でこれだけ技術発展が著しい状況で、莫大な開発資金も政府や各企業が翻訳技術に投資をしています。

そのため、10年後にはかなりの精度の翻訳技術が確立されているかもしれません。

「じゃあ、それに期待して英会話の勉強はやめよう!」

と思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
英会話の目的は、英語を話せるようなることではなく人と人との「コミュニケーション」にあります。

例えば、手持ちのスマートフォンに内蔵されている音声翻訳の精度が、十分な機能を有しているものだとして、外国の人と何か会話をするたびにスマートフォンを介して会話をするようなシチュエーションをイメージしてみてください。

そこに「信頼関係」は生まれにくいですよね。

海外旅行では現地の人との出会いやコミュニケーションも旅の醍醐味と言えますし、ビジネスにおいても、機械や通訳を介さずにコミュニケーションを取れるとクライアントから得られる信頼は段違いでしょう。

日本に来る外国人観光客に、音声翻訳を使って話しかけられるより、たどたどしくても、必死に日本語で話しかけて貰った方がより好感が持てませんか?

その国の言語を学ぼうとする事は、その国の文化や習慣を理解する事で、理解しようとしている姿勢が、嬉しいものではないでしょうか。

そして、この感覚は万国共通だと感じています。

つまり、どれだけAIが発展して、翻訳精度が良くなったとしても結局は人と人とのコミュニケーションなので、最終的には「英語を自分の力で話せる人」が強いです。

なので、今も英語学習を頑張っている方や、これから英語学習を頑張ろうと思っている方は

「安心して英会話を学んでください」

学んだ事は決して無駄にならずに、人生をより豊かにしてくれます。

 

さいごに

さて、今回は「AIと英会話」の関係についてご紹介をしました。
今後の将来がどうなるかを考えるとわくわくしてきますね。

先程どんな未来が訪れたとしても、「安心して英会話を学んでください」とお伝えしました。

そこで、大手英会話スクールの教室長をしていた自身の経験から、さいごに、皆さんに「失敗しない英会話スクールの選び方」をお伝えしたいと思います。

・質の高い色んな国の講師に教えてもらえる
・教育カリキュラムがはっきりと公開されている
・受講しやすいようにサポート体制が整っている

この3点は「通学型」「オンライン型」どちらにも共通するポイントです。

しっかりとチェックしましょう。

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まずは一歩を踏み出して、受講してみてはいかがでしょうか。



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