【フィリピン渡航情報まとめ】危険情報から査証(ビザ)情報、必要な渡航書類情報まで!

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観光や留学先として人気のフィリピン

キレイなビーチ
低価格の航空券や留学費用
4〜5時間の近さなど、
様々な点でメリットが多い国です。

そこで本記事では、実際にフィリピンに行くために必要な渡航情報について解説していきます。

フィリピンに渡航するために必要なビザや必要な物、危険情報などについても解説していくので、渡航前にぜひ参考にしてみてください。

フィリピン渡航情報:危険情報

 

外務省が公表している危険情報によると、フィリピンは地域別にレベル1〜3の危険情報が発表されています。

危険レベルごとの目安は以下の通りです。

レベルなし:危険情報なし
レベル1:十分注意してください
レベル2:不要不急の渡航は止めてください
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
レベル4:退避するかつ渡航は止めてください(退避勧告)

フィリピン南部は一部レベル3となっていますが、定番スポットであるセブ島やマニラ付近はレベル1となっています。

そのため夜間の1人歩きを控えるなど、治安や安全対策に配慮すれば観光に問題はありません。

とはいえ、レベル1でも十分に危険度は高く、スリや拳銃強盗などが発生している点には注意しましょう。

また、アジア最大級のスラム街であるトンド地区のスモーキーマウンテンハッピーランドなど、レベル1地区にも危険エリアは存在します。

フィリピンに訪れる際は、自分が訪れる地区がどの程度の安全性があるのかよく調べてから訪れるようにしてください。

 

フィリピン渡航情報:査証(ビザ)情報

 

観光・商用目的での滞在の場合、フィリピンでは30日以内の滞在がノービザで許可されています。

そのため、日本で事前にビザを用意する必要はありません。

ノービザが許されている渡航目的は以下になります。

・観光(旅行・訪問・語学学校の短期留学など)
・商用(会議・セミナーなど)

また、30日以上滞在したい場合も、現地のイミグレーションに行くことで日数をかんたんに延長できます。

60日以上滞在する場合はACR-I Cardが必要になりますが、2回目に日数を延長する時に自動で付与されます。

6か月以上滞在する場合はECCと呼ばれる出国証明書が必要です。

ACR-I CardとECCは観光・留学を問わず必要になるため、長期滞在をする場合には申請を忘れないようにしてください。

一般的な渡航目的の場合はノービザで問題ありませんが、高等学校や大学に留学する場合や貿易取引者・投資家など、ビザが必要になる場合もあります。

 

語学留学する場合

 

語学留学をする場合は留学ビザを前もって申請する必要がある国が多いですが、フィリピンの場合は必要ありません。

30日以内の語学留学の場合は、ノービザのまま語学学校に入学・卒業ができます。

31日以上になる場合は、観光ビザの延長と同じように延長申請を行えば問題ありませんが、学校側が申請を代行してくれる場合も多いです。

そのため、日数に関係なくノービザのままフィリピンに入国して問題ありませんが、語学留学の場合はビザ以外にも以下のような必要なものがあるので注意しましょう。

・SSP(就学許可証)
・SSP-I Card(SSP付属の外国人許可証)
・ACR-I Card(外国人登録証)
・ECC(出国証明書)

滞在日数によって必要なものは変化しますが、どれも入国後に申請することができます。

語学学校が代理申請を行っている場合や、申請サポートを行っている場合が多いため、特に心配する必要はありません。

 

フィリピン渡航情報:必要な渡航書類・登録について

 

フィリピンはビザの申請を行わなくても訪れることが出来ますが、eTravelと呼ばれる渡航申請は行わなくてはなりません。

渡航申請はeTravelの公式サイト、もしくはeGovPHというアプリから申請することが出来ます。

渡航申請は入国の3日前(72時間前)から申請できるため、忘れないようにしましょう。

渡航申請に加えて、フィリピンの場合は30日以内の帰りの航空券の提示が必要になります。

「滞在する日程が確定していない」「31日以上滞在する予定」といった場合には、捨てチケットを用意するようにしましょう。

長期留学の場合には、2023年にこの30日以内の帰りの航空券の条件が廃止されたため、用意する必要がなくなりました。

そのため、留学期間に合った帰りの航空券を購入してください。

また、入学許可証も持っておく必要があります。

ただし、確実にこの廃止ルールが適用されているかは怪しいため、無事に入国できるか不安な場合は捨てチケットを用意しておくと良いでしょう。

 

eTravel/eGovPH

 

eTravelとは、フィリピンに入国する際に必要になる、フィリピン政府に対しての渡航申請です。

フィリピン入国前にはwebサイト上でeTravel申請を行うか、アプリverであるeGovPHで渡航申請を行わなければなりません。

eTravelにはフィリピン到着予定日の72時間前から登録が可能です。

eTravelに登録する時には、下記のような情報を入力することになります。

・氏名・性別・年齢・誕生日・国籍などの個人情報
・パスポートの情報
・入国する人間や航空機・船舶
・渡航目的・航空会社・航空機の便名
・出発国・出発空港・出発日・帰国日・経由地
・到着日や目的地の情報
・健康情報や過去に訪れた国
・税関申告に関する情報
・同伴者に関する情報

上記のような様々な情報を入力してください。

すべて英語で書かれているため、初めて渡航申請をする場合は10分〜30分程度はかかるでしょう。

すべての入力が終わった場合は、eTravel/eGovPH上でQRコードが表示されます。

また、入国審査や税関審査をパスするために、審査官からこのQRコードを提示することを求められる場合もあります。

アプリのeGovPHの方がアクセスしやすく、簡単にQRコードを表示できる上に今後も使いやすいのでおすすめです。

 

捨てチケット

 

捨てチケットとは、日本出国・海外入国する時に帰りの航空券の提示が必要な場合に、実際には使用するつもりのないチケット(捨てチケット)を用意することを指します。

フィリピンでは、基本的に 入国する際に30日以内の帰りの航空券の提示が必要です。

日本から出国する際にも確認されることがほとんどで、必ず準備しておかなければなりません。

しかし、観光ビザを延長して31日以上滞在する場合や、フィリピン到着後に帰りの期日を確定させたい場合もあるでしょう。

そのような場合には、下記のような捨てチケットを用意することがおすすめです。

・48時間以内だけ有効な10ドルチケットを購入する(海外サイト)
・入国後にキャンセル・日程変更できるチケットを購入する
・マニラ→マレーシアのような近距離で格安のチケットを購入する

これらの方法で提示用の捨てチケットを購入し、入国後に帰りの航空券を購入すれば、好きな日程の帰りの航空券を自由に準備できます。

 

ワクチン接種は必要なし

 

2025年時点では、日本を出国する時に必要だったPCR検査など、新型コロナウィルスに関する水際対策は行われていません。

以前はフィリピンへの入国時や日本への帰国時に以下のような証明書が必要でしたが、現在は、必要ありません

・複数回の有効なワクチンの接種証明書
・出国前72時間以内に受けた陰性証明書
・フィリピン入国後の隔離措置
・日本帰国後の隔離措置

 

フィリピン渡航情報:フィリピン入国の流れ

 

フィリピンに入国する時は、残存期間6か月以上のパスポート・eTravelの登録を忘れないようにしてください。

eTravelは出発の72時間前から登録可能です。

ここでは、フィリピンに入国する時の流れを解説していきます。

1.入国審査

パスポートや搭乗券などを提示します。 渡航目的や滞在日数を聞かれる場合がありますが、マニラのニノイ・アキノ国際空港の場合は厳しい審査などはありません。 不審者に思われないように、落ち着いて丁寧に答えましょう。

2.荷物受け取り

荷物受け取り所では、乗ってきた便の番号が書いてあります。 フライト番号を確認し、自分の荷物を受け取ってください。

3.税関申告

輸入規制や課税物品など、申告が必要な場合は指定のレーンで職員に申告をしてください。 eTravelやeGovPHのQRコードを求められる場合があるので準備しておきましょう。

ニノイ・アキノ国際空港の場合は比較的緩く、荷物の中身を確認されることは稀ですが、もしランダム検査に当たった場合は丁寧に対応してください。

 

フィリピンから日本帰国時の流れ

 

フィリピンから日本に帰る時も、フィリピン入国時とするべきことは変わりません。

同じようにフィリピンを出国し、日本に入国していきましょう。

1.チェックイン
2.保安検査
3.搭乗
4.日本帰国
5.入国審査
6.受託手荷物受け取り
7.税関申告

チェックイン〜搭乗までは、日本を出国する時と違いはありません。

自分が乗る航空会社の受付に行き、チェックインを済ませてください。 その後指示された保安検査場に行き、そのまま搭乗ゲートに向かいます。

フィリピンでは出国税(空港税)が課せられますが、現在は航空代金に含まれていることがほとんどなので心配する必要はありません。

空港 出国税の金額
マニラ 550ペソ
セブ 935ペソ

日本人の場合は顔認証ゲートを利用できるため、非常に素早く入国することができます。

日本の税関は厳しめですが、きちんと受け答えすれば問題はありません。

飛行機内で配られる紙の入国カードで持ち込み物品に問題がないかチェックする必要がありますが、到着後にも用意されています。

また、「Visit Japan Web」を使えば、事前にオンラインで申告を行っておくことも可能です。

 

まとめ

 

フィリピンに渡航する時は、ビザなしで簡単に渡航できます。 観光・語学留学を問わずノービザで渡航し、長期間フィリピンに滞在することも可能です。

ただし、ビザは必要ありませんが、eTravelや捨てチケットが必要になります。

この2つを用意すれば、フィリピンへの入国は難しくありません。

フィリピンは治安が優れているとは言えないため、危険情報などを参考にしながら観光や就学を楽しみましょう。

 

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