「失敗しちゃった!」失敗の英語表現とフレーズを紹介!

失敗, 英語, ネイティブキャンプ

「次こそは失敗しないぞ」

「また失敗してしまいました」

「失敗は成功のもとと考えて、前向きにがんばります」

など、「失敗」という言葉は意外と日常生活の会話でもよく使いますよね。

では、みなさんは英語で「失敗」をどのように言うか知っていますか?なんとなくこれかもという単語が思いつく方もいるかもしれません。実は、英語では「失敗」をさまざまな単語で表現することができます。

そこで、今回の記事では、「失敗」を意味する英語表現と失敗に関するフレーズをご紹介します。いずれも覚えておくと便利な表現ばかりです。それぞれ例文とともにわかりやすく解説していきますので、ぜひ例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。

失敗に関する英語表現

さっそく、「失敗」に関する英語表現をチェックしていきましょう!今回は、「mistake」「wrong」「incorrect」「error」「slip」「failure」の6つの表現について、意味やニュアンス、使われる場面などをひとつひとつわかりやすく解説していきます。

Mistake

「mistake」はみなさんになじみがある単語ではないでしょうか。名詞で「失敗」「間違い」「誤り」「誤解」「手違い」「思い違い・勘違い」といった意味があります。

「make a mistake(失敗する・間違える)」のように、動詞「make」と一緒に使うのが一般的です。失敗のなかでも、軽い失敗・間違いというニュアンスがあります。日本語の「ミス」に近いニュアンスです。日本語の「ミス」は「mistake」に由来する和製英語です。英語では「ミス」と言っても失敗は意味しないため、気をつけてくださいね。

なお、大きな失敗と言いたいときには「make a big/huge mistake」のように、「大きい」を意味する形容詞をつけると良いでしょう。

例文

He made the mistake of going against his boss's order.

(彼は上司の命令に逆らうというミスを犯しました。)

Oh no, I made a mistake!

(ああ、間違えてしまいました。)

I have just realised that I made a mistake.

(たった今、間違いをしてしまったことに気づきました。)

I don’t think that’s a big mistake.

(私はそれが大きな間違い・失敗だとは思わないです。)

Hanako says it was her mistake.

(花子は、それは自分のミスだったと言っています。)

Wrong

「wrong」は形容詞で「間違った」「誤った」という意味があります。「正解ではない」というニュアンスがあり、「失敗して正解に至らなかった」ときなどによく使います。

また、動詞「go」を使って「go wrong(うまくいかない、物事が誤った方向に進む)」という形でもよく使われます。

例文

I think she is wrong.

(彼女は間違っていると思います。)

Oh no, I chose the wrong answer.

(ああ、正解じゃない答えを選んでしまいました。)

It seems like everything goes wrong.

(すべてがうまくいかないように思えます。)

This is where a lot of students go wrong.

(多くの学生がここで失敗します。)

The project went wrong.

(そのプロジェクトは失敗に終わってしまいました。)

Incorrect

「correct(正しい)」の対義語である「incorrect」「間違った、不正確な、正しくない」という意味を持つ形容詞です。何かの正しさの反対を表現したい場合に適しています。

例文

Sometimes the doctor's diagnosis is incorrect.

(医師の診断が間違っていることもあります。)

Your answer here is incorrect.

(ここのあなたの答えは間違っています。)

The story in the article was incorrect.

(その記事のストーリーは間違っていました。)

That French restaurant considers jeans incorrect attire.

(そのフレンチ・レストランでは、ジーンズは正しくない服装とされています。)

I think the number here is incorrect.

(ここの数字は間違っていると思います。)

Error

「error」は失敗のなかでも「限られた状況での失敗、限定的な場面での失敗」というニュアンスがあります。たとえば、野球などのスポーツの誤審、裁判の誤審、パソコンなどの機械のエラーなどです。「Mistake」と似たようなニュアンスがあります。

例文

I often make grammatical errors.

(私はよく文法的なミスをしてしまいます。)

Sometimes there is an error of judgment.

(時には判断ミスもあります。)

There are many spelling errors in this article.

(この記事にはスペルミスが多いです。)

We discovered a mathematical error.

(私たちは数学的な間違いを発見しました。)

I uncovered several errors in his paper.

(私は彼の論文でいくつかの誤りを発見しました。)

Slip

「slip」mistakeのように「ちょっとした間違い、ミス」といったニュアンスで使われます。「ヘマをする、うっかり間違える」と訳されることもあります。

例文

He slipped up again.

(彼はまたヘマをしました。)

I try not to slip up on a detail.

(ちょっとしたことで失敗しないようにしています。)

I slipped up again by sending the wrong email to my boss.

(上司に間違ったメールを送るヘマをまたしてしまいました。)

I'm sorry, there was a slip-up.

(申し訳ありません、ミスがありました。)

I realized I’d made a slip-up.

(私は自分の不手際に気づきました。)

Failure

最後にご紹介するのは、「failure」です。「失敗」と言えば「failure」が思い浮かぶ、という方も多いのではないでしょうか。

「failure」全体的な結果としての失敗を表します。目標を達成できなかったときや、テストに落ちてしまったときなどに使われることが多い、直接的な表現です。また、「mistake」よりも重いニュアンスがあります。

対義語は「success(成功)」ですので、その反対の意味・ニュアンスと覚えるのも良いでしょう。

例文

All my efforts met with failure. I'm so sad.

(私の努力はすべて失敗に終わりました。とても悲しいです。)

I felt like a failure when I wasn't accepted into the university.

(大学に受からなかったときは、失敗したような気分でした。)

I am scared by my fear of failure.

(私は失敗を恐れて怖がっています。)

Sadly, our project ended in failure.

(残念ながら、私たちのプロジェクトは失敗に終わりました。)

This is a mortifying failure.

(これは悔しい失敗です。)

This painting is a failure.

(この絵は失敗作です。)

失敗に関するフレーズ

ここまで、「失敗」に関するさまざまな単語をご紹介してきました。ちょっとしたニュアンスの違いや、どのようなシチュエーションで使うのかなどがわかりましたね。

最後にここでは、失敗に関する英語フレーズをご紹介します。

日本語の「失敗は成功のもと」ということわざはよく使いますよね。英語にも似たような表現があります。たとえば、「Failure teaches success.(直訳:失敗が成功を教えてくれる)」は定番の表現です。

ほかにも、似たようなニュアンスを持つ表現としては「You learn from your mistakes.(あなたは失敗から学ぶ)」「Every failure is a stepping stone to success.(全ての失敗は成功への布石だ)」があります。

また、聞いたことがある人も多いかもしれませんが、「No pain, no gain.(痛みなくして得るものはない)」という表現もよく使われます。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、「失敗」に関する英語表現をたくさんご紹介しました。日本語では「失敗」と一言でさまざまな失敗を表すことができますが、英語ではちょっとしたニュアンスの違いによって、いくつかの英単語を使い分けていることがわかりましたね。

また、あわせてご紹介した「失敗」に関するフレーズも覚えておくと、いざというときにすぐに口から出ると思いますので、ぜひ頭に入れてみてくださいね。

今回ご紹介した単語・表現を自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

また、今回学んだ「失敗」を表す英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーはどのように普段の会話で使っているのか聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。

今回ご紹介した「失敗」を表す英語表現をさらに練習しても良いですし、自分がどんな失敗をしたことがあるのか、失敗から学んだことはあるか、失敗しないように気をつけていることはあるかといったトピックで会話をしても良いでしょう。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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