日本入国時にVisit Japan Webは必要?登録しない場合の対応も解説

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「Visit Japan Webって何?必要なの?」
「登録しない場合、空港での手続きはどうなるの?」

日本への入国手続きをスムーズにするため、日本政府はオンラインサービス「Visit Japan Web」の利用を推奨しています。

このサービスを使えば、訪日外国人だけでなく、日本人も空港での待ち時間を大幅に短縮できます。

入国審査や税関での混雑が続く繁忙期でも、事前登録を済ませておけばストレスを大きく軽減できるでしょう。

既に多くの人に利用されている便利なサービスですが、Visit Japan Webに登録しないとどうなるのか、あまり知られていないのではないでしょうか。

本記事では、Visit Japan Webの基本的な情報から、登録しない場合の対応方法、利用のメリットや登録手順について詳しく解説します。これから日本に入国予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

Visit Japan Webとは

Visit Japan Webは、日本政府が提供する入国手続きのオンラインサービスです。

パスポートや滞在先、税関申告などの必要情報を事前に登録でき、到着時は専用のQRコードを提示するだけで手続きが完了します。

これまで税関申告は、機内で配布される入国カード、もしくは税関前に設置してあるカードに手書きで記入して提示するという方法のみでした。

しかし、2022年11月にVisit Japan Webが導入されたことで、電子税関申告にパスポートと一緒にQRコードを読み込ませれば、これまでのようにカウンターの行列に並ぶ必要もなく、入国手続きが劇的にスムーズになりました。

もちろん訪日外国人、海外旅行帰りの日本人問わず、日本に入国するすべての人が無料で利用できるサービスです。

Visit Japan Webの登録は必要?

Visit Japan Webの登録は義務ではありませんし、登録しなくても日本に入国できます。

ですが、日本政府も強く推奨しており、未登録の場合の手続きは非効率のため、登録をおすすめします。

一度アカウントを作成して旅行者情報を登録すれば、次回以降は最小限の入力で手続きが可能です。

最近海外では申請カード自体を撤廃している国も出てきましたが、日本は撤廃はしていませんので、アナログな方法でこれまでのように紙の税関申告もできます。

しかし、その場合有人カウンターの列に並ぶ必要がありますので、年末年始、夏休みなどはそれなりの行列になってきます。やはりVisit Japan Webを登録しておけば、大幅な時間短縮に繋がるでしょう。

Visit Japan Webを利用する4つのメリット

それでは、Visit Japan Webを利用する具体的なメリットを4つ紹介していきます。

手続きの簡素化と時間短縮

Visit Japan Webの最も大きなメリットは、何と言っても空港での手続きをスムーズに済ませられることです。

事前に必要情報をオンラインで入力することで、紙の申告書への記入作業が不要になり、スマホやPCで手軽に済ませられます。

入国審査官のいる税関申告カウンターに並ぶ必要もなくなります。

これまで、年末年始やゴールデンウィーク、夏季休暇などの大型連休の際は、入国手続きに長蛇の列ができていましたが、そうしたストレスもなくなります。

帰国前の空いている時間に登録手続きするだけで、大幅な時間の短縮につながります。

家族分を一括登録可能

これまで家族旅行の際、全員が飛行機の中で税関申請書を書いて、全員でカウンターの列に並び、全員が終わるまで出口で家族全員が揃うのを待つなど、とても面倒でした。

Visit Japan Webでは、代表者が同行の家族の分まで入力ができて、QRコードを提示するだけで入国申請と税関申告ができるので、家族旅行での手間がかなり軽減されます。

多言語対応

Visit Japan Webは日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語など、複数の言語に対応しているので、訪日外国人にも使いやすい設計になっています。

日本語がわからない外国人利用者でも安心して利用できます。

安全性と信頼性

Visit Japan Webは日本政府が公式に運営しているサービスであり、個人情報の取り扱いも適切に行われているため、セキュリティ面でも安心です。

Visit Japan Webに登録しない場合の3つの対応

Visit Japan Webを登録しない場合でも、日本への入国は可能です。

しかし、以下の3つのような不便な対応をしなければならない可能性があります。それぞれみていきましょう。

紙の税関申告書を記入する

Visit Japan Webに登録すると、税関や検疫用のQRコードが発行されて、オンラインで税関申告が可能になります。

しかし、登録しない場合はデジタル証明が使えず、すべてアナログな手続きとなりますので、機内や空港で配布される紙の税関申告書を手書きで記入することになります。

手間もかかりますし、記入ミスによるやり直しなどで時間を取られることもあります。

空港での待ち時間が長くなる

Visit Japan Webに登録しておけば、日本到着時の空港で、専用の電子ゲートやファストトラックを利用できるので、スムーズにゲートを通ることができます。

事前登録していない場合は、これまで通り入国審査官のいる通常のカウンター窓口で手続きをする必要がありますので、混雑時には大幅に時間がかかることもあります。

入国審査官とのやりとりが増える

Visit Japan Webに事前登録していれば、パスポート情報や滞在先などが既に登録されているので、改めて入国審査官に確認されることもありません。

未登録の場合は、これらの情報を口頭または紙面で確認されるため、対応に時間がかかる可能性があります。

Visit Japan Webの登録方法・利用の流れ

ここでは、Visit Japan Webの登録方法から利用までの流れについてご紹介します。

1.アカウント作成

Visit Japan Webの公式サイトのホーム画面にアクセスし、メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成します。

登録はパソコンからも出来ますが、実際に利用する時はQRコードを提示するため、スマートフォンで操作するのがおすすめです。

2.渡航者情報の登録

パスポート情報、氏名、生年月日、国籍などの個人情報を入力します。

パスポートが手元にあれば、「カメラで読み取る」を選択することで、パスポート情報を読み取って入力することが出来ます。

うまく撮影ができない場合には、登録方法の選択画面から「自分で入力する」を選んで直接入力も可能です。

その際、パスポートの有効残存期間が6ヵ月未満の場合は、期間に応じて注意メッセージが表示されます。

さらに、任意で日本での連絡先情報を入力します。最後に入力内容を確認し「登録」ボタンを押せば完了です。

ちなみに、帰国のたびに毎回入力する必要はありません。渡航者情報は記録されているので、2回目からは税関申請の入力だけで数分で完了します。

3.スケジュール・滞在情報の入力

続いて、日本到着予定日、フライト情報、日本での滞在先住所など、日本への入国スケジュールを登録します。

帰りの飛行機のチケット情報を手元に用意しましょう。旅行名が登録できるので、「8月10日ハワイ旅行」など、自分で管理しやすい名前を付けておきましょう。

4.税関申告・検疫情報の登録

必要に応じて、健康状態、持ち込み物品、持参現金などの情報を申告します。それに続いて、税関申告の情報を登録します。

先ほど登録した入国予定を選んで「携帯品・別送品申告」をタップします。登録する内容は、紙の税関申告書と同じです。

それぞれの質問について「はい」または「いいえ」をタップし、最後に入力内容を確認すれば完了です。

画面に「検疫」が表示されていると思いますが、現在Visit Japan Webによる検疫手続きは、健康状態の確認のみとなっています。

5.QRコードの発行

すべての登録が完了すると、QRコードが発行されます。搭乗便到着予定日時の6時間前までに手続きを済ませて取得しておきましょう。

時間ギリギリに登録すると、間に合わない場合があるため、早めに登録しておきましょう。

スマートフォンに保存するか、印刷しておいて、日本に到着したら空港のゲートでQRコードを提示します。空港でインターネットがうまく接続できない場合に備えて、スクリーンショットを控えておくと安心です。

6.空港での提示

日本に到着したら、空港の電子申告端末でQRコードを画面に提示すれば、登録済み情報に基づいて入国審査や税関手続きが行われます。あとはスムーズに電子ゲートを出れば入国完了です。

まとめ

Visit Japan Webへの登録は、日本入国時の手続きを大幅に短縮できる便利なサービスです。

登録しなくても日本に入国することは可能ですが、紙の申告書の記入や待ち時間など、面倒な対応を考えると、利用した方が断然スムーズです。

一度登録しておけば、次回の渡航時にはスケジュールと税関申告の情報を入力するだけで完了します。

旅行や帰国の際に混雑や行列を避けたい方、家族旅行や短時間での入国を希望する方は、早めの登録をおすすめします。

これから日本に入国予定のある方は、Visit Japan Webを活用し、より快適でスムーズな旅を実現しましょう。

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