etaの申請方法ってどうするの?「ESTA」「ETAS」「ETIAS」についても解説!

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海外へ行く際、必須のアイテムがパスポートであることは多くの人に理解されています。

では、渡航認証についてはいかがでしょうか?

記事では、国によって呼び方が異なる電子渡航認証について、その意味や申請方法などを解説します。

また、この機会にパスポートとビザの違い、2025年1月からイギリスでも導入されるETAについても情報を紹介しましょう。

渡航がスムーズにできるよう、ぜひ事前にご一読ください。

パスポートとビザの違い

英語を学習している皆さんにとって、旅行者として、または留学者として、観光や語学の体験に様々な国に滞在したいと考えることがよくあるでしょう。

まずは、パスポートとビザの違いについて改めてみていきます。

パスポートとは?

パスポートは、海外へ行く際に使用する個人の身元、そして国籍を証明する政府が発行する「公式の旅行文書」です。

日本では「旅券」と表現することがあります。

航空券を予約するときもパスポートに記載してある情報が必要になりますし、出国そして入国にも実際に提示します。

身分証明としても使用されますが、パスポート本来の使われ方は公式の旅行文書となります。

日本の場合、18歳未満は5年、18歳以上では5年または10年の有効期限から選択します。

申請料金は年齢や申請方法などによって異なりますが、18歳以上の10年旅券で16,000円(2024年現在)です。

パスポートの申請方法

パスポートの新規申請には申請書、写真、本人確認書類や戸籍謄本が必要になります。

日本もようやく、パスポートの申請は2023年3月27日から更新の申請手続きがオンラインでできるようになっています。

この場合、申請者のマイナンバーカードが必要です。

パスポート更新の申請は、有効期限が1年未満となったときから行なうことができます。

なお、初めてパスポート申請をする場合、有効期限が切れて一から申し込みをする場合にはオンラインの対象外となります。

なお、残存有効期間で気をつけたい点は、有効期限ギリギリではなく切れる半年前には切り替え申請をしておくと安心です。

ビザとは?

ビザは査証とも呼ばれ、渡航先の国が外国籍の渡航者に対し、合法的に入国することを許可する公式文書です。

条件無しで誰でも取得できるのではなく、入国するのにふさわしい人物であるか審査の上、発行されます。

例えば、筆者の住むイギリスではどのタイプのビザであっても、英語力の証明を求められます。

ビザは渡航先·渡航目的·滞在期間などによって、就業ビザや学生ビザなど異なる種類があります。

ビザ発給に関しては、相当の手数料が発生します。

日本のパスポートは世界でも価値の高いものとして知られています。

このため、海外旅行や短期滞在でビザを求められないのは渡航先の国からビザ申請が免除されているためです。

ビザの申請方法

申請方法ですが、渡航先の大使館や領事館で行なったり、オンライン申請をする場合があります。

ビザ申請に必要なものは、個人情報などを記載する申請書、パスポートや手数料が基本となりますが、国によっては財政証明書や警察証明書などが求められるケースがあります。

行き先の国の最新情報を得ることをおすすめします。

ここまで、パスポートとビザについて説明しました。

これら2つの大きな違いは、パスポートは自国が発行するもの、ビザは渡航先の国が発行するものであるという点になります。

したがって、イギリスのビザを申請する場合は、業者のサービスを利用しない限り、申請書記入などすべて英語対応となります。

イギリスのビザはイギリス政府が発行するためです。

ビザと「ESTA」「ETAS」「ETIAS」について

さて、ここからは「ESTA」「ETAS」「ETIAS」についてみていきましょう。

皆さんはこれらがどういったものなのか、何の言葉の略なのかご存知ですか?

ESTA·ETAS·ETIASは「電子渡航認証システム」

様々なものへのセキュリティがどんどん厳しくなる時代です。

銀行を介する海外送金も然りですが、やはり人が国と国間を行き来するための安全確保もこれまでよりも必要と考える国が近年、増えてきています。

ESTA·ETAS·ETIASとは、どれも「電子渡航認証システム」を指します。

電子渡航認証システムによって、ビザ免除のプログラムを利用する際に、渡航者の適格性を判断し、渡航が安全であることを確認します。

2009年のアメリカ導入に始まり、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スリランカ、韓国、そしてイギリスでもいよいよ2025年に導入が決定しています。

以下、それぞれを紹介します。

ESTA(Electric System for Travel Authorization)は、アメリが2009年に導入したのが電子システムです。

ETAS(Electric Travel Authority System)はオーストラリアの、ETIAS(European Travel Information and Authorisation System)はEU諸国が使用しているシステムです。

ここまで紹介したとおり、行く先の国によっては、ビザの申請をする必要はないけれど、パスポート以外に電子渡航認証システムへの事前の申請、取得が必須となります。

申請の方法は、公式のサイトからオンラインで申請というやり方が一般的です。以下で、それぞれの申請のページを紹介しましょう。

ESTA·ETAS·ETIASの申請ページ

それぞれの申請ページを紹介します。行きたい、行こうと考えている国があれば、ぜひ、リンクからどのような内容であるかご確認ください。

申請してから結果が出るまではそれぞれでかなり違いがあります。この辺も準備の一環として早めに情報を得て、実行してください。

電子渡航認証制度を導入している国の例と申請方法

ここでは、2025年1月8日に導入が予定されているイギリスのETAを取り上げ、実際にどう申請するのか、申請方法を解説します。

イギリスのETAとは?

イギリスの電子渡航認証システムはETA(Electric Travel Authorisation)です。

ちなみに、Authorisationはイギリス英語で、アメリカのESTAのほうはAuthorizationになっている点も注目しましょう。

イギリスに行く旅行者も半年未満の滞在をする短期留学者も、ビザが不要である「すべての入国者」がETAの取得を求められます。

簡単に言えば、ビザを取得していない人は、イギリスでの滞在期間が何日であれ、ETAの申請をし、取得をしなければイギリスに入国できないということになります。

これにより、イギリスへの入国前に厳密なセキュリティチェックを実施し、入国管理の安全性を確保します。

イギリスのETA申請方法

ETA申請に必要なものは有効なパスポート、メールアドレス、そしてクレジットカード(またはデビットカードやApple Payなど)のみです。

実際の申請はETAのアプリ「UK ETA」をダウンロードして行ないます。

アプリはアップルストア、グーグルストア両方に対応しています。もし、スマホを利用していない場合は、GOV.UK(イギリス政府のウェブサイト)から申請できます。

その他の情報は下記です。

·申請料は10ポンド。

·取得したETAは2年間有効であり、その間であれば何度渡航しても取得したETAが適用されます。

·航空券などの予約前に、ETA申請をします。

·代理人が申請することも可能です。

·申請は2024年11月27日からスタートしています。

·結果取得には約3営業日かかります。これらは登録したメールアドレス宛にメールが送付されます。

·取得したUK ETAは登録した有効なパスポートにリンクされます。

以下、どのように申請をするのかを説明するHome Officeの動画です。英語モードになって、ぜひ視聴してみてください。

Getting started: Applying for a UK ETA

ETA申請サポートとは?

それでも、自分で英語を使ってETAの申請をする自信のない人もいるでしょう。

その場合は、航空会社や振興代行をするサービスを利用するという方法もあります。

電子渡航認証の意味ではない「ETA」って知ってる?

これまで、電子渡航認証システムに関し様々なアルファベットが出てきました。

ETAのElectric(電子)がキーになっていますね。

しかし、電子渡航認証システムという意味ではないETAという言葉もあることを知っていますか?

ETA = Estimated Time of Arrival

もうひとつのETAはEstimated Time of Arrivalの略であり「到着時刻」や「到着予定日」を意味します。

ETAはビジネスでもプライベートでも使われる表現です。応用バージョンとしてETD = Estimated Time of Departureにすれば「出発(出荷)予定時刻」または「出発(出荷)予定日」になります。

まとめ

本記事では、改めてパスポートとビザについての解説、そして各国の電子渡航認証システムについて紹介しました。

英語を学習していれば、電子渡航認証システムのような新しいシステムにも自分で対応することができます。

英語を学び続け、世界の情報にアンテナを貼って、様々な変化への準備ができるようにしていきましょう。

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