シカゴで地下鉄を乗りこなそう!主な路線や乗り方、気になる治安についても教えます!

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アメリカ第三の都市シカゴは、高層ビル群が立ち並ぶダイナミックな街並みと、文化・芸術が息づく観光地として知られています。

この街を効率よく巡るには、市内の公共交通機関、
特に地下鉄(通称:L)の利用がおすすめです。

カラフルな路線名で親しまれるシカゴの地下鉄は、初めての方でも利用しやすい交通手段です。

ここでは、地下鉄の乗り方から知っておくべき注意点、治安対策まで、シカゴ観光を楽しむために必要な情報をご紹介します。

シカゴの交通事情

シカゴは、アメリカの大都市の中でも公共交通機関が充実している都市として知られており、市内の移動手段は、地下鉄やバス、タクシー、配車サービスなどがあります。

シカゴでは、シカゴ交通局(CTA:Chicago Transit Authority)が交通システムを運営しています。

ダウンタウンエリアでは、駐車場不足や高い駐車料金、慢性的な交通渋滞という問題があるため、公共交通機関の利用がおすすめです。

CTAが運営する高架鉄道と地下鉄は、シカゴで便利な交通手段です。

ダウンタウンの中心部を周回する「ループ」は、高層ビル群の間を縫うように走る姿が印象的で、観光スポットとしても人気を集めています。

また、市内のビジネス街や観光地、レストラン街、ショッピングエリアのほとんどを、高架鉄道と地下鉄で周れます。

バスサービスも市内全域に張り巡らされており、地下鉄の駅から少し離れた目的地に行くのに便利です。

バス停には、電子掲示板で次の便の到着時刻を確認できるシステムも導入されています。

シカゴの公共交通機関の特徴として、定額制の料金システムがあります。

距離に関係なく均一料金で利用できるため、旅行に嬉しい仕組みです。

また、観光客向けに複数日利用可能なパスも販売されており、よく利用する場合は安上がりになります。

タクシーやライドシェアサービスもあります。特にダウンタウンエリアでは、24時間いつでも利用できます。

深夜や大きな荷物がある場合、あるいは悪天候時には、これらのサービスが便利でしょう。

また、シーズン限定で運行される無料トロリーバスは、観光客に人気の移動手段です。

クラシカルな外観と運転手による観光案内が魅力で、シカゴならではの観光ができます。

シカゴの交通システムは、市内だけでなく郊外との行き来も考慮して設計されています。

通勤電車のメトラ(Metra)や郊外バスのペース(Pace)が都市圏全体をカバーしており、空港や郊外のショッピングモール、住宅地へ行けるようになっています。

シカゴの主な地下鉄の路線

シカゴの地下鉄は、色で区別された8つの路線が街を縦横に走っています。

路線図を見ると最初は複雑に感じるかもしれませんが、路線ごとの特徴をつかめば観光もスムーズにこなせるようになります。

シカゴといえば「L(エル)」と呼ばれる高架鉄道が有名です。

街の中心部「ループ」と呼ばれるエリアでは、高層ビルの間を縫うように走る姿は圧巻の光景。

この「ループ」は、文字通り輪のように線路が繋がっていて、多くの路線が通過するハブになっています。

それでは、観光客が特に利用する機会の多い路線から見ていきましょう。

まず欠かせないのが「レッドライン」です。

この路線は北はシカゴ・カブスの本拠地「リグレーフィールド」から、南はホワイトソックスの本拠地「ギャランティード レート フィールド」まで、街を南北に貫いています。

野球ファンなら、試合観戦の際に便利に使えます。

空港を利用する場合は「ブルーライン」と「オレンジライン」を使います。
ブルーラインはオヘア国際空港とダウンタウンを結ぶ大動脈で、オレンジラインはミッドウェイ空港への足として活躍しています。

のんびり観光を楽しみたい方には「パープルライン」がおすすめです。
このラインは名門ノースウエスタン大学のあるエバンストンまで延びています。

アメリカの大学街特有の落ち着いた雰囲気が漂うエリアで、おしゃれなカフェや個性的な店が点在しています。

その他、「グリーンライン」は西部郊外と南部を、「ブラウンライン」は北西部郊外とループを結んでいます。

イエローライン」は北部での支線として、「ピンクライン」は西部郊外とループを繋ぐ路線として、それぞれの地域の足となっています。

シカゴの街は一見歩いて回れそうに見えますが、実はブロックが広くて意外と距離があります。

そんな時は、地下鉄を使って足が疲れないようにしましょう。

シカゴの地下鉄で乗車券を買う方法

シカゴの地下鉄を利用するなら、まずは乗車券の購入方法を押さえておきましょう。

日本の交通系ICカードのように使える「Ventra(ベントラ)」カードがあり、これがあれば地下鉄もバスも快適に乗り降りできます。

Ventraカードは、駅に設置された自動販売機で簡単に購入できます。

クレジットカードはもちろん、現金でも購入可能。

一度購入したカードは繰り返しチャージして使えるので、旅行中はこれ一枚持っていれば安心です。

地下鉄だけでなく、郊外電車のMetraやPaceバスでも使えるので便利です。

スマートフォンを使える方なら、Ventraのアプリをダウンロードするのがおすすめです。

アプリさえあれば、チケットの購入もチャージも数タップで完了。

残高確認も簡単にできます。
ただし、アプリの利用にはアメリカで使える携帯電話が必要なので、旅行に行く前に準備をしておきましょう。

シカゴの地下鉄の乗り方

次は、シカゴの地下鉄の実際の乗り方を見ていきましょう。

基本的な流れは日本の地下鉄とそれほど変わりません。

まずは駅を見つけます。
地上を走る高架区間なら、線路を目印に簡単に見つけられます。

地下駅は、歩道に設置された地下鉄のマークと案内表示が目印になります。

駅の入り口には、そこを通る路線の色が表示されているので、行きたい方向の路線かどうかすぐに確認できます。

駅に入ったら、まずはチケットの購入を行います。

大きな駅には係員がいることが多いので、困ったときは気軽に声をかけてみましょう。
親切に教えてくれるはずです。

改札の通り方は日本のICカードとほぼ同じです。

Ventraカードをリーダーにタッチして、表示が「GO」に変わったらバーを押して進みます

電光掲示板で行き先を確認したら、該当のホームへ向かいましょう。

電車に乗る際は、降りる人を優先するのがマナーです。

また、安全のために人の多い車両を選ぶのがコツです。

車内には電光路線図があり、現在位置が分かりやすく表示されているので、初めての方でも降り忘れる心配はありません。

降りるときは、出口に向かってそのまま進めばOKです。

日本のように改札で切符を通す必要はなく、バーを押すだけで外に出られます。
慣れれば、本当に簡単な乗り物です。

シカゴの地下鉄に関する治安・安全対策

シカゴの地下鉄を利用する際、観光客が気になるのが治安の問題ではないでしょうか。

確かにシカゴは「アメリカの大都市」という性質上、注意すべき点はありますが、基本的なルールを守れば観光に支障をきたすような心配はありません。

まず知っておきたいのが、エリアによって治安に大きな差があるという点です。

レッドラインの最北端にあるハワード駅周辺は、特に注意が必要なエリアの一つ。

ここでは単なる乗り換え以外の目的で駅から出ることは避けましょう。
地元のギャング活動も報告されており、観光客が不用意に立ち寄るべきではありません。

また、ワシントンパーク周辺も要注意です。
一見すると普通の公園に見えますが、凶悪犯罪の発生率が高いエリアとして知られています。

公園内の散策はもちろん、車での立ち寄りも避けるべきでしょう。
どうしても近くに用事がある場合は、タクシーか配車サービスを利用することをおすすめします。

シカゴ・ホワイトソックスの本拠地から南に位置するエングルウッドも、観光客が立ち入るべきではないエリアの一つです。

社会経済的な課題を抱えるこの地域では、残念ながら犯罪発生率が高く続いています。

便利な交通系ICカード「ベントラカード」

日本で暮らしていると、改札をスマートフォンでピッと通れるのが当たり前になっていますよね。

海外旅行に行くと、その便利さを実感することも多いのではないでしょうか。

これに似た仕組みがシカゴにもあるので、訪れる時には、先ほども触れた「Ventra(ベントラ)」という便利なシステムを活用すると良いでしょう。

Ventraの最大の魅力は、スマートフォンひとつで完結できる点です。

専用アプリをダウンロードすれば、チケットの購入からチャージ、改札の通過まで、全てスマホで済ませられます

しかも、CTAの地下鉄やバスだけでなく、郊外電車のMetraやPaceバスまで利用できる優れもの。

特に便利なのが、7日間パスなどの定期券の購入機能です。

事前に購入しても、最初に使った日からカウントが始まるので旅程に合わせて柔軟に使えます。

また、定期券を持っていても、別の交通機関を単発で利用したい場合は、その都度チケットを購入することもできます。

アプリはApp StoreやGoogle Playで「Ventra」を検索してダウンロードするだけです。

慣れない英語での入力は大変かもしれませんが、この便利さを考えれば、十分な価値があります。

まとめ

せっかく観光するなら、現地の交通システムは使いこなしたいものですよね。

シカゴを訪れる際は、ぜひVentraアプリを活用してみてください。

スマートフォン一台で市内の移動が快適になり、旅の時間を有効に使えます。

事前に準備しておけば、現地での切符購入の手間も省けるので、焦ることなく観光できるでしょう。

その土地ならではの便利な移動方法を知っておくことが大切です。

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