
メルボルンは、留学やワーホリ、ホームステイ先として高い人気を誇る都市です。一方で、近年は物価や家賃の上昇が続いており、シェアハウスの相場も気になるポイントとなっています。
滞在費を抑えるには、相場を把握したうえで住まい選びや生活費を工夫することが重要です。本記事では、メルボルンのシェアハウス相場と家賃を抑える5つの節約術を分かりやすく解説します。
メルボルンのシェアハウスの家賃相場
メルボルンはシドニーやブリスベンと並び、オーストラリア国内でも人気の高い都市の一つであり、留学生やワーホリ滞在者にとってシェアハウスは一般的な住居形態です。一般的に週あたり200〜350豪ドル前後が、家賃の目安となります。
相部屋であれば、150〜250豪ドル程度に抑えられることもあります。
ただし、エリアや交通アクセスの良さなどによっても家賃は大きく変わるため注意が必要です。ここでは、メルボルンのシェアハウスの家賃相場をエリア別にご紹介します。
エリア別の家賃相場
メルボルンでは、エリアによって家賃に大きな差があります。代表的なエリアごとの家賃相場は、以下の通りです。
| エリア区分 | 代表エリア | 個室(週) | 相部屋(週) | 特徴 |
| CBD(中心部) | CBD周辺 | 250〜380豪ドル | 180〜280豪ドル | 通学・通勤に便利だが、家賃は最も高い。 |
| インナーサバーブ(中心近郊) | カールトン・リッチモンド・ブランズウィック など | 220〜320豪ドル | 170〜250豪ドル | CBDまで15〜30分。立地と家賃のバランスが良い。 |
| アウターサバーブ(郊外) | グレンウェイバリー・フランクストン など | 180〜260豪ドル | 150〜220豪ドル | 通勤・通学時間は長くなるが、その分家賃相場は低め。 |
表から分かる通り、中心部と郊外では週あたり70〜120豪ドル前後の差が生じることが一般的です。
年間で換算すると、3,000〜6,000豪ドル程度の差になる場合もあり、滞在期間が長いほど家賃差の影響は大きくなります。
一方で、単純に家賃の安さだけで判断するのは適切ではありません。
中心部は通学・通勤時間を短縮できるため、アルバイトや学習時間を確保しやすいというメリットがあります。特に短期滞在者にとっては、時間的コストの削減が生活満足度に直結するケースも少なくありません。
郊外エリアは家賃を抑えやすく、部屋が広い物件も見つけやすい傾向があります。ただし、交通費の増加や移動時間の長さを考慮する必要があります。
電車やトラムの運行本数、終電時間、治安なども事前に確認しておくことが重要です。
中心部と郊外の家賃の違い
メルボルンにおけるシェアハウスの家賃差を、主要な比較項目ごとに整理しました。
※家賃は週あたり豪ドル(AUD)の目安です。
| 比較項目 | 中心部(CBD周辺) | 郊外エリア |
| 家賃相場(個室) | 250〜380豪ドル | 180〜260豪ドル |
| 家賃相場(相部屋) | 180〜280豪ドル | 150〜220豪ドル |
| 交通利便性 | 徒歩またはトラムが中心 | 電車・バスが中心 |
| 部屋の広さ | コンパクトな物件が多い | 比較的広めの物件が多い |
| 生活環境 | 商業施設が集中していて、比較的にぎやか | 住宅街が中心で、静か |
| 物件の競争率 | 高い(すぐ埋まる) | 比較的落ち着いている |
中心部と郊外の最大の違いは、利便性とコストのバランスです。
長期滞在で生活費を抑えたい場合は郊外も有力な選択肢となります。ただし、終電時間や治安、夜間の交通状況なども事前に確認しておくことが重要です。
オーストラリアの生活費も気になる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
シェアハウスのメリット・デメリット
海外滞在や留学、ワーホリにおいて、住まい選びは生活の満足度を大きく左右する重要な要素です。
海外滞在ではホームステイや学生寮などさまざまな選択肢がありますが、中でもシェアハウスは費用を抑えながら現地での生活基盤を整えやすい住居形態として、多くの滞在者に選ばれています。
一方で、家賃の安さや交流のしやすさといった利点がある反面、共同生活ならではの課題も存在します。プライバシーの確保や生活リズムの違いなど、事前に理解しておくべきポイントも少なくありません。
ここでは、シェアハウスのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
シェアハウスのメリット
シェアハウス最大のメリットは、初期費用と生活コストを抑えやすい点です。
一般的な賃貸物件と比べて家具付き物件が多く、ベッドや机、キッチン用品が備え付けられているケースがほとんどです。
そのため、新たに家具・家電を購入する必要がなく、渡航直後でもすぐに生活を始められます。
また、光熱費やインターネット料金が家賃に含まれている物件も多く、毎月の支出管理がしやすい点も利点です。
特に海外滞在では、電気・ガス・水道の契約手続きが煩雑に感じることもありますが、シェアハウスであればその手間を省けます。
さらに、他の入居者と交流できることも大きな魅力です。多国籍の住人と生活することで、語学力の向上や異文化理解につながる機会が自然と増えます。
留学やワーホリなど、滞在そのものを経験として重視する人にとっては、単なる住居以上の価値があると言えるでしょう。
シェアハウスのデメリット
シェアハウスのデメリットは、プライバシーが限定されることです。
キッチンやバスルームなどの共用スペースは他の住人と共同利用するため、生活リズムの違いによるストレスが生じることがあります。
特に早朝・深夜の騒音や清掃状況は、トラブルの原因になりやすいポイントです。
また、住人の入れ替わりが比較的多いため、人間関係が安定しにくい場合もあります。良好な関係が築ければ快適ですが、価値観やマナーの違いによって居心地が左右される可能性も否定できません。
加えて、物件によっては収納スペースが限られていたり、部屋がコンパクトだったりすることもあります。家賃が安い分、設備や築年数にばらつきがあるため、内見時には水回りや防犯面などを丁寧に確認することが重要です。
コスト面のメリットだけで即決せず、生活の質を総合的に判断することが求められます。
シェアハウスが向いている人の特徴
シェアハウスは、柔軟性があり、共同生活に抵抗が少ない人に向いています。
ある程度の生活音や価値観の違いを受け入れられる寛容さがある人であれば、メリットを最大限に活かしやすいでしょう。
また、滞在初期に人とのつながりを作りたい人にも適しています。海外生活では孤立しやすい場面もありますが、同居人がいることで情報交換や生活面でのサポートを受けやすくなります。
語学力を伸ばしたい人にとっても、日常的に英語を使う環境は実践的な学習機会です。
一方で、静かな環境で集中したい人や、強いプライバシーを重視する人には負担が大きく感じられる場合があります。自分の生活スタイルや滞在目的を明確にしたうえで、「コスト」「人との交流」「生活の自由度」の優先順位を整理することが、適切な住まい選びにつながります。
生活費を抑える3つのポイント
メルボルンは日本と比べても生活水準が高く、家賃以外にも食費や交通費などの支出が積み重なりやすい都市です。
ただし、いくつかのポイントを意識することで、無理なく生活費を抑えることは可能です。
ここでは、滞在初期から実践しやすい3つの具体策を解説します。
初期費用と日用品にかかるコスト
渡航直後は、想定以上に出費が増えがちです。家賃のボンド(保証金)や前払い家賃に加え、寝具やキッチン用品、洗剤などの日用品も必要になります。
シェアハウスの場合、家具付き物件が一般的ですが、細かな生活用品は自分で揃えるケースが多いです。
すべて新品で揃えると数百ドル規模になることもあるため、現地のディスカウントストアや中古品サイトを活用すると負担を抑えられます。
また、必要以上に買い込まないことも重要です。短期滞在の場合は、帰国時に処分費用や手間がかかる可能性があります。
まずは最低限の生活用品からスタートし、必要に応じて買い足しましょう。
格安SIMと公共交通機関の活用
通信費と交通費は、毎月固定で発生する代表的な支出です。オーストラリアではプリペイド式のSIMプランが主流で、月20〜40豪ドル程度のプランが一般的です。
大容量プランを選びすぎると無駄が出やすいため、自分のデータ使用量に合った契約を選ぶことが節約につながります。
交通費については、メルボルンでは公共交通カード「myki」の利用が基本です。通学・通勤が定期的にある場合は、定期券形式のパスを利用することで割安になるケースがあります。
住居費と交通費をセットで考えることが、トータルの生活費削減には欠かせません。
自炊の工夫とメルボルンの時給事情
外食は1回あたり15〜25豪ドル程度かかることが多く、頻度が高いと食費は急増します。一方、スーパーで食材を購入して自炊すれば、週60〜100豪ドル程度に抑えることも可能です。
まとめ買いや特売品の活用、作り置きなどを意識すると効率的です。
また、メルボルンの最低賃金は比較的高水準で、カジュアル雇用の場合は時給25豪ドル前後になることもあります(業種や条件により変動)。
アルバイトを行う場合、数時間の勤務で1週間分の食費をまかなえる計算になります。
ただし、収入があるからといって支出が増えてしまっては本末転倒です。生活費を抑える意識を持ちつつ、収入とのバランスを考えた資金管理を行いましょう。
オーストラリアの給料事情は、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
メルボルンで家賃を安く抑える5つのコツ
メルボルンは魅力的な都市である一方、家賃は年々上昇傾向にあります。しかし、住むエリアや生活習慣、収入の工夫次第で負担を抑えることは可能です。
ここでは、実践しやすい5つの具体的な節約ポイントを紹介します。
1. 住む場所を工夫する|郊外やゾーン2を選んで家賃を下げる
メルボルンでは、CBDから離れるほど家賃が下がる傾向があります。
特に公共交通のゾーン2エリアは、中心部より週50〜100豪ドルほど安くなるケースも珍しくありません。
通学・通勤時間とのバランスは考慮が必要ですが、長期滞在であれば郊外を選ぶことで年間数千ドルの差が生まれることもあります。家賃と交通費をセットで比較することが重要です。
2. 自炊を増やす|まとめ買いと簡単メニューで食費節約
外食中心の生活は便利ですが、1回20豪ドル前後かかることも珍しくありません。
スーパーでのまとめ買いや特売品の活用、パスタや炒め物などの簡単メニューを中心に自炊をすれば、週あたりの食費を大きく抑えられます。
作り置きを取り入れることで、時間とお金の両方を節約できます。無理のない範囲で自炊回数を増やすことが継続のポイントです。
3. 光熱費を抑える|電気・ガス・ネット代込み物件を選ぶ
シェアハウスの中には、電気・ガス・水道・インターネット料金が家賃に含まれている物件があります。別契約の場合は月額数十ドルの負担になるため、込み物件を選ぶことで支出を安定させやすくなります。
また、ヒーターやエアコンの使用時間を意識するだけでも光熱費は変わるでしょう。契約前に「Bills included」の有無を確認することが大切です。
4. 収入を増やす|時給の高いアルバイトを探す
オーストラリアは最低賃金が高く、業種によっては時給25豪ドル前後になることもあります。飲食業や物流、週末・夜間シフトは比較的時給が高い傾向です。
限られた労働時間で効率よく収入を得られれば、家賃負担の割合を下げられます。
ただし、学業やビザ条件を優先し、無理のない働き方を心がけることが前提です。
5. お金をかけずに楽しむ|無料の英語学習や地域イベントを活用
生活費を抑えるには、支出を減らす視点も欠かせません。
図書館の無料英会話クラスや地域イベント、公園でのアクティビティなど、費用をかけずに参加できる機会は多くあります。交流の場を上手に活用すれば、語学力向上と人脈づくりを同時に実現できます。
娯楽費を抑えつつ充実した生活を送る工夫が、長期滞在では重要です。
賢く選んでメルボルン生活を最大限に楽しもう
メルボルンでの生活を充実させるには、家賃や生活費を抑える工夫と、自分の目的に合った選択の両立が重要です。住む場所や働き方、日々の支出を見直すことで、無理のない滞在が実現します。
節約と経験のバランスを意識しながら、自分らしいメルボルン生活を築いていきましょう。事前に情報を集め、現地で柔軟に対応する姿勢も大切です。
計画性と行動力が、滞在の満足度を大きく左右します。
◇経歴
高校生の時に海外のボーイズグループを好きになったことがきっかけで、英語に興味を持つ。いつか翻訳なしで彼らが言っていることを理解したいと思い、独学で英語の勉強を始める。
大学は英語力を上げるために、英語関連の学部に進学。英語がある程度できるようになり、海外旅行が大好きになる。将来は旅をしながら仕事をしたいと思っていた時に、Webライターという仕事に出会う。現在は会社員であるものの、ライターとしても活動中。
◇海外渡航経験
韓国・台湾・フィリピン・台湾・タイ・カンボジア・ベトナム・マレーシア・インドネシア・シンガポール・イギリス・アイルランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツ・ウクライナ・ラトビア・リトアニア・エストニア・ポーランド・スロバキア・ハンガリー・チェコ・オーストリア・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・ポルトガルなど
◇自己紹介
海外旅行が大好きで、これまでさまざまな国に行ったことがあります。複数回訪れた国・都市も多く、中でもタイが一番好きです。長期休暇の旅を楽しみに、日々社会人生活を頑張っています。