ワーホリの年齢引き上げの噂は本当?31歳以上の人がワーホリ以外に海外で働く方法もご紹介!

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ワーキングホリデー協定を結んでいる国同士なら、海外で働きながら現地での生活を体験できる
通称ワーホリ

しかし年齢制限があるため、いつでも誰でも申し込める訳ではありません。

そんな中、年齢制限の引き上げがあるという噂を聞いた方もいるでしょう。

残念ながら噂は誤情報で、現状では日本国籍を持つ人への対象年齢が引き上げされる予定はありません。

ではなぜそんな噂が出回っているのか、また31歳以上でもワーホリ以外に海外で働ける方法をご紹介します!

一般的なワーホリの年齢制限は18~30歳

 

ワーキングホリデー制度(ワーホリ)とは、休暇を楽しむというのを前提とした留学方法の1つです。

協定国間の若者が国際交流を通して、互いの文化への理解を深めることも目的としていて、就学や滞在費用を補うための就労も認められています。

1980年にオーストラリアとワーキングホリデー協定を結んだのが最初で、現在の
協定国は30ヵ国

基本的にワーホリの対象は申請時の年齢が18歳〜30歳までという決まりですが、アイスランドのみ26歳以下までとなっています。

さらに国によっては年間のワーホリビザ発給数に定員があるので、以下の表を確認してみてください。

国名 対象年齢(申請時) ビザ年間発給数 滞在可能期間
オーストラリア 18歳~30歳 定員無し 1年
ニュージーランド 18歳~30歳 定員無し 1年
カナダ 18歳~30歳 6,500 1年
韓国 18歳~30歳 10,000 1年
台湾 18歳~30歳 10,000 1年
香港 18歳~30歳 1,500 1年
フランス 18歳~30歳 1,800 1年
ドイツ 18歳~30歳 定員無し 1年
イギリス 18歳~30歳 6000 2年
アイルランド 18歳~30歳 800 1年
デンマーク 18歳~30歳 定員無し 1年
ノルウェー 18歳~30歳 定員無し 1年
ポルトガル 18歳~30歳 定員無し 1年
ポーランド 18歳~30歳 500 1年
スロバキア 18歳~30歳 400 1年
オーストリア 18歳~30歳 200 1年
ハンガリー 18歳~30歳 200 1年
スペイン 18歳~30歳 500 1年
アルゼンチン 18歳~30歳 200 1年
チリ 18歳~30歳 200 1年
アイスランド 18歳~26歳 30 1年
チェコ 18歳~30歳 400 1年
リトアニア 18歳~30歳 100 1年
スウェーデン 18歳~30歳 定員無し 1年
エストニア 18歳~30歳 定員無し 1年
オランダ 18歳~30歳 200 1年
ウルグアイ 18歳~30歳 100 1年
フィンランド 18歳~30歳 定員無し 1年
ラトビア 18歳~30歳 100 1年
ルクセンブルク 18歳~30歳 100 1年

参照:外務省 ワーキング・ホリデー制度

上記表の情報は2025年の最新情報ではありますが、興味のある国を決めたら随時、外務省の情報と在日大使館のページで詳細を確認しましょう。

 

ワーホリに年齢制限がある理由

 

なぜワーキングホリデー制度には年齢の制限があるのか、理由は2つあります。

1.ワーキングホリデーは青少年の国際交流が目的のため

2.18歳以上が成人という国が多いため

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

ワーキングホリデーは青少年の国際交流が目的

 

ワーホリは主に青少年(若者)が国際交流をし、他国文化の理解を深め、キャリア形成の促進に活かせることを目的としています。

青少年の年齢範囲をどう設定するかはそれぞれの考えがあるかもしれませんが、18歳〜30歳が一般的に妥当な範囲と言えるでしょう。

 

18歳以上を成人とする国が多い

 

成人年齢の決め方は国によっても異なりますが、17歳は未成年で18歳以上が成人としている国が多いです。

日本でも2022年に民法の改正があり、成人年齢が20歳から18歳に変わりました。

ワーホリの協定国内でも18歳を成人とする国は多くあります。

したがってワーホリ可能年齢を18歳からにしたと考えられます。

 

上限年齢が引き上げられるという噂は本当?

 

ワーホリ情報を調べていると「上限年齢の引き上げ」「年齢制限が35歳までになる」という噂を見聞きすることがあるでしょう。

しかし現状、対象年齢を引き上げると正式に発表している情報はどこにもありません。

したがって今まで通りワーホリを考える方は、30歳までに申請する必要があります(現在アイスランドのみ26歳まで)。

ちなみに申請時に30歳であれば問題ないので、極論で言うと31歳になる誕生日の前日までは申請ができるということです。

またワーホリビザが降りて期限内にさえ入国すれば、入国時に31歳になっていても問題ありません。

もちろん滞在中に32歳を迎えても大丈夫です。

ただし申請書類に不備があり再申請を求められる場合と、ビザ発給数に定員がある国を選んで上限に達したタイミングの場合はチャンスを逃してしまいます。

準備はなるべく早めに始めましょう。

 

上限年齢が引き上げられるという噂が出てしまう理由

 

前項でお伝えしたように、ワーホリの上限年齢が引き上げされる噂は誤情報です。

それではなぜ誤った噂が流れてしまうのか、考えられる理由は2つあります。

・渡航後、最長3年滞在できる国があるから

・対象年齢が引き上げられた国が存在するから

それぞれ詳しく解説します。

 

渡航後、最長3年滞在できる国がある

 

滞在できる期間の長さは国によって違い、延長する方法がある国もあります。

滞在可能期間が最長なのはオーストラリア

特定の条件を満たし申請が通れば、3年間滞在することができます。

また、イギリスの滞在可能期間は最初から2年です。

したがって例えば、オーストラリアのワーホリビザを30歳時点で取得して、31歳に渡航。
そこから3年の延長が成功すれば、34歳まで滞在することができます。

さらに強運の持ち主で、オーストラリア政府が承認したスポンサー会社と出会い、就労ビザを取得できれば(英語力が必要レベルに達している必要あり)最長4年間働くことも可能です。

こういった仕組みが「35歳でもワーホリ申請ができる」という誤情報を生み出したのかもしれません。

 

対象年齢が引き上げられた国が存在する

 

日本国籍の人を対象にした、ワーホリ年齢制限の引き上げは存在しませんが、他の国籍所持者の上限引き上げは実際にあります。

例えば2019年、オーストラリア政府はカナダ・フランス・アイルランドの国籍を持つ人へのワーキングホリデービザ発給年齢を35歳までに引き上げました。

これを機に「日本も引き上げられるのでは?」との憶測が広がり、誤情報が出回ったと考えられます。

間違った情報には惑わされないよう、外務省など公式の情報を確かめましょう。

今は日本国籍者のワーホリ対象年齢が引き上げられる予定はありませんが、いつか変更があれば嬉しいですね。

 

31歳以上の人がワーホリ以外に海外で働く方法

 

海外で働く方法はワーホリだけではありません。
ワーホリ対象年齢じゃないからといって諦めないでください!

31歳以上の人でも海外で働ける方法をいくつかご紹介します。

 

就労可能な学生ビザを発給している国に留学する

 

学生ビザでも働くことが許可されている国に学生として留学すれば、年齢関係なく海外就労を叶えることができます。

ただし学生ビザの就労には、制限があることが多いです。

また語学学校が対象になる国とならない国もあります。

以下、いくつか例をご紹介します。

・オーストラリア

2週間で48時間以内の就労が可能。
休暇期間中は無制限で働けます。

・ニュージーランド

1週間で20時間以内の就労が可能。
休暇期間中は無制限で働けます。 (場合によっては一定条件を満たす必要あり)

・カナダ

カナダ政府認定の学校に通う場合のみ就労可。
(語学学校は対象外)またキャンパス内の就労は簡単ですが、キャンパス外での就労は一定の条件を満たす必要があります。

就労時間は週20時間、休暇期間は週40時間まで。

・アメリカ

学生ビザの就労は可能ですが、原則キャンパス内のみ(キャンパス内のカフェ・売店・教授のアシスタントなど)。
週20時間、休暇期間は制限なしで働けます。

・マルタ

入国から12週間経過し、週15時間以上の授業を受講していれば就労可能です。
ただし、就労先が決まってから就労許可申請をし、許可が降りるまでは働けません。

働ける時間は週20時間以内です。

学生ビザの就労条件は国によって全く違います。

就労条件の難易度が高かったり、制限が厳しいこともあるので、しっかりと調べてから留学先を決めましょう。

 

海外でインターンシップをする

 

インターンシップは、学歴や英語力など受け入れ先が求める条件さえクリアすれば、誰にでもチャンスはあります。

基本的には年齢制限もありません。

ただし短期のインターンシップは無給のことが多いので、注意して探してください。

中でも有名な有給インターンシップはカナダのCo-op(コープ)留学

専門学校に通いながら稼げるプログラムです。

学習内容は英語・専門分野・有給インターンで、専門分野で学んだ分野のみでインターンシップができます。

専門分野を習得するので、日本に帰国後も経験を就職や転職に活かすことができるでしょう。

さらに週20時間以内であれば、学外でアルバイトも可能です。

 

学校卒業後に就労ビザを申請する

 

海外に留学し卒業後、申請できる就労ビザがあります。

アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドで見てみましょう。

・アメリカ

現地の4年制大学や2年制のコミュニティカレッジなどに通い、卒業をすると現地で1年間働ける制度があります(OPT制度)

学校でOPTのためのワークショップがあるので参加をし、移民局に申請をします。

・カナダ

一定の条件を満たす現地の大学やカレッジを卒業すれば、通学した期間と同じ長さの就労ビザを取得することが可能です。

・オーストラリア

学士号以上の学位が取得できれば、最大4年間も働くことができます。

もしくはSkilled Occupation Listという職業リストにある職業に関するコース(2年以上)を修了し、Graduate Work streamという卒業生ビザを取得できれば18ヵ月滞在し、就労が可能です。

・ニュージーランド

一定の条件を満たす現地の専門学校や大学を卒業後、3ヵ月以内であれば1〜3年の就労ビザを申請することができます。

併せてが必要です。

 

雇用主がスポンサーとなる就労ビザを取得する

 

ハードルは高いですが、就労ビザを取得できれば制限もなく働くことができます。

基本的に学歴・職務経歴が重要で、さらには渡航前に就職先を決めなければなりません。

よって事前に現地での勤務先を探すことができるという方にはおすすめです。

また何か自信のある資格・スキルや語学力が必要となるでしょう。

ただしドイツやオランダなど国によっては、就労ビザを取得しやすいと言われる場所もあります。

 

まとめ

 

ワーホリの年齢制限が引き上げされるという噂は間違った情報で、変わらず18歳〜30歳の方が対象です。

ただし、制限年齢は申請時の年齢なので、31歳の誕生日を迎える前までは申請することができます。

また海外で働く方法はワーホリだけではないので、対象年齢ではないからと諦めることはありません。

学生ビザ・インターンシップ・就労ビザなど31歳以上の人でもチャンスはあります!

自分に合った方法と正確な情報を調べ、憧れの海外生活を手に入れましょう。

 

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