みなさんは、英語を勉強しているときに「weight」という単語に出会ったことはありますか?意外とよく見かける単語かと思いますが、意味や使い方をしっかり理解している方はあまり多くないかもしれません。
それもそのはず。実は「weight」には大きく分けて3つの意味があるからです。また、とてもよく似た単語に「weigh」というものがあり、これと混同してしまうケースも多いです。
そこで、今回の記事では「weight」の意味と使い方を改めて確認していきます。「weigh」との違いや、「weight」を使ったおもしろい英語フレーズについてもあわせてご紹介していきたいと思います。それぞれ例文とともにわかりやすく解説していきますので、ぜひそれらの例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
Weightの意味と使い方
先ほども述べたとおり、「weight」には大きく分けて3つの意味があります。ここからは、「重み」「体重」「重要性」のそれぞれについてひとつひとつ解説していきます。
重みのweight
まずは、重みの「weight」です。何かの物の重量、重さ、または重しなどを指します。お肉の重さや、辞書・辞典など分厚い本の重さ、宅急便・郵便物などの重さといった、私たちの日常生活に身近な「weight」の使い方です。
その商業船は貨物の重みで沈むかもしれません。
イギリスから日本へ小包を送る場合は、サイズと重量のガイドを参照した方がいいですよ。
大きさと重さのせいで、その車は運転が難しいかもしれません。
肉屋では、肉は量り売りされて(重さで売られて)います。
その箱は一人で運ぶには重すぎました。
体重のweight
こちらもなじみがあるかもしれませんが、人の体重を表す際にも「weight」が使われます。よくセットで使われる「身長」は「height」です。また、「体重が増える」は「gain weight/put on weight」、「体重が減る」は「lose weight」と言います。
1ヶ月で人間が安全に減量できる体重はどのくらいですか?
あなたの身長と体重をフォームにご記入ください。
彼に久しぶりに会いましたが、少し体重が減ったように見えました。
ここ数日たくさん食べているので、きっと体重が増えているはずです。
多少の体重の増減はあまり気にしない方がいいですよ。
重要性を表すweight
こちらはあまりなじみがないかもしれませんが、「weight」を使って、物事・存在・意見・言葉などの「重要性・重要さ・重み・影響力」などを表すこともできます。また、何かの責任や重圧、負担などを表す際にも使われます。
証拠の重みと信頼性をチェックすべきです。
借金の重荷は常に彼を悩ませています。
彼は十分すぎるほど自分の役割(責任)を果たしています。
私たちは全員、この新しいプロジェクトの重みを理解すべきです。
彼女のアイデアはいつもチームメンバーから重要視されています。
Weighとの違いって?
「weight」と似ている単語に「weigh」があります。スペルや意味が似ているからこそ、「あれ、この場面ではどっちを使うんだっけ……?」と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
「weigh」は動詞です。「(秤などで)重さ・目方をはかる」、「重さがある」や、「(手に持って)重さを見てみる」という意味があります。また、「(物事を決定するために)比較・品定め・検討・熟考する」という意味でも使われます。発音は「ウェイ」で、過去形と過去分詞形は「weighed」です。
「weight」はこれまでご紹介してきた名詞のほかに、動詞で「~を重くする、~に重みを加える」という意味もあります。基本的には名詞で使われることの方が多いです。なお、体重などを表現する際には「weight」と「weigh」の両方を使うことができます。
毎朝、体重を測っています。
空港に向かう前にスーツケースの重さを量った方が良いですよ。
最終決定をする前に、さまざまな選択肢を検討しましょう。
彼は全員の意見をはかりました。
私は引っ越しのメリットとデメリットを比較検討すべきです。
すべての荷物をはかる必要があります。重さが超過していたら、その分追加料金を払う必要があります。
Weightを使ったフレーズ
最後に、weightを使ったおもしろいフレーズをご紹介します。
A weight lifted off my shoulders
「A weight lifted off my shoulders」は「肩の荷が降りる、気持ちが楽になる」という意味があります。日本語と同じような表現で興味深いですよね。何か重い責任や心配事から解放されたというニュアンスを含みます。「weight」の前に「大きい」を意味する「big」や「huge」などの形容詞がつくことも多いです。
夫に心配していたことを伝えたあと、気持ちがだいぶ楽になりました。
住宅ローンを完済したことで、肩の荷が降りました。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「weight」の意味や使い方について、基礎から丁寧に解説しました。「weight」は私たちの生活の身近なものを表すときに使われているため、よく見かける方も多いはずです。しかし、よく見聞きする単語だからこそ、意外と正確な意味が把握しづらくもあります。
今回の記事でご紹介したとおり、「weight」にはさまざまな意味があります。また、「weight」と「weigh」はスペルも意味もとても似ているため、間違えやすい単語のひとつです。「weight」のそれぞれの意味を適切な場面で使い分けることで、ネイティブスピーカーからも「お、この人は意味を正しく理解しているな」と感心されるはずです。これらの単語を使ったフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、使ってみてくださいね。
また、今回学んだ「weight」について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーはどのような場面で「weight」を使っているのか、感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。
日常生活で「weight」を使った会話の練習をしたり、「weight」のように、ひとつの単語で複数の意味がある英語表現には他にどんなものがあるか、などを講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習や英語力アップにレッスンをフル活用してくださいね。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nativecamp_official/20220421/20220421132205.jpg)
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。よろしくお願いします!
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nativecamp_official/20210422/20210422025631.jpg)
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.