ヨーロッパの英語レベルは高い!?英語留学に穴場の国も紹介

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皆さん、こんにちは。今日は、ヨーロッパの英語レベル事情についてお話をします。

英語圏だけで留学やワーホリを考えているそこのあなた!ぜひ、この記事を読んでヨーロッパ圏も選択の一つに入れてみることをお勧めします。この記事では、ヨーロッパの英語レベルについて、デンマークに交換留学したことのある筆者が経験も交えてご紹介します。

ヨーロッパで英語が通じやすい国はどこ?

まず、ヨーロッパで英語が通じる国はどこでしょうか。

英語留学先といえばイギリスと考えた皆さん、確かに正解です。イギリスは、ご存知の通りヨーロッパの英語圏でもあり英語が通じます。しかし、イギリスには英語以外にも公用語が複数存在します。イギリスでも、地域によっては英語が第1言語ではないところがあるのには驚きです。

ヨーロッパには50以上の国が存在します。そして、ヨーロッパはいくつかの地域に分けられています。ブルガリアやハンガリーと言われる東ヨーロッパや、デンマークやスウェーデンといった北欧など地域分けがされています。ヨーロッパはほとんどの国が陸でつながっているため、移動がしやすいのが特徴です。そういった影響もあり、ヨーロッパは英語を話せる割合が高い印象です。

非英語圏でトップ!オランダ人の大半が英語を流暢に話せるのはなぜ?

では実際に、ヨーロッパで英語が通じやすい国はどこでしょうか。

国際的な教育会社である「EF Education First」が出す英語能力指数の調査では、2023年にオランダが113ヵ国中1位となりました。オランダは英語力ランキングにおいて、2019年から連続で1位をとり続けています。そして、他のヨーロッパの国々も英語ランキング上位にあります。

ちなみに、日本は87位です。アジアでは、23ヵ国中15番目の成績でした。

なぜ、オランダは英語の能力が高いのでしょうか。オランダの公用語はオランダ語ですが、多くの人が英語を話せると言われています。

英語能力が高い理由の一つとして上げられるのが、教育にあります。オランダの英語学習は、多くの学校が小学校1年生から始まるそうです。オランダは、日本の九州ほどの面積しかない小さな国です。経済の市場が小さい分、グローバルな面での活躍が求められたのでしょう。

1986年から英語教育を熱心にしているオランダには、長い歴史があります。一方、日本では2020年より本格的に英語教育が始まりました。一般に、公立学校では小学校3年生から英語の活動が始まります。オランダのように英語が盛んになるには、まだ時間がかかるかもしれません。

また、学校が自由な体裁で決められる英語教育のシステムや、英語教員になるには相当なレベルを要するといったことも、オランダ人が英語を流暢に話せる理由につながっていると考えられます。

参考:EF EPI EF 英語能力指数
https://www.ef.com/assetscdn/WIBIwq6RdJvcD9bc8RMd/cefcom-epi-site/reports/2023/ef-epi-2023-japanese.pdf

ヨーロッパの言語はお互いに影響を受け合っている?英語と似ている言語を紹介

筆者がデンマークに留学した際、ヨーロッパ各国の留学生たちから「日本人はすごい」と言われたことがあります。なぜなら、公用語がアルファベットとは関係ないからです。

ヨーロッパの多くの国が、公用語が英語ではなくてもアルファベットを利用します。そのため、AやBから勉強を始める日本人よりは、英語を覚える上ですでに先をいっているともいえます。

言語は、そもそも発展や影響を受け合いながら、日々変化を続けています。ヨーロッパの言語は、英語と発音やスペルが似ていることが多いです。実際、スイスに住むフランス語を話す友人が、「分からなくて迷ったら、まずは発音してみる。すると、意外に意味が同じだったりする。」と笑いながら話してくれました。

日本語と韓国語の文法が似ていたり、中国と日本では漢字を使ったりするのと同じように、近い国同士で影響しあっているのかもしれません。

ここからは、英語に似ているヨーロッパでの言語について紹介します。

イタリア語

日本ではイタリアン料理で馴染みが深い国です。スペイン語や英語に似ていると言われています。発音がローマ字読みのため、日本人にとって勉強はしやすいです。しかし、「イタリア語が分からないと、イタリアを歩くのは少し難しい」と聞いたことがあるので、難易度は高いかもしれません。英語だけでなく、イタリア語を勉強するのも面白いかもしれません。

スペイン語

スペイン語は、スペインのみならず多くの南米でも使われている言語です。英語の次に習得したい言語として学ぶ日本人が多いイメージがあります。発音がローマ字読みであることも多いため、日本人にも馴染みのある言語として知られています。

ドイツ語

ドイツだけでなく、スイスやデンマークの一部地域ではドイツ語を話す人が存在します。英語に非常に似ていると言われていて、同じ発音をする単語もあるようです。

例えば、chefは英語とドイツ語では同じ単語ですが、意味は英語で「料理人」、ドイツ語で「上司」となります。比較的に英語がどこでも通じるイメージの多いヨーロッパですが、個人的には、ドイツは英語が通じないイメージがありました。影響力が大きい国なので、ドイツ語を学んでみるのもいいかもしれません。

フランス語

フランス語は、フランス語を母国語とする友人が「フランス語は難しい」と言うほど難易度が高いイメージがあります。ただし、ヨーロッパでフランス語を話す地域は、フランスだけでなくスイスやベルギーで一部あります。アフリカのいくつかの地域も、フランス語が公用語です。ヨーロッパへ行くと、フランス語も勉強しておけばよかったと思うほどフランス語もよく耳にします。

母国語以外の言語を一つ習得すると、2つ目、3つ目の言語は比較的簡単に習得できると聞いたことがあります。筆者も留学生時代、同じタイミングで1からデンマーク語の勉強を始めたにも関わらず、日常的に多言語を使いこなすスイス人(公用語がフランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語)や、ベルギー人(公用語がフランス語、オランダ語、ドイツ語)の方が、習得が早かったように感じました。

このように、いくつか言語が話せるようになると、他の言語も簡単に習得ができるのかもしれません。

Europeに関連する表現を例文付きで紹介

ここからは、ヨーロッパに関連する表現を例文つきで紹介していきます。

欧州連合(EU)とは、27のヨーロッパの国々が政治や経済面において協力することで集まった連合です。

In 2020, the United Kingdom withdrew from the European Union.
2020年にイギリスはEUのメンバーではなくなりました。

ユーロとは、EUの多くの国が使える貨幣の単位です。

I can pay by euro in many countries of Europe.
ヨーロッパの多くの国でユーロで払うことができます。

バルト三国とは、エストニア、ラトビア、リトアニアの3つの国のことを指します。ロシアに近い地域にあり、かつてはロシアの支配下にありました。

I heard the Baltic States have really nice views, so I want to go there someday.
バルト三国はとてもきれいな景色だと聞いたので、いつか行ってみたいです。

ボローニャ大学はヨーロッパの名門大学の1つで、イタリアの大学です。世界最古の大学と言われています。ヨーロッパには世界的に有名な名門大学が数多く存在します。

I graduated from the University of Bologna. I am very proud of myself.
私はボローニャ大学を卒業しました。自分自身を誇りに思います。

フットボールは、「football」と書きます。これは、ヨーロッパ英語でイギリスとアメリカでは意味が少し異なるので注意が必要です。イギリスでは、フットボールは「サッカー」の意味で使われます。アメリカでは、「アメリカンフットボール」の意味で使われます。

There are so many strong football teams in Europe.
ヨーロッパにはたくさんの強いフットボールチームがあります。

パリのエッフェル塔と言えば、誰もが知る有名な建物です。ヨーロッパにはたくさんの有名な建築物があります。観光もとても楽しいです。

I went to the Eiffel Tower with my friends when I studied abroad in Europe.
ヨーロッパに留学していた時に、私は友達とエッフェル塔にいきました。

留学するなら非英語圏の国が穴場!オーストリアやオランダなどの国々がオススメの理由

留学したい!と思うと、イギリスなどの英語が第一言語の国を思い浮かべるかもしれません。そういう国は日本人留学生が多かったり、費用が高かったりします。

そこで、非英語圏でもヨーロッパ留学はとてもおすすめです。なぜなら、多くのヨーロッパの人は、英語が流暢に話せる、英語のスコアが低くても交換留学で行ける、費用が抑えられる場合がある、英語で開講している学校の授業などが多くあるなど、利点が盛り沢山だからです。

また、ヨーロッパの人が話す英語には母国語のなまりなどがあって、アジア圏よりも聞き取りにくいなと思った経験があります。一見デメリットに感じてしまうかもしれませんが、ヨーロッパの英語を理解できたらどこの国へ行っても無敵でしょう。

その中でも、留学先として人気な非英語圏の国をご紹介します。

オーストリア

ドイツ語圏のオーストリアですが、先ほどの「EF Education First 」の英語能力指数の調査では、オランダについで上位にランクインしている英語に強い国です。

留学生が多く、国際色が豊かなのも魅力の一つです。留学生が多いと、英語を話す環境が増えるのがメリットです。また、音楽など芸術の国としても有名なので、言語以外にも文化の交流できるのがオーストリア留学の魅力の一つです。

オランダ

先ほども述べたように、オランダは英語がとても盛んな国です。特に、日本とオランダがワーキングホリデーに関して協定を結んだのは、2020年と最近の出来事です。まだあまり知られていない穴場スポットです。

外国人労働者も多くいるため、英語を使うチャンスも多いかもしれません。物価も他のヨーロッパに比べて安く、日本と同じくらいの感覚とも言われています。費用を抑えて留学したい人におすすめです。

オーストリアやオランダ以外にも英語で勉強できる学校や仕事はあります。ぜひ開拓してみてください。また、ヨーロッパにはたくさんの芸術があります。国と国が陸続きで旅行できるのも、ヨーロッパ留学の魅力の一つです。国内旅行気分で行ける距離なのに、文化や言語が異なるのはとても面白い体験です。

まとめ

いかがでしたか?ヨーロッパでの非英語圏の英語事情について紹介しました。留学先を探している皆さん、ぜひヨーロッパも候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

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