イギリス留学を検討しているものの、必要な持ち物が何か不安を感じている方は少なくないでしょう。
本記事では、留学先として人気の高いイギリスに渡航する際に、特に準備しておきたい持ち物について詳しく解説します。
留学生活を安心して快適に過ごすためには、必要な持ち物をリストアップし、忘れ物がないように準備することが大切です。現地で調達できるものとそうでないものを把握し、渡航前に必要な準備をしましょう。
イギリス留学の必需品
イギリス留学を成功させるためには、渡航前に必ず準備しておきたい必需品があります。ここでは、現地での生活を快適に、そして安心してスタートさせるために欠かせない持ち物を詳しくご紹介します。
必需品
留学生活を安心して快適に過ごすために、絶対に忘れてはならない8つのマストアイテムがあります。忘れてしまうと留学ができない原因にもなりかねませんので、必ずリストを作成し、確認するようにしましょう。
1.パスポートとビザ
パスポートとビザは必須であり、これなしではイギリスに入国できません。パスポートに貼付される一時的なビザ(Vignette)は、入国後にBRP(Biometric Residence Permit)というカード型ビザに切り替えるために必要です。6ヶ月未満の短期留学の場合は観光ビザで入国が可能です。
2.入学許可証
入学許可証は、入学先の教育機関から発行され、入国審査の際に提示を求められることがあるため、忘れないようにしましょう。
3.航空券または航空券購入控え
飛行機に搭乗するためには、航空券または購入控えが必要です。帰国便の航空券も提示を求められる場合があるため、合わせて用意しておくと良いでしょう。
4.現金
現金は現地の通貨(ポンド)防犯上のリスクがあるため、必要最小限にしましょう。50ポンド紙幣は使用できない店舗もあるので、20ポンド以下の紙幣を用意するのがおすすめです。
5.クレジットカード
クレジットカードは、イギリスはカード社会であり、多くの場所でカード決済が可能です。異なるブランドのクレジットカードを複数枚持参すると、紛失や利用不可の際に備えられます。タッチ決済対応のカードがおすすめです。
6.海外留学保険の保険証書
海外留学保険の保険証書は、万が一のトラブル時にすぐに連絡できるよう、携帯しておきましょう。
7.薬・処方箋
常備薬や処方箋は、使い慣れたものを日本から持参するのが安心です。イギリスでも薬は購入できますが、体質や体格の違いから、日本人に合う日本の薬の方が安全な場合があります。英文の処方箋があると、現地での受診に役立ちます。
8.携帯電話
携帯電話は、何かあった際にすぐに連絡できる手段として有効です。常に通話可能な状態にしておくと安心です。
これらのマストアイテムは、留学生活を安全かつ快適に送るために非常に重要です。
イギリス到着直後に使うもの
イギリス到着後すぐに必要となるものは、手荷物など、すぐに取り出せる場所にまとめておきましょう。取り出しにくい場所に入れてしまうと、必要な時に取り出せなくなり、困ってしまうことがあります。
電化製品
イギリス留学に持っていくべき電化製品は、電子辞書・辞書アプリ、パソコン・タブレットの2つです。これらの電化製品は、留学生活を快適に、そしてスムーズに送る上で必要不可欠なものです。
1.電子辞書・辞書アプリ
入国審査や到着後の生活で英語が必要になるため、すぐに使えるように電子辞書や辞書アプリを準備しておきましょう。紙の辞書でも構いませんが、電子辞書や辞書アプリの方が持ち運びやすく、検索も簡単です。
2.パソコン・タブレット
イギリスの大学では、オンラインでの手続きや学習が一般的です。パソコンやタブレットは、留学生活を送る上で必須のアイテムと言えるでしょう。図書館やインターネットカフェなど、パソコンを利用できる場所もありますが、自分専用のパソコンやタブレットがあると便利です。
衣類・靴
イギリス留学に持っていくべき衣類と靴は、到着後すぐに着用できるものと歩きやすい靴を中心に準備しましょう。イギリスの気候や生活スタイルに合わせた衣類と靴を選ぶことで、留学生活を快適に過ごすことができます。
渡航中の移動や入国審査を快適に過ごすためには、動きやすく、リラックスできる服装を選ぶことが大切です。
日本から持って行った方がいいもの
イギリス留学の準備では、現地で手軽に購入できるものもありますが、日本から持参した方が便利なものも多くあります。特に、価格や機能面で日本製の方が優れている場合や、使い慣れたものを使いたい場合は、事前に持ち物を整理し、準備しておくことが大切です。
電気・通信関連
まずは変換プラグと変圧器です。日本とイギリスではコンセントの形状が異なるため、変換プラグは必須です。イギリスの電圧は220V〜240Vで、日本は100Vなので、対応していない電気製品を使うには変圧器が必要です。
携帯電話も必要です。携帯電話は、何かあった際にすぐに連絡できる手段として有効です。電話ができるような状態にしていることで安心です。
健康関連
常備薬と、コンタクトレンズ関連です。常備薬は慣れない環境で体調を崩しやすいため、風邪薬、痛み止め、胃薬など、飲み慣れた薬を持っていくと安心です。
またコンタクトレンズと洗浄液はイギリスでも購入できますが、日本のものより高い場合があるため、留学期間分を持っていくと良いでしょう。
学習関連
留学生活を円滑に進めるためには、学習に必要な道具を事前に準備しておくことが重要です。特に、電子辞書、ノート、専門書は、学習効率を向上させる上で欠かせないアイテムと言えるでしょう。
生活用品・衣料品
イギリス留学に持っていくべき生活用品・衣料品は、スリッパ、雨具、パジャマや部屋着、マスクなどです。これらの生活用品・衣料品は、イギリスでの生活を快適に、そしてスムーズに送る上で必要不可欠なものです。
1.スリッパ
イギリスの室内は土足使用が前提ですが、ホテルや寮などではスリッパがあると便利です。長時間の移動や観光で疲れた足を休ませるためにも、スリッパがあると快適に過ごせます。
2.雨具
イギリスは雨が多い国です。折りたたみ傘やレインウェアは必須アイテムです。雨に濡れると体調を崩しやすくなるため、雨具は必ず持参しましょう。
3.パジャマや部屋着
到着後すぐにリラックスできるよう、パジャマや部屋着を持っていくと便利です。イギリスのホテルや寮では、部屋着のまま外出することができない場合があります。パジャマや部屋着があると、室内で快適に過ごせます。
4.防寒対策グッズ
イギリスは、夏でも夜間は涼しく、冬は寒さが厳しいため、渡航の際は適切な防寒対策が必須です。特に、冬に滞在する場合は、十分な防寒具の準備が欠かせません。
5.マスク
イギリスではマスクが手に入りにくい場合があります。感染症対策のためにも、マスクを多めに持参しましょう。イギリスではマスク着用が義務付けられている場所もあります。また、感染症予防のためにも、マスクは常に携帯しておきましょう。
現地で購入できるもの
イギリス留学中に必要となる電気機器、食品、日用品の一部は、現地で手軽に購入することができます。これらのものは、イギリスのドラッグストアやスーパーマーケットなどで容易に手に入るため、日本からわざわざ持参する必要はありません。
電気機器
電化製品の調達方法は、価格、機能、使い慣れ、電圧とプラグ、保証などを考慮して検討しましょう。
1.ヘアドライヤー
ドラッグストアや大型スーパーで幅広い価格帯のものが手に入ります。日本から持参するよりも、現地で購入する方が電圧やプラグの心配がありません。
2.携帯電話
短期留学でも長期留学でも、プリペイド式や契約式の携帯電話を臨機応変に購入できます。SIMフリーの携帯電話を持参すれば、現地のSIMカードを購入して利用することも可能です。
食品
イギリスでは、食品の多くを現地で購入することができます。特に、日本食も一部のスーパーマーケットで購入可能です。
日用品
日用品は、現地でも調達しやすいものがほとんどです。荷物を減らしたい場合は、現地での購入を検討しましょう。ただし、使い慣れたものや、日本でしか手に入らないものがある場合は、日本から持参することをおすすめします。
1.ハンガー・洗濯バサミ
現地で安く手に入ります。服を買った時などでも、お店に頼めばハンガーをもらえることがあります。
2.シャンプー
シャンプーやリンス、石鹸などの日用品は、簡単に購入できます。使い慣れたものがある場合は、日本から持参しても良いでしょう。
持ち物に関するアドバイス・注意点
留学準備においては、荷物の準備が重要な課題となります。持ち物の量だけでなく、国や地域によっては持ち込みが禁止されているものもあるため、事前に情報を収集し、適切な準備を行うことが大切です。
圧縮袋で持ち物をコンパクトに
留学生活では、多くの荷物を運ぶ必要があります。特に衣類はかさばりやすく、スーツケースのスペースを圧迫する原因となります。圧縮袋を活用することで、衣類をコンパクトにまとめ、スーツケースのスペースを有効活用することができます。
Tシャツやセーターなどの衣類を圧縮袋に入れることで、体積を大幅に減らすことができます。
圧縮袋は、留学生活をより快適にするための便利なアイテムです。
持っていけないもの
イギリス留学の際、肉を使った食品や乳製品の持ち込みは禁止されています。これは、イギリス国内の動物や植物の保護、および公衆衛生上の観点から定められた規則です。
肉製品は生肉、加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)、肉エキスを含む食品(レトルトカレー、肉まんなど)を指します。乳製品は、牛乳、チーズ、ヨーグルト、バター、乳製品を含む食品(チョコレート、アイスクリームなど)です。
これらの食品は、動物由来の病気や感染症の侵入を防ぐため、イギリスへの持ち込みが禁止されています。
まとめ
この記事では、イギリス留学の持ち物について解説しました。
イギリス留学の必需品は、パスポートとビザ、入学許可証、航空券、現金、クレジットカード、海外留学保険証書、薬・処方箋、携帯電話の8点です。これらは入国や生活に必須で、忘れると留学できない可能性もあります。現金は最小限に、カード利用がおすすめです。常備薬や処方箋は英文の処方箋があると便利です。携帯電話は連絡手段として重要です。
イギリス到着直後にすぐ取り出せるように、電子辞書やPC、タブレットを手荷物に入れましょう。衣類は到着後すぐ着られるものと歩きやすい靴を。
イギリス留学で日本から持参すると便利なものは多岐にわたりますが、特に重要なのは電気・通信関連、健康関連、学習関連、生活用品・衣料品です。イギリス留学では、ヘアドライヤーや携帯電話は現地調達が便利。食品は日本食も入手可能、カップ麺も安価です。日用品は現地購入がおすすめ。
イギリス留学の荷物準備では、圧縮袋で衣類をコンパクトにまとめることが重要です。また、肉や乳製品など、持ち込み禁止の食品もあるので注意が必要です。
イギリス留学を成功させるためには、事前に綿密な計画を立て、持ち物を検討することが大切です。