一度は訪れたい!フランス東部の都市「シャンベリー」について徹底解説!観光や留学先としての魅力もご紹介!

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「ヨーロッパの田舎で、のんびりとした休暇を過ごしたい」

ゴールデンウィークやお盆などの長休みに入ると、こんな思いを持つ人は多いですね。映画に出てくるような、静かでのどかな田舎町で休暇を過ごすなんて、多かれ少なかれ現代の日本人はみんな憧れを抱いているでしょう。

しかし「ヨーロッパの田舎」とは、いったいどこのことなのでしょうか?

ガイドブックやインターネットでは、主要な都市が主に取り上げられ、観光地の少ない田舎に関する情報は限られています。

そこで今回の記事では、そんな「ヨーロッパの田舎」を代表するような都市、フランスの「シャンベリー(Chambéry)を特集します。

適度に田舎で、でもいい感じの観光スポットがあり治安もいい。のんびりとした旅行にはもってこいの場所です。

シャンベリーの基本情報

まずはシャンベリーの基本情報から見ていきましょう。観光地としてメジャーとは言えないので、どのような場所なのか知らない人も多いのではないでしょうか。

シャンベリーの基本情報

・場所
シャンベリーはフランスの東側のやや南に位置しています。パリはフランスの北部中央にあるため、シャンベリーまでは電車で3時間かかります。パリから日帰りで行くには少し遠いですね。パリよりも、イタリアやスイスのほうが近いです。

・人口と面積
シャンベリーの人口は55,000人、面積は22.99平方キロメートルです。

・言語
もっとも使われている言語はフランス語です。しかし英語も、ほとんどの人に通じます。

・気候
気候に関しては後で詳しく書きますが、ヨーロッパ特有の穏やかで涼しめの気候です。

シャンベリーの歴史

今のシャンベリーがある地域にはもともと、1232年に建国された サヴォイア公国がありました。その後16世紀にフランスがその地域を支配しますが、サヴォイア公国を治めていたサボイア家とフランス王国の間で平和条約が結ばれ、一時フランスは撤退します。しかしサヴァイア家はフランスとの再度の争いを懸念し、拠点を現在のイタリアのトリノに移します。

その後シャンベリーは、サヴォイア公国(サルディーニャ王国)、イタリア、ドイツの支配を行き来し、第二次世界大戦後に フランスの領土として落ち着きました。第二次世界大戦の空襲も生き延びたサヴォイア公城に関しては、次のトピックで触れます。

シャンベリーのおすすめ観光スポット

田舎をアピールをしてきましたが、シャンベリーには文化や歴史、自然をじっくりと味わえる観光地がたくさんあります。シャンベリーを訪れた際に見てまわりたいおすすめ観光スポットを、6つピックアップしました。

シャンベリー美術館

シャンベリー美術館は、旧市街近辺にある美術館です。 ルネッサンスやバロックなどの時代を中心とした作品を約100点ほど展示しています。期間限定での展示作品もあるため、事前に調べてから行くと良いでしょう。定休日は月曜日と祝日、営業時間は10時から18時、入場料は3ユーロ(400円くらい)です。

マルシェ・デ・アール

マルシェ・デ・アールは 旧市街近辺で開催されているマルシェです。マルシェはフランス語で「市場」という意味ですね。だいたい朝から昼くらいにかけて、シャンベリーの名産品が売られます。シャンベリーでは、特に チーズやサラミが人気商品です。地元の人に混じって、地域の名産を買いに出かけるのもいい思い出になりますし、お土産を買うにもちょうどいいですね。

サヴォイア公国の城

シャンベリーの歴史を紹介したときにも出てきましたね。サヴォイア公国の城は13世紀に建てられ、戦争や災害の中でも生き延びた城です。 シャンベリーの長い歴史を直に感じることができるスポットです。入場料なしで内部を見学できるので、気軽に立ち寄れますね。

サン・フランソワ・ドゥ・サレ大聖堂

サン・フランソワ・ドゥ・サレ大聖堂は、16世紀に建てられた大聖堂です。中世後期からルネサンス期にヨーロッパで人気だった フランボワイヤン様式というゴシック建築の様式がそのまま残っており、歴史マニアにはたまらないスポットでしょう。

象の噴水

象の噴水はその名の通り、 象の形を模した噴水です。インドで財を成したシャンベリー出身の将軍、ブノワ・ド・ボワーニュを記念してたてられました。シャンベリーのシンボルとしてシャンベリー市民に愛されており、シャンベリー旅行の記念に訪れるべきでしょう。

シャンベリーの気候

海外旅行初心者の方が犯しがちなミスが、 「気候」です。日本国内なら季節によって気候は感覚でわかりますが、海外は寒暖差が多かったり少なかったり、季節が日本とは逆になったりするため、その感覚がつかみづらいです。しっかり下調べをして、現地の気候に合った準備をしていきましょう。

シャンベリーの気候

シャンベリーは「地中海性気候」で、暖かく穏やかな気候です。1年を通して穏やかで、暑すぎず寒すぎない過ごしやすい気温や湿度が続きます。また山に囲まれているため、季節風の影響が少なく天気が大きく荒れることが少ないのです。

シャンベリーを訪れるのに最適な時季

シャンベリーに行くのに最適な時季は、 春から夏です。シャンベリーは冬はしっかりと寒くなるので、 ジャケットや防寒具は必須になります。そのため冬に訪れると、荷物が若干多くなります。また、春と夏は野外で行われるイベントなども多いため、観光の見どころがふえるでしょう。

シャンベリーでの服装

シャンベリーは日本に比べて、年間を通して気温が低いです。どのシーズンに行くにしても、何か 羽織れるものを持っていくと良いでしょう。また、シャンベリー市内は徒歩での移動が多くなるため、 歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

シャンベリーの治安

日本人ならば、海外旅行の際は現地の治安が気になります。だいたいどこの国に行っても、日本より治安が悪いですからね。フランス・シャンベリーの治安はどのような水準なのでしょうか?

シャンベリーは比較的安全

シャンベリーは、 世界基準で言えば安全な場所です。パリやリヨンといった大都市は少し物騒なイメージがあるフランスですが、比較的田舎のシャンベリーは大きな犯罪が起こることはあまりありません。ただ、やはり 日本よりは治安は悪いです。観光地などの人が集まるところでは、犯罪に巻き込まれることがあるので、滞在中は気を抜かないようにしましょう。

シャンベリーで遭遇しやすい犯罪と対策

・スリ
観光地は、スリにとって最高の儲け場です。うっかりぶつかったフリをしてその隙にポケットから財布を抜き取ったり、2人組で気さくに話しかけてきて、記念写真を撮るなどの絡みと連携プレーで荷物を盗みとったりする輩もいます。 人が密集するところでは常にポケットやバッグに意識を向けておきましょう。

また、急に話しかけられた時は、逃げ出したりする必要はありませんが、一応 荷物やポケットの中身を確認しておくようにしましょう。

・置き引き
レストランなどでトイレに立つ際などはもちろんなのですが、観光名所の写真を撮っている間に、そばに置いていたはずのバッグがなくなっていた、ということはよくあります。置き引き犯は一瞬の隙を狙ってきます。 貴重品は1秒たりとも体から離さないようにしましょう。

・ひったくり
スリのように巧妙ではなく、力尽くで持ち物を奪うひったくりもよくある犯罪です。ハンドバッグなどの獲られやすいバッグは使用を避けるか、貴重品は入れないようにしましょう。 スマホや財布を入れたバッグが獲られたら、その後の対策も難しくなります。

シャンベリー留学の特徴

シャンベリーは留学にも適した都市です。その土地に数年間住むわけですから、当然その土地の特徴は勉学に大きな影響をあたえます。シャンベリー留学の全体的な特徴をまとめました。

コミュニティがこぢんまり

シャンベリーは人が少ないので、 コミュニティが狭いです。それが良いか悪いかは人によりますが、たいていの場合留学生にとっては良く働きます。あまり大きなコミュニティだと、多くの日本人は圧倒されてしまい、現地の人たちと関わることが難しいのです。シャンベリーでは小さなコミュニティがのんびりと関わり合うので、 言語力が低くても、内向的でも人間関係を築きやすいのです。

交通の便が良い

シャンベリー市内は狭いため、生活圏内は 徒歩で十分に移動できます。市内に電車は通っていないのですが、バスが遠っているのと、レンタカーやレンタルサイクルなどがあるため、長距離の移動も困らないでしょう。

静かでのどか

改めて言う必要もないかもしれませんが、 シャンベリーは静かでのどかな場所です。これも良し悪しは人によるのですが、良い場合が多いです。大都市だと観光や遊びに熱が入ってしまう学生が多く、そしてそれに比例してトラブルに巻き込まれる可能性も高くなります。シャンベリーでは遊ぶ場所よりも、 文化を学ぶ場所や安らぎを感じるスポットが多いので、そのようなことが少なくなります。

まとめ

フランス旅行といえば、凱旋門やエッフェル塔のあるパリが定番です。しかし大都会とは少し離れた場所に足を伸ばしてみたら、 フランスの新しい魅力を発見できるかもしれませんね。ちなみに、フランスでは英語が意外と通じるって知っていましたか?

ヨーロッパの中ではめずらしく、英語が話せないというレッテルを貼られているフランス人ですが、それはかなり昔の認識。2025年の今では、 簡単な会話くらいは誰でも普通にできます。フランス語を勉強していっても、もちろん楽しさ倍増ですが、英語も話せるとより安心です。

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