今回のブログでは、
ポーランドでの留学
情報を紹介します!
このブログを読むことで以下の3つのポイントが理解できるようになります。
・ポーランド留学のメリット・デメリット
・ポーランドでの留学費用やビザについて
・ポーランドでの音楽留学と、おすすめ都市について
5分で読める記事なので、ポーランド留学の特徴を理解して、今後の留学先の一つとして検討してみてくださいね!
ポーランド留学の特徴・メリット
ポーランドに留学するメリットは大きく3点あります。
◎比較的治安が良く自然豊かで過ごしやすい
◎ポーランド語だけでなく、英語でも学べる講義が多い
◎さまざまな国の学生と交流できる
比較的治安が良く自然が豊かで過ごしやすい
ポーランドはヨーロッパの中でも比較的治安が良い国とされています。
スリや窃盗などの犯罪は発生しているため、注意は必要ですが、日中に比べて夜間の犯罪件数は少なく、公共交通機関は夜間も24時間運行しているため、移動が便利です。
ポーランドの面積は日本の約5分の4で、人口は約3,670万人と、日本の3分の1ほどです。
都市を少し離れると、手つかずの自然が広がり、自然を満喫できる環境があります。
また、ポーランドは日本と同様に四季があり、冬はマイナス10度からマイナス20度に冷え込むことがありますが、夏は湿度が低く、カラッとした晴れの日が続くため、過ごしやすい気候です。
ポーランド語だけでなく、英語でも学べる講義がある
ポーランドの公用語はポーランド語ですが、大学では英語で提供されている学部や授業も数多くあります。
たとえば大学によっては国際関係学部や心理学、医学部などで全ての授業が英語で受講できる大学があります。
また、毎年発行される世界各国の英語能力を比較した「EF English Proficiency Index(EF EPI)」によると、ポーランドは2024年度で世界15位にランクインしています。
これは、英語を母国語としない国々の中では高い水準です。
対照的に、日本は92位、英語留学で有名なフィリピンは22位です。
日常会話でも英語が通じる環境は、大きなメリットと言えるでしょう。
参考リンク:EF EPIについて
さまざまな国の学生と交流できる
ヨーロッパには「エラスムス」という、3ヶ月から12ヶ月間、他のヨーロッパの国に留学できるプログラムがあります。
このプログラムでは、留学先の大学の学費が免除されるだけでなく、滞在費を補助する奨学金も支給されます。
交換留学だけでなく、この制度を利用して多くの学生がポーランドに留学に来るため、さまざまな国の学生と交流することができます。
ポーランド留学の注意点・デメリット
一方で、ポーランド留学にはいくつかのデメリットもあります。
主な点は以下の2つです。
◎留学先としての情報が他の欧州諸国に比べて少ない
◎英語とポーランド語の両方を学ぶと、どちらも中途半端になる可能性がある
ここでは、英語とポーランド語の習得について、詳しくみていきます。
英語とポーランド語の両方の習得が中途半端になる可能性がある
ポーランド語は、第二言語として習得する場合、世界で最も難しい言語の一つだと言われています。
例えば、フランス語、スペイン語、イタリア語などは約24週間、ドイツ語は30週間ほどで習得可能とされていますが、ポーランド語は習得に44週間(約1100時間)かかると言われています。
ポーランド語は英語と同じアルファベットを使用していますが、発音が大きく異なり、独特な文法や多くの語彙があるため、非常に難易度が高いです。
そのため、ポーランド留学の期間中に英語とポーランド語の両方を習得したい場合、必要な時間やカリキュラムを慎重に検討することが大切です。
また、ポーランドで英語を学ぶ環境は整っていますが、日常生活ではポーランド語を理解することが重要です。
例えば、スーパーで日用品を購入する際、商品名や説明はポーランド語で書かれていますし、道路標識もポーランド語表記です。
英語を学ぶ機会は多いものの、ポーランド語が公用語であるため、英語が通じない場面に直面することもあります。
この点を事前に理解しておくことが大切です。
ポーランド留学にかかる費用
ポーランド留学のメリットとして、費用が比較的安いことです。
留学には渡航前の準備費用と渡航後の現地での生活費がありますが、今回は主に現地でかかる費用について詳しくご紹介します。
2025年2月現在、ポーランドはEU加盟国ですが、ユーロではなくズウォティ(PLN)という独自の通貨を使用しています。
そのため、他のユーロ圏諸国と比べて、生活費を抑えやすい特徴があります。
必要な費用の詳細
◎学費
ポーランドの大学に正規留学した場合、大学によりますが、年間で約24〜72万円ほどで学ぶことができ、他のヨーロッパの国と比べると、かなり費用を抑えて留学することができます。
語学学校に通うよりも、大学で学ぶ方がお得に学べる場合もあります。
また、ポーランド語で提供されている公立大学の授業は、学士、修士ともに無料で受講できます。
◎家賃
ポーランドの多くの大学では寮を提供していますが、部屋数が限られているため、シェアハウスや一人暮らしをするケースが多いです。
生活する都市や立地、部屋のタイプにもよりますが、ルームシェアの場合、月々20,000〜30,000円程度、一人暮らしの場合は30,000〜70,000円程度の家賃がかかります。
シェアハウスでは、光熱費を他のルームメイトと分担できるため、コストを抑えやすいです。
一方、一人暮らしの場合は費用が高くなりますが、郊外のアパートを選べば、少し費用を抑えることができます。
◎食費
食費の目安は1ヶ月あたり430〜700ズウォティ(約17,000〜26,000円)です。
ポーランドは他のヨーロッパの国々と比べると物価が低い国ですが、さらに費用を抑えたい場合は自炊をおすすめします。
ポーランドでは、野菜はほぼ計り売りで購入できるため、必要な分だけ買い物することができます。
また、ミルクバルと呼ばれるセルフサービス式の大衆食堂の利用もおすすめです。
1食あたり20ズウォティ(約770円)程度で満足できる量の食事が楽しめます。
◎交通費
ポーランドでは、バスや路面電車(トラム)や、ワルシャワでは地下鉄も利用できます。
ポーランドの公共交通機関は、距離ではなく時間制で運賃が設定されているため、時間内であれば乗り放題です。
日本と同様に定期券を購入できたり、学生証の提示で割引を受けることができます。
奨学金の利用
ポーランド留学では、奨学金を利用することも可能です。
例えば、「ポーランド政府奨学金」では、ポーランドの大学や研究所で学ぶ留学生に対して、月額約1,800ズウォティ(約69,000円※2024/2025年の場合のため、2026年以降金額が変わる可能性があります。)の生活費が支給されます。
他にも、「トビタテ!留学JAPAN」などの奨学金もありますが、応募条件や選考スケジュール、準備などをしっかり確認しておくことをおすすめします。
ポーランド留学で必要なビザ
ポーランドに渡航する際、日本のパスポートを所持している場合、90日以内の滞在であればビザは必要ありません。
ただし、留学を目的とした滞在の場合は、適切なビザの取得が求められます。
ビザ申請には必要書類の準備や手続きに時間がかかるため、詳細については駐日ポーランド共和国大使館の公式サイトを確認し、最新情報を元に手続きを進めてください。
参考リンク:駐日ポーランド共和国大使館ホームページ
ポーランドならでは!音楽留学とは
ポーランドは世界的に名高い音楽大学があり、音楽留学を目指す学生にとって非常に魅力的な国です。
その代表格が、ショパン音楽大学(旧ショパン音楽院)です。
この大学は、数多くの著名な日本人ピアニストを輩出しており、毎年10名ほどの日本人学生が在学しています。
ショパン音楽大学では、専攻レッスンに加え、音楽に関する授業や哲学、美術、言語などの幅広い選択科目を受けることができ、学士・修士の学位を取得することができます。
さらに、博士号を取得することも可能です。
また、校内では毎週コンサートが開催されており、音楽の実践的な経験を積むことができます。
ショパン音楽大学以外にも、クラクフ音楽大学など、ポーランドには数多くの名門音楽大学があります。
音楽大学留学に特化したエージェントも存在するため、音楽大学留学に興味がある方は一度相談してみるのも良いでしょう。
ポーランド留学におすすめの都市
ポーランドの留学先として人気がある都市は、首都ワルシャワと歴史あるクラクフです。
◎ワルシャワ
首都ワルシャワは、公共交通機関が非常に発達しており、快適な生活が送れます。
また、ポーランド国内でトップクラスの大学であるワルシャワ大学もあり、多くの留学生が集まる学問の中心地です。
◎クラクフ
クラクフは、ポーランド王国の首都として栄えた歴史深い都市で、旧市街は世界で最初に登録された世界遺産の一つです。
ここには、ポーランド最古の大学であるヤギェウォ大学があり、ワルシャワ大学と並ぶ名門校として知られています。
まとめ
今回のブログでは、以下の内容について詳しく解説しましたがいかがでしたか?
・ポーランド留学のメリット・デメリット
・滞在費用や奨学金、ビザについての情報
・音楽大学の留学先と首都ワルシャワ、古都クラクフの特徴
ぜひこのブログを参考にして、自分にぴったりの留学先を見つけてください。
そして、しっかり情報を集めて、貴重な留学経験を楽しんでくださいね!
もし英語力に不安がある場合は、ネイティブキャンプを活用するのもおすすめですよ!
※2025年2月17日現在のレートで計算しております。(1ズウォティ=38.267円)