「無駄なことなんて何もないよ!」
「時間を無駄にしないで。」
「無駄な努力だ。」
日常会話で頻繁に使う「無駄」という言葉。英語でどのように表現するか知っていますか?
英語には「無駄」を意味する単語やフレーズが多く存在します。そのため、ニュアンスや文脈によって適切に使い分けることが大切です。
この記事では「無駄」の英語表現を複数紹介します。「無駄」を使った慣用的表現もまとめました。ぜひ毎日の英語学習にお役立てください!
無駄 英語表現
「無駄」を意味する英語はさまざまあります。「なにが無駄なのか」「どう無駄なのか」によって適切な英語を使い分けることがポイントです。
ここでは、以下7つの単語を紹介します。
・waste
・useless
・pointless
・meaningless
・vain
・futilev
・spoil
それぞれ例文とともに解説するので、ニュアンスまでしっかりと捉えながら確認してみてくださいね!
Waste
ゴミを意味する「waste」(ウェイスト)は、「〜を無駄にする」「〜の無駄」と言いたいときに最もよく使われる表現です。
<Wasteの意味>
他動:〔~を〕無駄にする、空費する、浪費する、無駄遣いする、消耗する、すり減らす、(スペースを)無駄に消費する
名:浪費、無駄、消耗
「waste」は、お金や時間、労力、資源などを無駄にすることを意味します。「waste of ~」(~の無駄)もよく使われる表現で、
「waste of time」(時間の無駄)
「waste of money」(お金の無駄)
「waste of energy」(エネルギーの無駄)
「waste of effort」(努力の無駄)
「waste of life」(人生の無駄)
など、さまざまなな単語と組み合わせて活用できます。便利な表現なので、ぜひ覚えてくださいね。
Hey, printing unnecessary documents is a waste of paper.
(ねぇ、必要ない書類の印刷は紙の無駄だよ。)
Leaving the tap running is a waste of water.
(蛇口を流しっぱなしにするのは水の無駄だよ。)
Spending hours on social media is a waste of time.
(SNSに何時間も費やすのは時間の無駄だよ。)
I waste my efforts on tasks that aren't important.
(重要ではない作業をして労力を無駄にした。)
Useless
「useless」(ユースレス)は「(役立たずで)無駄な」「役に立たない」を意味する形容詞です。
「useless」は、何かが本来の目的や役割を果たさないような場面で使われる単語です。例えば、人が役立たずだったり、物が壊れていて使い物にならなかったりするときに活用できます。ただし、強い否定的な意味を持つため、適切な文脈で使用することが重要です。特に、人に対して使う際は十分に注意しましょう。
I feel useless because I can't find a job.
(仕事が見つからなくて自分を役立たず(無駄)に感じるよ。)
This pen is useless. It doesn't write anymore.
(このペンは役立たずだよ。もう書けないよ。)
This old laptop is useless. It crashes all the time.
(この古いノートパソコンは役に立たないよ。いつもクラッシュする。)
Pointless
「pointless」(ポイントゥリス)は、「(意味がなく)無駄な」「無意味な」を意味する形容詞です。「useless」と似ていますが、「意味がない」というニュアンスが強いことがポイントです。
「pointless」は、目的や価値、効果がなく「無意味だ」と思うような状況で使います。強い否定を表す言葉なので、適切な場面で使うように気を付けましょう。
Arguing with her is pointless because she never listens.
(彼女と議論するのは無意味だ。彼女は決して聞かないから。)
Sending an Email to someone who never responds feels pointless.
(決して返事をくれない人にE-mailを送るのは無駄(無意味)だ。)
It's pointless to discuss the matter further if she's already made a decision.
(既に彼女が決心しているなら、その問題についてさらに議論するのは無意味だ。)
Meaningless
「meaningless」(ミーニングレス)は、「(無駄で)むなしい」「無意味な」などを意味する形容詞です。「pointless」の類義語なので、同じような場面で使うことができます。
「meaningless」は、価値や目的がなく、特段、重要な意味を持たないことを表現する際に使われます。例えば、ある人との会話や出来事、行動などが無意味で価値がないと感じた際に使うことができます。ただし、ネガティブな表現なので、使う相手や場面には注意が必要です。
Studying without a clear goal can feel meaningless.
(明確な目標がないまま勉強するのは無意味に感じることがある。)
It's meaningless to worry about things you can't control.
(自分ではどうにもできないことを心配するのは無意味だ。)
Vain
「vain」(ヴェイン)にも、「無駄な」「無意味な」の意味があります。
「vain」は努力や行動が効果を出さず、無駄になるような場面で使います。「in vain」で「無駄に」という意味で使われることが一般的です。
He searched for his wallet in vain.
(彼は財布を探したが無駄だった。)
I waited in vain for his call.
(私は彼の電話を待っていたが無駄だった。)
Futile
「futile」(フュートル)も、「無駄な」「無益な」の意味を持つ形容詞です。
「futile」は、成功する見込みがなく、努力や行動が無駄に思えるような場面で使います。「pointless」や「useless」「vain」などの類義語です。
I realized that my efforts to please everyone were futile.
(私は全員を喜ばせようとする努力が無駄だと気づいた。)
Continuing the project without adequate financial support is futile.
(適切な資金試験なしにプロジェクトを継続することは無駄です。)
Spoil
「甘やかす」を意味する「spoil」にも、「無駄にする」「無駄になる」のようなニュアンスで使うことができます。
「spoil」を活用することで、「何かが台無しになったことによって無駄になる」ことを表現できます。例えば、旅行の計画をしていたのに、雨が降って計画が無駄になるような場面が挙げられます。英語例文は以下を参考にしてください。
The rain spoiled our picnic plans.
(雨でピクニックの計画が台無し(無駄)になった。)
The hot weather spoiled the food.
(暑い天気で食べ物が傷んで(無駄になって)しまった。)
慣用的表現
英語には「無駄」を意味する慣用的表現が多く存在します。下記に代表的なイディオムを一覧でまとめたので、覚えやすいものをいくつかピックアップして実践で使ってみてくださいね。
慣用的表現 |
意味 |
例文 |
To go down the drain |
無駄になる・台無しになる ※直訳すると「下水に流す」 |
All my hard work went down the drain when the exam was canceled. (試験がキャンセルされたとき、私の苦労が全部無駄になった。) |
To go up in smoke |
完全に無駄になる・はかなく消える・失敗する ※直訳すると「煙に上る」 |
My dreams of opening a restaurant went up in smoke when I couldn't secure a loan. (レストランを開くという夢は、融資が受けられなくなって消えてしまいました。) |
To throw good money after bad |
すでに失敗していることに対して更なる資金や労力を無駄に注ぐこと ※直訳すると「お金を悪いことに投げ込む」 |
I realized that fixing the old car would be throwing good money after bad. (古い車を修理するのは無駄だと気づいた。) |
To spin one's wheels |
無駄な努力をすること ※直訳すると「自分の車輪を回す」 |
After hours of discussion, we realized we were just spinning our wheels and getting nowhere. (何時間もの議論の後、私たちは何も進展していないことに気づいた。) |
無駄 英語 まとめ
この記事では、「無駄」と表現したい際に使える英語や慣用表現を多数紹介しました。複数の言い回しを覚えておくことで、英語の表現の幅が広がります。
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットしてくださいね!無料体験レッスンも受付中です。

◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.