みんなで一緒に盛り上がろう!フィリピンの有名なお祭りをまとめました!

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フィリピンは、旅行先や留学先として、常に日本人から人気がある国のひとつです。そんなフィリピンと聞いて、みなさんはどんなことをイメージするでしょうか?

意外に思われるかもしれませんが、実はフィリピンはお祭りがたくさんある国でもあるんです。

多様な文化を持った人々が暮らしていることや、それぞれに個性のある島が多かったりと、お祭りの種類も同じようにバリエーション豊かです。

そこで、今回の記事では、フィリピンの有名なお祭りをいくつかご紹介していきたいと思います。

そもそもフィリピンのお祭り文化の特徴は何か、シヌログ・フェスティバル、ディナギャン、アティアティハンの祭り、マスカラ・フェスティバル、その他フィリピンで注目のお祭りをご紹介します。

また合わせて、お祭りに行くときに知っておきたい必要な準備や注意事項もわかりやすく解説していきます。

フィリピンに行く予定のある方、フィリピンのお祭りに興味がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

フィリピンの祭り文化

まずは、フィリピンの祭り文化や、その特徴を一緒にチェックしていきましょう!

「フィエスタ」というお祭り文化

フィリピンには、「フィエスタ」というお祭り文化があります。

フィリピンの文化や暮らしを語る上で欠かせないものです。

毎月のようにフィエスタが行われており、その多くが神様への祈りを伝えるものです。

農業や漁業の守護聖人への感謝や、歴史的な出来事を記念したりするものも多いです。

フィエスタでは、島や地域による文化や伝統の違いが色濃く見られます。

カラフルな衣装にも注目

フィエスタで楽しみたいのが、そのカラフルな衣装。フィリピンのフィエスタは数多くありますが、どのお祭りもカラフルで見ているだけで明るく楽しい気分になれます。

また、フィリピン人らしい陽気さや、エネルギッシュさも感じられます。

クリスマスは特別

フィリピンは、国民の多くがキリスト教徒です。

そのため、クリスマスは1年のなかでも特に人々が楽しみにしている行事です。

クリスマスムードはなんと9月からはじまり、街にはクリスマスツリーやイルミネーションが見られます。

海外で暮らしている人も多いフィリピン人ですが、クリスマスや、フィエスタの時期には戻ってきて家族や友人との再会を祝います。

フィリピンの有名な祭り:シヌログ・フェスティバル

フィリピン最大のお祭りが「シヌログ・フェスティバル」です。

毎年1月の第3日曜日にセブ島で開催されます。サント・ニーニョ(=幼きイエス)を祝うセブのダンスパレードです。

フィリピン国内だけでなく、世界中からこのフィエスタを見るために観光客があつまります。

華やかな衣装やメイクが目を引きます。

さらに、太鼓やトランペットの軽快なリズムに合わせて踊るパレードやダンスパフォーマンスは圧巻です。

ちなみに、マゼランがセブ島にやってきてキリスト教を伝えたことがお祭りのルーツとなっています。

サント・ニーニョ(=幼きイエス)は、フィリピンのキリスト教徒の人々にとってとても大切な存在で、守り神のような存在でもあり、崇められています。

フィリピンの有名な祭り:ディナギャン

毎年1月第4週の週末に、パナイ島のイロイロ市で行われるお祭りです。

セブ島からサント・ニーニョ像の複製がイロイロ市へと贈られ、そして先住民族のアティ族との間の平和的な土地取引(譲渡契約)を結んだことを記念するフィエスタです。

ディナギャン(Dinagyang)には、「楽しくする」という意味があります。

祭りに参加する若者たちが、肌を茶色や黒色に塗り、ドラムにあわせてダンスを行います。

若者たちは、先住民族のアティ族の伝統をたたえて、彼らに似た衣装を身にまといます。

ダンスパフォーマンスのほか、水上パレードなどもあります。

観光客から人気の高いフィエスタのひとつであり「すべてのフェスティバルの女王」とも称されます。

フィリピンの有名な祭り:アティアティハンの祭り

1月の第三日曜日を中心として、数日間にわたって行われるフィエスタです。

パナイ島北部のカリボで開催されます。

このお祭りは、13世紀、インドネシアのボルネオ島から訪れた指揮官たちと、先住民族のアティ族との間の平和的な土地取引を記念したのが起源です。

「アティアティハン」とは「アティ族のようにふるまう」という意味があります。

その名の通り、お祭りではダンサーたちがアティ族に扮して肌を黒く塗り、町中を特有のリズム「ハラ・ビラ」に合わせてエネルギッシュなダンスパフォーマンスを披露します。

お祭りの開催は1月ですが、準備や練習は12月からはじまるのだとか。

アティアティハンの祭りはフィリピンの人々から人気のあるフィエスタのひとつですが、そのことがわかるエピソードですね。

フィリピンの有名な祭り:マスカラ・フェスティバル

ネグロス島のバコロドで、毎年10月の第3週に行われるお祭りです。

華やかな衣装はほかのお祭りと似ていますが、マスカラ・フェスティバルがユニークなのは色鮮やかな「仮面(張り子や粘土で作ります)」をつけるという点。

バコロドは砂糖の生産が盛んなのですが、1980年に砂糖の価格が暴落し、人々の生活が危機に陥りました。

そんなとき、そのつらい状況を乗り切るために住民を奮い立たせよう、住民みんなで団結しようという目的ではじまったのが、このマスカラ・フェスティバルなのです。

「マスカラ」というと、化粧品のことをイメージしがちですが、「mass」は「たくさんの」、「kara」は「顔」を意味しています。

笑顔のマスクをつけた人々がストリートダンスを繰り広げます。

その他フィリピンで注目のお祭り

フィリピンには、ほかにもさまざまなお祭りがあります。

たとえば、ミンダナオのダバオでは、8月に「カダヤワン・フェスティバル」が行われます。

収穫祭のひとつであり、花や農産物を祝い、翌年の豊作を祈ります。

土曜日に行われるパレードがお祭りの目玉。

野菜や果物、花々で飾られた美しいフロートが街を練り歩きます。

フィリピンでお祭りに参加する際の準備・注意点

すべてのフィリピンのお祭りに共通するわけではありませんが、いくつか準備や注意しておきたいことがありますので、ご紹介します。

なお、参加したい・見学したいフィエスタが決まっている場合は、あらかじめ公式サイトをチェックしたり、日本大使館が発信している情報などにアンテナを張っておくことをおすすめします。

さまざまな規制が敷かれることがある

特に規模の大きなお祭りでは、さまざまなルールや規制が敷かれることがあります。

たとえば、フィリピン最大のお祭りである「シヌログ・フェスティバル」では、祭りの目玉となる「グランドパレード」当日にいくつかの規制が敷かれます。

たとえば、交通規制です。パレードで使われる道路の周辺が車両進入禁止となります。

車で近くまで行くことはできないため、現場までは歩いていく必要があります。

なお、当日はタクシーがつかまりにくくなったり、空港も混雑します。

時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

また、シヌログ・フェスティバルではアルコール類も禁止となります。

周辺にお酒を持ち込むことができないだけでなく、酔っぱらった状態で会場へ行くことも禁止されています。

さらに、過去のシヌログ・フェスティバルでは、携帯電話の電波が停止されたことがありました。

これは、携帯の電波を利用して爆弾の起爆装置を作動させるといったテロ行為を防ぐ目的があります。

これが実施された場合、ほかの人と携帯を使ったコミュニケーションができなくなりますので、あらかじめはぐれてしまった場合の待ち合わせ場所・方法などを決めておくのが良いでしょう。

またマニラ首都圏で行われるカトリック最大行事のひとつ「ブラック・ナザレ祭」でも、現場周辺は交通規制が敷かれますし、携帯電話を含む通信サービスが遮断される可能性もあります。

持ち物に注意

お祭りでは、多くの人が集まるため、身の回りの持ち物に気を配っておく必要があります。

残念ながら、お祭りはスリや置き引きが起こりやすいです。

持って行くものは必要最低限のものにとどめる、バッグなどは体の前に持つ、多額の現金を持ち歩かないなどの対策が必要です。

なお、お祭りによっては見学時間が長時間にわたることもあります。

フィリピンは1年を通じて暖かな気候が続きますので、飲み物や日焼け止めなどを持っていると便利です。

地元の伝統や習慣を尊重する

こちらはフィリピンに限った話ではありませんが、お祭りでは地元の伝統や習慣を尊重するようにしましょう。

地元のコミュニティーに根ざしたお祭りも多いですし、プライドを持っている方もたくさんいます。

ルールなどを守って、観光客として節度を保った見学をしましょう。

まとめ

今回の記事では、留学や旅行先としても常に人気が高いフィリピンのお祭りについてご紹介していきました。

そもそもフィリピンのお祭り文化の特徴は何か、シヌログ・フェスティバル、ディナギャン、アティアティハンの祭り、マスカラ・フェスティバル、その他フィリピンで注目のお祭りをご紹介し、また合わせて、お祭りに行くときに知っておきたい必要な準備や注意事項もわかりやすく解説していきました。

記事のなかでもご紹介したとおり、フィリピンは私たちも楽しく見学できるお祭りがたくさんありますが、それでも無用なトラブルに遭わず、スムーズに楽しむために気をつけるべきことはたくさんあります。

ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

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